「毎月のおむつ代だけで1万円超え・・・」「離乳食も買うたびに地味に高い・・・」そんな日々の出費に小さなため息をついている子育て世帯にこそ、ぜひ知ってほしいのがふるさと納税という”家計を助けてくれる仕組み”です。寄付という形を取りながら、お礼として全国の名産品や日用品が届く制度で、なかでもおむつ・おしりふき・離乳食といったベビー用品の返礼品は、0〜3歳の赤ちゃんを育てるご家庭から圧倒的な支持を集めています。
この記事では、子育て中のパパママが「ふるさと納税ってお得なのは聞くけれど、何から始めればいいの?」「赤ちゃんにも安心して使える返礼品ってあるの?」と感じるポイントを、最新の制度改正情報と実際の人気返礼品をもとに丁寧に解説します。読み終わるころには、きっと育児がもっと楽しく、ちょっとだけ余裕のあるものになっているはずです。

子育て世帯にふるさと納税が選ばれる理由
赤ちゃんとの暮らしは喜びがいっぱい。
でも、想像以上に「日々の消耗品」がお財布にずっしりと響きます。
そこで頼りになるのが、自治体に寄付することで返礼品が受け取れる仕組みです。
毎日使う消耗品を実質負担2,000円で受け取れる
ふるさと納税は寄付した金額のうち2,000円を超える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です。
つまり、控除上限額の範囲内であれば、自己負担はわずか2,000円。
残りの寄付額に応じて返礼品がもらえるため、おむつや離乳食のように毎月必ず買う消耗品を選べば、家計の節約効果は絶大です。
サイズや配送タイミングを選べる柔軟さ
赤ちゃんはあっという間に大きくなります。
せっかくおむつを買い置きしてもサイズアウトしてしまった・・・という経験、子育て中のママパパなら一度はあるはず。
ふるさと納税のおむつ返礼品は、テープタイプ・パンツタイプ・サイズ違いから選べるものが多く、定期便を活用すれば、家計の負担や買い物の手間も軽減できます。
寄付金が地域の子育て支援に活かされる
ふるさと納税の魅力は「お得」だけではありません。
寄付金の使い道を「子育て支援」に指定できる自治体も多く、自分の寄付が、ほかの子育て家庭を支える保育環境の整備や育児サポート事業に役立てられる点も大きな魅力です。
育児で「社会とのつながりが薄くなった」と感じるときに、寄付を通じて全国の地域とつながる感覚は、思いのほか温かいものですよ。
2025年10月の制度改正で何が変わった?
ふるさと納税を始める前に、必ず押さえておきたいのが直近の制度改正です。「以前と同じ感覚で寄付すると損をしてしまうかも?」というポイントがいくつかあります。
ポータルサイトのポイント付与が廃止に
総務省は2025年10月、ふるさと納税の仲介サイトによるポイント付与を禁止しました。
これまでは寄付額の数%〜十数%分のポイントが還元され、それを目当てに寄付先を選ぶ人も多くいました。
しかし2024年6月に改正された総務省告示の施行開始に伴い、2025年10月1日より、ポータルサイトによるふるさと納税へのポイント付与ができなくなりました。
「ポイントがもらえないなら損では?」と感じるかもしれませんが、返礼品自体の価値や寄付金控除の仕組みは変わっていません。
本来の”地域応援”という趣旨に立ち返って、純粋に返礼品の質で選ぶ時代になったといえます。
クレジットカードのポイントは引き続き付与される
ここで朗報です。
クレジットカード決済による通常のポイント還元は引き続き利用できます。
寄付額が大きくなる年末などは、還元率の高いクレジットカードを使うことで、実質的なお得感をキープすることができます。
2026年10月以降に予定される追加変更
さらに先を見据えると、令和8年10月から現在より費用の割合を2.5%下げる(寄附金活用可能額の割合を上げる)制度改正が予定されています。
これは自治体が返礼品調達や送料などにかけられる経費の上限が下がるという意味で、将来的に返礼品の内容量が減ったり寄付額が見直されたりする可能性があるということ。
気になる返礼品があるなら、早めに申し込んでおくのが賢明です。

おむつ返礼品の選び方と人気ブランド
ふるさと納税の中でも、子育て世帯から圧倒的人気を誇るのがおむつです。
赤ちゃんの肌に毎日触れるものだからこそ、しっかり吟味して選びたいですよね。
大手ブランドのおむつが充実
「市販のメーカー品はもらえるの?」と心配する声もよく聞きますが、答えはイエスです。
メリーズやパンパース、ムーニーなどがあります。
テープ式やパンツ式、サイズ別などたくさん用意されています。
とくにメリーズの工場がある愛媛県西条市もメリーズおむつを返礼品としています。
地場産業として工場を持つ自治体から、おなじみのブランドおむつを受け取れるのは安心感がありますね。
新生児用から「ビッグより大きい」サイズまで
