「そろそろ回転寿司デビューさせたいけど、どのお店が子連れに向いているんだろう・・・」そんな悩みを抱える親御さんは多いのではないでしょうか。スシロー・くら寿司・はま寿司はどれも全国に店舗を持つ人気チェーンですが、実はキッズメニューの内容や設備、離乳食への対応には意外と違いがあります。
この記事では、0〜3歳のお子さんを育てるご家庭に向けて、3社の子連れ向けサービスを公式情報と実際の利用者の声をもとに徹底比較しました。読み終わる頃には「うちの子には今日はこのお店に行こう」と迷わず選べるようになっているはずです。
回転寿司は、席がゆったりしていたり、注文がタッチパネル完結だったりと、実は子連れ外食の中でもハードルが低いジャンルです。とはいえ店舗による差も大きいため、事前に特徴を知っておくことで当日の不安がぐっと減ります。子どもと一緒のお出かけが、もっと気軽で楽しいものになるようにお手伝いできれば嬉しいです。

回転寿司選びで子連れが重視すべき点
まず、子連れで回転寿司を選ぶときにチェックしておきたいポイントを整理しておきましょう。
年齢によって必要な設備やメニューは変わってきますが、共通して確認しておきたいのは次の4点です。
年齢別に必要な設備は変わる
0歳の赤ちゃん連れであれば、ベビーカーごと入店できる段差の少なさや、おむつ替え台の有無が最優先事項になります。
1〜2歳になると、抜け出しにくいベルト付きのベビーチェアがあるかどうかが快適さを大きく左右します。
3歳前後になると、自分で選んで注文する楽しさを味わえるタッチパネルやキッズメニューの充実度が重要になってきます。
離乳食・アレルギー対応の確認は必須
回転寿司チェーンには、店内で調理・提供される専用の離乳食メニューは基本的に存在しません。
そのため、離乳食期のお子さんを連れて行く場合は持参が前提になります。
また、えび・かに・小麦などのアレルギーがある場合は、各社の公式アレルゲン情報を事前に確認しておくことが欠かせません。
スシローの子連れ向けサービスを解説
業界最大手のスシローは、「こどもスシロー」という子ども向けプロジェクトを展開しており、子連れ利用を強く意識した取り組みを行っています。
年齢別に見る食べられるメニュー
スシローには固定の「キッズプレート」のような単品キッズメニューはありませんが、注文用タブレットに子ども向けのおすすめメニューをまとめて表示する「こどもメニュータブ」が用意されています。
たまご・サーモン・タコさんウインナー・エビフライ・ゼリーなど、まぐろ・サーモン・タコさんウインナーやえび、グリルチキン、たまご、エビフライ、ゼリーなど子どもが好きな食材を使ったメニューが揃っているのが特徴です。
0歳の離乳食期はメニューでの対応はなく持ち込みが基本、1歳頃からはたまごや細巻き、2歳頃からは自分で持って食べられる巻き物やサイドメニュー、3歳以上になると本格的な寿司デビューやデザートまで楽しめるようになります。
細巻きの8等分カットなど独自の配慮
スシローならではの嬉しいサービスとして、細巻きを注文前に伝えると通常4等分のところ、食べやすい8等分にカットして提供してくれる点が挙げられます。
小さな一口サイズにしてもらえるので、まだ大きな具材を噛み切るのが苦手な子どもでも食べやすくなります。
また、ネギ抜きなどの調整にも対応してもらえるケースが多く、細かな配慮がありがたいという声が多数寄せられています。
ベビーチェア・ボックス席・入店のしやすさ
店舗にもよりますが、入口の段差が少なくベビーカーで席まで入れる店舗が多く、ボックス席も広めです。
ベビーチェアは腰と股の3点ベルト付きのものが用意されており、ソファに置くクッションタイプとハイチェアタイプの2種類が用意されている店舗もあります。
ただし設備には店舗差があるため、心配な場合は来店前に確認しておくと安心です。
授乳室は基本的に設置されていない店舗が多いため、必要な場合は事前に調べておきましょう。
離乳食の持ち込みとアレルゲン確認
離乳食は持ち込みが可能な店舗が一般的です。
またアレルギーが心配な場合は、公式サイトで公開されているアレルギー情報PDFを活用しましょう。
アレルギー情報は日本の食品表示法で定められている特定原材料と特定原材料に準ずるものを合わせた28品目を対象としているため、事前に該当メニューを確認しておくことで当日の注文がスムーズになります。
なおアレルギー反応には個人差や体調による変化があるため、症状が出ないことを保証するものではないと公式にも明記されているので、重度のアレルギーがあるお子さんの場合は必ず専門医に相談のうえで利用を判断してください。

くら寿司の子連れ向けサービスを解説
くら寿司は「ビッくらポン」に代表される食事中に子どもが飽きない仕掛けが豊富なことで知られています。
ビッくらポンで食事のモチベーションアップ
