0〜3歳ベランダ遊び | 安全な水遊び&アイデア集

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「外は暑すぎてお出かけがつらい」「公園まで行く元気がない」「雨の日や猛暑日に子どもの体力が有り余っている」・・・そんな日に大活躍するのが、おうちのベランダ遊びです。わざわざ遠くまで出かけなくても、ベランダというコンパクトな空間で、赤ちゃんから3歳ごろのお子さんはたっぷり楽しむことができます。

この記事では、0〜3歳のお子さんと一緒に楽しめるベランダ遊びのアイデアを年齢別にたっぷり紹介します。あわせて、小さな子どもにとって絶対に欠かせない安全対策も、公的機関の最新情報をもとにわかりやすくまとめました。準備が簡単で気軽に取り入れられるものばかりなので、ぜひ親子の夏のおうち時間に役立ててください。

マンションのベランダで小さなビニールプールに座り、笑顔で水遊びを楽しむ1歳ほどの赤ちゃんと見守る母親

ベランダ遊びが0〜3歳におすすめな理由

そもそも、なぜベランダ遊びが小さな子どもの育児にこれほど向いているのでしょうか。
ここでは親目線・子ども目線の両方から、ベランダ遊びのうれしいメリットを整理します。

お出かけ準備なしで気分転換できる

赤ちゃん連れのお出かけは、着替えや水分、おむつなど荷物の準備だけでひと苦労。
その点ベランダ遊びなら、思い立ったらすぐに始められます。
「公園は暑くて無理」というときでも、サンダルを履いてサッと外気に触れられるのが大きな魅力です。
家のすぐ外なので、飲み物やタオルもすぐ取りに行けて安心です。

少ない水・少ないスペースで楽しめる

ビニールプールを広げる場所がなくても、バケツやたらい一つあれば立派な遊び場になります。
バケツやタッパーやボウルでも、少しでも水が溜められれば、あとは自宅にあるものでも楽しく水遊びができます。
大きなプールに水をためる手間がいらないので、後片付けもラクで、ワンオペ育児の日にもぴったりです。

五感を育てる豊かな体験になる

水の冷たさ、氷のひんやり感、絵の具の色の変化など、ベランダ遊びは子どもの感覚をたくさん刺激します。
乳幼児期の感覚を使った遊びは、心と体の発達にとって大切な経験です。
水遊びを通じて「濡れる」「流れる」「冷たい」など新しい言葉に触れることもでき、言語の育ちにもつながります。


遊びの前に知っておきたい転落事故の注意

楽しいベランダ遊びですが、その前に必ず押さえておきたいのが転落事故への備えです。
ここは育児で最も命に関わる部分なので、最初にしっかり確認しておきましょう。

事故は「ベランダで遊んでいるとき」に多い

公的機関の調査でも、ベランダからの転落は遊びの最中に多く起こることがわかっています。
子どもは外から聞こえる電車や車の音、家族や友達の声、犬の鳴き声などに反応し、音のするほうを見ようとしてベランダから身を乗り出して転落することがあります。
そのため、ベランダではこどもだけで遊ばせないようにすることが基本です。

年齢別の傾向も明らかになっており、子どもの中でも3〜4歳の転落事故が最も多く、2階からの転落でも入院が必要な中等症と診断されている事例が多いことがわかっています。「うちはまだ赤ちゃんだから大丈夫」と油断せず、歩き始める前から環境を整えておくことが大切です。

ベランダの手すり付近に置かれたエアコン室外機と、足場になる物を片付けて安全を確認する保護者の手元

足場になる物を置かない

転落を防ぐうえで最も重要なのが、手すり付近に踏み台になる物を置かないことです。
エアコンの室外機、踏み台、プランター、使わなくなったおもちゃ、ダンボールなどがあると、子どもが足を掛けて手すりによじ登るリスクがあります。
特に室外機は要注意で、消費者庁では、ベランダのエアコン室外機を手すりから60cm以上離して設置することが推奨されており、距離が足りない場合は室外機に登れないように措置を講じることがすすめられています。

水遊び用に出したバケツや踏み台も、遊びが終わったら必ず片付けてください。
出しっぱなしの道具が足場になり、思わぬ事故につながることがあります。

窓や網戸には補助錠を付ける

子どもが一人で勝手にベランダへ出てしまわないよう、窓や網戸の対策も欠かせません。
窓や網戸には子どもの手の届かない位置に補助錠を付け、特に網戸は小さな子どもの力でも簡単に開くので施錠を徹底しましょう。
網戸は寄りかかると外れる危険もあるため、1歳程度の子どもの体重でも、もたれかかると網戸が外れてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。

こうした対策については、消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故」でチェックリストや動画も公開されています。
遊びを始める前に一度目を通しておくと安心です。


