育児と仕事の両立に疲れたママパパへ | セルフケア集

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「朝はバタバタ、日中は仕事、夜は寝かしつけと家事・・・気づけば自分のための時間がゼロ」。0〜3歳のお子さんを育てながら働いていると、こんな毎日が当たり前になってしまいますよね。可愛い我が子のはずなのに、疲れがたまるとイライラしてしまい、後で自己嫌悪に陥る・・・そんな経験はありませんか。

実は、育児と仕事の両立に限界を感じてしまうのは、あなたが「ダメな親」だからではありません。頑張り屋さんほど、一人で抱え込み、ギリギリまで疲労やストレスをため込んでしまうという共通の傾向があるのです。

この記事では、忙しい毎日の中でも実践できる「セルフケアのアイデア」を、すきま時間でできるものから人に頼るコツまで幅広く集めました。読み終わるころには、「これならできそう」「ちょっと肩の力が抜けた」と感じていただけるはずです。自分をいたわる時間が、結果的に育児を楽しくしてくれます。一緒に見ていきましょう。

朝の光が差し込むリビングで、コーヒーを片手にほっと一息つく30代の女性

目次

なぜ育児と仕事の両立は疲れるのか

まずは「疲れの正体」を知ることから始めましょう。
原因がわかると、対処もしやすくなります。

小さなストレスの積み重ねが限界を生む

両立がつらくなるのは、何か大きな出来事が一つあったからではありません。
育児と仕事の両立で限界を感じるのは、小さなマイナス要素がいくつも重なって極限まで疲労やストレスがたまることが原因だと指摘されています。
だからこそ、疲労やストレスが満タンまでたまる前に、定期的にリフレッシュできる時間を作ることが大切なのです。

0〜3歳の時期は、授乳・おむつ替え・夜泣き・後追い・イヤイヤ期と、休まる暇がありません。「自分の時間がない」「睡眠が足りない」という状態が日常化しやすく、疲れが慢性化してしまいます。

「自分の時間がない」が大きな負担に

多くの調査で、ワーキングペアレントの悩みの上位に「自分の時間が取れない」ことが挙がります。
実際、共働き世帯では「自分だけの時間」を確保するのが難しく、それでも多くの人が工夫して意識的にリフレッシュの時間を作っていることがわかっています。
一方で、「今は子どもが小さくて一人の時間が取れない」「常にワンオペで周りに子どもを預けられる人がいない」といった理由でリフレッシュが難しいと感じる方も少なくありません。

完璧主義が自分を追い詰める

「家事も育児も仕事も全部きちんとやらなきゃ」という気持ちは立派ですが、その完璧主義こそが疲れの最大の原因になりがちです。
家事・育児・仕事を全部完璧にこなせる人はいません。
手を抜ける部分は手を抜き、他人に任せられる部分はお願いし、思い通りにできなくても「まあ良いか」と気持ちを切り替えること
が、ストレスをためないコツです。

「自分ばかり大変」という状態が続くと、免疫が落ちて体調を崩したり、心のバランスを崩したりすることもあります。
疲れのサインを感じたら、無理せず早めにケアを始めましょう。


今すぐできる!すきま時間セルフケア

「まとまった時間なんて取れない」というのが本音ですよね。
でも大丈夫。
数分のすきま時間でできるセルフケアから始めてみましょう。

深呼吸でイライラをリセット

イライラした瞬間にすぐできるのが深呼吸です。
深呼吸には自律神経の働きを整える作用があると考えられており、緊張感やイライラを鎮める効果が期待できます。
交感神経を落ち着かせやすいのは息を吐いているときなので、最初に時間をかけて息を吐き切ることがリフレッシュに効果的
とされています。
お子さんがぐずって「もう無理」と思ったときこそ、まず3回、ゆっくり長く息を吐いてみてください。

1分ストレッチで体をほぐす

抱っこや授乳で凝り固まった体には、軽いストレッチがおすすめです。
ゆっくり呼吸を意識しながら行うストレッチは、副交感神経を優位にしてストレスを軽減する効果が期待でき、筋肉や関節を伸ばすことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が増えると言われています
痛みを我慢せず、心地よいと感じる程度にとどめるのがポイントです。

香りの力でリラックス

好きな香りを楽しむのも、手軽で効果的なセルフケアです。
香りを嗅ぐと脳に直接刺激が伝わり、感情をつかさどる部分や自律神経に情報が伝達されるため、心を穏やかにするリラックス効果が期待できます
ハンドクリームやルームスプレーなど、ふとした瞬間に香らせるだけでも気分が変わります。

アロマの精油を使う場合は、0〜3歳のお子さんがいる環境では使用方法・使用量に十分注意してください。
乳幼児には刺激が強すぎることがあるため、専門の協会のガイドラインを確認のうえ、安全に楽しみましょう。