くら寿司の代名詞ともいえるのが、食べ終わったお皿を注文モニター下の投入口に入れると、5皿ごとにイベント映像が流れてガチャガチャが当たる「ビッくらポン」のシステムです。「あと何皿でガチャが当たるかな」というワクワク感が、なかなかご飯を食べ進めない子どもの背中を押してくれると、多くの親御さんから支持されています。
お子様応援セットの内容と価格帯
くら寿司には子ども向けのセットメニューとして「お子様応援セット」「お子様応援軍艦セット」が用意されています。
価格はおおむね500円台からで、うどんやポテトなどのサイドとデザートが組み合わされた内容になっていることが多く、何を注文すればよいか迷ったときに選びやすいのが魅力です。
ただしこのセットはテイクアウトには対応していない点に注意しましょう。
1歳前後で食べやすいメニュー
1歳前後のお子さんには卵焼き、納豆巻き(海苔は切り込みを入れる)、うどんが無難でおすすめという声が多く見られます。
特にうどんは細かくカットされて提供されるため、子どもが自分で食べやすいのもポイントです。
取り分けの定番としては、たまご・納豆巻き・かっぱ巻き・シャリを少なめにしたにぎり(わさび抜き)などが挙げられます。
抗菌カバーとアレルゲン確認の方法
くら寿司はお寿司を守ってくれる抗菌カバーがあるので衛生的という点も、小さな子どもを連れる親としては安心材料になります。
アレルギー対応については、特定原材料8種とそれに準じる原材料18種について記載したアレルゲン・カロリー情報を公式サイトで公開しており、タッチパネルからも確認できます。
注文前に必ずアレルゲン情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
はま寿司の子連れ向けサービスを解説
ゼンショーグループが運営するはま寿司は、ロードサイド型の広い店舗と手頃な価格が持ち味のチェーンです。
はまっこセットは何歳から利用できる?
はま寿司の子ども向けセットは「はまっこ寿司」「はまっこうどん」「はまっこポテト」など複数種類あり、ドリンクとガチャコインが付いてくるのが特徴です。「はまっこセット」は公式に対象年齢3歳以上・上限なし(大人も注文可)とされているため、0〜2歳のお子さんは基本的に取り分けで対応することになります。
1歳頃はうどんの取り分けが主役になり、出汁は濃いのでお湯で薄めるか麺だけを取り分けると食べやすくなります。
ボックス席と待ち時間短縮アプリ
はま寿司のボックス席は囲われ感があり、赤ちゃんが落ち着きやすいのが助かるポイントとして利用者から評価されています。
また公式アプリの順番予約・時間指定予約を活用すれば、到着からほぼ待たずに入店できるケースが多いのも、ぐずりやすい小さな子ども連れには嬉しいポイントです。
離乳食の持ち込みと注意点
はま寿司では離乳食の持ち込みが許可されており、マナーを守れば安心して赤ちゃんの食事タイムを取ることができます。
ただし授乳室やおむつ替え台の有無は店舗によって差があるため、初めて訪れる店舗の場合は事前に電話やアプリで確認しておくことをおすすめします。
子供椅子は全店舗に用意
子供椅子(お子様用補助いす)については公式に「全店舗にご用意」と明記されており、使い始めは腰がすわった後が目安とされています。
座席の事前予約は受け付けていませんが、来店前にアプリで順番を取っておくことで、待ち時間中に子どもがぐずってしまう心配を減らせます。

3社の料金とコスパを比較する
子連れ外食では、味や設備と同じくらい家計への影響も気になるポイントですよね。
ここでは基本価格帯を比較してみましょう。
1皿あたりの価格帯の違い
店舗タイプ(都市型・郊外型など)によって価格は変動しますが、安い店舗ではくら寿司が115円から、はま寿司が110円からで、都心の店舗では1皿150円からになることが多い傾向があります。
スシローについても、基本価格帯だけならスシローで約1,200円〜(10皿目安)となっており、3社の中では比較的高めの価格帯に設定されているメニューが多い点は覚えておきたいところです。
10皿食べたときの目安金額
マルハニチロの調査によれば回転寿司で食べる量の平均は約10皿とされています。
この目安をもとに概算すると、基本価格帯のみで比較した場合、はま寿司で約1,100円、くら寿司で約1,150円〜、スシローで約1,200円〜という結果になります。
ただし実際にはフェアネタやサイドメニュー、デザートの注文次第で金額は大きく変わるため、あくまで目安として捉えてください。
「今日は安さ重視」「今日はネタの豪華さ重視」など、その日の気分で使い分けるのがおすすめです。
設備・サービスを一覧表で比較
ここまで紹介してきた内容を、比較しやすいように表にまとめました。
| 項目 | スシロー | くら寿司 | はま寿司 |
|---|---|---|---|
| 子ども向け企画 | こどもスシロー | お子様応援セット | はまっこセット |