サイズ展開も豊富で、新生児用のテープタイプから、トイレトレーニング中の幼児が履けるビッグサイズのパンツタイプまで揃っています。
月齢や体重に合わせて選べる柔軟さは、急成長する赤ちゃんに寄り添ううえで欠かせません。
男の子用・女の子用に分かれているパンツタイプもあるので、お子さんに合わせて選びましょう。
定期便を使えば「買い忘れゼロ」
3回連続定期便など、毎月決まったタイミングで届くタイプも非常に人気です。
重たいおむつをドラッグストアから運ぶ手間がなくなり、玄関まで届くのは本当にありがたいもの。
ただし、ふるさと納税のおむつは申し込みから発送までに2週間〜1カ月程度かかるケースが多いため、ストックがゼロになる前の余裕を持った申し込みを心がけましょう。
おしりふきとセットでまとめ買い
おむつ替えに必須のおしりふきも見逃せません。
純水99%、ヒアルロン酸配合、ノンアルコール、無香料といった、デリケートな肌にやさしい仕様のものが多数あります。
おむつとセットで申し込めば、おむつ替えにまつわるアイテムが一気に揃って便利です。
離乳食・ベビーフードの返礼品も充実
離乳食づくりは、毎日のことだからこそ大変。「今日はちょっとだけラクしたい」というときに、ふるさと納税の離乳食返礼品が頼もしい味方になります。
無添加・国産素材にこだわった冷凍離乳食
香川県高松市の無添加冷凍離乳食mom’sの旬のカミカミセットやモグモグセットのように、無添加で月齢別に展開されている冷凍タイプの離乳食は、湯せんするだけですぐに食べさせられる手軽さが魅力。「今日は疲れて手作りできない・・・」という日でも、罪悪感なく頼れます。
オーガニック・有機JAS認定のベビーフード
新潟県糸魚川市の有機まるごとベビーフード(7ヶ月ごろから)10食入り オーガニック 有機JAS認定 味千汐路 有機野菜 離乳食のように、自社の有機JAS認定工場で国産素材100%・無添加で製造されたベビーフードも揃っています。
赤ちゃんに食べさせるものだからこそ、産地や製法までこだわって選びたいという方にぴったりです。
長期保存できるレトルトタイプも便利
滋賀県産野菜を使ったmanma 四季のベビーフード 12か月〜用 15個セット 国産 保存料不使用 おかゆ 離乳食 レトルト パウチのようなレトルトタイプは、常温保存ができて非常用や旅行先でも活躍します。
「いざ」というときの備えにもなるのがうれしいポイントです。
粉ミルクやおやつまで幅広いラインナップ
離乳食と一緒に欠かせない粉ミルクも、育児用 粉ミルク アイクレオ ICREO バランスミルク 320g 12缶 0ヶ月から1歳頃までのような大容量タイプの返礼品があります。
ピジョンの国産くだものスムージーMINOTTA(ミノッタ)6ヵ月頃からのような赤ちゃん向けおやつまで網羅されており、ライフステージに合わせて選べます。

知らないと損する寄付の手続き
制度をフル活用するには、控除を受けるための手続きが必須です。
難しそうに見えますが、実はとても簡単。
子育てで忙しい方こそ、効率的に手続きを済ませましょう。
控除上限額を必ず事前にチェック
ふるさと納税は誰でも好きなだけ寄付できるわけではなく、家族構成や所得から、全額控除できるおよその上限を判断できます。
例えば、給与収入400万円の会社員の場合、独身なら42,000円、夫婦共働きで高校生の子が1人なら33,000円が上限の目安です。
子育て世帯は扶養家族の状況により控除上限が変わるため、各ポータルサイトのシミュレーターで必ず確認しましょう。
ワンストップ特例制度で確定申告不要に
会社員のママ・パパの強い味方が、ワンストップ特例制度です。
ふるさと納税先の自治体数が5団体以内で、各ふるさと納税先の自治体にふるさと納税ワンストップ特例の申請を行われた方は、原則として確定申告は不要です。
育児の合間に確定申告書を作る余裕はなかなか取れないもの。
書類1枚で済む仕組みは本当にありがたいですね。
申請期限と注意点
ワンストップ特例申請の書類は、寄付した翌年の1月10日必着で各自治体に郵送する必要があります。
1日でも遅れると確定申告が必要になるため、年末にまとめて寄付した場合はとくに注意しましょう。
最近はマイナンバーカードを使ったオンライン申請に対応する自治体も増えており、スマホだけで申請が完結するケースもあります。
確定申告が必要なケース
医療費控除や住宅ローン控除(初年度)を受ける場合や、寄付先が6自治体以上になった場合は、ワンストップ特例ではなく確定申告が必要です。
ワンストップ特例制度で申請した後に、確定申告を行うとワンストップ特例制度は無効になります。
確定申告を行う場合は、ワンストップ特例制度にて申請が完了しているご寄附も申告する必要がありますので注意してください。
ポイント廃止後の賢い選び方
制度改正でポイントが廃止された今、どうすればお得に・賢くふるさと納税を活用できるのでしょうか。
還元率と内容量で勝負する
