子連れ図書館デビュー | 赤ちゃんと楽しむコツ

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「赤ちゃんと図書館に行ってみたいけれど、泣いたら迷惑かな・・・」「そもそも0歳でも入れるの?」そんな不安から、図書館デビューをためらっているパパママは多いのではないでしょうか。実は今、全国の図書館は赤ちゃん連れを大歓迎する場所へと大きく変わっています。泣いても気兼ねしなくていい時間帯があったり、おむつ替えや授乳のスペースが整っていたり、赤ちゃん向けの絵本やイベントが充実していたり。

この記事では、はじめての子連れ図書館を心から楽しむための準備・マナー・楽しみ方のコツを、最新の図書館サービスの情報を交えながら丁寧にご紹介します。読み終わるころには、きっと「明日さっそく行ってみよう!」とワクワクしているはずです。

図書館の児童書コーナーで赤ちゃんを抱っこしながら絵本を選ぶ笑顔の母親、明るく柔らかい雰囲気

目次

0歳から図書館に行っていい理由

「まだ字も読めない赤ちゃんを図書館に連れて行くなんて早すぎる」と思っていませんか。
けれども、図書館は生まれたばかりの赤ちゃんから歓迎してくれる場所です。
むしろ早い時期からふれあうことで、本や言葉との豊かな出会いが生まれます。

赤ちゃんと絵本の出会いには意味がある

赤ちゃんにとって絵本は「読むもの」ではなく、パパママの声やぬくもりと一緒に味わう「体験」です。
抱っこされながら絵本のページをめくってもらう心地よさは、親子の絆を深める大切なひととき。
図書館はその出会いをくれる身近な場所なのです。

利用カードは0歳から作れる

図書館の利用カードは、赤ちゃんでも作ることができます。
たとえば中野区立図書館では、図書館の利用カードは0歳の赤ちゃんから作ることができ、区内全館で使えるようになっています。
生まれたわが子の名前で作るカードは、記念にもなる嬉しいアイテムです。

外出デビューにちょうどいい場所

図書館は静かで空調が整い、天候に左右されずに過ごせるため、赤ちゃんの外出デビューにぴったりです。
授乳室やおむつ替えスペースがある館も多く、ベビーカーでの来館も歓迎されています。
長時間でなくても、まずは「図書館の空気に慣れる」つもりで気軽に足を運んでみましょう。


泣いても安心「赤ちゃんタイム」とは

子連れ図書館で最初に知っておきたいのが、各地で広がっている「赤ちゃんタイム(あかちゃんタイム)」という取り組みです。
これは、小さな子ども連れでも気兼ねなく図書館を使えるように設けられた特別な時間帯のことです。

赤ちゃんが泣いても気にしなくていい時間

赤ちゃんタイムは、まさに子連れの味方。
神栖市立図書館の中央図書館では「赤ちゃんタイム」の時間があり、赤ちゃんが泣いたり、幼児がおしゃべりしていても気にする必要はありません。「泣いたらどうしよう」という一番の心配ごとを、図書館側が取り除いてくれているのです。

図書館の赤ちゃんタイムで床に座り、複数の親子が一緒に絵本やわらべうたを楽しむ和やかな様子

ボランティアのサポートがある館も

赤ちゃんタイムには、本選びをそっと手伝ってくれるサポートがある図書館もあります。
お母さんやお父さんなど保護者が本を探して選んでいる間、ボランティアの方が利用者に付き添ってサポートしてくれる図書館もあります。
ただしこれは1か所で子どもを預かる「託児」ではないため、保護者が必ずお子さんと一緒に過ごす必要があります。

実施日時は事前に確認を

赤ちゃんタイムを実施しているかどうか、また曜日や時間帯は図書館によってさまざまです。
多くの図書館が公式サイトのイベントカレンダーで案内しているので、おでかけ前にチェックしておくと安心です。
お住まいの市区町村名と「赤ちゃんタイム」で検索すると、お近くの実施館が見つかりやすいですよ。


図書館で絵本がもらえるブックスタート

子連れ図書館を語るうえで欠かせないのが「ブックスタート」です。
これは、赤ちゃんとパパママに絵本をプレゼントしてくれる、うれしい自治体の取り組みです。

ブックスタートってどんな活動?

