離乳食の納豆はいつから?簡単アレンジ集

離乳食の納豆はいつから?簡単アレンジ集
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ふわりと香る納豆のにおいに、赤ちゃんが鼻をクンクン・・・はじめての納豆体験は、親子にとってちょっとしたイベントですよね。栄養満点で価格も手頃、調理もほとんど不要な納豆は、忙しい毎日の離乳食づくりを支えてくれる強い味方です。

とはいえ、「いつから食べさせていいの?」「加熱は必要?」「ひきわりと粒、どっちを選べばいい?」と、初めての食材には疑問もいっぱい。この記事では、納豆を始めるベストなタイミングから、月齢別の量・形状の目安、アレルギーへの備え、そして混ぜるだけで完成する簡単アレンジレシピまで、必要な情報をぎゅっと一本にまとめました。読み終えるころには、納豆デビューがちょっと楽しみになっているはずです。

目次

納豆デビューは生後7〜8ヶ月頃から

赤ちゃんが納豆を食べられるようになるのは、いわゆる「モグモグ期」と呼ばれる離乳食中期からです。
豆腐などのやわらかいたんぱく質に慣れてきたタイミングで、次のステップとして取り入れていきましょう。

ベビーチェアに座る生後7〜8ヶ月の赤ちゃんが、木のスプーンに乗ったひきわり納豆を見つめている明るいキッチンの様子

離乳食中期がスタートの目安

納豆は、大豆を発酵して作られた食材で、独特のねばりや風味が特徴です。
離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)から、たんぱく質源のひとつとして与えられることができます。
離乳食を始めて1〜2ヶ月が経ち、ペースト状の食材をごっくんと飲み込めるようになっていることが、納豆デビューのサインです。

ポイントは「豆腐に慣れてから」。
同じ大豆を使った食品の豆腐に慣れてから与えるようにしましょう。
豆腐で大豆そのものに反応がないことを確認しておくと、納豆もスムーズに進められます。

初期(生後5〜6ヶ月)には基本与えない

ゴックン期(生後5〜6カ月)はアレルギー予防のため、与えません。
初期の赤ちゃんはまだ消化機能が未熟で、粒のある食材を上手に飲み込むのも難しい時期です。
焦らず、まずはおかゆや野菜のペーストで「食べる練習」を積みましょう。

豆腐に慣れたサインを見極めよう

豆腐を小さじ数杯食べても肌や便に変化がなく、口をモグモグと動かして食べられていれば準備OK。
納豆は初めての食材としてではなく、豆腐の次のステップとして導入するのが安全です。
体調がよく機嫌のよい日を選んで、はじめの一さじをあげてみましょう。


月齢別の量と形状の目安一覧

納豆は時期によって「どれくらい」「どんな形で」あげるかが変わります。
赤ちゃんの噛む力・飲み込む力に合わせて、無理のないステップアップを意識しましょう。

中期・後期・完了期の量の目安

複数の管理栄養士による解説をまとめると、納豆の量の目安は以下のとおりです。
離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)は10〜15gをみじん切り〜粗く刻んで、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)には18g程度をみじん切り〜粗く刻んで、離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)には20g程度を粗く刻んだもの〜半つぶしにして与えます。

時期 月齢の目安 1回の量 形状
中期(モグモグ期) 7〜8ヶ月 10〜15g みじん切り〜粗刻み・加熱推奨
後期(カミカミ期) 9〜11ヶ月 約18g みじん切り〜粗刻み
完了期(パクパク期) 1歳〜1歳6ヶ月 約20g 粗刻み〜そのまま

はじめは小さじ1からスタート

たとえ月齢が達していても、いきなり目安量を与えるのはNG。
初めて与える場合は他の食材と同様に、小さじ1杯からスタートさせます。
その後は様子を見ながら、少しずつ食べる量を増やしていきましょう。

初めての納豆は必ず単体で与え、ほかの新しい食材と同時にデビューさせないでください。
万一アレルギー症状が出たときに、原因の食材を特定しやすくするためです。

粒の大きさ別ステップアップ

納豆は粒の大きさによってデビュー時期が変わります。
小粒納豆が食べられるようになるのは離乳食完了期(1歳〜1歳6ヵ月頃)です。
手づかみ食べが上手になってくる10ヵ月過ぎになると、加熱せずにひきわり納豆が食べられるようになります。
中期〜後期は「ひきわり納豆」、完了期以降に「小粒納豆」と、段階的に切り替えていくのが安心です。


