1歳の食べムラ、うちの子はこうして克服しました | 原因と対策15選

1歳の食べムラ、うちの子はこうして克服しました | 原因と対策15選

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「昨日まであんなに食べていたのに、今日は全然食べてくれない…」

「せっかく作ったご飯を床に投げられて、もう心が折れそう…」

1歳のお子さんを持つ親御さんなら、一度はこんな経験があるのではないでしょうか。
実は、1歳前後の食べムラは9割以上のお子さんに見られる、ごく自然な成長過程なのです。

この記事では、「どうしてうちの子は食べてくれないの?」という疑問から、実際に試して効果のあった克服法まで、余すことなくお伝えします。
栄養面の心配を和らげる情報や、食事の時間を親子で楽しむためのヒントもたっぷりご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読み終わる頃には、きっと「うちの子も大丈夫」と安心できるはずです。

目次

1歳の食べムラはなぜ起こる?5つの主な原因を理解しよう

食べムラを克服するためには、まず「なぜ食べないのか」を理解することが大切です。
原因がわかれば、対策も見えてきます。

成長に伴う食欲の変化と自我の芽生え

1歳前後は、赤ちゃんから幼児へと大きく成長する転換期です。
0歳の頃と比べると成長スピードが緩やかになるため、体が必要とするエネルギー量も減少します。

また、この時期は「自我の芽生え」が始まる時期でもあります。
「自分で選びたい」「イヤなものはイヤ」という気持ちが出てくるのは、心が健やかに発達している証拠です。

食べムラは、お子さんが「ちゃんと成長している」というサインでもあるのです。

味覚・嗅覚の発達による好みの変化

1歳を過ぎると、味覚や嗅覚がどんどん敏感になっていきます。
昨日まで食べていた野菜を急に嫌がるのは、味や匂いをより繊細に感じ取れるようになったからかもしれません。

特に苦味や酸味は、本能的に「毒かもしれない」と避けようとする反応です。
緑黄色野菜を嫌がるお子さんが多いのは、このためなのです。

遊び食べと集中力の限界

1歳児の集中力は、長くても10〜15分程度と言われています。
食事に飽きてしまい、スプーンを振り回したり、食べ物で遊び始めたりするのは珍しいことではありません。

遊び食べが始まったら、無理に食べさせ続けようとせず、一度食事を切り上げることも選択肢のひとつです。

体調や環境の影響

大人でも、疲れているときや暑いときは食欲が落ちますよね。
1歳のお子さんも同じです。
以下のような状況では、食欲が低下することがあります。

  • 風邪の引き始めや体調不良
  • 歯が生えてくる時期(歯ぐきの違和感)
  • 暑さや寒さによる体調の変化
  • 睡眠不足や疲れ
  • 食事の時間帯が合っていない

間食やミルクの量との関係

意外と見落としがちなのが、間食やミルク・フォローアップミルクの量です。食事の前に水分や間食でお腹がいっぱいになっていると、当然ご飯は食べられません。

食事の2時間前からは間食を控え、水分もほどほどにすることで、食事への意欲が変わってくることがあります。


食べムラ克服に効果的だった15の具体的対策

ここからは、実際に多くの家庭で試されて効果のあった対策をご紹介します。
すべてを一度に試す必要はありません。
お子さんの様子を見ながら、できそうなものから取り入れてみてください。

食事環境を整える工夫(対策1〜5)

■【対策1】テレビやおもちゃを片付ける

食事中にテレビがついていたり、おもちゃが目に入る場所にあったりすると、気が散って食べることに集中できません。
食事の時間だけは、できるだけシンプルな環境を作りましょう。

■【対策2】食事の時間を一定にする

体内時計を整えることで、「この時間はお腹が空く」というリズムができてきます。朝食・昼食・夕食・おやつの時間をできるだけ毎日同じにすることで、自然と食欲が出るようになります。

■【対策3】椅子の高さや姿勢を見直す

足がブラブラしていると、食べることに集中できません。
足置きを使って足がしっかりつく状態にすると、安定して食べられるようになることがあります。

■【対策4】親も一緒に食べる

「食事は楽しいもの」と感じてもらうために、できるだけ家族一緒に食卓を囲みましょう。
ママやパパがおいしそうに食べている姿を見ると、「自分も食べてみようかな」という気持ちが生まれやすくなります。

