待望の赤ちゃんが生まれ、慌ただしくも愛おしい毎日が始まった育休期間。「あっという間に終わってしまった」「もっと○○しておけばよかった」という声は、復帰後の先輩ママパパから本当によく聞かれます。
一方で、「育休中にやっておいたおかげで、復帰後がすごくラクになった!」「赤ちゃんとの時間を思いっきり楽しめた!」というポジティブな声もたくさんあります。その違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、育休中にやるべきこと・やってよかったことを15個厳選して、「赤ちゃんとの暮らし」「自分自身のこと」「お金・手続き」「復帰準備」の4つの視点から紹介します。育休期間を後悔なく過ごすためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんとの時間を満喫する過ごし方
育休中にしかできない最大のことは、赤ちゃんとじっくり向き合う時間を持つことです。
復帰すると日中は保育園に預けることになり、こんなにゆったり一緒に過ごせる期間は想像以上に短いもの。
焦らず、今この瞬間を楽しむことを大切にしましょう。
毎日の成長記録を残す
赤ちゃんの成長スピードは驚くほど速く、昨日できなかったことが今日できるようになっていることも珍しくありません。
写真や動画はもちろん、育児日記やアプリを使って「初めて寝返りした日」「初めて声を出して笑った日」などを記録しておくと、後から見返したときに宝物になります。
おすすめは、毎日同じ時間帯・同じ場所で写真を1枚撮ること。
並べて見ると成長が一目でわかり、家族で見返す楽しみが生まれます。
ベビーマッサージや触れ合い遊び
ベビーマッサージは赤ちゃんとの絆を深めるだけでなく、便秘の改善や寝つきの良さにつながるともいわれています。
自治体の子育て支援センターや児童館で無料の講座が開催されていることも多いので、チェックしてみてください。
月齢に合った触れ合い遊び(いないいないばぁ、手遊び歌など)を一緒に楽しむ時間は、赤ちゃんの発達にもよい刺激になります。
お散歩で「我が家の地図」を広げる
天気のいい日はベビーカーや抱っこ紐でお散歩に出かけましょう。
近所の公園、赤ちゃん連れOKのカフェ、おむつ替えスペースのある施設など、復帰後にも役立つ「子連れお出かけマップ」が自分の中にできあがります。
外の空気を吸うことで親自身のリフレッシュにもなり、赤ちゃんも適度な刺激で生活リズムが整いやすくなります。
先輩ママパパがやってよかったこと5選
実際に育休を経験した先輩ママパパの声の中から、「やってよかった!」と特に満足度の高かったことを5つ紹介します。
①子育て支援センターに通った
「最初は行くのが億劫だったけれど、通い始めたら同じ月齢の子を持つママ友ができて救われた」という声は非常に多いです。
育休中は大人と話す機会が減りがちなので、孤独感の解消と情報交換の場として子育て支援センターは最強の味方です。
②夫婦で育児分担のルールを作った
育休中に「お風呂は誰が入れる」「夜中の授乳・ミルクはどう分担する」などのルールをゆるく決めておくと、復帰後の生活がスムーズになります。
完璧なルールでなくてOK。「困ったらその都度話し合う」という合意があるだけでも、ストレスが大きく減ります。
③赤ちゃん連れの旅行に行った
「復帰したら長期の旅行は難しいから、育休中に家族旅行に行っておいてよかった」という体験談も多く聞かれます。
赤ちゃん歓迎の宿を選べば、周囲を気にせずゆったり過ごせます。
近場の温泉旅行や、実家への帰省を兼ねたプチ旅行でも十分リフレッシュできます。
④離乳食の作り置きを練習した
生後5〜6か月頃から始まる離乳食。
育休中に時間をかけて練習しておくと、復帰後の食事準備がぐんとラクになります。
フリージングのコツや、赤ちゃんが食べやすい食材の切り方などを試行錯誤できるのは、時間に余裕のある育休中ならではです。
⑤自分だけの「ごほうび時間」を作った
赤ちゃんのお昼寝中にコーヒーを飲む、好きなドラマを1話だけ観る、読書をする・・・ほんの30分でも「自分のための時間」を意識的に作ることが、育児のモチベーションを保つ秘訣です。
「頑張りすぎない」ことも立派な育休中のやるべきことです。
育休中にやるべきお金の見直し
赤ちゃんが生まれると、家計の状況は大きく変わります。
育休中の時間を使って、お金まわりの整理をしておくと復帰後に安心です。
※ここで紹介する内容は一般的な情報であり、個別の金融判断については専門家(FP等)への相談をおすすめします。
固定費の見直しで家計をスリム化
スマホの料金プラン、保険の内容、サブスクリプションサービスなど、毎月かかる固定費を見直すだけで年間数万円〜十数万円の節約になることがあります。
育休中は収入が減る家庭も多いため、このタイミングでの見直しは効果的です。