ひきわりと粒納豆の使い分け

スーパーには大粒・小粒・極小粒・ひきわりと、納豆コーナーだけでも種類がたくさん。
赤ちゃんに使うときは、それぞれの特徴を知ったうえで選びましょう。

離乳食には「ひきわり」が便利な理由

ひきわり納豆は、大豆を小さく砕き、皮を取り除いてから発酵させて作ります。
刻まずそのまま離乳食に使えるので、納豆を与えるときにはひきわり納豆を選ぶと手間が省けておすすめです。

さらに大豆の皮を取り除いてから作られているため、皮がついている粒の納豆に比べて消化がよいのも、消化機能が発達途中の赤ちゃんにとって嬉しいポイント。
迷ったらまずは「ひきわり納豆」を選ぶのが正解です。

粉末(フリーズドライ)納豆という選択肢

最近では赤ちゃん向けに、フリーズドライ製法でサラサラの粉末状になった「粉納豆」も市販されています。
フリーズドライなどの製法で、粉末になった粉納豆もあります。
納豆特有のにおいやねばねばが控えめで、お粥などに混ぜて使うことができます。
外出時や旅行先、ねばねばが苦手な赤ちゃんのお試しとして常備しておくと便利です。

粒納豆を使うときの下処理

家にひきわりがないときは、粒納豆でも問題ありません。
一度冷凍してから包丁で刻むと、糸を引きにくくサラサラと刻めます。
ひきわり納豆を包丁で細かくたたいたり、ひきわり納豆より粒の細かいきざみ納豆が便利です。
市販の「きざみ納豆」もうまく活用しましょう。


納豆は加熱が必要?正しい下ごしらえ

「発酵食品だから生で大丈夫?」「でも赤ちゃんには加熱が必要?」と迷いがちなのが下ごしらえ。
実は時期によって考え方が変わります。

茶こしに入れたひきわり納豆に熱湯をかけて湯通ししているシーン、湯気が立ちのぼる清潔な台所

中期は湯通しで粘りを取るのが基本

離乳食中期の間は、食べやすくするために加熱して粘り気をとるのがおすすめです。
加熱の仕方は、ザルや茶こしに納豆を入れ、上から熱湯をかけるだけ。
電子レンジを使いたい場合は、納豆に大さじ1ほどの水を加え、ラップをかけて30秒ほど加熱します。

湯通しすると粘りが落ち、においもマイルドに。
喉に張り付きにくくなって、まだ飲み込みが上手でない中期の赤ちゃんでも食べやすくなります。

後期以降は加熱なしでもOK

離乳食後期以降になると加熱は必須ではないものの、加熱するとやわらかくなるメリットもあります。
赤ちゃんが飲み込みづらそうなら、引き続き加熱してあげると良いでしょう。
後期からは赤ちゃんの様子を見ながら、湯通しを省いてもかまいません。

付属のタレ・からしは使わない

市販の納豆についているタレやからしは、塩分や添加物が多く赤ちゃんには不向きです。
離乳食期間中は使わないようにしましょう。

市販の納豆にはタレが付いていますが、味が濃いので離乳食では使用しないようにしましょう。
味付けが必要なときは、だしや少量のしょうゆで風味づけする程度で十分です。


大豆アレルギーに備えるポイント

納豆の原料である大豆は、アレルギーを起こす可能性のある食品。
心配しすぎる必要はありませんが、正しい知識を持って慎重にスタートしましょう。

大豆は「準ずる20品目」に該当

納豆の原料となる大豆は、アレルギー症状を引き起こす可能性がある「特定原材料に準ずるもの20品目」に含まれます。
初めて与える際は万一に備え、かかりつけの小児科が開いている平日の午前中などを選ぶようにしましょう。

週末・祝日・夕方・夜は避けるのが基本ルール。
万一の備えがあるだけで、ママ・パパの安心感も大きく変わります。

初めての日に観察したい症状

赤ちゃんが大豆アレルギーを持っている場合、口の中のかゆみや違和感、蕁麻疹、下痢などの症状が現れる可能性があります。
口の周りの赤みやじんましん、咳、嘔吐などが見られた場合は、食事を中断してすぐにかかりつけ医に相談しましょう。

気になる症状がなくても、食後2〜3時間は赤ちゃんの様子に目を配るのが安心です。

食物アレルギーが心配なときは医師へ

すでにアトピー性皮膚炎や他の食物アレルギーがある赤ちゃんは、自己判断せず必ず小児科医や専門医に相談してから進めてください。
家族にアレルギー体質の方がいる場合も、開始前に一度かかりつけ医に確認しておくと安心です。


