赤ちゃんとのお出かけに欠かせない育児グッズの代表格が「ベビーカー」です。でも、いざ選ぼうとすると「A型?B型?」「新生児からいつ使えるの?」「軽さと走行性、どっちを優先すべき?」・・・と種類が多すぎて迷ってしまいますよね。実際、抱っこ紐と並んで「買い物の失敗が多い育児グッズ」としてよく挙がるのがベビーカーです。
この記事では、新生児期(生後1か月)から安心して使えるA型ベビーカーを中心に、軽量モデルやセカンド用B型までを厳選し、重量・走行性・価格・使いやすさの観点から徹底比較します。実際の使用シーンをイメージしながら、あなたのライフスタイルにぴったりの1台を見つけてください。ベビーカー選びがうまくいくと、毎日のお出かけがぐっとラクで楽しくなりますよ。
ベビーカーを選ぶ前に知りたい基礎知識
ベビーカーの主な種類と特徴
ベビーカーは大きく分けて以下の4タイプがあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、使うシーンと赤ちゃんの月齢に合わせて選ぶことが大切です。
| タイプ | 特徴 | 使用開始の目安 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| A型 | 背もたれを深く倒せて新生児から使える本格派 | 生後1か月〜(製品により0か月〜) | 新生児期・メインのお出かけ全般 |
| AB型 (兼用) |
A型の機能を持ちつつ軽量・コンパクト。実質A型に分類 | 生後1か月〜 | 新生児期〜3歳頃まで1台で長く |
| B型 | 腰すわり後に使う軽量・簡易タイプ。価格も手頃 | 生後7か月頃〜(腰すわり後) | 買い替え・セカンド・旅行用 |
| 三輪タイプ | 大型エアタイヤで段差に強く走行性が抜群 | 製品により0〜1か月〜 | 徒歩移動が多い・公園・お散歩 |
新生児から使いたい場合は「A型(AB型)」か「三輪タイプ」が安心です。
この記事ではこの新生児対応モデルを中心に、成長後やセカンドに便利なB型もあわせて紹介していきます。
新生児期にベビーカーを使うときの注意点
新生児の体重は約3kg前後で、首もすわっていません。
ベビーカー選びでは以下のポイントを必ずチェックしましょう。
- 背もたれが150度以上倒せる(フラットに近い姿勢を保てる)か
- 頭や腰を支えるクッション・ヘッドサポートがあるか
- 対象月齢が「生後1か月〜」または「新生児〜」と明記されているか
- 地面の熱やホコリを避けられるハイシート(シート高50cm前後)か
⚠ 「A型」でも対象月齢は製品によって異なります。生後1か月からの製品が主流ですが、三輪タイプなどには生後0か月(退院日)から使えるモデルもあります。必ず取扱説明書の対象月齢・体重を確認してください。
⚠ ベビー用品メーカーのピジョンは、原材料費・物流コストの高騰を理由に、2026年内をもってベビーカーの生産を終了し、在庫がなくなり次第販売も終了すると発表しています(対象に「ランフィ」「epa」などを含む)。ピジョン製を検討中の方は在庫状況にご注意ください。
失敗しないベビーカーの選び方5つ
対象月齢とタイプをチェック
まず確認したいのが「いつから・いつまで使うか」です。
新生児から使うならA型(AB型)一択。一方、抱っこ紐と併用して腰すわり後から使うなら、軽量・安価なB型という選択肢もあります。
「A型1台で卒業まで」か「A型+B型の2台持ち」かを最初に決めると、製品選びがぐっとラクになります。
重量と折りたたみ・持ち運びやすさ
毎日使うものだからこそ、車への積み下ろしや玄関での持ち運びが負担にならない重さかどうかは重要です。
A型の軽量モデルは5kg前後、超軽量モデルなら4kg台もあります。
マンション住まいで階段やエレベーターを使う方、電車・バス移動が多い方は、折りたたんで自立するコンパクトモデルが便利です。
走行性(タイヤ・サスペンション・小回り)
意外と見落としがちなのが押し心地。
大きめのタイヤやサスペンションを備えたモデルは段差や凸凹道に強く、赤ちゃんへの振動も軽減できます。
特に徒歩移動が中心の方は、走行性を最優先に選ぶと満足度が高いです。前輪が自動で回転する「オート4輪(4キャス)」は小回りがきいて方向転換がラクになります。
シート高(ハイシート)と通気性
シート位置が地面から高い「ハイシート」設計は、夏のアスファルトの照り返しやホコリ、虫から赤ちゃんを遠ざけられます。
抱き上げ・抱き下ろしの腰への負担も軽くなるのがメリット。
赤ちゃんは汗っかきなので、メッシュ素材で通気性の良いシートだと一年を通して快適です。
安全基準と対面・背面の切り替え
国産モデルなら「SGマーク」、海外モデルなら欧州の「EN1888」など、安全基準に適合しているかも確認しましょう。
また、赤ちゃんと顔を合わせられる「対面」と、景色がよく見える「背面」を切り替えられる両対面式は、月齢や赤ちゃんの機嫌に合わせて使い分けられて便利です。
新生児から使えるベビーカーおすすめ10選
ここからは、人気のベビーカーを厳選して10製品ご紹介します。
新生児対応のA型を中心に、超軽量モデルやセカンドに便利なB型まで網羅しました。各製品の特徴を比較しながら、ご自身に合った1台を見つけてくださいね。
アップリカ ラクーナクッション AH
国内2大ブランドの一角「アップリカ」を代表する軽量A型ベビーカー。
5.6kgと軽量ながら両対面・オート4輪に対応し、独自の「メディカル成長マモール」が赤ちゃんの頭と腰をしっかり支えます。
2025年モデルでは15cmの大径タイヤを採用し、段差の乗り越えやすさと押しやすさが向上。軽さ・機能・安心感のバランスに優れた、迷ったらこれという定番モデルです。

