日本海に面した秋田・男鹿半島の水族館「男鹿水族館GAO」。大きな水槽、ペンギン、アザラシ、ホッキョクグマと、小さな子どもが目を輝かせる生き物がそろっています。それでも0〜3歳の子を連れていくとなると、「ベビーカーで回れる?」「授乳やおむつ替えはどこで?」「お昼寝とランチはどうする?」と気になることが多いはずです。
先に結論をまとめます。未就学児の入館料は無料で、館内は全館バリアフリーです。貸出ベビーカーや授乳室もそろっているので、0〜3歳連れでも回りやすい水族館です。
大切なのは、生き物のエサの時間に合わせて動き、休憩を多めにはさむことです。
この記事では、公式サイトの案内をもとに、最新の営業時間・料金・設備を整理しました。そのうえで、0〜3歳の年齢別の楽しみ方、エサの時間を軸にした半日モデルプラン、持ち物、困った場面の対処法までまとめています。パパとママが肩の力を抜いて、親子の思い出づくりを楽しめるように書きました。
男鹿水族館GAOの基本情報と最新状況
営業時間と休館日の考え方
公式サイトでは、営業時間は9:00~17:00(最終入館16:00)と案内されています。
ただし、時期によって変わります。
夏期(4月1日〜10月31日と3月)は9:00〜17:00(最終入館16:00)、冬期(11月1日〜2月末)は9:00〜16:00(最終入館15:00)です。
冬期は閉館が1時間早まり、最終入館も15:00になります。
子連れの場合、冬期は最終入館を過ぎると入れないため、昼寝後に出発する予定だと間に合わない場合があります。
また、夏期の延長営業日や臨時の短縮営業、休館日もあるため、事前の確認が勧められています。
休館日は月ごとに設定されます。
公式サイトのトップには次の休館日も表示されます。
出発前に必ずチェックしてください。
入館料は未就学児なら無料
入館料は、おとな(高校生以上)が1,300円、小・中学生が500円、未就学児は無料です。
0〜3歳のお子さんは全員無料なので、家族3人なら大人2人分の2,600円で入れます。
年間パスポートは、おとな3,000円、小・中学生1,200円です。
近くにお住まいで、天気の悪い日の遊び場として何度も通うなら、おとな2回分強で元が取れる計算です。
ホッキョクグマの展示状況は出発前に確認
GAOで人気なのがホッキョクグマです。
モモの子グマ(男の子)は12月4日に生まれ、4月11日から一般公開が始まりました。
名前は「モモ太」です。
ただし、モモ親子は展示場と裏の部屋を自由に行き来できるため、展示場にいない時間が長くなる日もあります。
最近も、モモ太の体調を経過観察するため、モモとともに展示を休止したことがありました。
その後、展示を休止していたモモ・モモ太は展示場に出る形で再開しましたが、今後も経過観察が必要になる可能性があるとのことです。
一方、父親の豪太は通常どおり展示されています。
どのクマに会えるかは日によって変わるので、「必ず会える」と子どもに約束せず、「会えたらラッキー」くらいの気持ちで行くと、親子とも気持ちが楽です。
アクセスと駐車場 | 車移動のコツ
車で行く場合の所要時間
子連れなら車での来館が基本です。
秋田市から車で約80分とされ、昭和男鹿半島インターチェンジからは約70分という案内もあります。
0〜3歳の子は長時間のチャイルドシートが苦手なことも多いので、途中で1回は休憩をはさむつもりで、余裕のある計画にしましょう。
駐車場は無料で、台数は630台です。
広いので、停められないと困る場面はあまり想像しにくいですが、夏休みやお盆などの繁忙期は午前中に埋まりやすくなります。
早めの到着が安心です。
公共交通機関を使う場合
電車を使う場合は、JR男鹿線の男鹿駅が最寄りです。
男鹿駅から男鹿半島あいのりタクシー「なまはげシャトル」で約45分かかり、前日までの予約制です。
路線バスの案内もありますが、本数や所要時間は変わる可能性があります。
ベビーカーと荷物を抱えての乗り換えは負担が大きいので、公共交通を使う場合は帰りの時刻を先に決めておき、水族館での滞在時間から逆算して予定を組むのがおすすめです。
