新生児微笑とは?天使スマイルの理由と魅力

新生児微笑とは?天使スマイルの理由と魅力
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生まれたばかりの赤ちゃんが、眠っている最中にふっと口角を上げて微笑むあの瞬間・・・思わず「天使みたい」と見入ってしまったママやパパも多いのではないでしょうか。この不思議で愛らしい表情は「新生児微笑(しんせいじびしょう)」と呼ばれ、世界中の親を魅了してきた現象です。

「楽しい夢でも見ているのかな?」「もう私のことがわかってるの?」と微笑ましく感じる一方で、「これは本当に笑顔なの?」「いつまで続くの?」と気になる方もいるはずです。この記事では、新生児微笑の正体や時期、社会的微笑との違い、そして赤ちゃんの笑顔を引き出すコツまで、わかりやすく丁寧に解説していきます。

赤ちゃんの「天使スマイル」の意味を知れば、毎日の育児がもっと愛おしく、もっと楽しい時間に変わるはずです。

目次

新生児微笑とは?天使の微笑みの正体

新生児微笑は、生まれて間もない赤ちゃんに見られる独特の表情で、別名「天使の微笑み」「エンジェルスマイル」「えな笑い」とも呼ばれます。
まずはこの不思議な笑顔の正体を見ていきましょう。

新生児微笑の定義と特徴

新生児微笑とは、主に新生児期にみられる微笑みのような表情であり、外的刺激とは関係なしに口角が横に引き上げられる表情のことを指します。
多くの場合、寝入りばなや寝ている間に、ほんの1〜2秒ほど赤ちゃんが目を閉じたままにっこりすることがあり、これが「天使の微笑」と呼ばれる新生児微笑(生理的微笑)です。

大切なのは、新生児微笑は赤ちゃんが「楽しい」「嬉しい」と感じて笑っているわけではないという点です。「微笑」という名が付いていますが、正確には赤ちゃんが微笑んでいるようにみえる現象で、単に神経の反射として顔の筋肉を動かしている様子が笑顔のように見えるのが新生児微笑です。
他にも自発的微笑や生理的微笑と呼ばれることもあります。

なぜ「天使の微笑み」と呼ばれるのか

その由来は諸説ありますが、無垢な赤ちゃんが眠っている最中に天使のような穏やかな表情で微笑む様子から、ヨーロッパでも「エンジェルスマイル」と呼ばれてきました。
生理的微笑は「エンジェルスマイル」とも呼ばれます。

新生児微笑は生理的なものであるとはいえ、周りの大人を赤ちゃんに惹きつけるパワーがあります。
つまり、赤ちゃんが大人からの愛情とお世話を引き出すための、生まれながらに備わった「魅力」とも考えられているのです。

白いベビーベッドですやすや眠りながら口角を上げて微笑む生後数日の赤ちゃんの柔らかな表情のクローズアップ


新生児微笑が起こる理由とメカニズム

あんなに小さな赤ちゃんが、なぜ笑っているように見えるのでしょうか。
その仕組みについて、現在分かっていることを整理してみましょう。

神経反射としての笑顔

新生児微笑は感情の動きや刺激から起こるのではなく、神経の反射によって現れます。
面白いことや楽しいことがあるから微笑んでいるのではなく、筋肉の生理的な動きが反射的に起こっているとされています。

つまり、モロー反射や吸啜反射と同じように、赤ちゃんが生まれながらに持っている「原始反射」に近い現象だと考えられています。
意識的な感情表現ではなく、未熟な神経系の働きによる自然な動きなのです。

レム睡眠との関係

新生児微笑が見られる多くのタイミングは、赤ちゃんが浅い眠り(レム睡眠)に入っているときです。
脳内メカニズムを調べた研究によれば、REM睡眠を調節する中枢である脳幹の活動によって生じる生理的な反射である可能性が高いという報告があります。

レム睡眠は身体は眠っているのに脳だけは働いている状態なので、この間は口をもぐもぐさせたり、手足がぴくっと動くこともあります。
このような一連の動きとともに、新生児期には微笑が見られることもあると考えられています。

胎児期から見られる微笑

驚くべきことに、新生児微笑は生まれる前の胎児にも見られることがあります。
新生児に見られる生理的微笑は、生まれて数時間のうちから見られ、中には胎児のうち、エコー写真の時点で笑っている姿が見られるケースもあります。

4Dエコーで撮影された胎児がにっこりと微笑む映像は、SNSなどでも話題になることがあります。
これも感情表現ではなく、脳の発達過程で起こる神経反射と考えられていますが、生まれる前から「天使スマイル」の準備ができていると思うと、なんだかロマンチックですね。


新生児微笑はいつからいつまで続くの?

