子育て食費はいくら?0〜3歳の月齢別目安と節約術

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「赤ちゃんが生まれたら、食費っていったいどれくらい増えるんだろう・・・」
「離乳食が始まったら、ミルク代と食材費で家計が苦しくなるかも」
そんな不安を抱えながら、毎日のミルク作りや離乳食づくりに奮闘している方も多いのではないでしょうか。

0〜3歳の子育て期は、食に関する出費が目まぐるしく変化する時期です。ミルク代から離乳食、そして幼児食へと移り変わるたびに、必要な費用も内容も大きく変わります。とはいえ、正しい目安と節約のコツを知っておけば、無理なく家計を回しながら、食を通じた子どもの成長をゆったりと楽しむことができます。

この記事では、総務省の家計調査など信頼できるデータをもとに、0歳から3歳までの月齢別の食費目安と、今日からすぐに実践できる節約アイデアを網羅的にご紹介します。育児の合間にサッと確認できるよう、わかりやすくまとめました。

子育て世帯の食費はどれくらい?平均データで確認

まずは子育て世帯全体の食費の平均額を見てみましょう。
子どもが生まれると急に食費が跳ね上がるイメージがありますが、実際のデータを見ると意外な発見があります。

3人家族の食費平均は月88,015円

総務省統計局が2026年に公表したデータによると、3人家族の食費の平均額は月88,015円です。
この金額は大人2人と子ども1人という一般的な核家族構成を想定したものです。
もちろんこれは世帯全体の食費であり、子ども1人分だけの金額ではない点に注意が必要です。

ここからエンゲル係数(食費が家計に占める割合)を確認すると、3人家族のエンゲル係数は25.6%でした。
一般的に理想とされるエンゲル係数は15〜20%程度とされているため、子育て世帯の食費は決して低い出費ではないことが分かります。

0〜3歳の子ども1人分の食費目安

子どもの年齢別に細かい統計データは存在しないものの、複数の調査データを組み合わせることで目安を導き出すことができます。
子どもが0歳の場合は離乳食やミルク代が中心となるため、世帯全体で約5.4万〜6.4万円におさまります。
一方で1歳を過ぎて幼児食が始まり食べる量が増えていくと、未就学児の平均で月25,000円程度が子ども単体でかかるようになります。

つまり、0歳のうちはミルク・離乳食が中心で比較的コストを抑えやすい一方、1歳以降は「食べる量」自体が増えるため食費が上昇していくという傾向がはっきり見えてきます。
育児が進むにつれて食費の内訳が変化することを、あらかじめ知っておくと心の準備ができますね。

キッチンで離乳食を作りながら赤ちゃんに笑いかける20代女性、朝の柔らかい光が差し込む温かい雰囲気


0歳児の食費はいくら?ミルク代と離乳食費用

0歳の時期は、ミルク代と離乳食費用の2つが食費の柱になります。
それぞれの目安を詳しく見ていきましょう。

完全ミルクの場合の月額目安

完ミの場合のミルク代は月8,000〜12,000円前後が相場で、ピークは飲む量が最大になる生後3〜5ヶ月ごろです。
生後2〜3ヶ月頃は1日に飲むミルクがおよそ840〜960mlとなり、1ヶ月に必要なミルク缶は約4缶で12,000円ほどになるという具体的な報告もあります。

離乳食が進んでミルクの量が減っていくと、1歳までの総額はおおむね10万円前後になります。
ミルクメーカーによって値段には差があるため、同じ月齢でも数千円単位でコストが変わることを知っておくと、購入時の選択肢が広がります。

混合・完母乳の場合の食費

母乳とミルクを組み合わせる混合育児の場合は、母乳との割合次第で月2,000〜8,000円程度に収まります。
完母乳であればミルク代自体はほとんどかかりませんが、その分お母さんの食事や水分補給に気を配る必要があります。

注意:ミルク代だけでなく、調乳に使う水や光熱費も見落としがちな出費です。
ペットボトルの軟水を使う場合は月2,000〜4,000円程度、ウォーターサーバーは月3,000〜4,000円前後かかりますが、70℃前後のお湯が即座に出るため時間の負担が減るというメリットもあります。
金額だけでなく、育児の負担軽減も含めて検討したいポイントです。