ポイントに頼れない今こそ、返礼品そのものの「還元率」と「実用度」で選ぶことが鉄則です。
還元率とは、寄付額に対する返礼品の市場価格の割合のこと。
総務省ルールにより返礼品の調達価格は寄付額の3割以内に定められていますが、自治体や事業者の工夫により実質的な価値が高い返礼品も多数存在します。
クレジットカード決済を活用
ポータルサイトのポイント還元はなくなりましたが、クレジットカード会社が独自に付与するポイントは対象外です。
普段使いの高還元率カードで寄付額を支払えば、その分はしっかりポイントとして戻ってきます。
年内のスケジュール管理が大切
ふるさと納税の控除は1月1日〜12月31日の寄付が対象。
令和8年10月以降は残りの17.5%で送料や決済手数料等を抑えることが出来なければ、今より返礼品の魅力が落ちる(寄付額に対しての調達割合が落ちる)ことが予測されます。
気になる返礼品があるなら、年末の駆け込みに巻き込まれる前に、早めに動くのがおすすめです。
複数サイトを比較して選ぶ
同じ返礼品でも、ポータルサイトによって取り扱いの有無やキャンペーンが異なります。
ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ふるなび、さとふる、Amazonふるさと納税など、複数のサイトを比較して、自分に合ったところを選びましょう。
子育てがもっと楽しくなる返礼品活用術
おむつや離乳食以外にも、子育て世帯の毎日を豊かにする返礼品はたくさんあります。
ぜひ視野を広げてみてください。
木のおもちゃ・知育玩具で五感を育てる
各地の伝統工芸を活かした木のおもちゃは、温かみのある手触りで赤ちゃんへのファーストトイにぴったり。
地域の職人さんが丁寧に作った積み木や歯固めは、安心して与えられて、長く愛用できます。
出産祝いとして親戚や友人に贈るのにも喜ばれますよ。
絵本セットで読み聞かせ習慣を
定期便で毎月絵本が届く返礼品もあり、絵本ライフを始めるきっかけにもなります。
寝る前の読み聞かせは、親子の絆を深める大切な時間。
お気に入りの一冊が、お子さんの感性を豊かに育ててくれるはずです。
家族で楽しめるご当地グルメ
離乳食を卒業した1〜3歳の幼児食には、各地のお米やフルーツ、ハンバーグなど、家族みんなで分け合えるご当地グルメも魅力的。
「今夜はふるさと納税で届いた○○県のお肉だよ」と話しながらの食卓は、それだけで小さな食育になります。
パパ・ママへのご褒美アイテムも
毎日がんばる自分にもご褒美を。
スキンケア用品やコーヒー、地元のスイーツなど、寝かしつけ後のひとときを彩る返礼品を選べば、育児のモチベーションもぐっと上がります。「家族のために」だけでなく「自分のために」も忘れないのが、長く続けるコツです。
申し込み前に確認したい注意点
最後に、トラブルを避けるために必ず押さえておきたい注意点をまとめます。
寄付者本人の名義で申し込む
ふるさと納税の控除は、「寄付した本人の所得税・住民税」からしか受けられません。
たとえば専業主婦(夫)の方が自分名義のクレジットカードで寄付しても、所得がなければ控除は受けられないので注意。
共働き世帯では、所得の多い方の名義で申し込むのが基本です。
配送タイミングと保管スペース
人気のおむつや大容量返礼品は、申し込みから発送までに数週間〜1カ月以上かかる場合があります。
また、定期便ではない場合、大量に一度に届くこともあるため、家の保管スペースも事前にチェックしておきましょう。
キャンセル・変更は不可
多くのポータルサイトで案内されているとおり、寄付申し込み後のキャンセルや返礼品の変更はできません。
サイズや種類をしっかり確認したうえで決済しましょう。
高額返礼品は一時所得に注意
あまり知られていませんが、お礼の品の合計が50万円を超えた場合、またはほかの一時所得の金額との合計が50万円を超えている場合は、ふるさと納税のお礼の品は、一時所得として課税されます。
高所得世帯で寄付額が大きい場合は、税理士などに相談するのも一つの手です。
まとめ|小さな手間で、大きな笑顔を
ふるさと納税は、子育て世帯にとって「家計を助けながら全国とつながれる」すばらしい仕組みです。
おむつや離乳食、おしりふきといった日常の必需品を実質2,000円の自己負担で受け取れる魅力は、忙しい育児中だからこそ大きく実感できるはず。
2025年10月のポイント廃止で「お得感が減った」と感じる方もいるかもしれませんが、返礼品そのものの価値は変わりません。
クレジットカードのポイント活用や控除上限の把握、ワンストップ特例制度の利用といった基本を押さえれば、これまでと変わらず賢く活用できます。
育児は思い通りにいかないことだらけ。
だからこそ、ふるさと納税のような”自分にちょっと優しくしてあげられる仕組み”を上手に使って、笑顔の時間を少しでも増やしていきましょう。
今日寄付したおむつが、来月の家計と、明日の笑顔を、きっと支えてくれます。
