赤ちゃんの睡眠時間早見表 | 月齢別の合計と回数

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「うちの子、ちゃんと眠れているのかな?」「周りの赤ちゃんと比べて寝る時間が短い気がする・・・」赤ちゃんとの生活が始まると、睡眠に関する悩みは尽きないものです。夜中に何度も起きて授乳したり、抱っこしたまま朝を迎えたり、慣れない毎日に疲れを感じているパパ・ママも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの睡眠時間は月齢によって大きく変化し、さらに個人差もとても大きいのが特徴です。この記事では、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」や公的な調査データをもとに、月齢別の睡眠時間・回数を早見表としてまとめました。あわせて、夜泣きが起こる理由や寝かしつけのコツ、安全な睡眠環境の整え方まで、育児の毎日に役立つ情報を網羅的に解説します。読み終わる頃には、赤ちゃんの睡眠に対する不安が少し軽くなり、育児がもっと楽しく感じられるはずです。

赤ちゃんの睡眠時間早見表【月齢別】

まずは、月齢ごとの睡眠時間と回数の目安を一覧表でチェックしてみましょう。
あくまで目安であり、この通りでなくても心配しすぎる必要はありません

月齢・年齢 1日の合計睡眠時間の目安 夜間睡眠 お昼寝の回数
新生児(0~1ヶ月) 16~20時間 まとまらず断続的 昼夜の区別なし
生後1~3ヶ月 14~15時間 4~6時間程度まとまることも 4~5回程度
生後3~6ヶ月 13~14時間 8~10時間眠れる子も増加 2~3回程度
生後6ヶ月~1歳未満 12~16時間 6~8時間連続することも 1~2回程度
1~2歳 11~14時間 夜間中心にまとまる 1回(午後に1回)
3歳前後 10~13時間 夜間中心 0~1回

新生児~生後3ヶ月の睡眠時間

生後0ヵ月の赤ちゃんの1日の合計睡眠時間は16時間程度と言われています。
といっても16時間眠り続けるのではなく、2~3時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。
さらに詳しく見ると、16〜20時間が目安で、1〜2時間の覚醒と、1〜4時間の睡眠を繰り返すサイクルで眠ります。
日中と夜間の睡眠時間はほとんど同じで「夜だからたくさん寝る」「日中だから起きている」という、昼夜のリズムはありません。
この時期は昼夜の区別がついていないため、夜中に何度も起きるのはごく自然なことです。

生後1~3ヶ月になると、少しずつ変化が見られます。
生後1〜3ヶ月では、1日の睡眠時間が14〜15時間ほどに変わり、4〜6時間のまとまった睡眠が取れる赤ちゃんも出てきます。
日中は4~5回程度の仮眠を取り、1回の覚醒時間も徐々に延びていきます。
体内時計の発達が始まるこの時期は、生活リズムを整える第一歩ともいえるでしょう。

ベビーベッドで穏やかに眠る新生児と、そっと様子を見守る母親の手元

生後4ヶ月~1歳の睡眠時間

生後3〜6ヶ月頃は、1日の睡眠が13〜14時間程度まで変化します。
夜間に8〜10時間眠れるようになる赤ちゃんも増え、昼夜のメリハリが整いやすくなります。
日中の昼寝は2~3回程度に落ち着き、生活リズムが徐々に整っていきます。

生後6ヶ月以降については、睡眠時間は13~14時間で、6~8時間連続して睡眠をとるようになり、昼夜の区別がはっきりしてきます。
2~4時間の昼寝を1~2回とり、9ヶ月ごろには7~8割を夜間に眠るようになってきます。
離乳食が始まり生活のリズムが整ってくる時期でもあり、まとまった睡眠が取れる子が徐々に増えていきます。

1歳~3歳の睡眠時間の目安

厚生労働省が公表する「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、4ヶ月〜1歳未満児は「12〜16時間(昼寝含む)」、1〜2歳児は「11〜14時間(昼寝含む)」とされています。
さらに参考値として、米国睡眠医学会では、年齢を細分化して、1〜2歳児は11〜14時間、3〜5歳児は10〜13時間を参考に睡眠時間の確保を奨励しています。
1歳を過ぎるとお昼寝は1回にまとまり、3歳前後から徐々にお昼寝が不要になる子も出てきます。

詳しい年齢別の推奨睡眠時間は、こども家庭庁「健やか親子21」が公開している公式資料でも確認できます。未就学児の睡眠指針(こども家庭庁)もあわせて参考にしてみてください。


早見表に幅がある3つの理由

早見表を見て「うちの子は範囲より短い・・・」と不安になった方もいるかもしれません。
しかし睡眠時間には非常に大きな個人差があることが分かっています。
ここではその理由を解説します。