「うちの子はもう笑わなくなった気がする・・・」と寂しく感じることもあるかもしれません。
新生児微笑が見られる期間について解説します。

見られ始める時期

新生児に見られる生理的微笑は、生まれて数時間のうちから見られます。
つまり、産まれたその日から「天使スマイル」を見せてくれる可能性があるのです。
退院前の入院中に、すでに何度も微笑む姿を見たというママ・パパも珍しくありません。

消失する時期の目安

新生児微笑は、生まれた直後から生後1〜2ヶ月ころまで見られることが多いと言われています。
その後、生後2ヶ月頃になると、新生児微笑はほとんど見られなくなります。
生理的な微笑みはなくなりますが、この頃からは抱っこやあやしといった外からの刺激に対して反応する「社会的微笑」が出てくるようになります。

ただし個人差もあり、多くの場合は生後4カ月ごろまでとされていますが、1歳前後のお子さまが寝ている最中に見られることもあるなど、個人差もあるようです。

新生児微笑が見られないこともある

「うちの子はあまり新生児微笑をしない」と感じても、心配する必要はありません。

新生児微笑が起こるかどうかは、赤ちゃんによって個人差があり、生後すぐから生後2ヶ月頃に起こる期間はあくまで目安です。
頻繁に見せる子もいれば、ほんの数回しか見せない子もいます。
回数や頻度は、その後の発達とは関係ありませんので、安心して見守ってあげてください。

自宅のリビングで授乳クッションに包まれた生後1ヶ月の赤ちゃんを優しく見つめる母親の温かい光景


生理的微笑と社会的微笑の違い

赤ちゃんの笑顔は段階的に発達していきます。
新生児微笑(生理的微笑)の次に訪れる「社会的微笑」との違いを知っておきましょう。

社会的微笑とは

社会的微笑とは生後1〜2か月ほどから見られ始める微笑みの表情です。
社会的微笑は人の声や顔を知覚したときのみ見られる反応であり、明らかに特定の刺激に対する反応として観察されます。
そのため、睡眠中の無意識的な生理反応に近い新生児微笑とは大きく異なると言えるでしょう。

つまり、社会的微笑は「あなたの存在に反応して笑っている」初めての笑顔
ママやパパの顔を見て、目を合わせて微笑んでくれるあの瞬間です。
育児の疲れが一気に吹き飛ぶ、感動的な体験ですね。

3段階で進む赤ちゃんの笑顔の発達

赤ちゃんの時に見られる笑顔は、生後間もなくの新生児微笑から始まり、社会的微笑、社会的・選択的微笑の3つの段階を経て発達していきます。

  • 第1段階:新生児微笑(生理的微笑)・・・誕生〜生後1〜2ヶ月。
    反射的な笑顔
  • 第2段階:社会的微笑・・・生後1〜2ヶ月頃〜。
    人の顔や声に反応する笑顔
  • 第3段階:社会的・選択的微笑・・・生後6〜8ヶ月頃〜。
    特定の人(養育者)に対する笑顔

生後3か月ごろまでは誰に対しても微笑みを見せますが、生後8か月頃になると養育者など特定の人物にのみ笑顔を見せるようになります。
これは人物の認識ができていることの表れであり、安心できる人物を見分ける人見知りや愛着関係の始まりであるともとらえることが出来ます。

笑顔は置き換わるのではなく重なっていく

誤解されがちですが、赤ちゃんの微笑は、新生児微笑→外発的微笑→社会的微笑と単純に置き換わっていくものではありません。
新生児微笑が見られることもありますし、外発的微笑と社会的微笑の区別がつかないこともあります。
あとから現れる微笑が発達して、徐々に、最初に見られていた微笑が現れなくなるのです。

