「赤ちゃんや小さな子どもを連れて水族館なんて、疲れるだけかもしれない・・・」そう思って足が止まっていませんか。実は葛西臨海水族園は、屋内展示が中心で天候に左右されず、授乳室やおむつ替えスペースも複数用意されている、0〜3歳の子連れ家族にこそおすすめしたいお出かけスポットです。
とはいえ、ベビーカーの置き場所が限られていたり、館内に階段がある区間があったりと、事前に知っておきたいポイントも少なくありません。この記事では、料金・開園時間といった基本情報はもちろん、授乳室の場所、ベビーカーでの動線、混雑を避けるコツまで、0〜3歳児を連れて実際に回るときに役立つ情報だけを厳選してまとめました。読み終える頃には、当日の持ち物とルートがすっと頭に浮かぶはずです。

葛西臨海水族園が子連れに人気の理由
葛西臨海公園の一角に立つ葛西臨海水族園は、来場者数が年間約132万人(2024年度)を数え、ユニークでわかりやすい展示で定評のある日本屈指の人気水族館です。
特徴的なガラスドームの下に広がる館内は、多くのエリアが屋内展示のため、雨の日や真夏の暑い日でも快適に過ごせるのが大きな魅力です。
世界最大級のマグロ大水槽の魅力
館内の目玉は、ドーナツ型の大水槽をクロマグロが群泳する「アクアシアター」です。
ベンチに座ってゆっくり眺められるため、抱っこ紐で寝てしまった赤ちゃんがいても休憩がてら楽しめます。
迫力のある光景に、小さな子どもも自然と静かに見入ってくれることが多く、館内での貴重な「静かな時間」になります。
屋内展示中心で天候を気にせず遊べる
ペンギンや大水槽など主要な展示は屋内にまとまっているため、ベビーカーでの移動もスムーズです。
ただし一部区間は屋外を経由するので、季節に応じた服装の準備は必要です。
料金と開園時間・休園日まとめ
子連れでのお出かけは、まず料金と開園時間を押さえておくと当日の計画が立てやすくなります。
小学生以下は無料という区分は、家計にやさしい大きなポイントです。
入園料金表(大人・子ども・シニア)
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 一般(高校生以上) | 700円 |
| 中学生 | 250円(都内在住・在学は無料) |
| 65歳以上 | 350円 |
| 小学生以下 | 無料 |
一般700円、中学生250円(都内在住・在学の中学生は無料)、65歳以上350円、小学生以下は無料という料金設定です。
さらに、ダイヤと花の大観覧車のチケットを見せると入園料が2割引になる裏ワザもあるので、公園内で観覧車にも乗る予定なら覚えておきたいところです。
開園時間と休園日、無料開放日
開園時間は9時30分から17時までで、入園券の販売は16時までです。
毎週水曜日が休園日で、水曜が祝日・振替休日・都民の日の場合は翌日が休園日になります。
加えて年末年始(12月29日〜1月1日)も休園となるため、訪問前には必ず確認しましょう。
一方でみどりの日(5月4日)・都民の日(10月1日)・開園記念日(10月10日)の3日間は全員無料で入園できます。
とてもお得ですが、その分混雑が集中しやすい日でもあるため、小さな子ども連れで無料開放日に行くなら、開園直後の入場を強くおすすめします。
ベビーカーでの移動や授乳室の利用が、混雑時は思うようにいかないことがあるからです。
0〜3歳連れの持ち物チェックリスト
持ち物は「多すぎず、でも足りないと困るもの」を意識して準備すると身軽に動けます。
あると安心なアイテム
- 抱っこ紐(混雑時や階段区間で活躍)
- 普段使いのベビーカー(貸出がないため必須)
- おむつ・おしりふき・着替え一式
- 母子手帳ケースと保険証
- 授乳ケープ(個室待ちの場合の備えとして)