赤ちゃんの睡眠サイクルは大人と違う

大人の場合はレム睡眠とノンレム睡眠の周期は90~120分ですが、新生児では40~50分、生後3〜4ヵ月で50~60分と、月齢に応じて変化し、5歳頃でようやく大人と同じくらいに近づきます。
つまり、赤ちゃんは大人よりも眠りが浅く、レム睡眠からノンレム睡眠へ切り替わるタイミングで目を覚ましやすいのです。
夜中に頻繁に起きるのは、体の発達段階として自然な現象といえます。

体質・環境による個人差が大きい

睡眠時間だけでなく、寝つきの良さや夜間の覚醒回数にも大きな個人差があります。
早見表の数字はあくまで目安であり、範囲から外れているからといって発達に問題があるわけではありません
授乳方法や気温、体調、日中の活動量などさまざまな要因が睡眠に影響するため、同じ月齢でも赤ちゃんによって睡眠パターンは異なります。


月齢別お昼寝の回数と時間の変化

お昼寝の回数やタイミングも、月齢が上がるにつれて少しずつ変化していきます。

生後0~5ヶ月のお昼寝

新生児期は昼夜の区別がなく、数時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。
生後1~3ヶ月頃になると1日4~5回程度の仮眠に落ち着き、生後3~6ヶ月頃には2~3回程度まで回数が減っていきます。

生後6ヶ月以降のお昼寝

生後6ヶ月を過ぎると、お昼寝は午前・午後の1~2回に整理されていくことが多くなります。
1歳を過ぎると午後1回のお昼寝に落ち着く子が増え、3歳前後からはお昼寝自体が不要になる子も出てきます。
ただし、これも個人差が大きく、保育園に通っている子は集団生活のリズムに合わせて変化することもあります。


夜通し寝る赤ちゃんの割合は?

「夜通し寝る」という言葉に憧れるパパ・ママも多いですが、実際の割合はどうなのでしょうか。
アカチャンホンポが実施した睡眠アンケートによると、実際に夜通し寝る(調査では23〜5時と定義)赤ちゃんの割合は生後6-7ヶ月で28%、1歳を過ぎて半数程度、2歳を過ぎて70%という結果になっています。

この結果から分かるように、生後6ヶ月を過ぎても夜中に起きることは決して珍しいことではありません
「6ヶ月になったのに夜通し寝てくれない」と焦る必要はなく、2歳頃まで徐々に整っていくものと考えると気持ちが楽になるでしょう。

夜の寝室で赤ちゃんを抱っこしながら優しくあやす父親の後ろ姿


夜泣き・睡眠退行が起こる時期

順調に眠っていたはずなのに、急に夜中何度も泣くようになる・・・。
これは多くの家庭が経験する悩みです。

夜泣きが始まる時期とピーク

赤ちゃんの夜泣きは、一般的に生後3〜4カ月から始まります。
この時期を過ぎると、赤ちゃんの睡眠パターンが発達し、深い睡眠と浅い睡眠のサイクルが形成されます。
これに伴い、夜中に一時的に目を覚ましたり、夜泣きをしたりすることが増えることがあります。
また、生後6〜9カ月ごろになるとさらに増える場合があります。

実際の調査でも、夜泣きが始まった時期は生後3ヵ月未満が最も多く、全体で見ると生後9ヵ月頃までに始まった赤ちゃんが多いようです。
一方、おさまった時期は1歳〜1歳半が最も多い結果になっています。
約6割の赤ちゃんが夜泣きを経験するというデータもあり、夜泣きは特別なことではなく、多くの赤ちゃんが通る成長の過程だと理解しておくと安心です。

睡眠退行とは何か

「今まで寝ていたのに急に寝なくなった」という現象は、育児情報の中で「睡眠退行」と呼ばれることがあります。
成長発達の節目や、寝返り・ハイハイ・つかまり立ちなど運動発達が進む時期に重なりやすいとされています。
一時的なものであることが多いため、数週間で落ち着くことが多いですが、長引く場合や体調不良のサインが見られる場合は、自己判断せず小児科医や保健師に相談しましょう


寝かしつけが楽になる3つのコツ

睡眠時間そのものをコントロールすることは難しくても、寝かしつけの工夫で親子ともに負担を減らすことは可能です。

コツ1.生活リズムを整える

朝は決まった時間にカーテンを開けて日光を取り入れ、夜は部屋を暗くするなど、昼夜のメリハリをつけることが生活リズムを整える第一歩です。
回答者全体では2人に1人が「部屋を真っ暗にする」と回答しており、寝る時は電気を消して暗くする、朝になったら電気をつけたりカーテンを開けて自然光を入れたりして明るくすることが生活リズムを整えるポイントのひとつです。

