「映画の中に入り込んだようなジブリの世界を、赤ちゃんと一緒に楽しめたら・・・」そんな夢のような時間が叶うのが、愛知県長久手市にあるジブリパークです。とはいえ、0〜3歳の小さなお子さんを連れての外出となると、「ベビーカーは使えるの?」「授乳室はある?」「赤ちゃん連れでも本当に楽しめる?」と、不安も尽きませんよね。
結論からお伝えすると、0〜3歳の子連れでもジブリパークは十分に楽しめます。少しの事前準備とコツさえ押さえれば、赤ちゃんもパパママも笑顔で過ごせる素敵な一日になります。このガイドでは、ベビーカー事情から授乳室の場所、チケットの選び方、月齢別の楽しみ方まで、公式情報と来園者の体験談をもとに、子育て中の親御さん目線でまるごと解説します。

ジブリパークは赤ちゃん連れでも楽しめる
「小さな子どもを連れて行っても大丈夫かな?」という不安は、多くの親御さんが抱くものです。
まずは、年齢制限や赤ちゃん連れの基本的な考え方から見ていきましょう。
0歳・1歳・2歳でも入場できる
ジブリパークには年齢制限はなく、0歳の赤ちゃんから入場できます。
3歳以下のお子さんはチケットが無料なので、大人のチケットがあれば一緒に入場できます。
子ども料金がかかるのは4歳以上からです。
実際に、生後7か月の赤ちゃんや1歳児を連れて訪れたという体験談も数多くあります。
「子どもがもう少し大きくなってから行くか悩んだけれど、1歳児と一緒でも十分に楽しめた」という声もあり、月齢が低くても無理なく過ごせることがわかります。
赤ちゃんは「雰囲気」を楽しむスタンス
正直なところ、ジブリ作品の展示内容を理解して楽しめるのは3〜4歳くらいからです。
赤ちゃんのうちは作品の世界を認識して楽しむというより、自然の中の心地よい空気や色彩、雰囲気を感じる程度になります。
とはいえ、親御さんがジブリファンであれば家族で訪れる価値は十分にあります。
赤ちゃんが大きくなってから写真を見せて「ここに一緒に行ったんだよ」と話すのも、かけがえのない思い出になりますよ。
「親がジブリの世界を楽しむために行く」というスタンスでいると、気持ちが楽になります。
ベビーカー事情を完全把握
子連れジブリパークで最も気になるのが、ベビーカーが使えるかどうかです。
ここはしっかり理解しておきましょう。
公園内はOK、エリア内はNG
ジブリパークは広大な「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」の中に5つのエリアが点在する形でつくられています。
公園内の移動ではベビーカーが使えますが、ジブリパーク各エリアの建物内には一部を除いてベビーカーを持ち込めません。
建物に入る際は、各エリアの入口付近に設けられたベビーカー置き場に預けることになります。
屋外エリア(青春の丘、どんどこ森、もののけの里、魔女の谷)の散策はベビーカーで可能ですが、建物内部はすべて預ける必要があると覚えておくとよいでしょう。
なお、屋内施設である「ジブリの大倉庫」はエリア全体がベビーカー不可です。
ベビーカー置き場には管理スタッフが常にいるとは限らないため、財布・スマホ・車の鍵などの貴重品は必ず手持ちにしてください。
万が一なくなっても困らない替えのおむつや着替えなどだけを残すのが安心です。

抱っこ紐・ヒップシートは必須
建物内では抱っこでの移動が基本になるため、抱っこ紐やおんぶ紐、ヒップシートは必ず持参しましょう。
エリア内では「疲れたらベビーカーで寝かせる」ということができないので、抱っこが長時間に及ぶことも想定しておく必要があります。
1〜2歳の歩きたがる時期でも、施設内は階段や段差が多く自由に歩かせるのが難しい場面があります。
歩いたり抱っこしたりの切り替えがしやすいヒップシートタイプの抱っこ紐があると、親御さんの負担がぐっと軽くなります。
抱っこ紐なら大人と同じ目線で展示を見られるので、赤ちゃんにとってもメリットがありますよ。