0〜1歳の赤ちゃん向けベランダ遊び

まだおすわりやつかまり立ちの段階の赤ちゃんも、大人がしっかり支えながらであればベランダ遊びを楽しめます。
この時期は「思いきり遊ぶ」より「ちょっとした刺激を味わう」ことが目的です。

ベビーバスでちゃぷちゃぷ水遊び

赤ちゃんの水遊びはベビーバスや洗面器で十分です。
専門家によると、1日1回15分程度を目安に、ベビーバスなら水量は10cm程度を目安にし、この時期は大人が支えながら遊ぶのがよいとされています。
いきなりおなかに水をかけるとびっくりしてしまうので、脚や腕から少しずつ慣らしてあげると安心です。

深さ数センチの水でも赤ちゃんはおぼれる危険があります。
水遊び中は絶対に目を離さないでください。

洗面器一杯程度の少量の水でも、小さい子どもは場合によって溺れる危険があることが知られています。

カップやガーゼで感覚あそび

高価なおもちゃは必要ありません。
プリンカップやゼリーカップ、卵が入っていた入れ物など、なんでも遊び道具になるので、とりあえず出しておくと自由な発想で遊んでくれます。
ガーゼタオルを水面にふわっと置いて空気を含ませ、沈めるとぶくぶく泡が出る遊びも、赤ちゃんが夢中になりやすい定番です。

レジャーシートでおすわりタイム

水遊びをしないときでも、ベランダに出るだけで気分転換になります。
レジャーシートを敷けば、ベランダでも安心しておすわり遊びが楽しめます。
外の風や光を感じながら、いつものおもちゃで遊ぶだけでも赤ちゃんには新鮮な体験です。
ただし濡れたシートは滑りやすいので、滑り止めマットを併用すると転倒予防になります。


1〜2歳向けのワクワク水遊びアイデア

自分で水をすくったり運んだりできるようになる1〜2歳。
手先を使う遊びがぐんと増え、夢中になって遊んでくれる時期です。

ベランダで色とりどりの氷やおもちゃが入ったたらいに手を伸ばし、ひんやりした感触に驚く2歳くらいの子ども

氷を使ったひんやり遊び

暑い日に特におすすめなのが氷遊びです。
バケツや大きめのタッパーに氷を入れて感覚遊びをするとひんやり気持ちよく、製氷機やシリコンケースで色々な形に凍らせた氷が溶けていく様子を見るのもおすすめです。
さらに工夫を加えるなら、ビニール製の指人形やゴム人形を中に入れて凍らせ、水中で溶かしながら取り出す遊びもできます。

氷遊びならそれほど水を使わずに涼しく遊べるのもうれしいポイントです。
お気に入りのおもちゃを大きな氷の中に閉じ込めておき、「どうやって助けようか?」と声をかけると、子どもは手で溶かしたり水をかけたりと夢中で実験を始めます。

すくって楽しい金魚すくいごっこ

水に浮くおもちゃと網、ミニバケツを用意すれば、おうちで金魚すくい気分が味わえます。
お風呂遊びとはひと味違い、外でしゃがんですくう動作は体の使い方の練習にもなります。
ただしスーパーボールや小さな小物は誤飲や跳ねる危険があるため、低年齢の子のベランダ遊びには向きません。
年齢に合わせておもちゃを選びましょう。

色水・絵の具でカラフル実験

部屋では汚れが気になる絵の具遊びも、ベランダなら気軽に挑戦できます。
水に絵の具をちょっと垂らすとマーブル状になる水を楽しめたり、ちょっとした色水遊びができたりと、遊びの幅が広がります。
ペットボトルに作った色水を並べればジュース屋さんごっこにも発展します。
家にある容器を活用すれば、遊び終わったらそのまま捨てられて後片付けもラクです。


2〜3歳向けのごっこ遊び&体を動かす遊び

言葉が増え、想像力が豊かになる2〜3歳。
水遊びだけでなく、ごっこ遊びやイベントを取り入れると、ベランダがもっと特別な場所になります。

ベランダでお祭りごっこ

ビニールプールを出して、ヨーヨー釣りやボールすくいを並べれば、おうちが小さな縁日に早変わり。
法被を羽織ったり、少し暗くなった夕方に行ったりすると気分が盛り上がり、子どもも大喜びします。
夏祭りに連れて行くのが大変な小さな子でも、おうちのベランダなら無理なくお祭り気分を味わえます。

キャンプごっこ・ピクニックごっこ

ベランダにテントを広げるだけで、いつもと違う特別な空間が生まれます。
いつものお昼をベランダで食べたり、椅子を出してリラックスタイムを過ごしたりと、同じ行動でもベランダにいるだけで気分転換になります。
レジャーシートを敷いておにぎりを食べる「おうちピクニック」も、子どもにとっては忘れられない思い出になります。

