赤ちゃんのマンマはいつ?月齢別の目安と言葉を育てる5つのコツ

赤ちゃんのマンマはいつ?月齢別の目安と言葉を育てる5つのコツ
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赤ちゃんが「まんま」と声を出した瞬間、思わず家族に「今の聞いた?」と報告したくなりますよね。その一方で、「これはもう言葉なの?」「みんなはいつ頃から言っているの?」と気になる方も多いと思います。

先に結論をお伝えします。意味のある「マンマ」が出る目安は、生後10か月〜1歳半頃です。1歳を過ぎても出ない子も珍しくありません。

この記事では、喃語の「まんま」と本当の初語の見分け方、月齢ごとの流れ、家庭でできる声かけ、相談の目安までを1本にまとめました。

なお、ここでお伝えする内容は一般的な目安であり、診断ではありません。お子さんの成長は一人ひとりまったく違います。比べて落ち込むためではなく、毎日の「できた」を見つけて楽しむための材料として読んでくださいね。

目次

赤ちゃんのマンマはいつ頃言える?

目安は生後10か月〜1歳半頃

意味のある「ママ」や「マンマ」のような初語は、生後10か月〜1歳半頃が目安とされ、個人差が大きいと解説されています。
早い子では生後8か月頃から話し始めることもあり、一般的には1歳前後で「ママ」「パパ」などが出ることが多いとされています。
つまり、1歳の誕生日を迎えた時点で「マンマ」が出ていなくても、それだけで心配する必要はありません。

早い子とゆっくりな子の幅

初めて話した時期について子育て経験者に尋ねた調査では、最も多かったのは「生後11か月以上1歳未満」で11.3%、早い例では6か月、遅い例では2歳近くという幅があると紹介されています。
別の体験談の集計でも、平均は約11か月、遅い子で1歳半、早い子では4か月という声があり、個人差の大きさがうかがえます。

この幅の広さこそが、いちばん大切な事実です。
「マンマ」が出る時期は、赤ちゃんによって半年以上ずれるのが普通だと知っておくと、気持ちがぐっと楽になります。

明るいリビングで、ベビーチェアに座った生後10か月ほどの赤ちゃんが、お母さんの持つスプーンを見ながら口を大きく開けている様子

調査でみる「話せる子」の割合

厚生労働省の乳幼児に関する調査をもとにした解説では、1歳6〜7か月未満の子どものうち90%以上がひとつ以上の単語を話すとされています。
また別の解説では、1歳頃に単語を言う子は57.6%で、まだ喃語中心の子も多い時期と整理されています。

数字を並べてみると、1歳の時点では半数ほどの子が単語を話し、1歳半に近づくにつれて大半の子が話すようになる、という流れが見えてきます。
1歳の時点で言葉が少ないのは、ごく自然なペースだといえます。


喃語の「まんま」と初語の違い

生後5〜8か月頃の「ままま」は声の練習

喃語の「ままま」は生後5〜8か月頃に多く見られ、唇を合わせて出す音は赤ちゃんが最初に身につけやすいとされています。
このころの「まんま」は、声を出す練習の段階で、まだ意味と結びついていないことが多いです。
とはいえ、赤ちゃんが自分の声を楽しんでいる大切な時期なので、たっぷり反応してあげましょう。

初語と呼べるのはどんなとき?

初語とは、意味のある最初の言葉のことです。
保育士さんの解説では、「マンマ」や「パパ」の発音ができていても、何に対しても言っている場合は、まだ初語とは数えないとされています。
ごはんや食べ物に対して使えるようになったときが、初語としてのカウントの目安です。

見分けるための3つのサイン

わが家の赤ちゃんの「まんま」はどちらなのか迷ったら、次の3つを観察してみてください。

  • 食べ物や食事の場面で、くり返し同じように言うか
  • 食べ物を見たり指さしたりしながら言うか
  • 言ったあとに、大人の反応をうかがうか

解説でも、生後10か月を過ぎるころから、「まんま」と言いながら食べ物を指さすなど、特定の音と特定の対象を結びつける行動が見られるようになり、それが初語の予告になると紹介されています。
3つのうち2つ以上当てはまるなら、初語に近づいているサインと考えてよいでしょう。


なぜ「マンマ」は言いやすいの?