体験談では「夫婦交代で抱っこするつもりが、結局9割をママが抱っこしていた」という声も。
普段から抱っこ紐に慣れていない方は、事前に家で練習しておくと当日スムーズです。
無料レンタルもある
ベビーカーを忘れても安心です。
愛・地球博記念公園では無料のベビーカー貸し出しを実施しています。
貸し出しは北口案内所と西口案内所・休憩所で行っており、生後7か月〜3歳未満向けのベビーカーが用意されています。
ただし台数に限りがあるため、利用したい方は早めの手続きがおすすめです。
3〜4歳でも広い敷地を1日歩くのは体力的にハードなので、帰りの移動用にコンパクトなベビーカーを持って行くと安心です。
授乳室・おむつ替えの場所
赤ちゃん連れの外出で最も心配なのが、授乳やおむつ替えの設備です。
ジブリパークは設備が充実しているので、ここを押さえておけば安心です。
授乳室は大倉庫と魔女の谷
公式情報によると、授乳室・ベビールームがあるのは「ジブリの大倉庫」と「魔女の谷」の2エリアです。
おむつ替えスペースは各エリアにそれぞれ用意されています。
ジブリの大倉庫には1階インフォメーション隣など複数のベビールームがあり、おむつ替え台、調乳用のお湯が出る給湯器、カーテンで仕切られた個室の授乳室がそろっています。
館内はエアコンが効いていて天候にも左右されないため、0歳児連れでも快適に過ごせると評判です。
魔女の谷では、レストラン「空飛ぶオーブン」の奥にベビールームがあり、外から直接つながる出入り口もあるので授乳やミルク作り、おむつ替えに便利です。
公園内の施設も活用できる
ジブリパークの各エリアだけでなく、愛・地球博記念公園内にも授乳やおむつ替えができる場所が複数あります。
三日月休憩所、地球市民交流センター、西口案内所・休憩所には調乳用のお湯も用意されています。
公園内はベビーカーで移動できるため、エリア間の移動中に立ち寄っておむつ替えを済ませてしまうのも賢い方法です。
公園内のトイレは多くがバリアフリー対応で、おむつ替えしやすい環境が整っています。
ジブリパークの各エリア内にはコインロッカーやクロークがありません。
コインロッカーは公園の北口案内所などにありますが数に限りがあるため、荷物はなるべく少なくしてお越しください。
子連れにおすすめのチケット
ジブリパークは完全予約制・日時指定制で、当日その場でチケットを買うことはできません。
種類が複数あって迷いやすいので、子連れ目線で選び方を整理します。
チケットの種類と料金
ジブリパークは「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の5エリアで構成されています。
複数エリアを回れるセット券と、特定エリアだけのエリア券があります。
全エリアと建物内部まですべて観覧できる「大さんぽ券プレミアム」の料金は、2026年6月入場分まででは平日が大人7,300円・子ども(4歳〜小学生)3,650円、土日休が大人7,800円・子ども3,900円です。
大きな2エリア(ジブリの大倉庫と魔女の谷)を中心に楽しめる「大さんぽ券スタンダード」は、平日が大人3,300円・子ども1,650円、土日休が大人3,800円・子ども1,900円です。
いずれも購入時に1枚につきシステム利用料110円が別途かかります。
なお3歳以下は無料で、申込人数にも含まれません。
なお、2026年7月入場分からチケット内容が一部リニューアルされ、新たに「里山さんぽ券」が登場します。
これは魔女の谷・もののけの里、どんどこ森の山頂に入場できるセット券で、料金は平日が大人1,000円・子ども500円、土日休が大人1,500円・子ども750円です。
屋外中心で気軽に散策したい子連れに向いた選択肢です。
料金や内容は変更されることがあるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
