1歳がチャイルドシートを嫌がる | 楽しく乗せるコツ

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「赤ちゃんの頃はおとなしく乗っていたのに、1歳を過ぎたら急にチャイルドシートを嫌がるようになった・・・」そんな悩みを抱えていませんか。ドアを開けただけで泣き出したり、ベルトを留めようとすると全身で海老反りになったり。毎回の乗せ降ろしが格闘のようになって、お出かけ自体が憂うつになってしまうこともありますよね。

でも、安心してください。1歳児がチャイルドシートを嫌がるのは、成長の証であり、とても自然なことです。嫌がる理由を知って、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、親子のお出かけはぐんと楽しくなります。この記事では、月齢別の原因から、今日からすぐ試せる声かけ・グッズ・環境づくりのコツまで、たっぷりとご紹介します。読み終わるころには、きっと「ちょっと試してみようかな」と前向きな気持ちになれるはずです。

車のドアの前でチャイルドシートに乗るのを嫌がって泣いている1歳くらいの子どもと、優しく見守る母親

1歳がチャイルドシートを嫌がるのは普通

まず最初にお伝えしたいのは、1歳前後で急にチャイルドシートを嫌がるのは、ほとんどのお子さんに見られる「あるある」だということです。
むしろ嫌がらない方が珍しいと言われるほどで、決してあなたの育て方や対応が悪いわけではありません。

嫌がるのは成長している証拠

1歳前後は、自分で歩けるようになり、自我が芽生えてくる時期です。「自分で動きたい」「自由でいたい」という気持ちが強くなるため、体を固定されるチャイルドシートに抵抗を感じるようになります。
育児の専門相談でも、1歳半という幼さでは、チャイルドシートに座らなければならない理由を理解できなくて当然とされています。
つまり嫌がるのは、心と体が順調に育っている証拠なのです。

「昨日まで平気だったのに」が起こる理由

「生まれたときからずっとおとなしく乗っていたのに、急に嫌がり始めた」というケースはとても多く見られます。
実際に、1歳になる少し前から急に暴れて大泣きするようになり、一人での買い物が難しくなったという相談も寄せられています。
これは記憶力や感情が発達し、「乗りたくない」という意思をはっきり示せるようになったからこそ。
一時的なものであることがほとんどなので、焦らず付き合っていきましょう。


嫌がる主な原因を月齢別に解説

対策を考える前に、まずは「なぜ嫌がるのか」を知ることが近道です。
原因がわかれば、お子さんに合った解決策が見えてきます。
原因は一つとは限らず、いくつかが重なっていることも多いものです。

1歳児に多い「動きたい・自由でいたい」

1歳児がチャイルドシートを嫌がる代表的な理由として、動きたい・遊びたい・自由に身動きが取れないのが嫌・肩ベルトをしたくない、といった気持ちが挙げられます。
歩き始めて行動範囲が広がった時期だからこそ、じっと座らされることへの不満が大きくなります。
また、抱っこしてほしいという甘えの気持ちが理由になっていることもあります。

暑い・かゆい・きつい「不快感」

大人が思っている以上に、子どもは体の不快感に敏感です。
暑くて汗ばんでいたり、シートの素材がチクチクしたり、ベルトがきつかったりすると、それだけで乗りたくなくなってしまいます。
新生児用のクッションを付けっぱなしにしていると体に合わず窮屈になることがあり、製品によっては身長60cm・体重7kgを超えたら外す目安とされています。
成長に合わせてクッションを外す、サイズを見直すといった対応も大切です。

チャイルドシートのベルトの締め具合を確認する母親の手元のクローズアップ

眠い・お腹がすいた・ママが見えない不安

眠いのに眠れない「寝ぐずり」や、空腹、そして「ママ・パパの姿が見えない不安」も大きな原因です。
特に後ろ向きに設置している場合、運転中の保護者の顔が見えず、心細くなって泣いてしまう子も少なくありません。
逆に言えば、これらは環境を少し変えるだけで改善できる可能性が高い原因でもあります。


今日から試せる楽しく乗せるコツ

ここからは、実際に多くの家庭で効果があった「楽しく乗せるコツ」をご紹介します。
大切なのは、チャイルドシートを「いやな場所」ではなく「楽しい場所」だと感じてもらうこと。
ゲーム感覚で取り入れてみてください。

「ごっこ遊び」で乗りたい気持ちに

育児相談でもすすめられている方法が、ごっこ遊びの活用です。
たとえば、出かける前にお子さんを抱っこして「チャイルドシートさん、今日も大事な○○ちゃんをよろしくね」と語りかけ、お気に入りのおもちゃや人形も一緒に座らせるという方法。
楽しい音楽をかけて「では、出発しまーす!」とスタートすれば、乗ること自体が遊びの一部になります。
心と時間にゆとりがあれば、ほんの1〜2分でできる工夫です。

お気に入りグッズや「特別感」の演出

あるご家庭では、お子さんが大好きなキャラクターのハンドル型おもちゃを車の外から見せると大興奮し、そのまま機嫌よく座ってくれたそうです。
「チャイルドシートに座ったときだけ遊べる特別なおもちゃ」を用意するのは、とても効果的な方法です。
普段は見せず、車に乗るときだけ登場させることで「乗りたい!」という気持ちを引き出せます。
ぶら下げるタイプのおもちゃも人気ですが、1歳ごろは落としてしまって怒ることも多いので、簡単に拾えるものや落ちにくいタイプを選ぶと安心です。

声かけと「乗ると楽しい」の言いきかせ

言葉の理解が進んでくる1歳半以降は、声かけがぐっと効いてきます。
「ブーブーでお出かけしようね」と、チャイルドシートに乗ると楽しい場所へ行けることを繰り返し伝えることで、年齢が上がるにつれて納得して座ってくれるようになります。
到着後に「上手に座れたね!」とたくさん褒めるのも、次への意欲につながります。