- タイプ:A型(両対面)
- 対象月齢:生後1か月〜36か月(体重15kg以下)
- 重量:約5.6kg
- 特徴:オート4キャス・大径タイヤ・メディカル成長マモール
コンビ スゴカルminimo plus エッグショック AN
もう一方の国内大手「コンビ」のコンパクトA型ベビーカー。
奥行をギュッと縮めた設計で、狭い通路や改札、混雑した店内でもスイスイ進めます。
頭部を守る超・衝撃吸収素材「エッグショック」とハイシート53cmで、赤ちゃんの快適性も十分。電車・バス移動が多い都市部のご家庭に特に人気の高いモデルです。

- タイプ:A型(両対面切替)
- 対象月齢:生後1か月〜36か月(体重15kg以下)
- 重量:約5.1kg
- 特徴:エッグショック・ハイシート53cm・奥行コンパクト
サイベックス メリオ カーボン
世界中で支持されるドイツ発ブランド「サイベックス」の人気モデル。
フレームに軽くて丈夫なカーボンを採用し、5.9kgという軽さと滑らかな走行性を両立。
通気性のよいメッシュシートと片手開閉に対応し、洗練されたデザインも魅力です。機能性とおしゃれさを妥協したくない方に選ばれている人気の海外モデルです。

- タイプ:A型(両対面)
- 対象月齢:生後1か月〜3歳頃(体重15kg以下)
- 重量:約5.9kg
- 特徴:カーボンフレーム・片手開閉・メッシュシート・UPF50+
バガブー バタフライ2
オランダ発「バガブー」の、折りたたみ性能に振り切ったA型ベビーカー。
畳むとB型並みにコンパクトになり、狭い玄関や飛行機の客室にも対応。
全輪サスペンションで走行性も高く、生後0か月から体重22kg(約4歳)まで長く使えます。収納スペースが限られる住環境でも置きやすく、1台で長く使いたい方に最適です。

- タイプ:A型(背面)
- 対象月齢:生後0か月〜約4歳(体重22kg以下)
- 重量:約7.3kg
- 特徴:折りたたみ超コンパクト・全輪サスペンション・自立
エアバギー ココ ブレーキ EX フロムバース
「押して軽い」を追求した三輪ベビーカーの代表格。
大型エアタイヤとサスペンションで段差や凸凹道をなめらかに乗り越え、子どもが重くなっても押しやすさが変わりません。
退院日(生後0か月)からフルフラットで使え、手元のハンドブレーキで坂道も安心。徒歩移動や公園遊びが多い方に圧倒的な走行性で支持される一台です。

- タイプ:三輪A型
- 対象月齢:生後0か月〜3歳頃(体重22kg以下)
- 重量:約9.5kg
- 特徴:大型エアタイヤ・ハンドブレーキ・フルフラット・EN1888-2適合
アップリカ カルーンエアー AD
アップリカの超軽量A型ベビーカー。
3.9kgという軽さながら両対面・オート4輪・ハイシートを備え、新生児期から快適に使えます。
軽いので車への積み下ろしや玄関での取り回しもラクラク。「とにかく軽いA型がいい」という方にうってつけのコスパモデルです。