特にスマホの料金プランは、格安プランへの変更だけで月に数千円浮くケースも多いので、夫婦で一緒に確認してみましょう。
育児給付金・手当の確認と申請
育児休業給付金や児童手当など、受け取れるお金はしっかり把握しておきましょう。
自治体によっては独自の子育て支援金や助成制度があることも。
お住まいの市区町村の公式サイトや窓口で、利用できる制度をリストアップしておくと取りこぼしを防げます。
教育資金の計画をざっくり立てる
「まだ0歳なのに教育資金?」と思うかもしれませんが、早く始めるほど選択肢は広がります。
学資保険、つみたてNISAなど、方法はさまざま。
育休中にパートナーと「どのくらいの金額を、どんな方法で準備していくか」をざっくり話し合っておくだけでも、将来への安心感が違います。
復帰後をラクにする準備と手続き
育休の終わりが近づくと、「ちゃんと仕事に戻れるかな」「家事育児と両立できるかな」と不安になる方も多いです。
復帰前にやっておくべき準備を計画的に進めておくことで、その不安は大幅に軽減できます。
保育園の情報収集と見学
保活(保育園探し)は地域によって激戦の場合も。
認可保育園、認可外保育園、小規模保育、家庭的保育(保育ママ)など、選択肢を幅広くリサーチしておきましょう。
見学は育休中にしかゆっくりできない作業です。
実際に足を運ぶと、園の雰囲気や保育士さんの対応がわかり、「ここなら安心して預けられる」という確信が持てます。
複数の園を比較するためにも、早めに動き出すのがポイントです。
時短家事の仕組みづくり
復帰後は時間との戦いになります。
育休中に以下のような「時短の仕組み」を整えておくと、日々の負担がぐっと軽くなります。
- 食洗機・ロボット掃除機・乾燥機付き洗濯機などの時短家電の導入検討
- ネットスーパーやミールキットの利用テスト
- 平日の献立パターン化(月曜は魚、火曜は丼もの、など)
- 家事代行サービスの情報収集
育休中に一度試してみて、自分たちに合うかどうかを確認しておくと、復帰後にスムーズに活用できます。
職場復帰に向けたコミュニケーション
復帰の1〜2か月前には、職場の上司や人事に連絡を取り、復帰後の勤務形態(時短勤務・フレックスなど)について相談しておきましょう。
復帰前に職場の同僚とランチをしたり、業界のニュースをチェックしたりしておくと、復帰初日の緊張感もやわらぎます。
自分磨きとスキルアップのチャンス
育休期間は赤ちゃん中心の生活ですが、スキマ時間を使って自分自身の成長に投資することも可能です。
無理のない範囲で取り組むことが大前提ですが、「育休中にやっておいてよかった」と感じる自分磨きの例を紹介します。
資格取得やオンライン学習
赤ちゃんのお昼寝時間や寝かしつけ後の時間を活用して、資格の勉強やオンライン講座を受ける方が増えています。
FP(ファイナンシャルプランナー)、簿記、TOEIC、Webデザインなど、復帰後のキャリアに役立つスキルを身につけるチャンスです。
1日15分からでもOK。
完璧を目指さず「少しでも前に進んだ自分」を認めてあげましょう。
読書や情報収集で視野を広げる
育児書はもちろん、自己啓発書や小説、仕事に関する本など、ジャンルを問わず読書を楽しむのもおすすめです。
電子書籍やオーディオブックなら、授乳中や抱っこ中でも片手で楽しめます。
育児中は世界が狭くなりがちですが、読書を通じて「自分はママ(パパ)だけじゃない、一人の人間なんだ」と感じられる時間は、心の余裕につながります。
体力づくりとセルフケア
産後の体は想像以上にダメージを受けています。
体調が落ち着いてきたら、ストレッチやヨガ、軽いウォーキングなど無理のない運動を取り入れてみましょう。
YouTube等の無料動画で産後向けのエクササイズがたくさん公開されています。
美容院に行く、ネイルを楽しむ、お気に入りのスキンケアを使うなど、外見を整えることも自己肯定感アップにつながります。
パートナーや家族に赤ちゃんを預けて、定期的にリフレッシュの時間を作りましょう。
育休中に意識したい心の健康
育休中は幸せな時間であると同時に、慣れない育児による疲れや孤独感からメンタルが不安定になることもあります。
心の健康を守ることは、赤ちゃんのためにも自分のためにも最も大切なことです。
「完璧な親」を目指さない
SNSを見ると、素敵な育児をしているように見える人がたくさんいます。
しかし、それは切り取られた一部分にすぎません。
家が散らかっていても、離乳食が手作りでなくても、赤ちゃんが泣き止まなくても、あなたは十分に頑張っています。
「今日も赤ちゃんが元気なら100点」くらいの気持ちで、自分を追い詰めないようにしましょう。
頼れる人・場所を見つけておく
育休中に「困ったときに頼れる先」をリストアップしておくと安心です。
- パートナーや両親、義両親
- ママ友・パパ友