納豆が離乳食におすすめな栄養面の理由

納豆は「赤ちゃんの体づくりに役立つ栄養素」がぎゅっと詰まったスーパーフード。
普段のメニューにプラスするだけで、栄養バランスがぐんとアップします。

たんぱく質・鉄・カルシウムが豊富

大豆・大豆製品は、植物性の良質なたんぱく質を含む食材です。
そのうえ、納豆は発酵によって栄養価が高くなています。
さらに発酵食品は、腸内の善玉菌を優勢にすることにより腸内環境をよくする効果が期待できます。
また9ヶ月以降に不足しがちな鉄やカルシウムも豊富です。

母乳やミルクからの鉄が減ってくる生後9ヶ月以降は、特に鉄補給が大事な時期。
納豆は手軽に鉄をプラスできる優秀食材として、積極的に取り入れたい一品です。

消化しやすく調理が簡単

大豆そのものは消化が悪く、離乳食中期には使いにくい食材ですが、納豆は細かく刻むだけで使うことができます。
下ゆでや裏ごしの手間がほぼゼロで、忙しい朝でもすぐに一品プラスできるのが大きな魅力です。

腸内環境にうれしい発酵パワー

納豆菌は熱や酸に強く、生きたまま腸まで届きやすいと言われています。
離乳食開始後は便秘になりやすい赤ちゃんも多いですが、納豆の食物繊維と納豆菌のダブル効果でお通じの調子を整えるサポートが期待できます。


混ぜるだけ!月齢別簡単アレンジレシピ

納豆のいちばんの魅力は「混ぜるだけで一品完成」する手軽さ。
ここからは、月齢別に親子で楽しめるアレンジを紹介します。
どれも特別な調味料は不要で、ストック食材で作れるものばかりです。

木製の小さなボウルに盛られた納豆かぼちゃがゆと、にこにこ笑う赤ちゃんを抱っこするお母さんの温かいシーン

中期(7〜8ヶ月):納豆かぼちゃがゆ

材料:7倍がゆ大さじ2/湯通ししたひきわり納豆小さじ2/茹でてつぶしたかぼちゃ小さじ2

作り方:すべてを器でよく混ぜ合わせるだけ。
かぼちゃの甘みが納豆の風味をマイルドにしてくれて、納豆デビューにぴったりのメニューです。
柔らかく茹でたカボチャやサツマイモなどの甘い野菜と混ぜてあげると食べやすくなります。

後期(9〜11ヶ月):納豆としらすのとろとろうどん

材料:やわらかく茹でて刻んだうどん40g/ひきわり納豆大さじ1/湯通ししたしらす小さじ1/だし汁大さじ2

作り方:温めただし汁にすべてを入れて混ぜるだけ。
納豆のとろみで麺がするんと食べやすくなります。
手づかみが盛んな時期なら、麺を短めに切ってあげると自分で食べる楽しさも味わえます。

完了期(1歳〜):納豆チーズおやき

材料:軟飯80g/ひきわり納豆大さじ1/ベビーチーズ1/2個(細かく切る)/青のり少々

作り方:全てを混ぜて小判型にまとめ、薄く油をひいたフライパンで両面を焼くだけ。
手づかみしやすく、冷凍ストックも可能。
朝ごはんやおやつ、お弁当にも大活躍する万能おやきです。

困ったときのちょい足し食材

納豆はクセが強い分、ちょい足し食材で印象が大きく変わります。
おすすめの組み合わせは次のとおりです。

  • 甘み系:かぼちゃ、さつまいも、にんじん、コーン
  • とろみ系:オクラ、めかぶ、大根おろし、すりおろし長芋(加熱)
  • 香り系:青のり、かつおぶし、すりごま、ベビーチーズ
  • 主食系:軟飯、うどん、食パン、おやき

苦手な赤ちゃんに食べてもらうコツ

「初めての納豆、口に入れた瞬間に大泣き・・・」というエピソードはあるある。
でも諦めるのはまだ早い!ちょっとした工夫で食べられるようになる子はとても多いんです。

においを抑える3ステップ

①納豆をザルに入れ、お湯で湯通しする ②一度冷凍する ③他の食材と混ぜるの3ステップを試してみてください。
湯通しと冷凍を組み合わせると、においも粘りもかなり落ち着きます。

また、納豆の匂いは、湯通しして洗うことでやわらげることができます。
煮ると匂いが強くなるので、サッと湯通しするのがポイントです。「長く煮込めばOK」と思いがちですが、納豆は加熱しすぎると逆に香りが強くなるので注意しましょう。

