1歳のいないいないばあ遊び方と発展アイデア集

1歳のいないいないばあ遊び方と発展アイデア集
わんぱくかいじゅう ベイビーザウルス

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「いないいない・・・ばあ!」の掛け声に、大きな声で笑ってくれる1歳のわが子。何度やっても喜んでくれるこの遊びには、実は赤ちゃんの脳や心をぐんぐん育てる素晴らしい効果が隠されています。単なる定番の遊びだと思われがちないないいないばあですが、1歳という時期だからこそ引き出せる発達的な意味があります。

この記事では、1歳児にいないいないばあが与える発達的な効果から、基本の遊び方、月齢や成長に合わせた発展アレンジ、嫌がられたときの対処法まで、育児中のパパ・ママが知りたい情報を丁寧に解説していきます。今日から実践できる具体的な遊び方のアイデアも多数紹介していますので、ぜひ親子のコミュニケーションタイムに取り入れてみてください。

1歳児がいないいないばあに夢中になる理由

1歳になると、赤ちゃんはいないいないばあに対してより大きな反応を見せるようになります。
声を出して笑ったり、自分から真似をしようとしたりする姿は、多くの親御さんが経験しているのではないでしょうか。
この背景には、発達心理学的にとても重要な仕組みが隠れています。

対象の永続性を学ぶ大切なプロセス

発達心理学者のピアジェは、視界から消えた対象物が存在し続けていると認識する能力を「対象の永続性」と呼びました。
視界から消えた対象物が存在し続けていると認識する能力を発達心理学者のピアジェは「対象の永続性」と言っています。
この能力が育ってくると、赤ちゃんは記憶にあるものを探し始めるようになり、いないいないばあを繰り返すことで記憶にあるものを探すようになります。
そうすると、いないいないばあを繰り返しすることで、短期記憶する能力が鍛えられ、高まっていきます。

1歳前後の赤ちゃんにとって、この対象の永続性はすでにある程度成立している時期です。
事物の永続性はおおよそ生後6~11か月前後に成立するとされています。
ただし、これは急に完成するものではなく、身体と周囲の環境の相互作用的な経験を繰り返すことで、少しずつ獲得されていきます。
1歳になってからもいないいないばあを繰り返し楽しむことは、この概念をより確かなものにしていく大切な時間なのです。

予測する力・情緒の発達を後押しする

いないいないばあが1歳児に喜ばれるもう一つの理由は、予測する楽しさにあります。「いないいない」の後、「ばあ」とママの顔が表れる事を予測したり、その後の笑顔を想像する力も養われていくでしょう。
さらに、隠れている間に感じる小さな不安と、再会したときの喜びが交互に訪れることで、一瞬、顔が見えなくなった事に不安を抱きますが、後に笑顔が現れるだろう事をワクワクしながら期待をします。
この繰り返しが、情緒の豊かさや親への信頼感を育てる大切な体験になっていきます。

リビングでハンカチを使っていないいないばあをして笑い合う母親と1歳の赤ちゃん


1歳児の発達段階といないいないばあの関わり

1歳という時期は、体も心も大きく変化するタイミングです。
この発達段階を知っておくと、いないいないばあ遊びがより一層楽しく、そして意味のあるものになります。

言葉の発達との関わり

1歳を過ぎると、赤ちゃんは言葉の意味を少しずつ理解し始めます。
1歳は、言葉が出ない子でも言葉の意味を理解し始める時期です。「○○を持ってきて」「バイバイして」と話しかけると、物を取ってきたり手を振ったりできるようになります。
いないいないばあの「いないいない」「ばあ」という言葉のリズムは、赤ちゃんにとって覚えやすく、真似しやすい発語のきっかけにもなります。
実際に1歳を過ぎた頃から、いないいないばあの掛け声に合わせて自分で「ばあ」と声を出す子も多く見られます。

運動発達・自我の芽生えとの関係

1歳前後になると、多くの子がひとり歩きをはじめ、行動範囲がぐっと広がります。
厚生労働省の調査では、1歳4~5カ月までにほぼ100%の子が物につかまらずに2~3歩歩く、いわゆるひとり歩きができるようになっています。
この時期は自我も芽生え始め、1歳児は自我が芽生え、徐々に自己主張が強くなります。
自分から布やタオルを使って「いないいないばあ」を仕掛けてくる子も増えてくるのが、1歳という時期の大きな特徴です。
自分で遊びを仕掛けられるようになったこの時期こそ、いないいないばあを発展させるのに最適なタイミングと言えるでしょう。


基本のいないいないばあの遊び方とコツ

まずは基本の遊び方をおさらいしておきましょう。
シンプルな遊びですが、少しのコツを押さえるだけで赤ちゃんの反応が大きく変わります。

準備するものとシンプルなやり方

いないいないばあは特別な道具を用意する必要はなく、両手だけで手軽にできる遊びです。
基本の流れは次の3ステップです。

  • ステップ1:赤ちゃんに声をかけたり、アイコンタクトを取り、初めにこちらの存在を確認させる
  • ステップ2:赤ちゃんの見ている前で「いないいない」と言いながら顔を手で覆い、隠す
  • ステップ3:数秒後「ばあ!」と言いながら手を広げ、笑顔を見せる

