2歳児のお弁当 | 詰めやすく喜ばれる定番おかず

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はじめてのお弁当作りに「何を入れたらいいの?」「ちゃんと食べてくれるかな?」と不安を感じていませんか。2歳ごろになると食べられる食材がぐっと増える一方で、好き嫌いやイヤイヤ期も重なり、メニュー選びに頭を悩ませる時期でもあります。でも大丈夫。ちょっとしたコツさえ押さえれば、お弁当作りはぐんとラクになり、何より子どもが「ぜんぶ食べられた!」と笑顔になる瞬間が増えていきます。

この記事では、2歳児にぴったりの量や詰め方の基本から、忙しい朝でもパッと作れる定番おかず、そして小さな子どもの命を守るために絶対に欠かせない安全対策まで、一つの記事で丸ごとお伝えします。読み終えるころには、きっとお弁当作りが少し楽しみになっているはずです。

カラフルな一口おにぎりとブロッコリーが詰められた幼児用の小さなお弁当箱を、笑顔で見つめる2歳くらいの子ども

2歳児のお弁当作り基本のキ

まずは2歳という時期の特徴を知ることから始めましょう。
この年齢ならではのポイントを押さえておくと、無理のないお弁当作りができます。

量は「少なめ」からスタート

2歳の子どもは、大人が思っている以上に一度に食べられる量が少ないものです。
最初は「ちょっと足りないかな?」と感じるくらいの量がちょうどいいと考えましょう。
2歳児のお弁当箱の容量としては280ml程度の小さなものが適しており、食材も詰め込み過ぎないことが大切です。

大切なのは「全部食べられた」という達成感です。
まずはお弁当を残さず食べられたという達成感を得られるよう、お弁当の量は少なめにするのがおすすめで、小さなお弁当箱で毎回しっかり食べ切れるようになったら、おかずの量を少しずつ増やしたり、お弁当箱をワンサイズ大きなものに変更したりするとよいでしょう。

栄養バランスの黄金比は「3:1:2」

栄養面で迷ったときは、お弁当箱のスペース配分を意識するだけで簡単にバランスが整います。
バランスのよい食事は主食・主菜・副菜の3点をそろえることが基本で、お弁当箱のスペースで考えると主食:主菜:副菜=3:1:2の配分にするのが理想的です。

具体的には、お弁当箱の半分はおにぎりやサンドイッチ、残りのスペースの3分の1は肉や卵料理、3分の2は野菜を詰めるイメージを持っておくと、簡単に栄養バランスが整います。
難しく考えず、この比率を頭の片隅に置いておくだけで十分です。


食べやすさを左右する詰め方のコツ

2歳児にとってお弁当は、自分で食べる練習の場でもあります。
「自分の力で食べやすいかどうか」を最優先に考えることが、完食への近道です。

すべて「一口サイズ」が鉄則

2歳の子どもは一人で食べるのに精一杯です。
フォークやスプーンの扱いもまだ発展途上なので、おかずはすべて口に入れやすい大きさにしておきましょう。
ご飯はこぼれにくいよう小さなおにぎりにし、おかずも一口大にカット。
串やピックに刺すと、つまんで食べやすくなります。

専門家も、食べ慣れた・大好きな物を・食べやすくして・少なめに詰めることが大切で、ご飯はこぼれないように小さくまとめておにぎりやのり巻きなどにし、おかずもひとくちサイズにすることをすすめています。

まな板の上で、ミニトマトを4等分に切り分けている大人の手元のクローズアップ

すき間なく詰めて型崩れ防止

持ち運ぶ間に中身が片寄ってぐちゃぐちゃになると、子どもの食欲も削がれてしまいます。
お弁当箱にご飯やおかずを詰めるときは、すき間なくキッチリ詰めると、持ち運んでも中身が動かず、食べるときもきれいです。

おにぎりを並べるときにもコツがあります。
三角おにぎりは真ん中に互い違いに並べるとぴったり収まり、おかずは両サイドの空いたスペースにメインのおかずや大きめの副菜を詰め、すき間にはオムレツやブロッコリー、ミニトマトといった彩りおかずを詰めると見栄えよく仕上がります。

彩りで食欲を引き出す

気分のムラが激しい2歳児には、見た目の楽しさが大きな味方になります。
2歳の子どもは気分のムラが激しいため、ときにはお弁当をまったく食べてくれないこともあり、そんなときは見た目を工夫してみましょう。
子どもの好きなキャラクターや動物のモチーフをおかずに取り入れたり、野菜を型抜きしたりするだけでも、食べる意欲を引き出すことにつながります。
赤・黄・緑の3色を意識して詰めるだけで、ぐっと美味しそうに見えますよ。