粘りが苦手な子への工夫

粘りが口に張り付くのを嫌がる子には、卵焼きやおやきに混ぜ込むのがおすすめ。
おすすめは、玉子焼きやチャーハン。
味の相性もバツグンですが、納豆の粒が卵でコーティングされて、匂いを軽くすることができるんです。
納豆の存在感を程よく隠してくれるので、初挑戦から1回目で食べられなかった子に再チャレンジする際にぴったりです。

無理せず、間隔をあけて再挑戦

納豆は独特の臭いと食感があるので、赤ちゃんによっては苦手な子もいます。
無理に食べさせようとせず、ゆっくりと様子を見ながら与えてください。
1週間〜1ヶ月ほど間を空けて再チャレンジすると、ある日突然パクパク食べる、なんてこともよくあります。
焦らずに長い目で見守ってあげましょう。


冷凍保存と時短ストック術

納豆は冷凍保存が可能な食材。
1パックは赤ちゃん1食には多すぎるので、上手にストックして使い切りましょう。

パックごと?小分け?冷凍のコツ

納豆は凍らせると糸を引きにくくなり、刻みやすくなります。
冷凍したものを赤ちゃんに与える際は、電子レンジで全体がしっかりと温まるまで加熱しましょう。

もっと手軽にしたいなら、1食分(10〜20g)ずつラップに包んでフリーザーバッグへ。
1食分ずつラップに包んで冷凍保存することもできます。
凍ったままのほうが糸がひきにくいので、きざみやすくて便利です。

解凍のときに気を付けたいこと

冷凍した納豆を使うときは、必ず電子レンジで中心までしっかり加熱しましょう。
室温での自然解凍は雑菌が増えやすく避けたいところ。
解凍後は当日中に食べ切るのが鉄則です。

保存期間の目安

冷凍保存した納豆は、家庭の冷凍庫(-18度以下)で2週間〜1ヶ月程度を目安に使い切るのがおすすめ。
長く保存すると風味が落ち、霜がつきやすくなります。
冷凍した日付をラベルに書いておくと、使い忘れを防げます。


よくある質問Q&A

最後に、納豆の離乳食について寄せられることの多い質問をまとめました。

Q. ひきわり納豆ならいつから加熱なしでOK?

A. 手づかみ食べが上手になってくる10ヵ月過ぎになると、加熱せずにひきわり納豆が食べられるようになります。
ただし、赤ちゃんの様子に合わせて、飲み込みづらそうな場合は湯通しを続けてあげましょう。

Q. 納豆は毎日食べさせても大丈夫?

A. 量の目安を守れば毎日でも問題ありません。
ただし納豆菌や食物維には腸の善玉菌のエサとなって腸内環境を整えてくれる役割があるものの、食べ過ぎによって納豆菌が腸内の常在菌を上回ると、かえって便秘になる子もいるようです。
豆腐や白身魚など、他のたんぱく質食材ともローテーションさせて、バランスよく取り入れましょう。

Q. 小粒納豆をそのまま食べられるのはいつ?

A. 小粒納豆が食べられるようになるのは離乳食完了期(1歳〜1歳6ヵ月頃)です。
それまでは粒納豆を使う場合でも、刻んだりつぶしたりして喉に詰まらないように工夫しましょう。

Q. 大人と取り分けて食べさせてもいい?

A. 完了期以降は取り分けもしやすくなりますが、大人用のタレやしょうゆ、ねぎなどの薬味は加える前に赤ちゃん分を取り分けてください。
味付け前の納豆だけを別皿に分けてから、大人は自分の好みで仕上げると安心です。


まとめ:納豆で楽しいごはん時間を

納豆は、生後7〜8ヶ月頃から取り入れられて、たんぱく質・鉄・カルシウム・食物繊維がバランスよく摂れる優秀食材です。
ひきわり納豆を選び、最初は湯通しして小さじ1から
このルールを覚えておけば、難しいことはほとんどありません。

においや粘りで苦戦する日があっても、それは赤ちゃんが「自分の好み」を見つけている大切なプロセス。
混ぜる食材を変えたり、おやきにしてみたり、ちょっとした工夫を積み重ねていけば、いつの間にか「納豆大好きっ子」に育っているかもしれません。

毎日のごはん作りはとっても大変。
でも、納豆みたいに「混ぜるだけで完成」する味方がいてくれると、ぐっと肩の力が抜けますよね。
今日紹介したレシピや保存テクを取り入れながら、親子のごはん時間がもっと楽しく、もっと笑顔になりますように。
赤ちゃんのペースを大切に、焦らずゆっくり納豆ライフを楽しんでいきましょう。

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