社会的微笑が始まっても、しばらくは寝ている時の天使スマイルも楽しめる時期があるということですね。


赤ちゃんの笑顔を引き出すコツ

新生児微笑は反射ですが、その後に出てくる社会的微笑をたくさん引き出すには、日々の関わり方が大切です。
今日からできる具体的な工夫を紹介します。

笑顔を見せて話しかける

いつもニコニコしているお母さんやお父さんの顔を赤ちゃんは真似しようとします。
これはミラーニューロンの発達によるものです。
大切なのは赤ちゃんが笑ったときにお母さんもお父さんも笑顔を返してあげることです。
赤ちゃんは自分の行動に対して反応があるとそれだけでうれしくなり、また笑顔を見せるようになります。

授乳中、おむつ替え中、お風呂タイム・・・どんなときも「目を合わせて、にっこり笑顔で話しかける」を意識してみてください。
最初は反応がなくても、赤ちゃんはちゃんと見ています。

スキンシップでオキシトシンを分泌

スキンシップをするとオキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンは脳内物質のひとつで、不安やストレスなどを抑制する働きがあると言われています。
別名「愛情ホルモン」とも呼ばれ、出産や授乳時に分泌が増加し、その後の母性行動の形成にも重要な役割を果たしているのです。

このオキシトシンは、スキンシップ中、赤ちゃんだけでなく親側にも多く分泌されるので、スキンシップで親子ともども幸せになれます。
抱っこ、ベビーマッサージ、添い寝など、肌と肌が触れ合う時間を意識的につくりましょう。

「いないいないばあ」など視覚遊び

少し月齢が進んだら、「いないいないばあ」は最強の笑顔誘発遊びです。
視覚と聴覚を同時に刺激することで、赤ちゃんの脳に「予想と意外性」の楽しさを伝えます。
最初は反応が薄くても、生後5〜6ヶ月頃には声を上げて笑ってくれるようになります。

規則正しい生活リズム

赤ちゃんがご機嫌でいる時間は、「お腹がいっぱい」「眠くない」「おむつが快適」「室温が適切」の4つが揃ったときです。
睡眠と授乳のリズムを整えてあげることが、結果的に笑顔の時間を増やします。


新生児微笑から見える親子の絆

新生児微笑は単なる反射ですが、実はとても深い意味を持っているとも考えられています。

大人を引き寄せる進化の知恵

新生児微笑は、赤ちゃんが自分一人では生きていけない時期に、周囲の大人から愛情とお世話を引き出すための「生存戦略」とも言われています。
あの愛らしい表情を見ると、思わず抱きしめたくなる・・・その親心を呼び覚ますパワーが、赤ちゃんには備わっているのです。

赤ちゃんの喜んでいる声、笑顔を見たり、赤ちゃんのやわらかい肌に触れたり、赤ちゃんの匂いを嗅いだりすると、お母さんやお父さん側の喜びにもつながり、さらに赤ちゃんへの愛着が深まって、よい親子関係に結びついていきます。

親の笑顔も赤ちゃんを育てる

赤ちゃんの笑顔が親を癒すのと同じように、親の笑顔も赤ちゃんを健やかに育てます。
スキンシップしながらお母さんが怖い顔をしていたり、ネガティブな言葉をかけていたら「気持ちいい」という記憶にはなりません。
赤ちゃんに触れるときはポジティブな表情や声が大事で、それが健康な心の発達につながっていきます。

「自分が笑顔でいることが、最高の育児」と思うと、少し肩の力が抜けますね。

「天使スマイル」を写真に残そう

新生児微笑が見られる期間は、人生でほんの数週間〜数ヶ月だけ。
スマホをすぐ手の届く場所に置いておき、シャッターチャンスを逃さないようにしましょう。
動画もおすすめです。
あとから見返すと、あの頃の小さな体と表情に涙が出るほど愛おしさが込み上げてきます。

木製のベビーベッドで眠る新生児を撮影するためにスマートフォンを構える父親の手元と柔らかい朝の光


赤ちゃんが笑わないと感じたときの考え方

「うちの子、あまり笑わないかも・・・」と心配になることもあるかもしれません。
そんなときの考え方をまとめます。

個人差はとても大きい

新生児にも個性があり、新生児微笑が起こるかどうかは個人差があるため、あまり笑わないからと過度に心配する必要はありません。
表情豊かな赤ちゃんもいれば、クールな表情でじっと観察するのが好きな赤ちゃんもいます。
これはすでに「その子の個性」なのです。