自分時間を取り戻すアイデア

すきま時間に慣れてきたら、少しまとまった「自分時間」も作ってみましょう。
罪悪感を持つ必要はありません。

子どもが寝た後、間接照明の下でハーブティーを飲みながら本を読む親の手元

子どもが寝た後の「ご褒美タイム」

多くの先輩ママ・パパが、自由時間を確保しているのが「子どもが寝た後」です。
アンケートでも自由時間を確保できるタイミングのダントツ1位は「子どもが寝た後」で、次いで「パートナーにお世話を任せているとき」「実家に預けているとき」が続いています
寝かしつけ後に、好きな飲み物を用意してドラマを観たり、読書をしたり。
「太るかな?」と思っても、あえて気持ちの切り替えを優先しておやつを食べるという先輩の声もあります。
自分を甘やかす時間も立派なセルフケアです。

「涙活」で心をスッキリさせる

意外なリフレッシュ法が「泣くこと」です。
感動的な映画やドラマを観て思いっきり泣くことは、ストレス解消に効果的だと言われています。
子どもを寝かしつけた後、心が震えるような作品を観て涙を流せば、モヤモヤが流れて清々しい気分になり、「また頑張ろう」と思えるはずです。

お風呂を癒しの時間に変える

毎日のお風呂も、工夫次第で極上のリラックスタイムになります。
好きな香りの入浴剤を準備し、ぬるめの温度で半身浴をしながら、本を持ち込んだり音楽を聴いたりして好きなことを楽しむと、すっかりリフレッシュできます
寒い季節は肩にタオルをかけておくのがおすすめです。
たった10分でも、一人でゆっくりお湯につかる時間は心と体をほどいてくれます。


ストレス解消は「3つのR」で考える

セルフケアを習慣化するには、考え方の軸を持っておくと便利です。
厚生労働省が示す「3つのR」を意識してみましょう。

Rest(休養):まずは睡眠を最優先に

厚生労働省の「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」では、ストレス解消には「Rest(休養)」「Recreation(娯楽)」「Relax(リラックス)」の3つのRが大切とされています。
中でも見落とされがちなのが睡眠です。
子どもが寝た後は自分時間を楽しみたくなりますが、まずは睡眠時間を確保することが先決で、睡眠不足は脳や体の機能を低下させ、集中力を乱して仕事上のミスや体調不良につながります
「夕食後15分だけ横になる」「土日のどちらかはパートナーに任せて寝る」といった短い休養でも、体力は確実に回復します

Recreation(娯楽):日常に小さな楽しみを

まとまった娯楽の時間が取れなくても大丈夫です。
娯楽の時間を持ちにくい場合は、毎日のルーティンや子育ての中に楽しみを取り入れるのがおすすめで、「会社帰りにご褒美スイーツを買う」「休日は子どもと一緒に体を動かす」など、日常を少しだけ充実させる工夫が効果的です。

Relax(リラックス):軽い運動も効果的

体を動かすことも立派なリラックス法です。
有酸素運動は副交感神経を優位にしてストレスを軽減すると言われており、スクワットなど特別な器具がいらない運動でもリフレッシュ効果が期待できます。
ただし、激しすぎる運動は逆に疲れてしまうため注意が必要
です。
ヨガやウォーキングなど、心地よく続けられるものを選びましょう。


一人で抱え込まない!人に頼るコツ

セルフケアと同じくらい大切なのが「頼る力」です。
頼ることは甘えではなく、家族みんなが笑顔でいるための賢い選択です。

公園で子どもと一緒に笑い合いながら遊ぶ夫婦の様子

家事を手放す・家電に任せる

完璧な家事を目指すのをやめましょう。
先輩パパの中には、ロボット掃除機・食洗機・乾燥機付き洗濯機・電動調理器など家電に家事をアウトソースした結果、家事の負担が減った分、育児や夫婦の時間が増えたという声があります。
家事分担も「当番制」にこだわらず、気づいた人がやるスタイルにしたら、駆け引きのストレスが消えたという体験談も。
家電や仕組みに頼ることは、立派な時短戦略です。

パートナーと「引き算」で話し合う

両立を考えるとき、つい「あれもこれも」と足し算思考になりがちです。
でも大切なのは逆の発想です。
仕事と子育ての両立は「あれもこれも」という足し算になりやすいけれど、むしろ「何をカットできるか」という引き算がポイントになります。
パートナーと「やめてもいいこと」を一緒に書き出してみると、肩の荷が軽くなります。

愚痴を吐き出す「グチタイム」を作る

疲れの一因は、モヤモヤや不満をため込んでしまうことにあります。
ある専門家は、週1回の「グチタイム」を家族で設け、食事をしながら不満を吐き出すことを続けたところ、だんだん吐き出したい愚痴がなくなり、心の疲労や悩みが軽減されたと語っています。
家族で定期的に「愚痴を言う日」を作るのも、おすすめのケアです。

