石川県・能登島にある「のとじま水族館」は、赤ちゃんから幼児まで家族みんなで楽しめる水族館です。とはいえ0〜3歳連れだと、「ベビーカーは使える?」「授乳やおむつ替えはどこで?」「お昼寝やごはんのタイミングはどうしよう?」と、行く前の心配は尽きません。
この記事では、公式サイトや最新のニュースで確認できる情報をもとに、3歳未満は入館無料という料金面から、授乳室・ベビーカーの注意点、イルカ・アシカショーの時間、年齢別のモデルコースまでを1本にまとめました。さらに、地震からの復活後に新しいジンベエザメが展示を再開したことなど、今の見どころも押さえています。
先に大事な点を伝えると、ベビーカーの無料貸出は現在中止されています。ベビーカーは持参する前提で計画を立てると安心です。ショー時間から逆算してお昼寝や授乳の予定を組む「子連れ向けタイムテーブル」も用意したので、ぜひお出かけの下調べに役立ててください。
のとじま水族館は0〜3歳連れに向いている?
家族のペースで楽しめる「参加型」の水族館
のとじま水族館は、能登半島近海に生息・回遊する魚を中心に展示している水族館です。
公式サイトでは、イルカ・アシカショー、ペンギンのお散歩、マダイの音と光のファンタジアなど、イベントが充実していると紹介されています。
エサやり体験のような、参加型のプログラムがあるのも特徴です。
0〜3歳の子どもにとっては、じっくり眺める水槽と、動きのあるショーの両方がそろっているのが魅力です。
ショーの合間に水槽を見て、疲れたら授乳室やベンチで休むという、ゆるやかな回り方がしやすい環境といえます。
被災からの復活と今の姿
のとじま水族館は、2024年1月の能登半島地震で大きな被害を受けました。
同年7月20日に一部のエリアが営業を再開し、2025年3月22日に全館がオープンして、完全復活を遂げています。
イルカショーも、この全館再開のタイミングで復活しました。
さらに、地震の影響で飼育していたジンベエザメがいなくなっていた時期を経て、志賀町沖の定置網にかかった全長約4.5メートルのオスが新しく仲間入りしました。
9月18日に大水槽での展示が再開され、水族館の「主役」が約8か月ぶりに戻ったと地元紙も伝えています。
応援する気持ちで訪れる家族も多いようです。
0〜3歳で楽しめる度合いの目安
月齢や年齢ごとの楽しみ方の目安を、あくまで一般的な考え方として整理します。
子どもの個性で反応は大きく変わるので、参考程度にしてください。
- 0〜5か月:大水槽の青い光やゆらゆら動く魚を、だっこでゆったり眺める時間が中心です。
- 6〜11か月:魚の動きを目で追うようになる時期です。
トンネル水槽のような頭上の景色が刺激になります。 - 1歳:歩き始めで、指さしや声を出して反応することが増えます。
ショーの音や拍手も楽しめます。 - 2〜3歳:魚の名前を覚えたり、ショーのまねをしたりと、体験全体を楽しめます。

基本情報と料金・3歳未満は無料
開館時間と休館日
開館時間は季節によって変わります。
3月20日から11月30日は午前9時から午後5時まで、12月1日から3月19日は午前9時から午後4時30分までです。
入館は閉館の30分前までなので、遅めに到着する日は注意しましょう。
休館日は12月29日から31日で、それ以外は年中開いています。
所在地は石川県七尾市能登島曲町15部40、電話番号は0767-84-1271です。
急な天候の変化や展示の変更に備えて、出発前にのとじま水族館の公式サイトのお知らせを見ておくと確実です。
入館料の目安
通常料金は、一般(高校生以上)が1,890円、中学生以下(3歳以上)が510円です。
3歳未満の子どもは無料なので、0〜2歳の子を連れた夫婦なら、大人2人分の入館料だけで済みます。
チケットは水族館の販売所のほか、公式サイトからオンラインでも購入できます。
上に3歳以上のきょうだいがいる家庭は、次に紹介する割引もチェックしておくとお得です。
毎月19日の県民育児の日と割引
石川県では毎月19日が「県民育児の日」で、のとじま水族館では保護者と一緒に入場する中学生以下の子どもが無料になります。