この基本の流れは■ステップ1、ママの存在確認 赤ちゃんに声をかけたり、アイコンタクトを取り、初めにママがいることを確認させる。
■ステップ2、顔を隠す 赤ちゃんの見ている前で「いないいない」と言って、ママの顔を手で覆い、隠す。
■ステップ3、顔を出す 数秒後「ばぁ!」と言いながら、覆っていた手を広げ、ママの笑顔を見せる。
という手順にもとづいています。

声のかけ方とタイミングのコツ

いないいないばあを効果的に楽しむためのポイントは、まず赤ちゃんに声をかけて自分の存在を認識させることです。
赤ちゃんがあやす側の意識をしていなければ始まりません。
もう一つ大切なのが隠れる時間です。
隠れている時間を数秒以内にとどめることです。
時間が長くなりすぎると記憶ができないので、始めのうちは「いないいない」と「ばあ!」の間をあまり長くならないようにしましょう。

警告:隠れる時間を長くしすぎると、赤ちゃんが不安を感じすぎてしまい、楽しい遊びどころか涙につながることもあります。
特に人見知りが強い時期の子には注意しましょう。

また、赤ちゃん側があやす側になって遊ぶこともとても大切です。
子どもが飽きるまでやることです。
単純な動作であるいないいないばあは、あやす側の方が先に飽きてしまいがちですが、子どもが喜んでいる間は続けてあげましょう。
前頭前野の短期記憶が鍛えられますよ。
親が先に飽きてしまいがちな遊びですが、子どものリズムに付き合うことが何よりの知育になると考えて、楽しんでみてください。

布団の中からタオルを使ってひとりでいないいないばあをする1歳の子どもの様子


1歳児向け発展いないいないばあ遊び5選

基本のいないいないばあに飽きてきたら、少しずつアレンジを加えてみましょう。
1歳児は身体機能や理解力が発達している分、シンプルな遊びにひと工夫を加えるだけで新鮮な楽しさを感じてくれます。

隠れんぼ型いないいないばあ

顔だけでなく体全体を隠すアレンジもおすすめです。
ついたてやカーテン、ドアの陰などに体全体を隠し、「ばあ」と顔をのぞかせる。
1歳児はハイハイや歩行がスムーズになってくるため、家具の陰から追いかけっこのように隠れんぼをするいないいないばあも楽しめるようになります。
体を使った隠れんぼ遊びは、対象の永続性の理解をより実践的な形で深めてくれます。

おもちゃを使ったいないいないばあ

お気に入りのおもちゃを使ったアレンジも効果的です。
お気に入りのおもちゃが出てくるようになったら、おもちゃをハンカチなどで隠して「いないいないばあ」をする。
ハンカチからタオル、座布団へと難易度をあげ自分で探させてみる。
1歳になると難易度を少し上げても、自分で探そうとする姿を見せてくれる子が増えてきます。
探し出せたときの「見つけた!」という喜びの表情は、親にとってもたまらない瞬間です。

絵本を使ったいないいないばあ

しかけ絵本を使うのも1歳児にとても人気のアレンジです。
しかけ絵本ならページをめくるという動作そのものが「いないいない」から「ばあ」への変化になるため、子どもが自分のペースでめくりながら遊びを主導できるのが魅力です。
実際に多くの家庭で、1歳の誕生日にいただきました。
私自身、保育園の頃によく読んでいた本なので、とてもなつかしくなりました。
息子もケラケラ笑いながら読んでいてとても愛されている本だなと改めて思いましたという声が寄せられており、世代を超えて愛されている遊び方です。
ページをめくる練習にもなるため、指先の発達を促す効果も期待できます。

鏡を使ったいないいないばあ

鏡を使ったいないいないばあは、少し変わった刺激を与えてくれるアレンジです。
親と赤ちゃんが一緒に鏡を見ながらする。
赤ちゃんが鏡の中の親ではなく、振り向いて本物の親を見るまでやってみる。
鏡に映った姿と本物の姿を見比べる体験は、1歳児の認知発達にとって新鮮な刺激になります。
バリエーションを豊かに楽しむことで、単調になりがちなこの遊びを長く続けられるようになるでしょう。

しかけ絵本を一緒にめくりながら笑顔で遊ぶ親子の手元アップ


遊ぶときに気をつけたい安全ポイント

楽しいいないいないばあ遊びですが、いくつか気をつけたいポイントもあります。
安心して遊べるように、事前に確認しておきましょう。

隠れる場所・時間への注意

体全体を隠すタイプのいないいないばあをする場合、隠れる場所には十分注意が必要です。
家具の裏やドアの陰などで遊ぶ際は、転倒しやすいものが周囲にないか、指を挟む恐れのある場所ではないかを事前に確認しておきましょう。
また、基本のいないいないばあと同様、隠れる時間はできるだけ短くとどめることが大切です。