■【対策5】食事時間は20〜30分で区切る

ダラダラと長時間食事を続けると、食事自体が苦痛になってしまいます。
時間を決めて、食べなくても片付けることで、メリハリが生まれます。

盛り付けや見た目の工夫(対策6〜10)

■【対策6】ワンプレートで少量盛り

お皿にたくさん盛られていると、それだけでお子さんは圧倒されてしまいます。最初は「これだけ?」と思うくらい少量を盛り、おかわりを楽しみにさせる方が効果的です。
「全部食べられた!」という成功体験が自信につながります。

■【対策7】好きな食器やキャラクターを活用

お気に入りのキャラクターが描かれたお皿や、色のきれいな食器を使うと、食事への興味が高まることがあります。
「アンパンマンに会いに行こう」などの声かけも効果的です。

■【対策8】型抜きや飾り付けで楽しく

野菜を星やハートの型で抜いたり、ご飯をかわいい形に成形したりするだけで、食いつきが変わることがあります。
毎回凝った盛り付けをする必要はありませんが、たまに取り入れると新鮮です。

■【対策9】食材は小さく食べやすいサイズに

噛み切れない大きさや硬さだと、お子さんは食べることをあきらめてしまいます。
一口サイズに切る、やわらかく調理するなど、食べやすさを意識しましょう。

■【対策10】手づかみ食べを積極的に

1歳は「自分で食べたい」という欲求が強い時期です。
スティック野菜やおにぎり、パンなど、手づかみで食べられるメニューを用意すると、喜んで食べてくれることがあります。

調理法や味付けの工夫(対策11〜15)

■【対策11】素材の味を活かした薄味で

濃い味付けに慣れてしまうと、素材本来の味を感じにくくなります。
出汁をベースにした薄味で、素材のおいしさを伝えましょう。

■【対策12】苦手な食材は好きな食材と混ぜる

野菜が苦手なお子さんには、好きなメニューに細かく刻んで混ぜ込む方法が有効です。
ハンバーグ、お好み焼き、チャーハン、カレーなどに野菜を混ぜ込むと、気づかずに食べてくれることがあります。

■【対策13】調理法を変えてみる

同じ食材でも、調理法によって全く違う反応が返ってくることがあります。

  • 生で食べない → 煮る、焼く、蒸す
  • 煮物が苦手 → 揚げ物や炒め物に
  • やわらかいものが苦手 → カリカリに焼く

■【対策14】温度に気をつける

熱すぎたり冷たすぎたりすると、食べるのを嫌がることがあります。人肌程度の温度が最も食べやすいと言われています。

■【対策15】一緒に料理を楽しむ

1歳後半になったら、簡単なお手伝いを一緒に楽しんでみましょう。
野菜を洗う、レタスをちぎる、混ぜるなどの作業を通じて、食材への興味が生まれます。
自分が関わった料理は、特別に食べたくなるものです。


これだけは避けたい!食べムラ対応のNG行動

良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になっていることがあります。
以下の行動は、できるだけ避けるようにしましょう。