上の子が3歳以上でも、この日なら入館料がかかりません。
ほかにも、石川県プレミアム・パスポートを持つ3子世帯の中学生以下や、こどもの日、正月三が日などに無料になる案内があります。
年に3回以上通うなら、年間パスポートのほうが安くなる場合があるといわれています。
条件や金額は変更されることもあるので、購入前に公式サイトで確認してください。
今見られる展示とショーの時間
ジンベエザメ館「青の世界」
水族館の看板は、やはりジンベエザメ館「青の世界」の大水槽です。
新しく迎えたジンベエザメは、展示再開の直後から、えさを食べるときに大きな口を開ける姿が来館者の注目を集めたと報じられています。
愛称の募集やクイズラリーなどの記念イベントも開かれており、期間は11月3日までとされています。
赤ちゃんや1歳の子は、大きな魚影をじっと見つめて、ぱっと表情が変わることがあります。
ぜひ、わが子の反応を眺める時間を作ってください。
のと海遊回廊とトンネル水槽
のと海遊回廊には、長さ22メートル、水量1,200トンのトンネル水槽があり、海の中を歩いているような気分を味わえます。
頭の上を魚が泳ぐ景色は、だっこ中の赤ちゃんにも見やすい角度です。
なお、カマイルカは「イルカたちの楽園」では展示されておらず、イルカプールで見る形になっています。
コツメカワウソは新しい兄弟が迎えられ、約3か月ぶりに一般公開が再開されました。
展示の状況は日によって変わることがあるため、当日の朝に公式のお知らせを見ておくと、がっかりを防げます。
イルカ・アシカショーの時間割
一番人気のイルカ・アシカショーは、イルカプールで開催され、所要時間は20分前後です。
3月20日から11月30日までの時間は次のとおりです。
| 曜日 | 開催時刻 |
|---|---|
| 平日 | 10:00/11:30/13:30/15:30 |
| 土日祝 | 10:00/11:30/13:00/14:30/16:00 |
お盆の時期などの繁忙期は、平日でも土日祝の時刻で実施されることがあります。
冬の期間は時刻が変わるため、行く日の時刻表を公式サイトで確認しましょう。
イルカとのふれあいプールは現在休止中です。
なお、ショーやイベントは都合により休止・変更される場合があります。
赤ちゃん連れの設備と注意点
授乳室とおむつ替え
授乳室は本館入口にあります。
おむつ替えのスペースもあると案内されています。
最近は、公式サイトで「mamaro(移動式授乳室)」の設置についてのお知らせも出ました。
個室タイプの授乳室で、使い勝手が良くなっている可能性があるので、設置場所や利用方法は来館前に公式のお知らせで確認すると安心です。
館内を回ってから授乳室に行くと、混み合う時間帯に当たるかもしれません。
入館前の駐車場や、本館入口に着いたタイミングで一度おむつ替えや授乳を済ませておくと、ゆとりを持って回れます。
ベビーカーは持参が基本
公式サイトでは、水族館入口でのベビーカー無料貸出が案内されていますが、現在は貸出が中止されています。
ベビーカーが必要な月齢の子を連れる場合は、必ず自宅から持っていきましょう。
館内はスロープで見学できるようになっているため、ベビーカーでも移動しやすい構造です。
ただしショーの会場や混雑時は、ベビーカーを置く場所や通路の幅に気を配る必要があります。
抱っこひもを併用すると、ショー会場や人の多い場所でも動きやすくなります。
館内の飲食ルールと荷物
水族館の建物内への飲食物の持ち込みは禁止されています。
ミルクや離乳食、飲み物の扱いなど、細かなルールは入館前に受付で確認してください。
また、過去の案内ではコインロッカーがないとされていたので、荷物はできるだけ少なくまとめるのがおすすめです。

年齢別・モデルコース3パターン
0歳(ねんね・授乳中心)の回り方
0歳の赤ちゃんは、ゆっくり短時間が基本です。
開館の9時に合わせて入館し、混雑が少ない午前のうちに大水槽とトンネル水槽を見て回ります。
途中で授乳室に寄り、10時のショーは、様子を見ながら短い時間だけ観覧するか、思い切って見送ります。
お昼前に退館して、帰りの車でお昼寝というコースが組みやすいです。