意外と忘れがちな持ち物
- 調乳用の粉ミルクと軽量スプーン(お湯は現地で調達可能)
- 離乳食用の使い捨てスプーンや小分け容器
- 体温調節用の薄手のブランケット(館内は空調が効いています)
お湯や電子レンジは館内で借りられるため、持参する水筒は少なめでも大丈夫です。
詳しい借り方は後述の授乳・食事の章で紹介します。
ベビーカーでの回り方と注意点
ベビーカーでの来園はもちろん可能ですが、いくつか事前に知っておかないと当日困るポイントがあります。
ベビーカー置き場は1か所のみ
ベビーカーは持ち込めますが、置き場所は「チケット売り場横」の1か所だけで、館内には階段を昇り降りする場所(ペンギンエリア・東京の海エリア)があります。
また、ベビーカーの貸出は行われていないため、持参が必須です。
忘れると抱っこ紐だけで長時間の見学になってしまうので注意しましょう。
階段がある区間に要注意
実際に子連れで訪れた方の口コミでも、車を停める際は水族館の建物近くではなく、観覧車側のスペースに停めることをおすすめします。
水族館側は階段のみでスロープがなく、ベビーカーでは上がれませんでしたという声があります。
車で行く場合は、駐車する場所選びが当日の楽さを大きく左右します。
別の家族の体験談では、入口近くにベビーカー置き場があり、預けて身軽に見学することもできたと紹介されています。
ベビーカーごと進めるルートと、預けて抱っこ紐に切り替えるルートの両方を、当日の子どもの機嫌に合わせて選べると安心です。

授乳室・おむつ替え設備の場所
0〜3歳連れにとって最も気になるのが授乳室とおむつ替えの設備ではないでしょうか。
葛西臨海水族園は設備が充実しているので、事前に場所を把握しておけば当日慌てずに済みます。
授乳室は2か所
授乳室は2か所あり、正門横レストハウス(女性のみ入室可)と、本館2階のベビーケアルーム「mamaro」(3台)です。
実際に利用した方の口コミでも、授乳室は正門横レストハウスと本館の2ヵ所にあり、本館では案内カウンターで受付をしてもらえると紹介されています。
個室でベビーカーごと入れる作りなので、周囲を気にせず落ち着いて授乳できます。
おむつ替えと調乳用のお湯
おむつ交換台は園内すべてのトイレに設置されており、子ども用補助便座は本館すべての洋式トイレに設置されています。
トイレットトレーニング中の子どもがいる家庭でも安心です。
ミルクを作るお湯についても、調乳用のお湯は案内カウンター・レストラン・チケット売り場事務所で頼むことができ、電子レンジを使いたい場合はレストランのスタッフに相談すれば対応してもらえます。
お湯は「もらえて当たり前」ではなく声かけが必要な場合があるので、遠慮せずスタッフに尋ねましょう。
0〜3歳が喜ぶおすすめ展示
全展示をじっくり回るのは大変なので、小さな子どもの反応がいい展示を優先して回るのが、機嫌よく過ごしてもらうコツです。
クロマグロの大水槽(アクアシアター)
大きな魚がゆったり泳ぐ姿は、視力が発達段階の赤ちゃんでも認識しやすく、動くものをじっと目で追う様子が見られます。
座って見られるベンチもあるので、抱っこで疲れた腕を休める休憩スポットとしても優秀です。
ペンギンの展示エリア
動きのあるペンギンは1〜3歳児に特に人気の展示です。
陸上と水中の両方から観察できるつくりになっており、水中を飛ぶように泳ぐ姿には大人もつい見入ってしまいます。
小さな生き物とふれあえるコーナー
クマノミやタツノオトシゴなど、小さくて色鮮やかな生き物が展示されたコーナーも、目線の高さに合わせやすくおすすめです。
ベビーカーに座ったままでも見やすい水槽が多く配置されています。
混雑を避ける回り方モデルコース
0〜3歳連れの外出で最も避けたいのが、混雑によるベビーカーの立ち往生や授乳室の順番待ちです。