命を守る!窒息事故を防ぐ食材の切り方

お弁当作りで何よりも優先すべきは「安全」です。
楽しいはずのお弁当が、思わぬ事故につながらないよう、ここはしっかり押さえておきましょう。

丸くてツルッとした食材は要注意

日本小児科学会は、食品による窒息を防ぐための注意喚起を行っています。
窒息の食品側の要因として、表面がつるっとしているか、粘着性、固さ、噛み切りにくさ、大きさ、形状があり、危険な食品の例として、あめ、ブドウ、プチトマト、さくらんぼ、ピーナッツ、球形の個装チーズ、うずらの卵、こんにゃく、ソーセージ、白玉団子などが挙げられています。

ミニトマトやぶどうは丸ごと入れず、必ずカットしてからお弁当に詰めましょう。
これらの食材は表面が滑らかなために口のなかに保持できず、ふとしたときに飲み込んでしまって喉につまる危険があります。

「1/4カット」を必ず守る

では、どのくらいの大きさに切ればいいのでしょうか。
答えは「4等分」です。
日本小児科学会は具体的な目安を示しています。
乳幼児(特に4歳以下)にブドウやミニトマトなどを食べさせる時は、あらかじめ1/4にカットして与えるよう呼びかけています。

管理栄養士の解説でも、日本小児科学会によると、5歳未満では避けるか、食べさせるときには1/4以下の大きさに切って与えるよう注意を呼びかけており、喉につまらせやすい食品としてマシュマロ、ゼリー、団子、りんご、ぶどう、ミニトマト、パン、豆類などが挙げられています。
横半分ではなく縦十字に切ることで、つるんと滑り込むのを防げます。

木製のテーブルに置かれた、おにぎり・卵焼き・カットされた野菜が彩りよく並ぶ完成したお弁当の俯瞰写真

ソーセージや団子も油断は禁物

実は、お弁当の定番であるソーセージも要注意食材です。
ソーセージは輪切りではなく、縦半分や細かく刻んで詰めると安全性が高まります。
輪切りにすると気管とほぼ同じ円形になり、詰まりやすくなるためです。

また食べさせ方も大切です。
あおむけに寝た状態や、歩きながら、遊びながら食品を食べさせないこと、食事中に乳幼児がびっくりするようなことをしないこと、年長の子どもが乳幼児に危険な食品を与えないよう注意することが重要です。
お弁当を食べるときは必ず座って、大人が見守る環境を整えましょう。


忙しい朝に役立つ定番おかず

安全対策を押さえたら、いよいよ実践です。
2歳児が喜ぶ、作りやすい定番おかずを主食・主菜・副菜に分けてご紹介します。

主食は「具沢山おにぎり」が万能

主食の王道はやはりおにぎり。
ただ握るだけでなく、具を混ぜ込むことで栄養も手軽にアップできます。
あるママの工夫が参考になります。
試行錯誤した結果、一番楽なのがおにぎりを具沢山にして野菜を混ぜることで、離乳食用の冷凍野菜やひじきのドライパックを混ぜるだけ、梅肉ペーストを使うなど、チンして混ぜるだけの手軽さが忙しい朝に重宝します。

ふりかけを変えるだけでも彩り豊かになります。
一口量のご飯をラップにくるんで丸め、玉子のふりかけ・ゆかり・鮭のふりかけなどをそれぞれ周りに付けて海苔を巻けば、カラフルな一口おにぎりが完成します。
子どもが自分でつまみやすい大きさにするのがポイントです。

主菜は冷凍ストックが救世主

タンパク質源となる主菜は、まとめて作って冷凍しておくのが賢いやり方です。
週末におかずを作り置きして冷凍保存しておけば朝は詰めるだけで、肉団子やハンバーグなどは冷凍しても美味しくいただけます。

おすすめは、ふんわり柔らかい鶏ミンチの肉団子、子どもが大好きな卵焼き、はんぺんを使ったチーズ焼きなど。
柔らかくて噛み切りやすいものを選ぶと、2歳児でもスムーズに食べられます。
揚げ物よりも、レンジや焼きで作れるおかずのほうが朝の負担も軽くなります。

副菜は緑黄色野菜で彩りを

副菜には、ゆでて冷ますだけのブロッコリー、型抜きしたにんじんのグラッセ、ほうれん草を混ぜた卵料理などがおすすめです。
緑黄色野菜を一品加えるだけで、栄養面も彩りも一気に整います。
苦手な野菜は細かく刻んでおにぎりや卵焼きに混ぜ込むと、気づかないうちに食べてくれることも多いですよ。


食中毒を防ぐ衛生管理の徹底

特に気温と湿度が上がる時期は、食中毒対策が欠かせません。
お弁当は作ってから食べるまで時間が空くため、普段の料理以上の注意が必要です。

基本は「つけない・増やさない・やっつける」

農林水産省も注意を呼びかけています。
お弁当は調理してから食べるまでに時間があるため特別な注意が必要で、お弁当箱の手入れから、ごはんやおかずの盛りつけ、保存に至るまで正しい方法を身につけて食中毒を予防することが大切です。