所要時間は1時間30分から2時間程度が目安です。
赤ちゃんの機嫌を最優先にして、「ここまで見られたら大成功」と考えると、気持ちが楽になります。
1歳(歩き始め・お昼寝あり)の回り方
1歳はお昼寝のリズムが大きく影響します。
午前のお昼寝のあとに到着するよう、9時30分ごろ入館し、大水槽をゆっくり見たあとに11時30分のショーを観覧します。
そのあとは屋外を少し散歩して、退館後に昼食をとる流れだと、移動中のお昼寝にもつなげやすくなります。
歩き始めの子は、自分で歩きたがります。
人が少ない時間なら、スロープを少し一緒に歩いてみるのも良い思い出になります。
転ばないように、動きやすい靴を選びましょう。
2〜3歳(ショーも楽しめる)の回り方
2〜3歳は、ショーを軸にした半日コースが楽しめます。
9時に入館して大水槽を見たら、10時のショーを最前列よりやや後ろの席で観覧します。
そのあとはトンネル水槽、ペンギンなどの生き物を見て、11時30分のショーにもう一度参加する余裕を持たせても良いでしょう。
体験イベントは開催状況が変わるので、現地の掲示や公式サイトの最新情報で確認してください。
所要時間の目安は、子ども連れでゆっくり回る場合で3時間程度とされています。
3つのモデルコースを一覧にまとめました。
| 年齢 | 入館の目安 | ショーの観覧 | 滞在時間 |
|---|---|---|---|
| 0歳 | 9:00ごろ | 10:00の一部のみ、または見送り | 約1.5〜2時間 |
| 1歳 | 9:30ごろ | 11:30を1回 | 約2時間 |
| 2〜3歳 | 9:00ごろ | 10:00と11:30 | 約3時間 |
子連れで行く日と時間帯の選び方
空いている時間帯を狙うコツ
赤ちゃん連れは、開館直後の午前中が狙い目です。
ショーの時刻の前後は観覧席や通路が混み合いやすいため、ショー開始の15分前までに席を決め、終了後は少し時間をずらして移動すると、人の流れを避けられます。
平日のショーは1日4回、土日祝は5回あります。
子どもの昼寝の時間に重ならない回を選びましょう。
お得な日と混みやすい日
毎月19日は割引の恩恵がある一方で、家族連れが増えることが考えられます。
年上のきょうだいがいる家庭はお得ですが、0〜2歳だけで行く場合は、ゆったり回れる平日のほうが向いています。
連休や夏休み、秋の大型連休は特に混みやすいので、早めの到着を心がけましょう。
天候と季節の考え方
水槽エリアは屋内ですが、イルカプールなど屋外で過ごす時間もあります。
夏は日よけの帽子や水分補給、冬は防寒具を準備して、体調の変化を見ながら無理のない範囲で過ごしてください。
子どもの体調に不安がある場合は、無理をせず日程を変える判断も大切です。
アクセスと持ち物チェックリスト
車と公共交通の行き方
能登島は、能登島大橋を渡って行けます。
車なら能越自動車道の和倉ICから県道47号を通って、約16キロメートル、所要約20分です。
駐車場もあります。
チャイルドシートに乗せた子の様子を見ながら、休憩を挟んで運転しましょう。
電車の場合は、JR和倉温泉駅またはのと鉄道和倉温泉駅から、能登島交通のバス「のとじま臨海公園行き」に乗り、約30分で終点に着きます。
降りてすぐ水族館です。
バスの時刻は事前に調べておきましょう。
持ち物チェックリスト(0〜3歳)
持ち物は、少なめに、でも必要なものはもれなくが基本です。
- ベビーカーまたは抱っこひも(貸出が中止のため必須)
- おむつ・おしりふき・着替え(多めに)
- ミルク・飲み物・離乳食(館内の飲食ルールを確認)
- 母子手帳・健康保険証(念のため)
- 日よけの帽子や上着(季節に合わせて)
- お気に入りのおもちゃやタオル(ぐずり対策)
- ビニール袋(汚れものや濡れたものの収納に)
ショーの水しぶき対策
プールの近くでは、イルカの動きで水がはねる可能性があります。
赤ちゃん連れは、少し後方の席を選ぶと安心です。
念のため、タオルや着替えを手元に出しやすい場所に入れておくと良いでしょう。
子連れで食事と休憩をどうする?