環境を整えて見守る

笑顔が少ないと感じたら、まずは赤ちゃんが安心できる環境を整えてあげましょう。
部屋の明るさ、音、温度、抱っこの頻度、声かけの量・・・できる範囲で見直してみてください。
大切なのは「笑わせよう」と頑張りすぎないこと
親が穏やかな気持ちでいることが、赤ちゃんにとって最高の環境です。

気になるときは専門家に相談を

生後3〜4ヶ月を過ぎても全く笑顔が見られない、目が合わない、抱っこを嫌がるなど気になることが続く場合は、一人で抱え込まず、かかりつけの小児科や乳幼児健診のタイミングで相談してみましょう。

地域の保健センターや子育て支援センターでは、無料で気軽に相談できる窓口が用意されています。「こんなことで相談していいのかな?」と思うことでも、専門家に話を聞いてもらうだけで気持ちが軽くなることがあります。


新生児微笑にまつわるよくある質問

ママ・パパからよく寄せられる質問にお答えします。

新生児微笑のときに声を出すことはある?

新生児微笑は基本的に表情だけの現象で、声を伴うことはほとんどありません。
新生児微笑は生理的微笑とも呼ばれ、赤ちゃんが寝ているときやウトウトしているときに、目を閉じたまま、にっこりと笑うことを指します。
声を出すことはほとんどなく、一瞬だけ表情がゆるむように見えることが特徴です。

声を出して笑うようになるのは、もう少し成長してから。
ある研究によると、「生後8週間以降、微笑時に声を出したり、笑い声を伴うことが増えた」と報告されています。

起きているときの新生児微笑はある?

多くは睡眠中やウトウト時に見られますが、授乳直後の満腹で気持ちよさそうにしているときなど、覚醒時にも見られることがあります。
授乳後、気持ちよく眠っている場合などに起こりやすいことから、心地よさや満足感の表現だろうと考える専門家もいます。

双子や兄弟で違いはある?

もちろん個人差があります。
同じ親から生まれた兄弟でも、新生児微笑の頻度や見られる期間は全く異なることが珍しくありません。
他の子と比較せず、その子だけの「天使スマイル」を楽しむことが大切です。

パパが見られる頻度を増やすには?

新生児微笑は睡眠中に多く見られるため、お昼寝中の赤ちゃんをそっと観察する時間をつくってみましょう。
授乳後の寝かしつけを担当したり、抱っこのまま寝かせる時間を持ったりすると、ふとした瞬間に天使スマイルに出会えるかもしれません。


まとめ|天使の微笑みを楽しもう

新生児微笑は、生まれたばかりの赤ちゃんが見せる神秘的で愛らしい表情です。
神経の反射として起こる現象でありながら、見る人の心を一瞬で溶かしてしまう・・・そんな不思議なパワーを持っています。

大切なポイントをもう一度振り返ってみましょう。

  • 新生児微笑は感情ではなく神経反射による笑顔
  • 生まれて数時間後〜生後1〜2ヶ月頃まで見られる
  • レム睡眠中に出やすく、胎児期から見られることもある
  • その後、生後2ヶ月頃から「社会的微笑」へと発達していく
  • 頻度や有無には個人差が大きく、心配しすぎる必要はない
  • スキンシップや笑顔のやり取りで、その後の笑顔は豊かに育つ

新生児微笑が見られるのは、赤ちゃんの人生のほんの一時期だけ。
この貴重な「天使スマイル」を見逃さず、写真や動画にたっぷり残してください。
そして何より、目の前で微笑む小さな存在を、思いきり愛おしんであげてください。

赤ちゃんの笑顔は、これからもっともっと豊かに、表情ゆたかに育っていきます。
社会的微笑、声を出して笑う日、ママやパパを見つけてニコッと笑う日・・・どの段階の笑顔も、世界でたった一つの宝物です。
日々の育児はときに大変ですが、その先に待っている笑顔のためにも、無理せず、自分自身も笑顔でいられる毎日を過ごしていきましょう。

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