離乳食にかかる費用(ベビーフードvs手作り)

離乳食期の食費は、ベビーフードを活用するか手作り中心にするかで大きく変わります。
ベビーフード中心なら月5,000円〜8,000円、手作り中心なら食材費として月1,500円〜3,000円程度です。

手作りの方が安く済む傾向がありますが、その分調理の手間と時間がかかります。
忙しい時期は市販のベビーフードを上手に取り入れながら、余裕があるときに手作りするというバランス型のスタイルが、多くの家庭で実践されています。
「全部手作りしなければ」と気負わず、市販品も上手に活用することが継続のコツです。


1歳児の食費はいくら?幼児食スタート期の目安

1歳を過ぎると離乳食から幼児食への切り替えが始まり、食費の内容も少しずつ変化していきます。

幼児食に切り替わるタイミングと変化

1〜2歳児では、ごはん1食80g(1日で240g)が穀物の目安量とされています。
この頃から食べる量が増え始め、家族の食事から取り分けられる範囲も広がってきます。
取り分け食を活用することで、幼児食専用の食材を別途用意する頻度が減り、結果的に食費の節約につながることも多いです。

幼児食が本格化すると未就学児の平均で月25,000円程度が子ども単体でかかるようになります。
この時期は好き嫌いが出始める子どもも多く、食材選びに工夫が必要になる時期でもあります。

フォローアップミルクは必要?

フォローアップミルクについては、必ずしも全員が購入する必要があるわけではありません。
1歳前後で離乳食が順調なら、フォロミを買わずに卒業する選択肢もあります。
かかりつけの医師や保健師に相談しながら、家庭ごとの食事状況に合わせて判断することをおすすめします。
無理に買い足す必要がないケースも多く、その分の食費を他に回せる場合もあります。

リビングのベビーチェアで手づかみ食べをする1歳児と、隣で微笑む家族の食卓風景


2歳〜3歳児の食費はいくら?食べる量が増える時期

2〜3歳になると運動量が増え、食べる量もさらに増加していきます。
この時期特有の食費の変化を見ていきましょう。

食事量アップで増える食費の内訳

3〜5歳児ではごはん1食100g(1日で300g)が目安とされ、1〜2歳の頃と比べて食べる量が着実に増えていきます。
3〜5歳になると食べる量が増え、大人の約4分の1の食費がかかっているというデータもあり、成長とともに食費が右肩上がりになる様子がうかがえます。

この時期は主食・主菜・副菜をバランスよく揃える必要があるため、単純に量が増えるだけでなく、栄養バランスを考えた食材選びにも気を配りたいタイミングです。

おやつ・飲み物代も忘れずに

幼児は1度に食べられる量が少ないので間食は栄養の補給源として大切です。
おやつには乳製品や果物、1口サイズのおにぎりなどが適していますが、市販のお菓子やジュースを頻繁に買うと、意外とかさむ出費になります。

警告:おやつ代・飲み物代は「食費」の項目に含まれないまま見落とされがちなので、家計簿では別途チェックしておきましょう。
手作りおやつを取り入れるだけでも、月数千円単位の節約につながることがあります。


食費がかさむ月齢別の落とし穴3つ

目安の金額を知っていても、実際の子育てでは想定外の出費が発生しやすいものです。
ここでは見落としがちな落とし穴を紹介します。

好き嫌い・偏食による食材ロス

1〜3歳の時期は好き嫌いがはっきりしてくる子どもが多く、せっかく作った食事を食べてもらえないことも珍しくありません。
食材が無駄になってしまうと、結果的に食費が余分にかかってしまいます。
冷凍保存を前提とした少量調理を心がけることで、食材ロスをぐっと減らすことができます

離乳食初期の「試す」コストが地味に高い

離乳食を始めたばかりの頃は、アレルギーの有無を確認するために新しい食材を少量ずつ試す必要があります。
1回分しか使わない食材を何種類も買うと、無駄が出やすく食費が想像以上にかさむことがあります。
冷凍対応の野菜キューブや小分けパックのベビーフードを活用すると、無駄を最小限に抑えられます