コツ2.入眠儀式(ねんねルーティン)を作る

お風呂→着替え→授乳→絵本→就寝、といった一連の流れを毎日同じ順番で行うことで、赤ちゃんは「これから眠る時間だ」と認識しやすくなります。
同じ順番・同じタイミングを繰り返すことが、寝かしつけをスムーズにするポイントです。

コツ3.音や光など睡眠環境を整える

テレビの砂嵐のような一定の音(ホワイトノイズ)は、赤ちゃんがお腹の中で聞いていた音に似ているため、安心感を与えることがあると言われています。
また、寝る前のスマートフォンやテレビの強い光は覚醒を促してしまう可能性があるため、就寝前は控えめにしましょう。

暖色系の間接照明で薄暗くした部屋で絵本を読み聞かせる親子のシルエット


安全な睡眠環境を整える注意点

赤ちゃんの睡眠を語るうえで欠かせないのが、安全な睡眠環境についての知識です。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のためにも、正しい知識を持っておくことが大切です

あおむけ寝を徹底する

こども家庭庁が発表している資料では、SIDSの発症リスクを低くするための3つのポイントとして、1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせることが挙げられています。
うつぶせ寝は窒息のリスクも高めるため、医師から医学的な理由で指示がない限り、あおむけ寝を基本にすることが推奨されています。
詳細はこども家庭庁公式サイトでも確認できます。

寝具・添い寝に関する注意点

やわらかすぎるふとんやクッション、ぬいぐるみを赤ちゃんの顔の近くに置かないようにすることも、窒息事故を防ぐうえで重要です。
添い寝をする場合は、大人用の寝具を共有せず、赤ちゃん専用の寝具を使用することが望ましいとされています。
少しでも呼吸の様子や顔色に異変を感じた場合は、様子を見ずにすぐ医療機関へ相談してください


早見表通りに寝ない時の考え方

ここまで紹介してきた早見表や統計データは、あくまで多くの赤ちゃんの傾向をまとめたものです。
生後3ヵ月までの間は、寝なくて困ったことがある・時々あると回答した方を合わせると67%ですが、生後4〜6ヵ月になると減少。
生後7ヵ月以降は、ほとんどない・まったくないと回答した方を合わせると54%となり、睡眠の悩みから徐々に解消される方もいるようです。

つまり、睡眠の悩みは月齢とともに自然と和らいでいくケースが多いということです。
早見表の数字通りに眠らない日があっても、体重や機嫌が良く、授乳や食事がしっかり取れているようであれば、過度に心配しすぎなくても大丈夫です。
ただし、明らかに元気がない、ぐったりしている、発熱を伴うといった場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。


よくある質問

Q.夜中に何度も起きるのは異常ですか?

いいえ、異常ではありません。
赤ちゃんの睡眠サイクルは大人よりも短く浅いため、夜中に何度も目を覚ますのはごく自然な発達過程です。
月齢が上がるにつれて徐々にまとまって眠れるようになる子が多いですが、そのペースには個人差があります。

Q.昼寝をしすぎている気がします。
減らすべきですか?

月齢ごとの目安時間を大きく超えて眠り続け、夜間の睡眠に明らかな悪影響が出ている場合を除き、無理に昼寝を減らす必要はありません。
体調や機嫌に問題がなければ、赤ちゃんのリズムを尊重してあげましょう。

Q.睡眠時間の記録はつけたほうがいいですか?

記録をつけることで、生活リズムの変化や体調不良のサインに気づきやすくなるメリットがあります。
無理のない範囲で、就寝・起床時間やお昼寝の回数を簡単にメモしておくと、健診の際にも役立ちます。


まとめ

赤ちゃんの睡眠時間は、新生児期の16~20時間から始まり、月齢を重ねるごとに少しずつ短く、そしてまとまった睡眠へと変化していきます。
今回紹介した早見表はあくまで目安であり、大切なのは数字通りに寝かせることではなく、赤ちゃんの機嫌や成長を見ながら無理なく付き合っていくことです。

夜泣きや睡眠退行は多くの赤ちゃんが経験する成長のプロセスであり、決して珍しいことではありません。
生活リズムを整える工夫や入眠儀式、安全な睡眠環境づくりを意識しながら、パパ・ママ自身も無理をしすぎず、頼れる人やサービスに頼りながら乗り越えていきましょう。
眠れない夜が続くこともありますが、それも今しかない貴重な育児の時間として、少しでも笑顔で過ごせる瞬間が増えることを願っています。

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