ブックスタートは1992年にイギリスのバーミンガム市で始まった活動で、絵本コンサルタントだったウェンディ・クーリングさんの発案によって、すべての赤ちゃんに絵本を読んでもらう幸せなひとときを届けたいという思いから生まれました。
日本では、赤ちゃんとその保護者に読みきかせの「体験」とともに「絵本」をプレゼントする自治体の子育て支援事業として広がっています。

全国の多くの自治体で実施されている

ブックスタートは今や全国規模の取り組みです。
絵本の配付のみを行う自治体も含めると、全国1,525自治体で「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」が実施されています。
実施の機会や対象月齢は自治体によって異なり、乳幼児健康診査のほか、乳児全戸訪問や育児教室、図書館を会場とする場合もあります。
お住まいの自治体がどんな方法で実施しているか、ぜひ確認してみてください。

もらえる絵本の中身は自治体ごとに違う

受け取れる絵本やパックの内容は地域によってさまざまです。
たとえば中野区立図書館では、区内在住の0歳の赤ちゃんを対象に、絵本2冊と布製バッグ、アドバイスブックレットをセットにした「ブックスタート・パック」を無料で配布しており、絵本は候補の中から選べるようになっています。
受け取りには期限がある場合が多いので注意してください。
中野区では対象の0歳児が1歳になる誕生日の前日まで受け取りが可能です。
里帰り出産などで期限内に受け取れない場合は、早めに最寄りの図書館に相談しましょう。


赤ちゃんと楽しむおはなし会

図書館の楽しみのひとつが、定期的に開かれる「おはなし会」です。
読み聞かせやわらべうたを通して、赤ちゃんと一緒に言葉と音のリズムを楽しめます。

年齢に合わせて分かれている

多くの図書館では、月齢・年齢に合わせておはなし会を分けています。
世田谷区立図書館では毎週おはなし会を開催し、赤ちゃん・乳幼児向け(0、1、2歳)、幼児~小学生低学年向け、小学生向けなど、対象を分けて行っています。
赤ちゃん向けの回なら、まわりも同じくらいの月齢の子ばかりなので、初めてでも安心して参加できます。

おはなし会で図書館員が大型絵本を読み聞かせし、赤ちゃんを膝に乗せた保護者たちが見入っている温かい場面

わらべうたや手遊びが中心

赤ちゃん向けのおはなし会は、絵本の読み聞かせだけでなく、体を使った遊びが中心です。
杉並区立図書館では、あかちゃんと保護者を対象に、一緒に「わらべうた」や「手遊び」をしながら楽しむおはなし会を行っています。
歌やふれあい遊びは、赤ちゃんがじっとしていられなくても大丈夫。
むしろ体を動かしながら参加できるのが魅力です。

定員や整理券をチェック

人気のおはなし会は定員制のことがあります。
たとえば、ある図書館の赤ちゃんおはなし会では、0・1・2歳児とその保護者を対象に、定員を設けて開催前に整理券を配るスタイルをとっています。
事前申し込みが必要な回もあるため、参加したいときは開催日時と参加方法を必ず確認しておきましょう。


子連れ図書館の持ち物リスト

準備が整っていると、図書館での時間にぐっと余裕が生まれます。
ここでは、赤ちゃんとのおでかけに持っていきたいものをまとめました。

赤ちゃんのお世話グッズ

基本のお世話グッズは外せません。
おむつやおしりふき、替えの衣類、ミルクや授乳ケープ、ガーゼなどをコンパクトにまとめておきましょう。
図書館に授乳室やおむつ替えスペースがあるかは事前に確認しておくと安心です。
多くの図書館がおむつ替え用のベビーシートなどを設置して受け入れ体制を整えており、専用スペースがない場合でも職員に申し出れば場所を用意してもらえることがあります。

あると便利なアイテム

静かな館内で重宝するのが、音の出ない布絵本やお気に入りのおもちゃ、こぼれにくい水分補給グッズです。
ぐずったときにサッと出せると、心の余裕が違います。
利用カードを新しく作る予定なら本人確認や住所確認ができるものを忘れずに持参しましょう。

持ち物は最小限が正解

あれもこれもと詰め込むと、抱っこやベビーカー操作の負担になります。
「お世話グッズ+ぐずり対策ひとつ」くらいに絞るのが、身軽に動くコツです。
借りた本を持ち帰るためのエコバッグを1枚入れておくと便利ですよ。


知っておきたい図書館マナー

赤ちゃん連れが歓迎される時代とはいえ、みんなが気持ちよく使える場所であるための心がけは大切です。
とはいえ、難しく考える必要はありません。
基本を押さえれば十分です。

赤ちゃんタイムや子どもエリアを活用

泣き声が心配なときは、赤ちゃんタイムや児童書コーナーを上手に使いましょう。
声が外にもれにくいよう工夫された子ども向けエリアを設けている図書館もあります。
石川県立図書館のこどもエリアは内部の音が外部にもれにくくなっており、お子さまが声を出して遊んでも大丈夫なつくりになっています。
こうしたスペースなら、のびのび過ごせます。

