兄弟を比べない育て方 | 0~3歳の関わり方講座

兄弟を比べない育て方 | 0~3歳の関わり方講座
わんぱくかいじゅう ベイビーザウルス
ベイビーザウルス × menu コラボ実施中!
お得にデリバリーを楽しむチャンスです!詳しくはこちら。

※本サイトは広告が含まれています。

わんぱくかいじゅう ベイビーザウルス マンガ連載中!詳しくはこちら。

「お兄ちゃんはもうできたのに」「妹はすぐ泣かないのに」・・・そんな言葉が、ふとした瞬間に口をついて出てしまうことはありませんか。きょうだいを育てていると、どうしても2人の様子を見比べてしまうものです。しかし、その何気ない一言が、子どもの心に小さな傷を残してしまうことがあります。

この記事では、なぜ兄弟を比べてはいけないのか、その理由から、0歳・1歳・2歳・3歳それぞれの年齢に合わせた具体的な関わり方、そして赤ちゃん返りが起きたときの対応まで、発達心理学の知見や専門家の意見を交えながら詳しく解説します。読み終わる頃には、きっと「きょうだい育児って楽しい」と思えるヒントが見つかるはずです。

なぜ親は兄弟を比べてしまうのか

まず知っておきたいのは、兄弟を比べてしまうのは決して特別なことではなく、多くの親が経験する自然な心理だということです。
自分を責める必要はありません。
大切なのは、その仕組みを理解して意識的に関わり方を変えていくことです。

比較は無意識に起きやすい

同じ家庭で育てているからこそ、つい「上の子はこうだったのに」と比べたくなるのが親心です。
特に上の子の成長を経験しているぶん、下の子の発達スピードや性格の違いに敏感になりやすい傾向があります。
しかし、きょうだいであっても性格や発達のペースは一人ひとり異なるのが当たり前です。

「兄弟リスク」という考え方

発達心理学の分野では、幼少期から兄弟間で比較されて育つことが人格形成に影響を及ぼすリスクが指摘されており、こうした兄弟間の比較によるリスクは「兄弟リスク」と呼ばれています。
兄弟や姉妹の比較は、人格形成に影響を及ぼすと考えられ、兄弟間のこうしたリスクは「兄弟リスク」と呼ばれています。
ほめるときであっても、比較を用いた声かけは避けたほうがよいとされています。


比べられた子どもの心に起きること

兄弟間の比較は、比べられた側だけでなく、比較の対象にされた側の子どもにも影響を与えることがあります。
ここでは、比較が子どもの心にどのような影響を及ぼすのかを見ていきましょう。

自己肯定感が下がりやすくなる

きょうだいとの比較によって「できない自分」を強く意識してしまうと、子どもは自信を失いやすくなります。
よその子と比べられて「できない」と指摘されると、子どもは自信を失いやすいことが示唆されています。
これは他人との比較だけでなく、身近な兄弟姉妹との比較でも同様に起こり得ることです。
特に学業や運動面での比較が続くと、勉強への自信が低下すると、学ぶ意欲やモチベーションも損なわれてしまいます。

日本の子どもは自己肯定感が低い傾向にある

実は日本の子ども・若者は、国際比較においても自己肯定感の低さが繰り返し指摘されています。
内閣府が実施した調査では、自分自身のイメージについて「自分自身に満足している」と回答した日本の若者の割合は45.1%、「自分には長所があると感じている」が62.3%だったとされ、同時に実施した韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの若者の回答と比較すると、もっとも低い実態にあったことが明らかになっています。

こうした背景を踏まえると、家庭内での何気ない比較の積み重ねが、子どもの自己肯定感の低さに拍車をかけてしまう可能性があるという点は、親として意識しておきたいポイントです。

大人になっても記憶に残ることがある

幼少期に受けた比較の記憶は、大人になっても消えずに残ることがあります。
子ども時代に兄弟と比較されて育った経験から、当時の心境としてなぜだか肩身の狭い思いをしたものです。
という声も紹介されています。
それほど、日々の声かけの積み重ねは子どもの心に深く刻まれるものなのです。