車内でのお昼寝を計画に入れる
0〜3歳の子は、お昼寝の時間帯に機嫌が崩れやすくなります。
館内での再入館の可否は、入口の受付で確認してください。
再入館できる場合は、お昼に一度車へ戻り、車内でお昼寝させてから午後の展示に向かうこともできます。
再入館ができなくても、午前中心の計画にしておけば無理なく帰れます。

ベビーカーと授乳室など館内設備
ベビーカーは持ち込みも貸出も可能
館内は全館バリアフリーで、車いすやベビーカーで利用できます。
さらに、貸出用ベビーカーは無料ですが、台数に限りがあり、予約はできません。
混雑する日は借りられない場合もあるので、自分のベビーカーか抱っこひもを持参しておくと安心です。
おすすめは、ベビーカーと抱っこひもの両方を持っていく方法です。
水槽の前では抱っこしたほうが子どもの目線が上がり、よく見えます。
歩き疲れたらベビーカーに戻す、という使い分けが便利です。
授乳室とミルクのお湯
授乳室は1階にあります。
ミルク用のお湯も用意されており、必要な方は受付に声をかけるよう案内されています。
ただし、哺乳瓶や粉ミルクなどは持参が前提です。
入館時に受付で場所を確認しておくと、いざという時に慌てません。
おむつ替えとトイレ
ベビーベッドは各階の多目的トイレにあります。
おむつの予備は多めに持っていきましょう。
万一忘れた場合も、ミュージアムショップで紙おむつ(Mサイズのみ)とおしり拭きが販売されています。
サイズが合わない子もいるので、あくまで非常用と考えてください。
トイレトレーニング中の2〜3歳の子は、展示を見る前後に必ずトイレに誘ってください。
0〜3歳の年齢別 | 見どころと楽しみ方
入館してすぐの大水槽が最初の見せ場
入館してすぐの場所にある「男鹿の海大水槽」は、高さ8m、水量約800トンで、春から秋に男鹿の海で見られる約40種2000匹が泳いでいます。
最初に迫力のある水槽を見られるので、子どもの気持ちが一気に盛り上がります。
水槽の前にはゆっくり座れる余裕のある場所もあるので、ここで写真を撮るのもおすすめです。
なお、過去には、なまはげ姿のダイバーが男鹿の海に登場する催しもありました。
なまはげは地元ならではの楽しい演出ですが、小さな子には怖く映ることもあります。
泣いてしまいそうなら、無理に近くで見せず、少し離れた場所から様子をうかがうと安心です。
年齢別の楽しみ方
ここからは、年齢ごとの楽しみ方をご紹介します。
あくまで目安なので、お子さんの様子に合わせてください。
- 0歳(首すわり前後〜おすわり):暗めの水槽の光や、魚がゆっくり動く様子をじっと見つめる子が多い時期です。
抱っこで水槽に近づき、「お魚さんだね」と声をかけながら回りましょう。 - 1歳(つかまり立ち〜歩き始め):歩ける子は自分で動きたがります。
転びにくい広い場所で歩かせ、疲れたらベビーカーに戻すリズムがうまくいきます。 - 2歳(言葉が増える時期):「ペンギン!」「ホッキョクグマ!」と指をさして話す時期です。
見つけた生き物の名前を一緒に言うだけで、会話が弾みます。 - 3歳(好奇心が最高潮):エサの時間の解説に耳を傾けられる子も出てきます。
ガイドマップを持たせて、「次はどこへ行く?」と一緒に決めると、ぐっと楽しくなります。
所要時間の目安
所要時間は2〜3時間が目安とされています。
また、ゆっくり見るなら1時間半〜2時間程度が目安で、子連れの場合は各展示で足を止める時間が長くなりがちです。
0〜3歳連れなら、滞在は2〜3時間、見たい展示は3〜4か所に絞るくらいが、親子とも疲れすぎずちょうどよい目安です。
全部を見て回ろうとせず、「ここだけは見たい」を決めておきましょう。

エサの時間を軸にした半日モデルプラン
エサの時間を先にチェック
GAOでは、生き物のエサの時間が見どころです。
ペンギン、アザラシ、アシカ、ホッキョクグマが食事をする様子を見られる「生きものたちのエサの時間」は毎日開催され、解説もあります。
公式サイトに載っていた時間を整理します。
- ペンギン:10:30/14:30
- カリフォルニアアシカ:11:35頃/15:35頃(アザラシのエサの時間が終わり次第)