赤ちゃん連れにおすすめは
0〜2歳の赤ちゃん連れで初めて訪れるなら、屋内で天候に左右されず設備も充実している「ジブリの大倉庫」を含むチケットがおすすめです。
大倉庫だけでも見どころが多く、ベビールームも整っているので、無理なく回れます。
たくさん歩く屋外散策を中心に楽しみたい場合や、お散歩メインでゆったり過ごしたい場合は、ベビーカーから降りずに回れる場面が多い魔女の谷を含むプランや、里山さんぽ券も検討するとよいでしょう。
予約のコツと注意点
チケットは入場月の2か月前の10日14時から販売が始まります。
例えば9月入場分なら7月10日14時の発売です。
購入は公式の「Boo-Wooチケット」、または全国のローソン・ミニストップ店頭の「Loppi」で行えます。
購入後の日時変更・払い戻しはできません。
また入口では本人確認が行われる場合があるため、申込者本人が身分証明書を持参して入場する必要があります。
転売チケットの購入は避けましょう。
人気の日はすぐ売り切れますが、キャンセル分が戻ることもあるので、希望日が「×」でも諦めず定期的にチェックするのがおすすめです。

赤ちゃんと回るおすすめプラン
小さな子連れでは、1日で全エリアを回ろうと欲張ると大人が疲れてしまい、後半を楽しめなくなりがちです。
月齢に合わせた無理のないプランを立てましょう。
0〜1歳はエリアを絞る
0〜1歳の赤ちゃん連れなら、訪れるエリアを1〜2か所に絞るのが正解です。
滞在時間は2〜3時間を目安に、授乳や昼寝といった赤ちゃんの生活リズムに合わせて行動しましょう。
おすすめの流れは「午前中にメインのエリアを1か所集中して回り、午後は公園内の広場で休憩しながらもう1か所」というペースです。
ジブリの大倉庫を最優先にして、余力があればどんどこ森や魔女の谷に足を延ばすプランが無理がありません。
ジブリパーク自身も「ゆっくり来てください」と案内しているので、焦らずのんびり過ごすのが正解なのです。
2〜3歳が喜ぶスポット
2〜3歳になると、体を動かして遊べるスポットが楽しめるようになります。
どんどこ森にある「サツキとメイの家」周辺では、山頂までスロープカー「どんどこ号」に乗れます。
この「どんどこ号」はベビーカーや車いすの方が優先で利用できるので、抱っこで疲れたときにも助かります。
山頂には高さ約5mのトトロを模した木製遊具「どんどこ堂」があり、小学生以下のキッズだけが中に入れます。
さらにジブリの大倉庫には、0歳から小学生以下しか入れない「子どもの街」や「ネコバスルーム」があり、小さな子どもが大興奮できる空間になっています。
これらは撮影禁止エリアですが、子どもが思い切り遊べる貴重なスポットです。
移動には園内バスを活用
5つのエリアは離れた場所にあり、最も遠いどんどこ森は最寄り駅から1km以上の距離があります。
小さな子連れの移動には、公園内を走る無料の園内バスを活用すると体力を温存できます。
屋外エリアは石畳や砂利道もあるため、親御さんも歩きやすいスニーカーで、身軽な服装で行くのがおすすめです。
青春の丘は階段を使えば近いものの、ベビーカーや車いすではスロープを使うため大回りになる点も覚えておきましょう。
子連れランチと食事の工夫
赤ちゃん連れの一日では、食事の時間も大切なポイントです。
離乳食の扱いや授乳のタイミングを知っておきましょう。
離乳食の持ち込みについて
ジブリパークのエリア内では、原則として持ち込んだ食べ物を食べる場所はありませんが、離乳食については持ち込みが認められています。
実際にジブリの大倉庫のエントランスで、スタッフから離乳食の持ち込みが可能だと説明されたという体験談があります。
市販のベビーフードを持参しておくと安心です。
レストランには子ども用の椅子はありますが、チェアベルトが付いていないことが多いようです。
月齢の低い赤ちゃんはベビーカーに座らせて食べさせたり、抱っこで食べさせたりと工夫している家庭が多いです。