外部サービスや自治体の支援を活用する

思い切って外部の手を借りるのも有効です。
家事代行サービスを利用すれば、洗濯や掃除、買い物のほか、サービスによっては料理の作り置きまでプロが代わりに行ってくれます
費用が心配な場合は、自治体のベビーシッター割引券や助成金などを活用する方法もあります。
たとえば埼玉県では、毎日子育てに忙しい母親・父親に日頃の疲れを癒やし気分転換してもらうため、子ども連れでも安心して利用できるサービスを提供する「ママ・パパ・リフレッシュ事業」が実施されています。
お住まいの自治体の支援制度も、ぜひ一度調べてみてください。


知っておきたい両立支援制度の最新事情

セルフケアを支える土台として、社会の制度も大きく変わっています。「頼っていい環境」が広がっていることを知っておきましょう。

男性の育休取得率が4割を突破

パートナーと協力しやすい環境は、確実に整いつつあります。
厚生労働省が2025年7月に公表した「令和6年度雇用均等基本調査」によると、男性の育児休業取得率は初めて40%を超え、過去最高の40.5%に達しました
2022年度は17.13%だったことを考えると、わずか2年で20ポイント以上も上昇したことになります。
育児休業を取得した男性のうち82.6%が、2022年に導入された「産後パパ育休」を利用しており、制度の効果が表れています。

2025年の法改正で広がる柔軟な働き方

働き方を支える制度も拡充されています。
改正育児・介護休業法では、妊娠・出産の申し出時や子が3歳になる前に、労働者の仕事と育児の両立に関する個別の意向を聴取・配慮することが事業主に義務付けられました
さらに、2025年4月の法改正により、男性の育児休業取得状況の公表義務が、従業員数300人超1,000人以下の企業にも拡大されています。
テレワークや短時間勤務など、柔軟な働き方を選べる環境が整いつつあります。

制度を「知って・使う」ことが大切

制度はあっても、知らなければ使えません。
2024年度の育児休業取得率は女性が86.6%、男性が40.5%で、男女差はまだ大きいのが現状です。
短時間勤務制度や所定外労働の制限など、利用できる制度がないか勤務先に確認してみることが、両立をぐっと楽にする第一歩になります。
制度の利用条件や内容は企業・自治体によって異なります。
必ず勤務先の人事担当やお住まいの自治体の窓口で、最新かつ正確な情報を確認してください。


育児が楽しくなるマインドセット

最後に、毎日を少し軽やかにする「考え方のコツ」をお伝えします。
セルフケアは、心の持ち方とセットで効いてきます。

「ま、いいか」を口ぐせにする

完璧を手放すと、驚くほど心が楽になります。
家事も育児も完璧にこなそうとすると負担が大きくなり心身が疲れる原因になるため、「ま、いいか」と割り切ることが大切です。
疲れたときはお惣菜に頼ったり、少し家が散らかっていても目をつむったり。
完璧にこなすことより、親が楽しく過ごすほうが、子どもにとっても何より嬉しいことなのです。

自分時間が「優しい気持ち」を育てる

セルフケアは、決してわがままではありません。
むしろ家族のためになります。
リフレッシュした親は子どもに優しく接することができ、自由な時間を持つことで改めて子どもとちゃんと向き合えるようになります。
あるパパは、第1子のときに趣味を我慢してストレスがたまり、仕事も育児もうまくいかない時期を経験したことから、自分の趣味を楽しむことの大切さを実感したと語っています。
自分を満たすことが、家族の笑顔につながるのです。

「今だけ」と気づくと愛おしくなる

夜泣きも後追いもイヤイヤ期も、つらい真っただ中にいるとずっと続くように感じます。
けれど、それは人生のほんの一時期。
手のかかる今の時間も、後から振り返れば二度と戻らない愛おしい日々です。
疲れた日は無理をせず、調子のいい日にお子さんとの時間を思いきり楽しむ。
そんなメリハリこそが、長い子育てを笑顔で乗り切る秘訣です。


まとめ:自分をいたわることが家族の笑顔に

育児と仕事の両立に疲れてしまうのは、あなたが毎日一生懸命に頑張っている証拠です。
今回ご紹介したセルフケアのアイデアを、もう一度振り返ってみましょう。

  • すきま時間に深呼吸・ストレッチ・香りで気分をリセットする
  • 子どもが寝た後のご褒美タイムやお風呂で自分時間を取り戻す
  • 「Rest・Recreation・Relax」の3つのRを意識して休養を最優先に
  • 家電・家事代行・自治体の支援など、頼れるものには遠慮なく頼る
  • パートナーと「引き算」で話し合い、愚痴を吐き出す習慣を作る
  • 「ま、いいか」を口ぐせに、完璧主義を手放す

大切なのは、すべてを完璧にこなすことではなく、あなた自身が心も体も元気でいることです。
親が笑顔でいられれば、その明るさは必ずお子さんにも伝わります。
社会の制度も、家電も、地域のサポートも、あなたを助けるために存在しています。
一人で抱え込まず、上手に頼りながら、自分をいたわる時間を少しずつ取り入れてみてください。

今日できることを一つだけでも試してみる。
それだけで、明日の育児がきっと少し楽しくなります。
頑張りすぎているあなたが、毎日を笑顔で過ごせますように。

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