- ホッキョクグマ:13:30
- 魚っ知(うおっち)ダイブ(大水槽):14:00(土休日限定)
時間は日や季節で変わる場合があります。
来館当日に館内の案内か公式サイトで、その日の時間を確認してください。
なお、ホッキョクグマの展示場所は入れ替わることがあります。
以前の案内では、13:30のエサは「ホッキョクグマ広場」で行うとされていました。
当日の案内に従うと安心です。
午前中心の半日プラン(冬期の営業時間も想定)
エサの時間とお昼寝の時間を考えて、午前中心のモデルプランを組んでみました。
冬期の最終入館15:00にも合わせた内容です。
- 9:00 開館と同時に入館。
受付でベビーカーを借りる、授乳室の場所を確認する - 9:15 まず大水槽へ。
人が少ない時間にゆっくり見る - 10:30 ペンギンのエサの時間。
小さな子でも見やすい動きの多い時間です - 11:35頃 アシカのエサの時間。
元気な動きで盛り上がります - 12:00 レストランまたは持参のお弁当でランチ
- 12:45 GAOっこひろばで体を動かす、または車でお昼寝
- 13:30 ホッキョクグマのエサの時間(会えたら見る)
- 14:00 お土産を見て、帰る準備
午前の人の少ない時間に大水槽やペンギンを見ておけば、お昼寝が遅れても「見たいものは見られた」と、気持ちに余裕を持てます。
午後のペンギン(14:30)まで滞在できそうな日は、時間を足してください。
混雑を避けるコツ
混み合うのは、夏休みや連休、土日の昼前後です。
ゆっくり見たい、写真を撮りたい場合は、比較的すいている午前中の早めの時間が狙い目とされています。
平日や、大水槽・ペンギンから先に見る順路にすると、ストレスが減ります。
逆にエサの時間の前は人が集まるので、小さな子を連れて前の列に入るなら、早めに場所を確保しましょう。
GAOっこひろばとランチの過ごし方
雨の日にも頼れる屋内の遊び場
館内には、子どもたちが楽しく遊べる「GAOっこひろば」があります。
この屋内の遊び場は2023年にオープンしており、天気を気にせず遊べます。
小さな子どもが体を動かして遊べる広場なので、展示を見るだけでは足りない1〜3歳の子には、うれしい場所です。
利用できる年齢やルール、靴を脱ぐかどうかなどは、現地の掲示に従ってください。
ほかの子との接触や、おもちゃの取り合いが起きやすい場所なので、必ず保護者がそばで見守ることが大切です。
体を動かしてから昼食に行くと、食事もスムーズです。
レストランとお弁当の使い分け
館内には、日本海を眺めながら食事ができるレストランがあります。
ミュージアムショップもあります。
最近は、ハロウィン期間限定のソフトクリームが登場するなど、季節の商品も出ています。
お子さんにも、ちょっとしたごほうびになります。
離乳食や幼児食を持ち込んでよいか、キッズ向けのメニューがあるかは、混雑時や時期によって対応が変わることもあります。
事前に電話(0185-32-2221)で確認しておくと、当日困りません。
離乳食期のお子さんは、食べ慣れたものを持参するほうが安心です。
お土産選びも楽しみの一つ
ショップでは、ホッキョクグマのグッズが人気です。
モモ太のグッズも新しく発売されています。
0〜3歳のお子さんには、口に入れても安全なぬいぐるみが向いています。
まだ小さい子には、思い出づくりのため、親子で水族館をバックに撮った写真を残すのもおすすめです。
0〜3歳連れの持ち物と服装
持っていくと安心なもの
荷物はできるだけ絞りたいところですが、小さな子連れでは「あって助かった」ものが多くあります。
- おむつ(予定より多め)、おしり拭き、ビニール袋
- 着替え(上下1〜2セット)、よだれかけ
- ミルクや哺乳瓶、離乳食、飲み物、軽食
- 抱っこひも、ベビーカー(貸出が借りられない時のため)
- 羽織れる薄手の上着、ブランケット
- 手指の消毒用品、ウェットティッシュ
- お気に入りのおもちゃ、絵本(機嫌が悪くなったとき用)
特に着替えは必須です。
水槽の前で飲み物をこぼしたり、ひろばで汗をかいたり、トイレトレーニング中の失敗もあるからです。