館内は飲食禁止、食事は外で
建物内での飲食は禁止のため、食事は水族館の外で取る計画を立てておきましょう。
お弁当を食べられる場所や飲食店の営業状況は、事前に公式サイトで確認してください。
周辺の店は、営業時間や定休日が変わることがあります。
おやつと水分補給のタイミング
1〜3歳は、お腹が空くとぐずりやすくなります。
ショーの前後に外へ出て、おやつや水分をとるタイミングを決めておくと、気持ちよく過ごせます。
退館後の再入館の可否は、受付で確認しておくと安心です。
疲れたときのリセット方法
子どもがぐずったら、ショー会場や水槽の人混みから少し離れて、授乳室や落ち着ける場所で一息つきましょう。
抱っこで外の景色を見たり、深呼吸をしたりするだけでも、気持ちが切り替わることがあります。

よくある質問
3歳未満でも入館料はかかりますか?
3歳未満の子どもは無料です。
3歳になると中学生以下料金の510円がかかります。
誕生日を迎えたタイミングによって料金が変わるため、入館時に年齢をお伝えください。
雨の日でも楽しめますか?
大水槽やトンネル水槽は屋内なので、雨の日でも楽しめます。
ただしイルカプールなど屋外の展示やショーは、天候によって内容が変更される場合があります。
傘やレインコートの準備と、ベビーカー用のカバーがあると安心です。
所要時間はどのくらい見ておけばいいですか?
主要な水槽を中心に見るなら1時間前後、ショーも見るなら1時間30分から2時間30分が一つの目安です。
子ども連れでゆっくり回る場合は、3時間程度を見込んでおくと余裕があります。
ジンベエザメはいつでも見られますか?
新しい個体が展示されていますが、展示状況は体調などの理由で変更になることがあります。
行く日の朝に、公式サイトのお知らせを確認することをおすすめします。
まとめ
のとじま水族館は、3歳未満の入館が無料で、授乳室やスロープもあり、0〜3歳の子どもを連れた家族にもやさしい水族館です。
地震からの完全復活後、新しいジンベエザメも迎えて、見どころがさらに増えています。
お出かけ前に押さえておきたいポイントを振り返ります。
- ベビーカーは持参が基本で、無料貸出は中止されています。
- 毎月19日は、家族で行くと中学生以下が無料になります。
- 館内の飲食は禁止のため、食事や授乳・ミルクの計画は事前に立てましょう。
- ショーの時間から逆算して、お昼寝や授乳のリズムに合わせたコースを選びましょう。
- 展示やショーの状況は変わるので、当日朝に公式のお知らせを確認しましょう。
完璧に回ろうとせず、「大水槽を一緒に眺められたらOK」くらいの気持ちで出かけると、親子の思い出がぐっと楽しくなります。
ぜひ、無理のないペースで、のとじま水族館の青い世界を家族で楽しんでください。