無理強いと食事の強制

「全部食べなさい」「あと一口だけ」と無理に食べさせようとすると、食事自体が嫌いになってしまう恐れがあります。

食べない日があっても、長い目で見れば必要な栄養は取れています。
一食、一日単位ではなく、一週間単位で栄養バランスを考えれば十分です。

比較やネガティブな声かけ

「○○ちゃんは全部食べてるのに」「どうして食べられないの?」といった声かけは、お子さんの自尊心を傷つけてしまいます。

代わりに、「おいしいね」「上手に食べられたね」と、できたことを認める声かけを心がけましょう。

食べたらご褒美をあげる習慣

「全部食べたらお菓子をあげる」という約束は、一見効果的に見えますが、食事は「ご褒美をもらうために我慢するもの」という誤った認識を植え付けてしまいます。

食事そのものが楽しいものであること、食べることは自分の体のためになることを伝えていきましょう。

スマホやテレビで気をそらしながら食べさせる

動画を見せながら口に運ぶと、確かに食べてくれることがあります。
しかし、この方法では「何を食べているか」を意識せずに飲み込むことになり、食への興味が育ちません。

また、満腹中枢がうまく働かず、食べ過ぎや食べなさすぎの原因になることもあります。


栄養面の心配を解消!1歳児に必要な栄養と食事量の目安

「こんなに食べなくて、栄養は足りているの?」という心配は、多くの親御さんが抱えています。
ここでは、1歳児の栄養について正しい知識をお伝えします。

1日に必要なエネルギーと栄養素

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1〜2歳児の推定エネルギー必要量は以下の通りです。

  • 男の子:約900〜950kcal/日
  • 女の子:約850〜900kcal/日

これを3回の食事と1〜2回の間食で摂取します。
ただし、これはあくまで目安です。
活動量や体格によって個人差があることを覚えておきましょう。

一食あたりの目安量

1歳児の一食あたりの目安量は、大人の約1/3〜1/4程度です。
具体的には以下を参考にしてください。

  • 主食(ご飯):子ども茶碗に軽く1杯(80〜100g)
  • 主菜(肉・魚・卵・豆腐):15〜20g
  • 副菜(野菜):40〜50g

思ったより少なく感じるかもしれません。お子さんの胃は、大人のこぶし大くらいの小さなサイズです。
一度にたくさん食べられないのは当然なのです。

食べムラがあっても成長できる理由

子どもには、必要な栄養を自分で調整する力が備わっています。
ある日たくさん食べたら、次の日は少なくなることがありますが、数日〜1週間単位で見ると、不思議とバランスが取れていることが多いのです。

また、1歳では母乳やミルクからも栄養を摂取している場合があります。
離乳食だけで完璧な栄養を目指す必要はありません。

サプリメントや栄養補助食品は必要?

基本的に、普通の食事ができていればサプリメントは必要ありません。
ただし、以下の場合は小児科医に相談することをおすすめします。

  • 極端な偏食が長期間続いている
  • 体重が増えない、または減っている
  • 元気がない、顔色が悪い
  • 成長曲線から大きく外れている

先輩ママパパの体験談|うちの子はこうして克服しました

同じ悩みを乗り越えた先輩ママパパの体験は、とても心強いものです。
実際の克服エピソードをご紹介します。

野菜嫌いを克服したAさんの場合

1歳3か月の息子は、緑色の野菜を見ただけで口を開けなくなりました。
そこで試したのが、「見えない作戦」です。

ほうれん草は細かく刻んでハンバーグに混ぜ込み、にんじんはすりおろしてホットケーキに入れました。
すると、知らず知らずのうちに野菜を食べるようになったのです。

2歳を過ぎた頃、自然と野菜が見えていても食べられるようになりました。焦らず「食べられた」という成功体験を積み重ねることが大切だと実感しました。

遊び食べがひどかったBさんの場合

1歳半の娘は、食事中にスプーンを投げたり、ご飯を手でつぶしたりする遊び食べがひどく、毎回の食事がストレスでした。

対策として、食事時間を20分と決め、遊び始めたら「ごちそうさま」をするルールにしました。
最初は泣いて抵抗しましたが、1週間ほどで「食事の時間は食べる時間」と理解してくれるようになりました。

また、手づかみで食べられるメニューを増やしたことで、「自分で食べたい」という欲求が満たされ、遊び食べが減りました。

白いものしか食べなかったCさんの場合

1歳4か月の息子は、ご飯・うどん・パン・豆腐など、白い食べ物しか受け付けませんでした。
栄養が心配で小児科を受診したところ、「成長曲線に問題がなければ大丈夫」と言われ、少し気持ちが楽になりました。