季節ごとの服装
館内は建物の中ですが、海沿いなので、季節によっては風が強く冷えることがあります。
冬期はコートやマフラーなどで防寒し、館内で暑くなった時に脱ぎ着しやすい重ね着にしましょう。
夏は日差しや蒸し暑さに備えて、帽子や飲み物を忘れずに。
屋外を移動する時間があるので、季節に合った準備をしてください。
撮影機材についての注意
撮影のお願いにも注意が必要です。
ホッキョクグマの親子の公開に合わせて、望遠レンズなどを使った撮影の自粛を依頼する日が設けられ、機材の全長が30cmを超える撮影は控えるよう案内されています。
大きなカメラをお持ちの方は、事前に公式サイトの案内を確認してください。
子どもの様子はスマートフォンで十分きれいに残せます。

子連れで困りやすい場面と対処法
機嫌が悪くなったとき
水族館の中は薄暗く、音が響く場所もあり、小さな子には刺激が強いことがあります。
大泣きしたら、無理に展示の前にいさせず、いったん明るい通路や休憩できる場所へ移動しましょう。
泣いている子を連れたまま人混みにとどまると、親子とも疲れが増してしまいます。
授乳室で落ち着かせるのも一つの方法です。
体調がすぐれない日は無理をしない
発熱や下痢、咳など、お子さんの体調がいつもと違う場合は、予定を延期する判断も大切です。
水族館は屋内で人が集まる場所なので、周囲への配慮も必要になります。
体調に関する不安がある場合は、かかりつけ医などの専門家に相談してください。
夜の水族館などのイベントとの付き合い方
GAOでは、「夜の水族館」が土曜日に開催される日があるほか、夏休みには体験イベントも開かれます。
ただ、0〜3歳の子は就寝時間が早いことが多く、夜のイベントは生活リズムを崩しやすくなります。
体験イベントも、対象年齢や参加条件がそれぞれ異なるため、申し込む前に公式サイトで確認しましょう。
無理に参加せず、通常の営業時間にゆったり楽しむのも立派な選択です。
子連れ男鹿水族館のよくある質問
0歳の赤ちゃんでも楽しめますか?
はい、楽しめます。
乳児期は、色や光の動き、水の揺れをよく見てくれます。
授乳室やベビーベッドも使えるので、短時間の滞在でも十分思い出になります。
ただし、暗い場所や音で泣く子もいるので、様子を見ながら進めてください。
雨の日でも行けますか?
館内は屋内の展示が中心で、雨天でも楽しめる施設とされています。
ただし、駐車場から入口までは屋外を歩くので、雨具や足元の準備をしておきましょう。
ベビーカーはどこで借りられますか?
貸出用ベビーカーは無料です。
台数に限りがあり、予約はできません。
受付で声をかけて、空きがあるか確認してください。
混雑日は借りられないこともあるため、持参が確実です。
未就学児の兄弟姉妹がいても大丈夫?
未就学児は無料なので、兄弟姉妹が何人いても費用の心配は少なくて済みます。
小学生は500円かかります。
年齢が離れている場合は、大きいお子さんが見たい展示と、小さい子が楽しめる場所を交互に回ると、どちらも満足しやすくなります。
まとめ
出発前の最終チェック
最後に、出発前に確認したいことをまとめます。
- 営業時間と休館日を公式サイトで確認する(夏期と冬期で閉館時間が違います)
- ホッキョクグマの展示状況とエサの時間を確認する
- ベビーカーまたは抱っこひもを持参する
- 授乳室とトイレの場所を入館時に確認する
- 午前中心の計画にして、見たい展示を3〜4か所に絞る
- 着替えとおむつは多めに用意する
親子の時間を楽しむために
男鹿水族館GAOは、未就学児が無料で、ベビーカーも授乳室も整っている、子連れにやさしい水族館です。
すべてを見ようとせず、子どものペースを最優先にして回ることが、いちばんの楽しみ方のコツです。
大きな水槽に目を丸くしたり、ペンギンを指さして「あっ!」と声を上げたりする、今しか見られない姿が待っています。
準備はしっかり、でも当日はゆったり。
そんな気持ちで、日本海を望む水族館へ親子でお出かけしてみてください。
営業時間や展示状況は変わることがあるため、最新の情報は男鹿水族館GAOの公式サイトでご確認ください。