0歳から3歳で意識したい関わり方

0歳から3歳という時期は、上の子・下の子ともに心身の発達が著しく、親の関わり方が特に重要になる時期です。
年齢ごとのポイントを押さえておきましょう。

0歳児:下の子が生まれたばかりの時期

下の子が生まれたばかりの時期は、上の子にとって最も環境の変化を感じやすいタイミングです。
まだ言葉で気持ちを表現しきれない分、行動で不安を示すことがあります。
この時期は上の子へのスキンシップの時間を意識的に確保することが大切です。

1~2歳児:赤ちゃん返りが起こりやすい時期

下の子が生まれると、上の子に赤ちゃん返りが見られることは珍しくありません。
実際に2人目が生まれたとき上の子の約43.5%が赤ちゃん返りをしたというデータもあるほど、よく見られる行動です。
また赤ちゃん返りは2~4歳ごろの子ども、下に兄弟がいる子に多く見られます。
イヤイヤ期と時期が重なることも多く、対応に悩む親御さんも多いでしょう。

赤ちゃん返りへの対応としては、下の子よりもスキンシップを多めにとる、できるだけ叱らず甘えさせてあげる、たくさん褒めてありがとうを伝えることが効果的とされています。
赤ちゃん返りは子どもが環境の変化に適応しようとする自然な姿であり、親の愛情不足のサインではありません。
専門家の解説でも、赤ちゃん返りが起こったときは「子どもへの接し方が悪かったのかな」「愛情不足だから」とママやパパは自分を責めないことが大切です。
と伝えられています。

3歳児:自我が育ち比較を敏感に感じ取る時期

3歳前後になると自我がはっきりしてきて、周囲からの評価に敏感になり始めます。
この時期は「お兄ちゃんは我慢できたのに」といった比較の言葉を、子ども自身がしっかりと理解し始める時期でもあります。
何気ない一言が、その後の性格形成に影響することもあるため注意が必要です。

絵本を読み聞かせしながら3歳児と1歳児それぞれに笑顔で話しかける父親


比べない子育てで意識したい声かけの工夫

ここからは、日々の生活の中ですぐに実践できる声かけの工夫を紹介します。

「比べる言葉」を「事実を伝える言葉」に置き換える

「お姉ちゃんはできたのに」と言いたくなったときは、「ここまでできたね」「昨日よりも上手になったね」というように、その子自身の過去と現在を比べる声かけに置き換えてみましょう。
他人との比較ではなく、本人の成長にフォーカスすることで、子どもは安心して次の挑戦に向かうことができます。

ほめるときも比較を避ける

意外と見落としがちなのが、ほめる場面での比較です。「お兄ちゃんより上手だね」というほめ方も、実は兄弟間の優劣を意識させてしまう言葉です。
発達心理学の観点からは、ほめるときも比較しないことがポイントとされています。
ほめるときこそ、その子自身の頑張りや工夫した点に注目した言葉を選びたいものです。

それぞれと過ごす「1対1の時間」をつくる

きょうだいがいると、どうしても集団としての関わりが中心になりがちです。
だからこそ、短時間でもよいので1人ずつと向き合う時間を意識的につくることが、それぞれの個性を尊重する上で効果的です。
例えば下の子が昼寝をしている間に上の子と2人だけで絵本を読む、下の子をお風呂に入れる間は上の子に特別な役割を任せるなど、日常の中に小さな1対1の時間を組み込んでみましょう。


きょうだいそれぞれの個性を伸ばすヒント

比べないことと同じくらい大切なのが、それぞれの個性をきちんと認めて伸ばしていく視点です。

きょうだいの組み合わせによる特徴を知る

きょうだいの性別や年齢差によって、関係性の傾向にも違いが見られます。
例えば兄と妹の組み合わせについては、男きょうだいの兄は弟をライバル視する傾向がありますが、兄と妹の場合、兄が妹をライバル視することはあまりなく、むしろ優位性を実感することで妹に優しく接し、面倒を見てくれることもあるという傾向が紹介されています。
こうした一般的な傾向を知っておくと、日々の関わり方のヒントになります。