飲食・走り回りには配慮を

本を扱う場所なので、飲食できる場所は限られています。
決められたスペース以外での飲食は控えましょう。
また、大きな声を出したり走りまわったりして他の利用者の迷惑になる行為や危険な行為をしないよう、子どもに声かけする配慮も大切です。
本は赤ちゃんがなめたり破いたりしやすいので、館内の本の扱いには特に気をつけましょう。

無理せず切り上げる勇気も大切

赤ちゃんの機嫌は変わりやすいもの。
ぐずりが止まらないときは、無理せずいったん館外に出て気分を変えたり、その日は短時間で切り上げたりして大丈夫です。
「完璧に過ごそう」と気負わないことが、長く通い続けるいちばんのコツです。


月齢別おすすめ絵本の選び方

「どんな絵本を選べばいいの?」という疑問は、子連れ図書館でよくある悩みです。
月齢に合わせたポイントを知っておくと、選ぶのがぐっと楽しくなります。

0歳:色とリズムを楽しむ絵本

ねんね期の赤ちゃんには、はっきりした色合いや、繰り返しの言葉でリズムを楽しめる絵本がおすすめです。
まだ内容を理解できなくても、パパママの声の抑揚やページをめくる音そのものが赤ちゃんへの心地よい刺激になります。
短い時間でも、ひざに乗せて一緒にながめるだけで十分です。

1〜2歳:身近なものが出てくる絵本

言葉が増えてくる時期には、食べ物や動物、乗り物など、生活の中で出会う身近なものが登場する絵本が喜ばれます。「ワンワンだね」「ブーブーいた!」と指さししながら会話できると、絵本の時間がぐんと豊かになります。
同じ本を何度も「読んで」とせがまれるのも、この時期ならではの愛おしい姿です。

選び方に迷ったら司書さんに相談

絵本選びに迷ったら、ためらわず図書館員に相談しましょう。
図書館によっては、赤ちゃん向けのおすすめ絵本をまとめたブックリストを用意しています。
さらに、図書館員おすすめの赤ちゃん向け絵本を5冊セットにして貸し出すサービスを行っている図書館もあります。
プロが選んだ絵本に出会えるのは、図書館ならではの大きな魅力です。


図書館をもっと楽しむ活用術

最後に、子連れ図書館をもっと身近で楽しい場所にするためのアイデアをご紹介します。
図書館は「本を借りる場所」以上の役割を持っています。

パパママ向けの育児本も借りられる

図書館には、赤ちゃんの絵本だけでなく、子育て中のパパママを応援する本もたくさんあります。
食事やしつけなどの日常的な悩みから、ワークライフバランスまで、子育てに役立つ本を集めたコーナーを設けている図書館もあります。
育児に行き詰まったとき、本がそっと背中を押してくれることもあります。

子育て相談ができる場としても

図書館は、地域の子育て支援とつながる場でもあります。
たとえば神栖市立図書館では、赤ちゃんタイムの時間中に市の子育てコンシェルジュへ育児相談ができる日を設けています。
本を借りるついでに、ちょっとした悩みを相談できるのは心強いですね。

同じ月齢の親子とつながれる

赤ちゃんタイムやおはなし会には、同じくらいの月齢の子を育てる親子が集まります。
孤独になりがちな育児の時期に、ゆるやかなつながりが生まれる場所として、図書館はとても貴重な存在です。
ブックスタートも、子育てを応援する地域の人と親子をつなぐ「子育て支援」の役割を持っています。
気負わず通ううちに、顔なじみができることもありますよ。


まとめ:気軽に図書館デビューしよう

赤ちゃんとの図書館デビューは、決して特別なことではありません。
今の図書館には、泣いても気兼ねしなくていい赤ちゃんタイム、絵本をプレゼントしてくれるブックスタート、わらべうたを楽しむおはなし会など、子連れを温かく迎えてくれる仕組みがたくさんあります。
おむつ替えスペースや授乳室、ベビーカートを備えた館も増え、環境はどんどん整っています。

最初から完璧を目指す必要はありません。
利用カードを作りに行くだけ、絵本を1冊ながめるだけでも、立派な図書館デビューです。
大切なのは、パパママと赤ちゃんが一緒に過ごす楽しい時間そのもの
お住まいの図書館の赤ちゃん向けサービスやイベント情報を調べて、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
きっと、親子の新しいお気に入りの場所になるはずです。

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