スポンジ遊び・水でお絵かき

水と体を使いたい時期にぴったりなのがスポンジ遊びです。
ボール型のスポンジや洗車用の大きなスポンジを用意し、水を含ませたり握って絞ったりすると感覚遊びが楽しめます。
水を含ませたスポンジや刷毛で、ベランダの床にお絵描きすると子どもは喜んでくれます。
乾くと消えるので、何度でも繰り返し楽しめるのも魅力です。


ベランダ水遊びの暑さ・近所トラブル対策

夏のベランダは想像以上に高温になります。
安全に楽しむために、熱中症対策とご近所への配慮も忘れないようにしましょう。

熱中症と日焼けを防ぐ工夫

遊びに夢中な子どもは、体の不調を自分から訴えにくいものです。
特に子どもは遊びに夢中になっていると喉が渇いても訴えないことがあるため、日焼け止めを塗る、シェードをつける、帽子をかぶらせる、こまめに水分補給をさせるなどの対策が必要です。

気温の管理もとても大切です。
気温35度以上のときは熱中症予防のため屋外での水遊びは避け、直射日光が当たらないスペースが理想です。
気温が低すぎても体が冷えるため、目安は28度以上で、なるべく午前中に行いましょう。
コンクリートの床は高温になりやすく、やけどの危険があります。
水をまいて温度を下げると安心ですが、その場合は滑りやすくなるので転倒に十分注意してください。

日よけは固定方法に注意

タープやサンシェードで日陰を作ると、ぐっと快適に遊べます。
実際に、水を入れるタイプのウエイトで固定し、上部をベランダの手すりにロープで留めることで、外壁や窓サッシを傷つけずに日よけを設置している例もあります。
日よけが風で飛ばされると階下や通行人に危険が及ぶため、しっかり固定することが何より重要です。

水漏れ・騒音などご近所への配慮

集合住宅では、階下や隣家への配慮が欠かせません。
マンションなどの集合住宅に住んでいる人はあらかじめ規約を確認しておき、子どもが小さいうちは騒音や汚水が思わぬトラブルにつながりやすいため、近所トラブルが生まれにくいよう対策をしておきましょう。
レジャーシートやブルーシートを敷いておくと、下階への水垂れ防止やベランダの汚れ防止にも役立ちます。


少ない準備で楽しむためのおすすめグッズ

ベランダ遊びは特別な道具がなくても始められますが、いくつかアイテムをそろえておくと、より快適に長く遊べます。

100均・プチプラで揃う水遊びグッズ

水遊びの道具は、高価なものをそろえる必要はありません。
魚釣りのおもちゃは100円ショップでも手に入りますし、ミニプールも100円ショップなどで売られている500〜1000円くらいのもので十分楽しめます。
家庭にある廃材も大活躍します。
プリンやゼリー、食品のプラスチックトレー、マヨネーズやケチャップの空き容器、牛乳パックやペットボトルなどは、子どもの水遊びにぴったりのアイテムです。

少量の水で遊べるウォーターテーブル

「プールに水をためるのが大変」という家庭には、ウォーターテーブルが人気です。
ベランダに水道がなく水を運ぶのが大変な場合でも、ウォーターテーブルなら少ない水で遊べて助かるという声があります。
立ったまま遊べるので、おすわりが安定した子から長く活躍してくれるアイテムです。

床を快適にするマット・ウッドパネル

ベランダの床は固く、夏は熱くなりがちです。
ベランダの床は固いので、何も敷いていない場合は床面がふわふわしているプールを選ぶと、お尻も足の裏も痛くならずおすすめです。
ウッドパネルや人工芝を敷くと、裸足でも安心して歩け、子どもの気分も上がってベランダ遊びがぐっと楽しくなります。


まとめ|安全第一でベランダ遊びを楽しもう

ベランダ遊びは、お出かけの準備なしで気軽に始められ、少ない水とスペースで子どもの五感をたっぷり育ててくれる、忙しい育児の強い味方です。
0〜1歳はベビーバスでのちゃぷちゃぷ遊び、1〜2歳は氷遊びや色水遊び、2〜3歳はお祭りごっこやキャンプごっこなど、年齢に合わせて遊び方を変えることで、お子さんの「楽しい!」をぐんと広げられます。

そして何より大切なのが安全対策です。
手すり付近に足場を置かない、窓や網戸に補助錠を付ける、そして遊びの最中は決して子どもから目を離さない この3つを徹底することが、楽しいベランダ遊びの大前提です。
熱中症や日焼け、ご近所への配慮も忘れずに、無理のない範囲で取り入れてみてください。

特別なものをそろえなくても、家にあるカップや空き容器、100円ショップのグッズで子どもは目を輝かせて遊んでくれます。
安全をしっかり整えたうえで、ぜひこの夏、親子でベランダから笑顔いっぱいの思い出を作ってくださいね。

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