冷凍保存された離乳食の小分けパックが並ぶ冷凍庫の中、整理整頓された様子


今日からできる食費節約アイデア7選

ここからは、実際の育児家庭で取り入れやすい節約アイデアをまとめて紹介します。
全部を一気に始めるのではなく、無理なく続けられそうなものから試してみましょう。

手作り離乳食・幼児食で節約

先述の通り、手作り中心なら食材費として月1,500円〜3,000円程度に抑えられます。
休日にまとめて調理し、小分けにして冷凍しておくと、平日の負担を減らしながら食費も節約できます。

まとめ買い&冷凍保存を活用

特売日にまとめて食材を購入し、使いやすい量に分けて冷凍保存する方法は、多くの子育て家庭で実践されている定番の節約術です。
1週間分の献立を先にざっくり決めてから買い物をすることで、無駄な買い物を防ぎやすくなります

ミルク・ベビーフードはメーカー比較を

ミルクは1缶当たりの内容量や価格の差が大きく、年間で見ると数万円単位の差が生まれることもあります。
同じ品質でもメーカーによって値段が異なるため、成分や容量を比較して選ぶことが節約の第一歩です。
ベビーフードも同様に、まとめ買いやセール時の購入を組み合わせると効果的です。


知っておきたい食費に関する支援制度

食費の負担を軽減するために、国や自治体が実施している支援制度も積極的に活用しましょう。

自治体独自の子育て世帯向け食費支援

物価高騰の影響を受けて、一部の自治体では独自の食費支援を行っています。
例えば大阪府では物価高騰の影響が長期化する中、子育て世帯を支援するために米またはその他食料品を給付する事業が実施されました。
こうした支援は自治体ごとに内容や実施期間が異なるため、お住まいの市区町村の公式サイトで最新情報を確認することが大切です。

子育て全般に関する支援制度の詳細は、こども家庭庁の公式サイトでも確認できます。

こども家庭庁「子ども・子育て支援制度」

こども食堂・フードパントリーの活用

地域によっては、要支援世帯のこども等を対象に、食事や食品・食材の提供を行うこども食堂やこども宅食、フードパントリー等が運営されています。
日々のちょっとした助けとして、こうした地域資源の存在も知っておくと安心です。
利用に抵抗を感じる必要はなく、地域のつながりを作るきっかけとして活用する家庭も増えています


食費管理を楽にする家計簿・アプリ活用法

食費の目安が分かったら、実際にどう管理していくかも重要なポイントです。

予算を年齢別に分けて管理するコツ

0歳・1歳・2〜3歳と、食費の内容が変化するタイミングごとに予算を見直すことをおすすめします。
「今月は離乳食が進んでミルク代が減った分、離乳食材料費が増えた」というように、項目を分けて記録すると変化が把握しやすくなります
家計簿アプリのカテゴリ機能を活用すれば、手間をかけずに管理できます。

家族で楽しく続ける食費管理の工夫

食費管理はストレスに感じやすい作業ですが、子どもの成長記録と一緒に「今月はこんなものを食べられるようになったね」とメモを添えると、単なる節約作業ではなく育児の思い出として楽しめるようになります。
無理なく続けられる仕組みを作ることが、長い育児期間を乗り越える一番の近道です。


まとめ

0〜3歳の子育て期における食費は、月齢が進むにつれて内容も金額も変化していきます。
0歳のうちはミルク代と離乳食費用が中心で、世帯全体の食費は比較的抑えやすい傾向にありますが、1歳以降は幼児食が始まることで子ども単体の食費が徐々に増えていきます。

大切なのは、それぞれの時期の目安金額を知っておき、手作りと市販品のバランス、まとめ買いや冷凍保存といった工夫を組み合わせることです。
また、自治体の食費支援制度やこども食堂といった地域資源も、上手に活用すれば大きな助けになります。

食費のやりくりは決して簡単なことではありませんが、正しい知識と少しの工夫があれば、無理なく乗り越えていけます。
子どもの「食べる」という毎日の営みを、家計管理のストレスだけでなく、成長を感じられる楽しい時間として過ごしていただければ幸いです。

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