まず菌を「つけない」ことが第一歩です。
手や指には食中毒菌の1つである黄色ブドウ球菌がついているため、お弁当作りの前は必ず手を洗い、手や指に傷がある場合は黄色ブドウ球菌が付着しやすいため調理用の手袋などで手を覆うのがおすすめです。

お弁当箱は隅々まで洗い、完全に乾かしてから使いましょう。
細菌は水分が多いところで増殖するため、調理器具は洗剤できれいに洗って乾燥させたものを使い、お弁当箱は十分に乾かしてから詰めるのがポイントです。

冷ましてから詰める・汁気はしっかり切る

菌を「増やさない」工夫も重要です。
料理したての熱いままお弁当に詰めると雑菌が繁殖しかねないため、必ず冷ましてから詰めることが大切です。
温かいまま蓋を閉めると、内部に水蒸気がこもって菌の温床になってしまいます。

水分も大敵です。
おかずの汁気が残ったままお弁当に詰めると食材が傷む原因になるため、炒め時にはよく水分を飛ばしたり、クッキングペーパーなどで汁気をふきとったりしてから詰めましょう。

保冷剤と抗菌シートを上手に活用

持ち運び時の温度管理には保冷剤が頼りになります。
保冷剤は横や下ではなく、傷みやすい食材の上にあたるようにするとよく、冷気は空気より重く上から下へ流れる性質があるため食材に冷気があたりやすくなります。

抗菌シートも便利なアイテムです。
抗菌シートはごはんやおかずの上にのせるだけで食中毒対策になり、8時間ほど持つものが多いですが、万能ではないため、しっかりと対策をとった上でのお守りの感覚で使用しましょう。
万が一に備え、お弁当の味やにおいがおかしかったら、食べるのはやめることも大切です。


イヤイヤ期を乗り越える工夫

2歳といえばイヤイヤ期の真っ只中。
せっかく作ったお弁当を食べてくれないと、親としては悲しくなりますよね。
でも、ちょっとした視点の転換で乗り越えられます。

「好きなもの」を中心に詰める

無理に苦手な食材を詰め込むより、まずは食べる喜びを育てることが大切です。
2歳の子どもはイヤイヤ期の真っ最中で気分のムラも出やすいものですが、好きなおかずが入っていれば喜んでお弁当を食べてくれるため、好きなおかずを入れることも大切なポイントです。

専門家も同じ考えです。「お弁当は楽しい」という印象を持つように、できるだけ好きなものを詰めて全部食べられるようにし、全部食べられたという達成感が子どもを成長させると考えられています。
最初は慣れない食材や嫌いなものは入れないようにして、箸のほかにスプーンも添えるとよいでしょう。

見た目の「楽しさ」をプラス

食材を型抜きしたり、ピックを刺したり、海苔で顔を作ったり。
「見て楽しい」お弁当は、子どもの食べたい気持ちを引き出す最強のスパイスです。
完璧なキャラ弁を目指す必要はありません。
星型に抜いたにんじんを一つ入れるだけでも、子どもは大喜びしてくれます。

そして何より、頑張りすぎないこと。
お弁当作りは毎日のことだからこそ、冷凍ストックや市販品も上手に取り入れて、ママ・パパ自身が笑顔でいられることが一番です。
子どもは、作ってくれた人の愛情をちゃんと感じ取っていますよ。


まとめ|安全で楽しいお弁当を

2歳児のお弁当作りで大切なポイントを振り返りましょう。
量は少なめからスタートして「完食の達成感」を育てること、すべて一口サイズにして自分で食べやすくすること、そして主食:主菜:副菜=3:1:2のバランスを意識することが基本です。

何よりも忘れてはならないのが安全対策です。
ミニトマトやぶどうは必ず4等分にカットし、ソーセージは輪切りを避けること。
そして手洗い・しっかり冷ます・汁気を切るといった衛生管理を徹底することで、安心して持たせられるお弁当になります。

お弁当作りは、最初は戸惑うことばかりかもしれません。
でも、子どもが空っぽのお弁当箱を「ぜんぶ食べたよ!」と見せてくれる瞬間は、何ものにも代えがたい喜びです。
今日ご紹介したコツを少しずつ取り入れながら、ぜひ親子で楽しいお弁当時間を育んでいってくださいね。
あなたとお子さんのお弁当作りが、笑顔あふれる時間になりますように。

※食材の進め方やアレルギーについて不安がある場合は、かかりつけの小児科医や管理栄養士に相談することをおすすめします。
また、お子さんの発達には個人差があるため、様子を見ながら無理なく進めてください。

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