| 食事中の楽しみ | スタンプカード等 | ビッくらポン | ガチャコイン |
| キッズセット対象年齢 | 明確な下限なし | 目安あり(店舗により異なる) | 3歳以上 |
| 離乳食持ち込み | 可能な店舗が多い | 可能な店舗が多い | 可能 |
| ベビーチェア | ベルト付きあり | テーブル装着型あり | 全店舗に用意 |
| 基本価格帯の目安 | やや高め | 標準 | 最安クラス |
ベビーカー入店のしやすさ
3社とも郊外型店舗であれば段差が少なくベビーカーごと入店しやすい傾向にあります。
特にはま寿司はロードサイド型の店舗が多いため、駐車場付きで子連れ家族が利用しやすい作りになっている点が強みです。
一方で都市型の狭い店舗では通路幅が限られることもあるため、初めて訪れる店舗の場合は口コミやマップの写真で事前に雰囲気を確認しておくと安心です。
おむつ替え台・授乳室の有無
おむつ替え台は3社とも設置している店舗が多い一方、授乳室は基本的に設置されていない店舗がほとんどです。
授乳が必要な月齢のお子さんを連れて行く場合は、車内で授乳を済ませてから入店する、近隣の商業施設の授乳室を事前に調べておくといった対策をしておくと安心して外食を楽しめます。
アレルギー対応を比較する
食物アレルギーを持つお子さんがいるご家庭にとって、外食先選びは特に慎重になりたいポイントです。
公式アレルゲン情報の確認方法
3社とも公式サイトでアレルゲン一覧のPDFを公開しており、随時内容が更新されています。
くら寿司は●印がアレルギー物質を含むもの、▲印がアレルギー物質を含む製品と同じラインで製造しているものを示すマークで区別されており、はま寿司も日本の法規で定められたアレルゲン28品目を対象とした一覧表を公開しています。
注文前にスマートフォンでこれらの情報を確認する習慣をつけておくことをおすすめします。
注文時・来店時に気をつけたいこと
回転レーンを流れているネタには、意図しないアレルゲンが付着している可能性があるため、重度のアレルギーがある場合はレーンから直接取らず、タッチパネルで個別注文する方法を選ぶとより安心です。
カウンター席であればスタッフに直接伝えることで配慮してもらえる場合もあります。
ただし、店舗での調理や盛り付けの過程において、掲載のないアレルゲンが意図せず混入する可能性があることは3社共通の注意事項です。
重篤なアレルギーをお持ちのお子さんの場合は、必ず事前にかかりつけ医に相談し、自己判断での利用は避けましょう。
年齢別のおすすめの選び方
ここまでの内容を踏まえて、年齢別にどのお店が向いているかをまとめます。
0〜1歳児連れにおすすめの選び方
離乳食期のお子さんには、ボックス席の囲われ感があり落ち着いて過ごしやすいはま寿司や、ベルト付きのベビーチェアが充実しているスシローが向いています。
この時期はお店選びよりも「持参する離乳食の準備」と「短時間で切り上げる心構え」の方が大切かもしれません。
2〜3歳児連れにおすすめの選び方
自分で食べる楽しさを覚え始めるこの時期は、ビッくらポンで飽きずに食事を進められるくら寿司や、こどもメニュータブで好きなものを選べるスシローが人気です。
3歳になるとはま寿司の「はまっこセット」も選択肢に加わり、選べるメニューの幅がぐっと広がります。
子連れ回転寿司をもっと楽しむコツ
最後に、3社共通で使える子連れ外食のコツを紹介します。
混雑を避ける時間帯とアプリ予約の活用
3社ともスマートフォンアプリからの事前予約・順番待ちに対応しています。
土日祝日のお昼どき・夕方は特に混み合うため、出発前にアプリで順番を取ってから向かうことで、子どもがぐずりやすい「待ち時間」を大幅に短縮できます。
平日の開店直後や14時〜17時頃の時間帯を狙うのもおすすめです。
持ち物リストで忘れ物ゼロに
子連れ外食であると便利な持ち物は、エプロン、子ども用のスプーン・フォーク、離乳食用の小さめの食器、ウェットティッシュ、着替え、ゴミ袋などです。
多くの店舗で子ども用の食器やエプロンの貸し出しをしていますが、数に限りがある場合もあるため、心配な場合は自宅から持参しておくとより安心して食事を楽しめます。
まとめ
スシロー・くら寿司・はま寿司は、それぞれに異なる強みを持つ回転寿司チェーンです。
ネタの豊富さや細やかなカット対応で選ぶならスシロー、食事中のワクワク感で選ぶならくら寿司、価格の手頃さと広い駐車場で選ぶならはま寿司というように、その日の目的やお子さんの年齢に合わせて使い分けるのがおすすめです。
どのお店も、ベビーチェアや離乳食持ち込み、アレルゲン情報の公開など、子連れファミリーへの配慮は年々進化しています。
事前に少し情報を調べておくだけで、当日の不安はぐっと減り、家族みんなで笑顔の食事時間を過ごせるはずです。
ぜひこの記事を参考に、お子さんとの回転寿司デビューや、次の外食先選びに役立ててみてください。