子どもの反応をよく見て無理をさせない

警告:1歳前後は人見知りや分離不安が強くなる時期でもあります。
不安な様子を見せたときは、無理に続けず抱っこするなどして安心させてあげましょう。

この時期の不安がりは決して珍しいことではなく、乳児が知的な面と感情の面で成長するとまもなく、親や主な養育者を認識し離れないようになります。
この絆が強まるにつれ、親が自分から離れたり知らない人が現れたりすると、乳児はたいていの場合不安になったり怖がったりします。
むしろこのような恐怖感は乳児の正常な発達の一部で、時間が経てば消えるはずです。
安心して見守ってあげてください。


嫌がる・飽きた時の対処法

「最近いないいないばあをしても反応が薄い」「以前は喜んでいたのに飽きてしまったみたい」と感じることもあるでしょう。
ここでは、そんなときの考え方と対処法を紹介します。

反応が薄くなる主な原因

反応が薄くなる理由はいくつか考えられます。
まず単純に、同じパターンの遊びに慣れてしまい新鮮さを感じにくくなっているケースです。
この場合は、前述したような隠れんぼ型やおもちゃを使ったアレンジを取り入れることで、再び興味を引き出せることが多くあります。
もう一つは、そのときの気分やタイミングが合っていないケースです。
眠かったり、他の遊びに集中していたりするときは、無理に誘わず別の機会に楽しむのがよいでしょう。

月齢や個性に合わせたアプローチ

子どもの発達には大きな個人差があります。
子どもの成長・発達は個人差が大きいものですので、参考程度に留めてください。
いないいないばあへの反応の仕方も同様で、他の子と比べて心配しすぎる必要はありません。
その子なりのペースで遊びを楽しめているかどうかを、一番の基準にしてあげましょう。
声色を変えたり隠れる場所を工夫したりしながら、その子が一番喜ぶパターンを見つけていくプロセス自体も、育児の楽しみの一つになるはずです。


おすすめのいないいないばあ絵本・グッズ

いないいないばあ遊びをさらに充実させたいときは、絵本やグッズの活用もおすすめです。
ここでは選び方のポイントを紹介します。

定番のしかけ絵本

ロングセラーのしかけ絵本は、1歳児のいないいないばあ遊びの定番アイテムです。
厚手のページで自分でめくりやすい作りになっているものが多く、覚えやすい動物ばかりなこと、厚紙でできているため、自分でもページがめくりやすいことなどが、子供にうけたという声も見られます。
動物のキャラクターが登場するタイプ、家族をテーマにしたタイプなど種類も豊富なので、子どもの好みに合わせて選んでみましょう。
詳しい絵本選びの参考として、公的な図書館情報サービスなども活用できます。

音の出るおもちゃ・グッズ

布製やぬいぐるみタイプのいないいないばあグッズも人気です。
音が鳴る仕掛けがついているものは、視覚だけでなく聴覚からも刺激を与えられるため、1歳児の好奇心を引き出しやすいというメリットがあります。
ベビーカーや車の中でも遊べる持ち歩きサイズのものを選ぶと、外出先のちょっとした待ち時間にも活躍してくれるでしょう。


いないいないばあに関するよくある質問

いつまで楽しめる遊びですか?

いないいないばあは1歳を過ぎても長く楽しめる遊びです。
月齢が上がるにつれて隠れる場所や難易度を上げていくことで、2歳、3歳になっても形を変えながら楽しみ続けることができます。
年齢に応じてかくれんぼや簡単な言葉遊びへと発展させていくのもおすすめです。

1日にどのくらいの回数遊べばいいですか?

回数に決まりはありません。
子どもが「もっとやって」とせがむ間は続けてあげ、飽きたら別の遊びに切り替えるくらいの自然な付き合い方で十分です。
無理に回数を決めて行うよりも、親子どちらもリラックスして楽しめるタイミングを大切にしましょう。


まとめ

1歳児にとってのいないいないばあ遊びは、単なる時間つぶしの遊びではなく、対象の永続性の理解や予測する力、情緒の発達を支える大切な体験です。
基本のやり方を押さえたうえで、隠れんぼやおもちゃ、絵本、鏡といったアレンジを取り入れることで、子どもの成長段階に合わせた遊び方へと発展させていくことができます。

反応が薄くなったり嫌がる様子を見せたりすることがあっても、それは決して珍しいことではなく、その子なりの発達のペースの表れです。
無理に続けさせるのではなく、子どもの表情や様子をよく観察しながら、親子ともに笑顔になれる距離感で遊びを楽しんでいきましょう。
今日からできる小さな工夫の積み重ねが、かけがえのない親子の時間を育んでくれるはずです。

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