- 地域の子育て支援センター
- ファミリーサポート(自治体の支援制度)
- 産後ケア施設・助産院
- 小児科のかかりつけ医
「一人で全部やらなきゃ」と思わず、周囲に頼ることは弱さではなく賢さです。
つらい時は専門家に相談を
育児中に気分の落ち込みが2週間以上続く、涙が止まらない、赤ちゃんへの気持ちが湧かないなどの症状がある場合は、産後うつの可能性があります。
一人で抱え込まず、かかりつけの産婦人科や地域の保健センターに相談してください。
産後うつは誰にでも起こりうるもので、決して恥ずかしいことではありません。
早期に相談することで、適切なサポートを受けることができます。
育休中のスケジュール管理のコツ
「やるべきことがたくさんあるのに、1日があっという間に終わる・・・」という悩みは育休あるあるです。
赤ちゃん中心の不規則な生活の中でも、ちょっとした工夫で充実度は大きく変わります。
月齢別にやることリストを作る
育休中のタスクを一度にこなす必要はありません。
以下のように月齢に合わせてざっくりスケジュールを立てると、焦らず進められます。
- 生後0〜3か月:体を休める、赤ちゃんとの生活リズムに慣れる、各種手続き
- 生後3〜6か月:お出かけデビュー、子育て支援センター、保活の情報収集開始
- 生後6〜9か月:離乳食開始、保育園見学、家計の見直し
- 生後9〜12か月:復帰準備、時短家事の仕組み化、慣らし保育
あくまで目安なので、赤ちゃんの成長やご家庭の状況に合わせて柔軟に調整してください。
「やらないこと」を決める
やるべきことと同じくらい大切なのが、「やらないこと」を明確にすることです。
毎日完璧な食事を作らなくてもいい、部屋が多少散らかっていても問題ない、すべてのベビーイベントに参加しなくてもいい。
「やらなくても困らないこと」を手放すことで、本当に大切なことに時間とエネルギーを使えるようになります。
パートナーとの情報共有を仕組み化する
育児は情報共有が命です。
共有カレンダーアプリや育児アプリを活用して、予防接種のスケジュール、保育園の申し込み期限、赤ちゃんの体調などをパートナーとリアルタイムで共有できるようにしておきましょう。
「言わなくても察してほしい」はすれ違いの元。
仕組みで解決できることは、仕組みに任せるのが賢い方法です。
育休を最高の期間にするための心構え
最後に、育休を後悔なく過ごすための心構えをお伝えします。
「今」を楽しむことが一番大事
育休中は「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と焦りがちです。
でも、赤ちゃんがこんなに小さい時期は本当に一瞬。
「やるべきこと」に追われるよりも、赤ちゃんとの何気ない日常を味わうことが、振り返ったときに最高の思い出になります。
何もしない日があってもいい。
赤ちゃんと一緒にゴロゴロしただけの日も、立派な育休の1日です。
他の人と比べない
SNSや育児雑誌を見て「あの人はあんなに充実してるのに・・・」と比べてしまうことがあるかもしれません。
でも、育休の過ごし方に正解はありません。
あなたの家庭に合った、あなたらしい育休があるはずです。
復帰後の自分に「お土産」を残す
育休中にやったことは、すべて復帰後の自分への「お土産」になります。
身につけたスキル、整えた家事の仕組み、広がった人間関係、何より赤ちゃんとの深い絆。
どれも復帰後の忙しい日々を支えてくれる財産です。
完璧にやろうとしなくて大丈夫。
一つでも二つでも、「やっておいてよかった」と思えることがあれば、それで十分です。
まとめ
育休中にやるべきこと・やってよかったことを、4つの視点から15個紹介しました。
最後にポイントを振り返りましょう。
- 赤ちゃんとの時間:成長記録、触れ合い遊び、お散歩で今しかない時間を満喫する
- 先輩の体験談:支援センター通い、夫婦の分担、旅行、離乳食準備、自分時間の確保が満足度が高い
- お金の見直し:固定費削減、給付金の確認、教育資金のざっくり計画
- 復帰準備:保活、時短家事の仕組みづくり、職場とのコミュニケーション
- 自分磨き:資格取得、読書、体力づくりで成長を実感
- 心の健康:完璧を目指さず、頼れる先を確保し、つらい時は専門家に相談
- スケジュール管理:月齢別リスト、「やらないこと」の決定、パートナーとの情報共有
育休は、人生の中でもとびきり特別な期間です。
大変なこともたくさんありますが、赤ちゃんの笑顔に癒され、親として成長していく日々はかけがえのないもの。
この記事で紹介したことの中から、「これなら自分にもできそう」と思えたものを一つでも試してみてください。
きっと育休が終わるとき、「やっておいてよかった!」と笑顔で振り返れるはずです。
あなたの育休が、赤ちゃんにとっても、あなた自身にとっても、最高に幸せな時間になりますように。
