2歳児クレヨンの選び方 | 安全なお絵かき道具ガイド

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「そろそろクレヨンデビューさせたいけれど、何を基準に選べばいいの?」「口に入れてしまわないか心配・・・」。2歳前後になると、なぐり描きに興味を持ち始めるお子さんが増え、お絵かき道具選びに悩む親御さんも多いのではないでしょうか。せっかく買うなら、安全で長く使えて、お子さんの「描きたい!」という気持ちをしっかり育ててあげられるものを選びたいですよね。この記事では、2歳児のクレヨン選びで押さえておきたいポイントを、安全基準の知識から具体的な選び方、ペンとの使い分けまで、育児の実感がわく形で丁寧に解説していきます。

2歳児にクレヨンが向いている理由

お絵かき道具にはクレヨン、色鉛筆、水性ペンなどさまざまな種類がありますが、2歳児の最初の一本にはクレヨンが最もおすすめです。
その理由を発達の側面から見ていきましょう。

なぐり描き期がはじまる2歳の発達

2歳前後の子どもの絵は「なぐり描き期」と呼ばれる段階に入ります。
この時期の特徴について、保育の専門家はこの時期のお絵描きは手や指の運動を楽しむようです。
線や点など自由な形が現れ、子どもの感覚の発達や興味を示す貴重な活動ですと説明しています。
つまり、上手に絵を描くことよりも、手を動かす感覚そのものを楽しんでいる段階なのです。
実際に2歳児の発達を見ても、クレヨンでぐるぐる描くなど、手先を使った表現も活発ですという特徴があり、この時期の遊びとしてクレヨンは非常に相性が良いといえます。

クレヨンが手先の発達を後押しする

クレヨンは手のひら全体でしっかり握って動かせるため、まだ指先の力加減が未熟な2歳児でも扱いやすい画材です。
力を入れなくても発色するため、思い通りに線が引けたという達成感を得やすく、これが「もっと描きたい」という意欲につながります。
この成功体験の積み重ねが、後の鉛筆や箸の持ち方にもつながる手指の巧緻性の土台になっていきます。

リビングの床に敷いたシートの上で、クレヨンを握りしめて元気に落書きをする2歳児の後ろ姿


クレヨン選びで失敗しない5つの基準

実際に売り場やネットショップを見ると、種類が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは2歳児のクレヨン選びで必ずチェックしたい5つの基準を紹介します。

太さと持ちやすさをチェック

2歳児はまだ指先で細かく力をコントロールするのが苦手なため、手のひら全体で握れる太めの軸のクレヨンが向いています。
卵型やスティック型など、握力の弱い子どもでも自然に持てる形状のものを選ぶと、無理なく描き始められます。

折れにくさと耐久性

力加減がまだ未熟な2歳児は、思いのほか強い力でクレヨンを握りしめてしまうことがあります。
芯が柔らかすぎるとすぐに折れてしまい、そのたびに親がフォローする手間が増えてしまいます。
丈夫で折れにくい設計かどうかは、購入前に必ず確認しておきたいポイントです。

色数と発色のバランス

最初の一本は10色前後のベーシックなセットで十分です。
色数が多すぎるとかえって管理が大変になり、なくしたり混ざったりする原因にもなります。
まずは基本色をしっかり楽しめるセットからスタートし、興味が広がってきたら色数を増やすという流れがおすすめです。

汚れの落ちやすさ

2歳児のお絵かきは、紙からはみ出して手や壁、床、服にまで色がついてしまうのが日常茶飯事です。
水拭きで簡単に落とせるタイプを選んでおくと、後片付けのストレスがぐっと減ります。
洗濯表示や素材に「水で落とせる」と明記されているか事前に確認しましょう。


安全マークで見る安心の目印

お子さんが口に入れてしまう可能性を考えると、安全性を示すマークの意味を知っておくことは非常に重要です。

STマークの意味と検査内容

おもちゃ売り場でよく見かける「STマーク」ですが、その意味を正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。
政府広報によると、STマークは、Safety Toy(安全な玩具)を表し、一般社団法人日本玩具協会の玩具安全基準(ST基準)に合格したおもちゃに表示することができるマークです。
この制度は玩具業界による自主規制として、昭和46年(1971年)から始まりましたという長い歴史を持つ、信頼度の高い基準です。
さらに消費者庁は、対象年齢が低い玩具は、その部品が喉に詰まらない大きさである、部品が外れにくい、尖った部分がない等、より安全性に配慮した設計をするようにされていますと説明しており、対象年齢の表示も購入時の重要な判断材料になります。

APマークとの違い

クレヨンや絵の具など画材特有の安全基準として「APマーク」が使われることもあります。
これは主に画材の毒性テストに合格した製品に表示されるもので、万が一なめてしまっても害のない成分でできていることの証明となります。
実際の商品説明でも口に入れても害のない成分でできており、その印であるAPマークを取得しているので安心して使わせることが出来ますと紹介されているように、STマークとあわせてAPマークの有無も確認しておくと、より安心してお子さんに使わせることができます。

クレヨンのパッケージに印刷されたSTマークとAPマークを指差して確認する母親の手元


クレヨンとペンの違いと使い分け方

「クレヨンとペン、結局どっちを買えばいいの?」と悩む方も多いはずです。
それぞれの特性を理解して、成長に合わせて使い分けていきましょう。

クレヨンが向いている場面

クレヨンは手のひら全体で握って力任せに動かしても発色するため、握力や力加減が未熟な2歳児のなぐり描き期にぴったりの道具です。
一方で水性ペンや色鉛筆は、指先で軽い力をコントロールする必要があるため、この時期の子どもにはやや扱いづらい傾向があります。