チャイルドシートに座ってお気に入りのおもちゃで笑顔で遊んでいる1歳児


環境を変えて乗りやすくする工夫

声かけやグッズと並んで効果が高いのが、乗る環境そのものを見直すことです。
ちょっとした配置やシートの変更で、驚くほどすんなり座ってくれることがあります。

設置場所を変えてみる

運転席の後ろに設置していたチャイルドシートを助手席の後ろに移したところ、保護者の姿が見えるようになり、落ち着いて乗ってくれるようになったというママの声があります。
設置場所を変えるだけで「ママが見えない不安」が解消され、ぐずりが減ることがあります。
安全に固定できる範囲で、位置を工夫してみるのも一つの手です。

シートの種類・サイズの見直し

成長に合わせてシートそのものを見直すのも有効です。
あるご家庭では、1歳半を過ぎて抜け出すようになったお子さんに、座り心地が気に入ったようで嫌がらず座ってくれるようになったという例があります。
乗車姿勢や目線が変わることで、快適に感じられるようになるのですね。
ただしシートの切り替えには安全基準上の身長・体重の目安があるため、必ず製品の対象範囲を確認してから判断してください。


長距離・長時間の移動を乗り切る

近所の移動なら何とかなっても、長距離になると話は別。
子どもの集中力には限界があるため、長時間の移動には別のアプローチが必要です。

こまめな休憩で「飽き」を防ぐ

育児相談では、面白く工夫されたテレビ番組ですら飽きてしまう時間があるように、子どもには持続できる時間の限界があると指摘されています。
長い移動では、途中でこまめに休憩を取ることが何より大切です。
サービスエリアや公園で少し体を動かすだけでも、気分が切り替わってまた機嫌よく乗ってくれます。
スケジュールにあらかじめ休憩時間を組み込んでおくと、心にゆとりが生まれます。

歌・おやつ・景色で気分転換

移動中は、お気に入りの音楽や手遊び歌を流したり、窓の外の景色を一緒に楽しんだりするのがおすすめです。「あ、わんわんいるね」「赤い車だね」と声をかけると、退屈な時間が楽しい発見の時間に変わります。
手づかみできる小さなおやつを用意しておくのも、ぐずり対策として心強い味方になります。


嫌がっても必ず使うべき理由

「こんなに泣くなら、近所だけでも抱っこで・・・」とつい思ってしまうかもしれません。
けれど、チャイルドシートはお子さんの命を守る大切な装備です。
ここでは、最新のデータをもとにその重要性をお伝えします。

法律で定められた6歳未満の義務

チャイルドシートは2000年4月から道路交通法で使用が義務付けられており、6歳未満の幼児を車に乗せる際は必ず使用しなければなりません。
違反した場合は運転者に違反点数が科されます。
なお、6歳以上でも身長150cm未満の子どもにはチャイルドシートやジュニアシートの使用が推奨されています。
嫌がるからといって使わない、という選択肢はないのです。

未使用時の致死率データ

安全面のデータは非常に明確です。
警察庁の調査によると、チャイルドシート不使用時の致死率は、適切に使用していた場合と比べて約4.7倍も高いとされています。
また、時速40kmで衝突した場合、体重10kgの子どもには体重の約30倍にあたる約300kgもの力がかかると言われ、大人が抱っこで支え続けることは不可能です。
どんなに泣いても、チャイルドシートに座らせることが、最も確実にお子さんを守る方法なのです。


正しい使い方で安全性を最大化

意外と見落とされがちなのが、「使っていても正しく使えているか」という点です。
せっかくのチャイルドシートも、取り付けや座らせ方が間違っていると、本来の安全性能を発揮できません。

調査でわかった「ミスユース」の実態

JAFと警察庁が合同で実施した最新の全国調査では、6歳未満のチャイルドシート使用率は過去最高の82.4%に達した一方、正しく取り付けられていたのは74.8%、正しく着座できていたのは55.6%にとどまりました。
つまり、使っていても約半数に何らかの誤使用が見られたということです。
最も多いミスは、腰ベルトやハーネスの締め付け不足でした。

後ろ向き・ベルトの締め方の基本

最新の安全基準であるR129では、新生児から生後15か月までは後ろ向き取り付けが義務化されています。
これは、衝突時の衝撃を背中の広い面で受け止め、首への負担を軽くするためです。
欧州の試験では後ろ向き装着により事故時の体への損傷が7割以上軽減できると実証されており、できるだけ長く後ろ向きで使うことが推奨されています。
日常では、ハーネスの高さを肩の位置に合わせ、ベルトのねじれをなくし、指が1〜2本入る程度にしっかり締めることを毎回確認しましょう。


まとめ|嫌がる時期も楽しく乗り越えよう

1歳児がチャイルドシートを嫌がるのは、自我が芽生え、心も体も順調に成長している証です。
決して特別なことではなく、多くの家庭が通る道なので、どうか自分を責めないでくださいね。
原因は「動きたい」「不快」「不安」などさまざまですが、ごっこ遊びやお気に入りグッズ、設置場所の見直し、こまめな休憩といった工夫で、少しずつ「楽しい場所」に変えていくことができます。

そして何より大切なのは、どんなに嫌がっても必ず使うこと。
チャイルドシートはお子さんの命を守る、何にも代えがたい大切な装備です。
正しく取り付け、正しく座らせることで、その安全性は最大限に発揮されます。
今日ご紹介したコツの中から、まずは一つでも気軽に試してみてください。
嫌がる時期は永遠には続きません。
工夫を重ねながら、親子のお出かけがもっと楽しく、もっと笑顔あふれる時間になることを願っています。

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