唇で作る音は赤ちゃんの得意分野

「ま」「ぱ」「ば」は、唇を閉じて開くだけで出せる音です。「マ」は赤ちゃんにとって発声しやすい音だと言われています。
難しい舌の動きが要らないため、早い時期から出やすく、「まんま」「ママ」「パパ」が初期の言葉に多いのも自然な流れです。

「マンマ」はごはんを指す赤ちゃん言葉

「マンマ」は、ごはんや食べ物を意味する昔ながらの幼児語です。
毎日くり返される食事の場面で大人が「まんま食べようね」と声をかける機会が多いため、赤ちゃんにとって音と意味が結びつきやすい言葉でもあります。
初語ランキングを紹介する記事でも、「いないいないばあ」「まんま」「わんわん」「ママ」「パパ」などが上位に挙がるとされています。

「ママ」と「マンマ」が聞き分けられないとき

体験談の中には、生後10か月頃、抱っこやおっぱいを求めたときに言葉が出たため、ママなのかマンマなのか家族でも判別できなかったという声があります。
実はこれ、とてもよくある場面です。

どちらか決める必要はありません。「ママ」にも「ごはん」にも聞こえる音が出たら、「ママだよ」「まんま食べようか」と両方に笑顔で返してあげれば十分です。
意味がはっきり分かれてくるのは、あとから自然についてきます。


月齢別の言葉の発達ロードマップ

0〜6か月:クーイングから喃語へ

生後2〜3か月頃には「あー」「うー」といった柔らかい音(クーイング)が出始め、4か月を過ぎると子音を含む喃語へ移っていきます。
この時期は、赤ちゃんが声を出したら目を合わせて返すだけで十分です。

7〜12か月:理解が先に進む時期

言葉を話す前に、聞いて理解する力が先に育ちます。
大人と同じように聞こえるようになるのは生後8〜9か月頃といわれており、この頃から名前を呼ぶと振り向く、「ちょうだい」に反応するといった姿が増えてきます。

1歳〜3歳:単語から会話へ

1歳半頃には一語文が増え、その後2歳前後で二語文へ進んでいくのが一般的な流れです。
1歳半を過ぎても、周りの音に反応し、指さしやジェスチャーで気持ちを伝えていれば、言葉の準備段階にいると考えられます。

月齢の目安よく見られる姿おうちでの関わり
2〜3か月「あー」「うー」と機嫌よく声を出す同じ音をまねして返す
5〜8か月「ままま」「ばばば」など唇の音の喃語「まんまだね」と表情豊かに返す
10か月〜1歳食べ物を見て「まんま」と言う、指さしが出る食事のたびに同じ言葉を添える
1歳〜1歳半「ママ」「ワンワン」など単語が増える絵本や散歩で名前を教える
2歳前後「まんま ほしい」など二語文が出る言い直さず、広げて返す

この表はあくまで目安です。
表の月齢より遅くても、すぐに「遅れている」と決めつけないでください。
理解、指さし、名前への反応など、言葉以外の成長もあわせて見ることが大切です。


マンマを引き出す声かけの5つのコツ

コツ1と2:食事の場面で言葉を添える

1つめは、食事のたびに同じ言葉を同じトーンで添えることです。「まんま、きたよ」「まんま、おいしいね」と、毎回短く伝えましょう。
2つめは、ゆっくりはっきり話すことです。
聞き取りやすいよう、言葉をゆっくり、はっきり発音することが、語りかけの基本として紹介されています。

コツ3と4:喃語に返事をして、まねっこ遊びをする

3つめは、赤ちゃんの声に返事をすることです。「ままま」と聞こえたら、「そうだね、まんまだね」と返し、授乳中は目を合わせて話しかけると、会話のキャッチボールの感覚が育ちます。
4つめは、小児科医の解説にもあるように、子どもが出した音をまねするだけでも、何らかの反応を返すことが大切だという点です。
難しく考えず、まねっこ遊びとして楽しんでみてください。

畳の部屋であおむけの赤ちゃんと向かい合い、笑顔で声をかけながら小さな手を握るお父さん

コツ5:絵本と指さしで「名前」を結びつける

5つめは、絵本や散歩での指さしです。「まんま」の絵を見ながら「おいしそうだね」と話したり、赤ちゃんが指さしたものの名前を言ってあげたりすると、言葉と物がつながっていきます。
感情を表す言葉も、「うれしいね」「おいしいね」と気持ちを代弁して伝えてあげると、理解が進みやすいと紹介されています。

小児科医の解説では、言葉の練習そのものよりも、「伝えるって楽しい」と思えるからだ遊びが大切とも述べられています。
くすぐり遊びや「いないいないばあ」も、立派な言葉の土台づくりです。

反対に、「言ってごらん」とくり返し言わせようとしたり、間違いを指摘して言い直させたりするのは避けましょう。
言葉を無理に引き出そうとすると、赤ちゃんが話すこと自体を楽しめなくなることがあります。
「まんま」と言ったら、笑顔で「そう、まんまだね」と受け止めるだけで十分です。


おうちで試せる1週間の観察メモ

記録のやり方はたった3行

ここでは、「うちの子の『まんま』は今どの段階?」を見える化するための、おうちでできる記録法をご紹介します。
食事のあとや寝る前に、次の3点だけ書き留めてみてください。

  • いつ・どこで言ったか(例:夕食のとき、ベビーチェアで)
  • 何を見ていたか、何をしていたか(例:お皿を指さした)
  • 聞こえた音と、大人の返事(例:「まんま」、「まんまだね」と返した)