水性ペンやクレパスへの移行時期

保育の現場でも、道具選びは発達段階に応じて変えていくことが推奨されています。
実際に2歳頃までは力を入れずにかくことができるクレヨンを準備して、3歳以上は水性ペンや色えんぴつなどを取り入れるとよさそうですという指針が示されており、2歳のうちはクレヨン中心、3歳を目安に他の画材へ移行するのが自然な流れといえます。
もちろん個人差があるので、指先の使い方が上手になってきたと感じたら、クレヨンと並行して太めの水性ペンを試してみるのもよいでしょう。


年齢・発達別おすすめの選び方

同じ2歳でも、月齢によって手先の発達には差があります。
ここでは時期別の選び方の目安を紹介します。

1歳〜2歳前半向けアイテム

まだ握る力が弱く、何でも口に運んでしまう時期です。
卵型で握りやすく倒れても転がりにくい形状のクレヨンや、みつろうや米ぬかなど自然素材を使ったクレヨンが安心です。
素材について調べると、何でも口に入れてしまう赤ちゃんには、口に入れても安全な素材で作られたクレヨンを選ぶのがベストとされ、代表的なのは、ミツバチの巣の材料であるミツロウを使ったクレヨンで、古くからお菓子やリップクリームにも使われるほど安全な素材ですと紹介されています。
また野菜やお米を原料に使ったクレヨンも人気で、野菜の粉末やお米のぬかに食品用の着色料を加えているものもあり、万が一舐めてしまっても体に害がなく安心ですという特徴もあり、こうした自然素材系のクレヨンは初めての一本として特に人気が高いカテゴリーです。

2歳後半〜3歳向けアイテム

手先が器用になり、ある程度狙った場所に線を引けるようになってくる時期には、六角軸で折れにくいタイプや水で落とせるタイプがおすすめです。
塗り絵遊びを楽しみ始める子には、柔らかく発色の良いクレヨンが向いています。
実際に紹介されている商品でもやわらかくて折れにくく書き心地がよいので、力加減が難しい2歳の子供にとって書きやすいクレヨンですという評価があり、濃くて鮮やかな発色のものを選ぶと塗り絵の達成感もより高まります。

テーブルに広げたカラフルなクレヨンで塗り絵を楽しむ2歳くらいの女の子と見守る父親


誤飲・誤食を防ぐための注意点

どれだけ安全性の高いクレヨンを選んでも、小さな部品や短くなったクレヨンの誤飲リスクはゼロにはなりません。
日頃からの注意も忘れずに行いましょう。

家庭でできる誤飲防止策

政府広報オンラインでも、赤ちゃんやこどもは大人が思いもよらない物を口に入れてしまいます。
注意が必要な物や、もしもの場合の対処法を確認しておきましょうと注意喚起がされています。
使い終わったら手の届かない場所に片付ける、短くなったクレヨンはこまめに処分する、遊んでいる間はできるだけ目を離さないといった基本的な習慣が、誤飲事故を防ぐ一番の対策になります。

もし口に入れてしまったら

万が一クレヨンを口に入れてしまった場合は、慌てずにお子さんの様子を確認することが大切です。
呼吸が苦しそう、顔色が悪い、ぐったりしているなどの症状が見られる場合はすぐに医療機関を受診してください。
心配な場合は、地域の中毒110番や小児救急電話相談(#8000)に相談するのも一つの方法です。
詳しい対処法は政府広報オンラインの誤飲・窒息事故に関する情報でも確認できます。


お絵かきをもっと楽しむ工夫

せっかくクレヨンを用意したら、お子さんが楽しく続けられる環境も一緒に整えてあげましょう。

声かけと褒め方のコツ

2歳児にとって大切なのは「上手に描けたね」よりも「楽しかったね」「たくさん描けたね」という共感の言葉です。
結果よりも過程を認める声かけを意識することで、お絵かきへの自信と意欲がぐんと育っていきます。

汚れ対策グッズを活用する

床にレジャーシートを敷く、汚れてもよいスモックを着せる、大きめの模造紙を用意するなど、あらかじめ汚れ対策をしておくと、親も「汚されたらどうしよう」というストレスから解放され、心から一緒にお絵かきを楽しめるようになります。
環境を整えることが、親子でお絵かきを楽しむ一番の近道といっても過言ではありません。


よくある質問

Q. クレヨンはいつから使わせても大丈夫ですか?
A. 一般的には1歳前後からお絵かきに興味を持ち始める子が多く、なぐり描きが本格化するのは2歳〜3歳頃といわれています。
お子さんの興味に合わせて無理のないタイミングで始めましょう。

Q. 何色セットを選べばいいですか?
A. 最初は10色前後の基本色セットで十分です。
色への興味が広がってきたタイミングで色数を増やすとよいでしょう。

Q. クレヨンとクレパスは何が違いますか?
A. クレヨンは硬めで手が汚れにくく、クレパスは柔らかく発色が濃いのが特徴です。
2歳児にはまず扱いやすいクレヨンから始めるのがおすすめです。


まとめ

2歳児のクレヨン選びで大切なのは、安全性・持ちやすさ・折れにくさ・汚れの落ちやすさという基本を押さえつつ、STマークやAPマークといった信頼できる目印を確認することです。
この時期のなぐり描きは、手先の発達だけでなく、自己表現の第一歩でもある大切な遊びです。
道具選びに迷ったときは、まずはお子さんが安心して思いきり手を動かせる一本を選び、成長に合わせて水性ペンや色鉛筆へと少しずつ広げていきましょう。
今日からの何気ないお絵かき時間が、お子さんの豊かな感性を育むかけがえのないひとときになるはずです。

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