時間帯選びだけで体感の混雑度は大きく変わります。
開園直後スタートがおすすめの理由
開園は9時30分ですが、この時間に合わせて入園できると、館内も駐車場もまだ空いている状態でスタートできます。
人気のマグロ大水槽やペンギンエリアから先に回っておくと、お昼前後の混雑ピークを避けられます。
混雑を避けるベストな曜日・時間帯
平日の午後は比較的落ち着いている、という声が口コミでも多く見られます。
平日14時過ぎ頃に到着したところ、館内はベビーカーやお子さん連れが多かったものの、程よい混雑具合だったという体験談もあり、平日の午後は狙い目の時間帯といえそうです。
土日祝や無料開放日に行く場合は、開園直後の入園を意識しましょう。

授乳・食事に使えるレストラン
離乳食期から幼児食期まで、食事のタイミングが読みにくいのが0〜3歳連れの悩みどころです。
館内のレストランをうまく使えば、荷物を減らせます。
カフェテリアの子ども向けメニュー
館内のレストランはトレーを持って料理を選ぶカフェテリア形式です。
キッズカレーランチにはゼリーとパックのドリンクがついてくるため、子ども1人分の食事を単品でそろえる手間が省けます。
客席数は少ないものの、2階の休憩スペースでの飲食もでき、ベビーチェアも用意されているので、混雑時は休憩スペースを活用するのも一つの手です。
離乳食の持ち込みと温めサービス
離乳食など小さな子どものご飯を温めたいときは、レストランのスタッフに声をかければ対応してもらえます。
持参した離乳食を安心して食べさせられるのは、乳児連れにとって大きな心強さです。
アクセスと駐車場の基本情報
当日の移動手段によって、持ち物や到着時間の計画も変わってきます。
電車でのアクセス
JR京葉線「葛西臨海公園駅」から徒歩5分、東京駅からは約20分の距離です。
ベビーカーでの移動が中心になる場合、電車移動のほうが駐車場探しのストレスがなくおすすめです。
車で行く場合の駐車場
水族園専用の駐車場はなく、隣接する葛西臨海公園駐車場を利用する形になります。
土日祝は駐車場が混み合いやすいため、水族館の建物に近い場所ではなく観覧車側のスペースに停めるほうがベビーカーでの移動がスムーズという利用者の声もあります。
支払い面では、キャッシュレスに対応しているものの、交通系ICカードは係員のいる窓口だけで対応し、その場でのチャージはできない点も覚えておきましょう。
建て替え計画と今後の見どころ
実は現在の葛西臨海水族園は、老朽化に伴う建て替え計画が進行中です。
とはいえ、現在の施設は通常どおり営業しており、新しい水族園は隣接地で開業を目指して工事が進められているため、それまでは今のガラスドームの建物で見学できます。
お出かけを迷う必要はありません。
東京都建設局の発表によると、新しい水族園は建設工事が完了したのち、開園を予定しています。
今の建物で楽しめる期間も限られているからこそ、今のうちに家族の思い出として訪れておく価値は十分にあります。
詳細な進捗は東京都建設局の公式ページで確認できます。
まとめ
葛西臨海水族園は、料金の安さ、屋内中心の展示、そして授乳室やおむつ替え設備の充実度から見ても、0〜3歳の子連れ家族にとって非常に足を運びやすい水族館だとわかりました。
ベビーカーの置き場所や館内の階段区間だけは事前に把握しておき、開園直後や平日午後といった混雑の少ない時間帯を選べば、赤ちゃんも大人もゆったりと楽しめるはずです。
マグロの大水槽やペンギンの展示は、月齢を問わず子どもの反応が良い定番スポットです。
今回紹介した持ち物リストと回り方を参考に、ぜひ親子でお気に入りの水槽を見つけに出かけてみてください。
育児の合間の小さな冒険が、きっと素敵な思い出になります。