1週間分を表にしてみよう

日場面聞こえた音指さしや視線段階の目安
1日目夕食前まんまお皿を見た初語に近い
2日目おもちゃ遊びまんまんなし喃語
3日目おやつんま手を伸ばした初語に近い

表の記入例は一例です。
段階の欄には、先ほどの「3つのサイン」のうち、いくつ当てはまったかを目安にしてください。

記録しておくと見えてくること

1週間続けると、「食事の場面だけ言う」「眠いときに出やすい」といったわが子のパターンが見えてきます。
体験談でも、昼寝前の眠いときに初めての言葉が出たという例があり、言葉が出やすい場面は子どもによってさまざまです。

さらに、この記録は健診や小児科で相談するときにも役立ちます。
健診の場で話せなくても大丈夫で、普段出ている言葉があれば、そのことを伝えるとよいとされています。
メモやスマートフォンの動画を残しておくと、伝えやすくなります。
何より、あとで見返すと「こんな時期もあったね」と家族で笑える、育児の宝物になります。


言葉が遅いと感じたときの相談の目安

1歳半健診で見られるポイント

1歳半健診では、体の発育に加えて言葉に関する確認が行われます。「ママ、ブーブーなど意味のあることばをいくつか話しますか」という質問のほか、指示の理解、指さし、うしろから呼ばれたときに振り向くかなどが確認されると紹介されています。
言葉だけでなく、理解や関わりの力を総合的に見る場です。

相談を考えたいサイン

相談の目安として、次のような解説があります。
1歳半までに一語が出ていない場合は、1歳半健診で相談するのが自然なタイミングで、2歳になっても二語文が出ない場合は、言語聴覚士や小児科への相談を検討するというものです。

音や声への反応が薄い、呼んでも振り向かないなど、聞こえが気になるときは、健診を待たずに早めに相談してください。
次のような様子が重なる場合も、一度専門家に聞いてみると安心です。

  • 指さしで伝えようとする姿がほとんどない
  • 簡単な言葉かけの意味が通じにくい
  • 名前を呼んでも目が合いにくい
  • これまで出ていた声や言葉が減ってきた

相談先と上手な伝え方

相談先は、かかりつけの小児科、お住まいの市区町村の保健センター、健診の場などです。
健診は叱られる場ではなく、相談や経過観察、必要に応じて紹介先を案内してもらう場です。
気になることは遠慮なく伝えてください。

前のセクションの観察メモがあれば、「いつ、どんな場面で、どんな音が出るか」を具体的に説明できます。
診断や判断は必ず医師や専門職に任せ、自己判断で不安を抱え込まないことが、お子さんにも親御さんにも一番の近道です。


赤ちゃんのマンマに関するよくある質問

「マンマ」より先に「ワンワン」が出たけれど大丈夫?

大丈夫です。
初語は子どもが興味を持ったものや、身近でくり返し聞いた言葉から出てきます。「ママ」より先に「わんわん」や「アンパンマン」が言えるようになったという話もよく聞くとされています。
何が最初に出るかに決まりはありません。

10か月なのに「マンマ」が出ません。
早く教えるべき?

焦って教え込む必要はありません。
この時期は、聞いて理解する力を育てる時期でもあります。
食事のたびに声かけをし、赤ちゃんの声に返事をする日常の関わりで十分です。

1歳半健診で「マンマ」が言えなかったら?

その場で言えなくても、問題があると決まるわけではありません。
ふだん出ている言葉や、指さし、理解の様子を伝えて、保健師さんや医師と一緒に見守っていきましょう。
必要があれば、その後の経過観察や相談先の案内を受けられます。

母子健康手帳とメモ帳、ペンがテーブルに置かれ、その横で1歳の赤ちゃんが積み木で遊んでいる穏やかな午後の室内

方言や家庭の呼び方が違っても関係ある?

関係ありません。「まんま」「おまんま」「ごはん」など、家庭で使う呼び方で構いません。
大切なのは、毎日同じ言葉を安心できる雰囲気でくり返すことです。
赤ちゃんは、その家庭の言葉をそのまま吸収していきます。


まとめ

今日からできる3つのこと

赤ちゃんの「マンマ」は、意味のある言葉として出てくるのが生後10か月〜1歳半頃が目安で、個人差が大きいことを押さえておけば大丈夫です。
今日からは、次の3つを試してみてください。

  • 食事のたびに「まんま」と笑顔で声をかける
  • 赤ちゃんの声や指さしに、必ず何か返す
  • 気になる言葉や様子を、3行でメモする

ゆっくりでも、その子のペースで

言葉の発達は、聞く、理解する、伝えたいと思う気持ちが育ち、その先に「マンマ」が現れます。
気になることがあれば、1歳半健診や小児科、保健センターを頼ってください。

はじめての「マンマ」は、ある日ふいにやってきます。
その日を楽しみに、毎日の食事や遊びの時間を、赤ちゃんと一緒に笑って過ごしていきましょう。

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