そこで、白い食べ物を中心にしつつ、ほんの少しだけ他の色の食材を添えることから始めました。
食べなくても「きれいな色だね」と声をかけるだけ。

すると、2歳近くなって自分から「これなに?」と興味を示すようになり、少しずつ食べられるものが増えていきました。


食べムラ時期を乗り越えるための心構えとセルフケア

お子さんの食べムラに向き合うには、親御さん自身の心の余裕も大切です。
ここでは、この時期を乗り越えるためのマインドセットをお伝えします。

完璧を目指さない|「今日できること」だけでOK

手作りで栄養バランスの整った食事を毎食用意することは、理想ではあっても現実的ではありません。

レトルトのベビーフードを使う日があっても大丈夫。
パンとバナナだけの朝食でも問題ありません。「今日できること」をやれば、それで十分なのです。

一人で抱え込まない|相談先を持っておこう

食べムラの悩みは、一人で抱え込むと辛くなります。
以下のような相談先があることを覚えておきましょう。

  • かかりつけの小児科医
  • 地域の保健センター(保健師さん)
  • 子育て支援センターのスタッフ
  • 同じ月齢の子を持つママ友・パパ友
  • オンラインの育児コミュニティ

誰かに話すだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

「いつか食べるようになる」という見通しを持つ

今は食べムラがひどくても、多くのお子さんは2〜3歳頃から徐々に食べられるものが増えていきます。
5歳、6歳になる頃には、びっくりするほど何でも食べるようになる子も珍しくありません。

食べムラは「一生続くわけではない」ことを忘れないでください。

食事以外の時間を楽しむ

食事の時間がストレスになっているなら、それ以外の時間でたくさんスキンシップを取りましょう。
一緒に遊ぶ、絵本を読む、お散歩に行く。
そうした時間が、親子の絆を深めてくれます。

食べムラの時期は、「食事だけが育児ではない」と割り切ることも大切です。


こんな時は専門家に相談を|受診の目安と相談先

食べムラのほとんどは心配いりませんが、中には専門家の助けが必要なケースもあります。
判断の目安を知っておきましょう。

医療機関を受診すべきサイン

以下のような症状がある場合は、かかりつけの小児科を受診しましょう。

  • 体重が減り続けている、または3か月以上増えていない
  • 成長曲線から大きく外れてきた
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 水分も受け付けない状態が続く
  • 顔色が悪い、貧血の症状がある
  • 発達の遅れが気になる

地域の相談窓口を活用しよう

「病院に行くほどではないけど、誰かに相談したい」という場合は、地域の子育て支援サービスを活用しましょう。

  • 保健センター:保健師さんに無料で相談できます。
    電話相談も可能な自治体が多いです。
  • 子育て支援センター:同じ悩みを持つ親御さんと交流できる場でもあります。
  • 1歳半健診:食事の悩みも相談できる機会です。
    遠慮せず質問しましょう。

専門家に相談するメリット

専門家に相談することで、「うちの子は大丈夫」という安心感を得られることが一番のメリットです。
また、専門的な視点からのアドバイスは、家庭での対応のヒントになります。

「こんなことで相談していいのかな」と遠慮する必要はありません。
お子さんの食事について不安があれば、気軽に相談してください。


まとめ|食べムラは成長の証。
焦らず、楽しく、お子さんのペースで

この記事では、1歳の食べムラについて、原因から具体的な対策、心構えまでお伝えしてきました。
最後に、大切なポイントをおさらいしましょう。

■【食べムラの原因】

  • 成長スピードの変化と自我の芽生え
  • 味覚・嗅覚の発達による好みの変化
  • 集中力の限界と遊び食べ
  • 体調や環境の影響
  • 間食やミルクの量

■【効果的な対策】

  • 食事環境を整える(テレビを消す、時間を決める)
  • 盛り付けを工夫する(少量盛り、手づかみOK)
  • 調理法を変える(苦手な食材は混ぜ込む、形を変える)

■【避けたいNG行動】

  • 無理強いや強制
  • 比較やネガティブな声かけ
  • ご褒美で釣る
  • 動画を見せながらの食事

1歳の食べムラは、9割以上のお子さんが経験する自然な成長過程です。
今は大変でも、必ず食べられるようになる日が来ます。

「今日も頑張ってるね」「おいしいね」と、食卓に笑顔があふれることが何より大切です。
完璧な食事より、楽しい食事を。
お子さんのペースを信じて、この時期を乗り越えていきましょう。

この記事が、食べムラに悩む親御さんの心を少しでも軽くできたら嬉しいです。
一人で抱え込まず、周りの力も借りながら、育児を楽しんでくださいね。

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