同じ育て方でも性格が違って当然と捉える

同じ家庭、同じような育て方をしていても、きょうだいの性格が大きく異なることはよくあります。
専門家の解説でも、「違い」を考えてみると違っていて当然であり、比べる必要もないと述べられています。
性格の違いは個性であり、優劣ではないという視点を持つことが、比べない子育ての土台になります。

きょうだい関係は成長のプラスにもなる

比較のリスクばかりに目が行きがちですが、きょうだいがいることには多くのメリットもあります。
きょうだい世帯の場合、子ども同士が協力し合うことで子育てが比較的楽になる、上の子どもが下の子どもに教え、下の子どもが上の子どもを見て学ぶという環境が、社会性を身につける良い機会になるとされています。
比べるのではなく、互いに刺激し合える関係性として見守っていくことが大切です。

庭先で仲良く手をつないで歩く年の離れた兄弟姉妹の後ろ姿、夕方の柔らかい光


ママ・パパの心の負担を軽くする考え方

「比べてはいけない」とわかっていても、忙しい毎日の中でつい比べてしまうこともあるでしょう。
ここでは、親自身の心を軽くする考え方を紹介します。

完璧を目指さなくていい

比べない子育てとは、一度も比較の言葉を口にしないことではありません。
大切なのは、比較してしまったと気づいたときに、フォローの言葉をかけられることです。「さっきは比べる言い方をしちゃったね、ごめんね」と伝えるだけでも、子どもは安心します。

相談できる相手を見つけておく

きょうだい育児の悩みは、一人で抱え込まないことも大切です。
実際の子育て経験談でも、家族関係の相談先として身近な人の存在が重要であることが示されています。
地域の子育て支援センターや保育士、かかりつけの小児科医など、気軽に相談できる場所を事前に把握しておくと安心です。


兄弟を比べない子育てQ&A

Q. きょうだいゲンカが多いのも比較が原因ですか

きょうだいゲンカは、比較だけが原因ではなく、年齢の近さやおもちゃの取り合いなど様々な要因が重なって起こります。
ただし、日頃から比較されていると感じている子どもは、ライバル意識が強くなりケンカが増えやすい傾向があるとも言われています。
ケンカ自体は成長の過程で自然なことなので、過度に心配しすぎず、双方の気持ちを聞く姿勢を大切にしましょう。

Q. 上の子だけを叱ってしまいがちなのですが問題ないですか

「お兄ちゃん・お姉ちゃんだから」という理由だけで上の子ばかりを叱るのは避けたいポイントです。
年齢に応じた分かりやすい理由を伝えた上で、上の子の気持ちにも寄り添う声かけを心がけましょう。


まとめ

兄弟を比べない子育ては、決して難しい特別なテクニックではありません。
日々の何気ない声かけを少しずつ見直していくことから始まります。
比較の言葉を「その子自身の成長」に焦点を当てた言葉に置き換えるだけで、子どもの受け取り方は大きく変わります。

0歳から3歳という時期は、上の子・下の子ともに変化の多い時期です。
赤ちゃん返りやきょうだいゲンカに戸惑うこともあるかもしれませんが、それは子どもたちが懸命に成長しようとしている証でもあります。
完璧を目指さず、比べてしまったときは素直にフォローの言葉を添える・・・そんな肩の力を抜いた関わり方が、結果としてきょうだいそれぞれの個性を伸ばすことにつながっていきます。
今日からできる小さな一歩を、ぜひ家庭の中で試してみてください。

育児漫画「わんぱくかいじゅう ベイビーザウルス」好評連載中!

CTA-IMAGE 元気いっぱいのベイビーがいる毎日はまるで 「小さくてわんぱくな怪獣」 が住んでいるみたい?!桃子ちゃん率いる山田家のドタバタでにぎやかな日常4コマ漫画お楽しみください!

共通カテゴリの最新記事

トップへ戻る