離乳食を食べさせると時間がかかるため、食事はゆとりを持ったスケジュールにしておきましょう。
レストラン・カフェの利用
魔女の谷のレストラン「空飛ぶオーブン」は店内が広々としていて、ベビーカーでの入店もスムーズだと評判です。
前述の通り、店内奥にはベビールームもあるので、食事と授乳・おむつ替えをまとめて済ませられて便利です。
人気のレストランやカフェは入店待ちが発生することがあり、食事だけで1時間以上かかるケースも。
混雑する時間帯を避け、早めのランチを心がけるとスムーズです。
子連れで行くなら平日が狙い目
混雑状況は子連れの快適さを大きく左右します。
いつ行くかは慎重に選びたいところです。
火曜〜木曜が空いている
赤ちゃん連れでジブリパークに行くなら、土日祝や大型連休よりも平日がおすすめです。
平日は来園者数が少なく、ベビーカー置き場にも余裕があり、ベビールームの混雑も格段に少なくなります。
平日の中でも特に空いている傾向があるのが火曜〜木曜です。
月曜や金曜は有休などを利用して来る方が多いため、週の真ん中が狙い目とされています。
実際に平日に訪れた来園者からは、概ねゆったり回れたという声が多く聞かれます。
定休日と営業時間に注意
ジブリパークは火曜日が定休日です(祝日の場合は翌平日が休園)。
計画を立てる前に、必ず公式の営業日カレンダーで休園日を確認してください。
営業時間は平日が10時〜17時、土・日・休が9時〜17時です。
青春の丘とどんどこ森は閉園間際に混み合い、16時30分で入場受付が終了することもあるため、これらのエリアは午前中や午後早めに訪れておくと安心です。
持ち物リストと事前準備
最後に、0〜3歳連れで快適に過ごすための持ち物と準備のポイントをまとめます。
必須の持ち物
- 抱っこ紐・ヒップシート(建物内の移動に必須)
- おむつ・おしりふき(多めに)
- 離乳食・ベビーフード(持ち込み可)
- 飲み物(ふた付きのペットボトルなど)
- 着替え一式
- 歩きやすいスニーカー・動きやすい服装
- 帽子・日よけ・タオル(夏期の熱中症対策)
- ベビーカー用レインカバー(雨天時)
調乳用のお湯はベビールームや公園内の施設で手に入るので、お湯を多く持ち歩く必要はありません。
荷物は預ける場所が限られるため、できるだけ身軽にまとめるのが快適に過ごすコツです。
季節ごとの注意点
ジブリパークは屋外での移動が多い公園施設です。
夏期は熱中症対策として十分な水分・帽子・タオルを用意し、風通しの良い服装で訪れましょう。
雨の日は屋外エリアでベビーカーが濡れたり、傘を差しながらの移動が大変だったりします。
天候が不安な日は、屋内のジブリの大倉庫を中心に楽しむプランに切り替えるのが賢明です。
体験談でも、雨が降ったら大倉庫に入る計画を立てておいたという声があり、天候によって柔軟にエリアを選べるよう準備しておくと安心です。
まとめ:赤ちゃんとの思い出に
0〜3歳の子連れでジブリパークを楽しむためのポイントを振り返りましょう。
エリア内はベビーカー不可なので抱っこ紐は必須、授乳室は大倉庫と魔女の谷にあり、3歳以下はチケット無料。
これらを押さえておけば、赤ちゃん連れでも安心して過ごせます。
大切なのは、欲張らずに赤ちゃんのペースに合わせること。
エリアを絞り、平日を選び、ゆっくりと自然の中を散策するだけでも、ジブリの世界は親子にとって特別な時間になります。
赤ちゃんはまだ作品を理解できなくても、緑あふれる空間で過ごした一日は、家族にとってかけがえのない思い出として残ります。
準備をしっかり整えて、パパもママも赤ちゃんも笑顔になれる素敵なジブリパークの一日を過ごしてくださいね。
なお、チケットの料金やルール、設備の内容は変更されることがあるため、お出かけ前にはジブリパーク公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。