- タイプ:A型(両対面)
- 対象月齢:生後1か月〜36か月(体重15kg以下)
- 重量:約3.9kg
- 特徴:超軽量・オート4キャス・ハイシート
コンビ スゴカルエアー エッグショック
コンビの両対面式A型で最軽量クラスの3.9kgを実現したエントリーモデル。
エッグショックとメッシュシートを搭載しつつ、機能を絞ることで価格を抑えています。
背面切り替えで安定して押せるので、3万円台で新生児対応A型を探す方にぴったり。「最初からA型+B型の2台持ち」を前提に、A型のコストを抑えたい方に好相性です。

- タイプ:A型(両対面)
- 対象月齢:生後1か月〜36か月(体重15kg以下)
- 重量:約3.9kg
- 特徴:超軽量・エッグショック・メッシュシート・持ちカルグリップ
グレコ シティスター GB
コスパ重視派から根強い人気のグレコ。
4.2kgと軽量で、片手ワンタッチ開閉・たたんで自立と日常使いの使い勝手は十分。
ハンドルの前後切り替えで対面・背面に対応し、新生児期は対面で、首がすわったら背面で長く使えます。価格を抑えつつ両対面の機能はしっかり欲しい、という方に選ばれています。

- タイプ:A型(両対面)
- 対象月齢:生後1か月〜36か月(体重15kg以下)
- 重量:約4.2kg
- 特徴:片手ワンタッチ開閉・自立・対面/背面切替
サイベックス リベル
折りたたみの小ささに特化したサイベックスのウルトラコンパクトB型。
畳めば機内持ち込みサイズになり、旅行や帰省、車のトランクへの収納に大活躍。
腰がすわる生後6か月頃から体重22kg(約4歳)まで使え、リクライニングも段階調整できます。A型のセカンド機としても人気No.1クラスの「持ち運び最強」モデルです。

- タイプ:B型(背面)
- 対象月齢:生後6か月頃〜約4歳(体重22kg以下)
- 重量:約6.2kg
- 特徴:折りたたみ機内持込サイズ・自立・段階リクライニング
アップリカ マジカルエアー
アップリカのB型ベビーカーを代表する軽量モデル。
3.3kgと非常に軽く、片手ワンタッチ開閉で持ち運びもスムーズ。
A型からの買い替えやセカンド用として定番の存在で、価格も手頃です。腰がすわってから(生後7か月頃〜)使う、軽さ最優先のセカンドカーとして高評価です。

- タイプ:B型(背面)
- 対象月齢:生後7か月〜36か月
- 重量:約3.3kg
- 特徴:軽量・片手ワンタッチ開閉・コンパクト
おすすめ10選を一覧で比較
スペック比較表
ここまで紹介した10製品を一覧表で比較します。
価格は変動しますので、購入時に必ず最新価格をご確認ください。
| 製品名 | タイプ | 新生児対応 | 重量 | 両対面 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| アップリカ ラクーナクッション AH | A型 | ◎ 1か月〜 | 5.6kg | ○ | 約54,000円 |
| コンビ スゴカルminimo plus AN | A型 | ◎ 1か月〜 | 5.1kg | ○ | 約40,000円 |
| サイベックス メリオ カーボン | A型 | ◎ 1か月〜 | 5.9kg | ○ | 約66,000円 |
| バガブー バタフライ2 | A型 | ◎ 0か月〜 | 7.3kg | × | 約88,000円 |
| エアバギー ココ ブレーキEX | 三輪A型 | ◎ 0か月〜 | 9.5kg | × | 約79,200円 |
| アップリカ カルーンエアー AD | A型 | ◎ 1か月〜 | 3.9kg | ○ | 約33,000円 |
| コンビ スゴカルエアー | A型 | ◎ 1か月〜 | 3.9kg | ○ | 約30,000円 |
| グレコ シティスター GB | A型 | ◎ 1か月〜 | 4.2kg | ○ | 約18,000円 |
| サイベックス リベル | B型 | × 6か月〜 | 6.2kg | × | 約24,000円 |
| アップリカ マジカルエアー | B型 | × 7か月〜 | 3.3kg | × | 約20,000円 |
目的別おすすめピックアップ
- 迷ったらこれ(定番):アップリカ ラクーナクッション AH(軽さ・機能・安心のバランス)
- 都市部で電車移動が多いなら:コンビ スゴカルminimo plus(奥行コンパクトで小回り抜群)
- 走行性を最優先するなら:エアバギー ココ ブレーキEX(大型エアタイヤで段差に強い)
- 収納場所が狭い・長く使いたい:バガブー バタフライ2(折りたたみ超コンパクト&22kgまで)
- とにかく軽さ重視:アップリカ カルーンエアー AD/コンビ スゴカルエアー(3.9kg)
- コスパ重視:グレコ シティスター GB(両対面で約18,000円〜)
- セカンド・旅行用:サイベックス リベル/アップリカ マジカルエアー(軽量B型)
先輩ママ・パパのリアルな使い分け術
「A型+B型」の2台持ちも定番
抱っこ紐と同じく、ベビーカーも複数台を使い分けるご家庭が少なくありません。
例えば「新生児期〜1歳頃まではA型をメインに、腰がすわってからは軽量B型に切り替える」というパターンです。
1台ですべてのシーンをカバーしようとすると、どこかで不満が出がち。
長く使えるA型1台か、A型+セカンドB型の組み合わせか、を最初に検討するのが賢い選択です。
月齢別の使い分け例
参考として、よくある使い分けパターンをご紹介します。
- 新生児〜3か月:A型でフラットに近い姿勢を保ってお出かけ → 短時間の外気浴や1か月健診に
- 4か月〜6か月:首がすわって背面に切り替え → 景色を見せながらお散歩を楽しめる
- 7か月以降:腰がすわったら軽量B型も選択肢に → 旅行や帰省、ちょっとした外出が身軽に
住環境別の選び方
ベビーカー選びは住んでいる環境で最適解が変わります。
- マンション(エレベーターあり):折りたたんで自立するコンパクトモデルが置きやすい
- 戸建て・車移動が中心:多少重くても走行性・安定性重視。三輪タイプも快適
- 電車・バス移動が多い:軽量&奥行コンパクトで改札を通りやすいモデルが◎
ベビーカーを安全に使うためのポイント
正しい使い方の確認方法
ベビーカーに乗せたら、以下のチェックを習慣にしましょう。
- ベルトを正しく装着しているか:肩・腰・股のベルトを確実に留める
- 新生児期は背もたれを十分に倒しているか:首がすわるまではフラットに近い角度で
- 停車時はストッパー(ブレーキ)をかけているか:坂道や電車待ちでは必ず
- 荷物をハンドルにかけすぎていないか:後ろに転倒する原因になります
⚠ 赤ちゃんを乗せたまま、その場を離れないでください。
また、たたんだベビーカーの倒れ込みによる事故も報告されています。保管時は安定した場所に置きましょう。
お手入れ方法と寿命の目安
多くのベビーカーはシートを取り外して洗えます(製品により手洗い推奨・洗濯機可など異なります)。
食べこぼしや汗で汚れやすいので、定期的なお手入れを。
タイヤの摩耗、ベルトやバックルのほつれ・劣化が見られたら点検・買い替えを検討しましょう。
一般的な使用で2〜3年は問題なく使えます。
よくある質問(Q&A)
A型とB型、どちらから買えばいい?
新生児期から使うなら、背もたれを深く倒せるA型(またはAB型)が必須です。
抱っこ紐をメインにして、腰がすわる生後7か月頃からベビーカーを使い始める予定なら、軽量・安価なB型から始める選択肢もあります。
ライフスタイルとお出かけ頻度に合わせて選びましょう。
ベビーカーはレンタルと購入どっちがお得?
使用期間が短い、置き場所に困る、高価格モデルを試したい場合はレンタルが向いています。
一方、毎日のように使う・第二子も考えているなら購入のほうがトータルで割安になることが多いです。
「新生児期だけレンタル→腰すわり後にB型を購入」という組み合わせもよく選ばれています。
ベビーカーはいつから準備すればいい?
出産前の妊娠後期(8〜9か月頃)に用意しておくと安心です。
1か月健診や退院後の外出で早速使うことも多く、出産後は買い物に出かけにくくなります。
人気モデルは在庫切れの可能性もあるため、余裕をもって準備しましょう。
電車・バスでの使い方は?
公共交通機関では、混雑時を避ける・出入口付近のスペースを利用するなどの配慮が安心です。
たたんで自立する軽量モデルだと、車内でコンパクトに収まって周囲にも迷惑がかかりにくいです。
エレベーターやスロープの位置を事前に調べておくと、移動がスムーズになります。
まとめ
ベビーカーは育児の必需品であると同時に、赤ちゃんとの行動範囲を大きく広げてくれる大切なアイテムです。
最後に、選び方のポイントを振り返ります。
- 新生児から使うなら、背もたれを深く倒せるA型(AB型)か三輪タイプを選ぶ
- 重量・折りたたみやすさ・走行性・シート高を、住環境に合わせて優先順位づけする
- 長く使えるA型1台か、A型+軽量B型の2台持ちかを最初に決めると選びやすい
- 安全基準(SG/EN)を確認し、正しく使って定期的にお手入れする
お気に入りの1台を見つけて、赤ちゃんとのお出かけをめいっぱい楽しんでくださいね。
