ネントレの種類と始める時期 | 完全ガイド

ネントレの種類と始める時期 | 完全ガイド
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「抱っこじゃないと寝てくれない」「夜中に何度も起きてしまう」・・・赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいる親御さんはとても多いものです。そんなときに頼れる選択肢のひとつが「ネントレ(ねんねトレーニング)」。でも、いざ始めようと思うと「種類が多くてどれを選べばいいの?」「いつから始めるのがベスト?」と迷ってしまいますよね。

この記事では、0〜3歳のお子さんを育てる親御さんに向けて、ネントレの代表的な種類と始める時期の目安を、最新の情報と科学的根拠を交えて丁寧に解説します。読み終わるころには、ご家庭にぴったりのネントレが見つかり、夜の時間がもっと穏やかで楽しいものに変わるはずです。

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としています。赤ちゃんの体調や発達に不安がある場合は、必ずかかりつけの小児科医にご相談ください。

ネントレとは?基本を知ろう

ネントレとは「ねんねトレーニング」の略で、海外では「スリープトレーニング」とも呼ばれています。「ネントレ」という言葉は、最近では赤ちゃんのねんねのスケジュールや環境を整えることを含めて広い意味で使われることもありますが、基本的には赤ちゃんが自分の力で眠る力を身に付けるために行う練習のことを指します。

セルフねんねを目指すトレーニング

「ネントレ」とは、抱っこや添い寝がなくても、赤ちゃんが自分の力で眠りにつけるように習慣付けるトレーニングのことで、日本では親子いっしょに寝ることが一般的ですが、欧米では早い段階から一人で寝かせる習慣があり、そうした欧米で行われているトレーニングが紹介されたことで、日本でもネントレを実践する人が増え始めています。

ネントレの最大の目的は、赤ちゃんが夜中に目覚めても自分で再入眠できる「セルフねんね」を身につけることです。
これができるようになると、夜泣きで何度も起こされる毎日から少しずつ解放されていきます。

ネントレは必ず必要なもの?

結論から言えば、ネントレは絶対に必要なものではありません。
ネントレは必ずしなければいけないものではなく、ママ・パパが負担に感じなければ、抱っこや授乳で寝かしつけしてももちろんOKですが、寝かしつけに負担を感じたり、夜中に何度も起きて親子ともに辛いようなときは、ネントレも選択肢の一つとして考えると良いでしょう。

大切なのは「家族みんなが笑顔でいられること」。
ネントレはそのための手段のひとつであって、ゴールではありません。


ネントレを始める時期の目安

「いつから始めたらいいの?」これはネントレを検討する親御さんが最初にぶつかる疑問です。
月齢ごとの発達の特徴を踏まえて見ていきましょう。

生後0〜3か月:土台づくりの時期

この時期は本格的なネントレを行うには早すぎます。
生後3か月頃までは、まだ赤ちゃんも寝たり起きたりを繰り返す時期で、3か月を過ぎても5か月頃までは、寝つくためにママ・パパのサポートが必要なことも多いため、しっかりとしたネントレはおすすめしません。

代わりにこの時期は、「睡眠の土台」を整える準備期間と捉えましょう。
寝室を暗くする、授乳と睡眠のリズムを少しずつ作る、夜は静かに過ごすなど、生活環境を整えることが将来のスムーズなネントレにつながります。

柔らかな自然光が差し込む寝室で、ベビーベッドに横たわる生後数ヶ月の赤ちゃんを優しく見守る母親

生後4〜6か月:ネントレの黄金期

多くの小児科医が、4〜6ヶ月をネントレ開始の「黄金期」と呼んでいます。
この時期の赤ちゃんは、体重が順調に増加し、夜間の授乳が栄養摂取のためではなく、「習慣」や「安心感」のために行われるようになります。
そのため、徐々に夜間授乳の回数を減らしながらネントレを始めるのに適した時期と言えるでしょう。

新生児期の睡眠は、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)のサイクルが約50〜60分と短く、頻繁に目を覚ましやすいのが特徴ですが、生後4ヶ月頃になるとこのサイクルが約90分と大人の周期に近づいてきて、より深い眠りが増えてくるため、まとまって眠る力がついてきます。

生後6か月以降:効果のエビデンスが豊富

赤ちゃんが眠くて泣いているときに、自分で寝付くまで見守るタイプのネントレ(ファーバーメソッドやタイムメソッド、フェードアウトなどと呼ばれる段階的消去法を用いたネントレ方法)の開始は、生後4か月からOKとしている情報もありますが、生後6か月以降の開始を推奨する専門家も多くいます。

その理由は、寝返りや寝返りがえりなどができるようになり、自分で寝ている間の体勢を安全・快適に保てるようになることや、「物の永続性」が発達して「ママやパパが目の前に見えなかったり触れなかったりしても、そこに存在している」と認識できるようになるからです。

生後6か月未満の赤ちゃんに対するネントレは、効果のエビデンスが十分ではないとされています。
月齢が小さいうちは、生活リズムと環境づくりに集中するのが安心です。


ネントレの主な種類を比較

ネントレと一口に言っても、その方法はさまざま。
代表的なメソッドを比較しながら、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ファーバー式(タイムメソッド)

もっとも有名で実践者が多いのがファーバー式です。
ファーバーメソッドとは子どもの睡眠の第一人者であるリチャードファーバー医師が提唱した方法で、親が赤ちゃんの寝室から退室しセルフねんね習得を目指す方法です。
途中で泣いたりした場合は声かけやトントンであやしますが、過度に対応せず入室と退室を繰り返し、徐々にその間隔を広げていきます。

決められた「時間」の間隔で部屋に入って、決められた「時間」子どもをあやし、部屋を出て、見守る方法で、具体的な時間が決まっているため、シンプルで実践しやすく、子どもの泣きがおさまるのが早いと言われています。

「短期間で効果を出したい」「シンプルな方法がいい」という親御さんに向いていますが、泣き声に耐える必要があるため精神的なつらさを感じる場面もあります。

ジーナ式

ジーナ式とは、赤ちゃんの生活リズムをママが徹底的に管理する育児法で、寝る時間だけではなく、月齢に合った規則的なスケジュールに沿って授乳時間や遊び時間を決め、生活リズムを整えていきます。

イギリス発のナニー(王室など上流階級の家庭に仕える乳母)だったジーナ・フォードさんが発案した方法で、1日のスケジュールを細かく組み立てることで、赤ちゃんが自然と眠れるリズムを作ることを目指します。
スケジュール管理が得意な親御さんに向いている方法です。

フェイドアウト(フェードアウト)法

この方法は、子どもを見守りながら少しずつ距離を離していくことで、安心して眠りに誘導するメソッドで、子どもを見守る「距離」を、約2週間かけて徐々に広げていく方法です。
子どもを1人にせず、寝るまでの間ずっとサポートができるため、安心して眠りにつくことができます。

泣かせる時間が少ないため「泣き声を聞くのがどうしてもつらい」という親御さんにおすすめ
ただし、セルフねんね習得までに時間がかかるという特徴があります。

泣かせないネントレ(ノークライ法)

泣かせないネントレは、赤ちゃんが泣き出す前に介入し、抱っこや授乳といった寝かしつけのサポートを少しずつ減らしていく方法です。
最も赤ちゃんに優しい方法とされていますが、習得まで数週間〜数か月かかることもあり、根気と一貫性が必要です。


月齢別ネントレの進め方

赤ちゃんの月齢によって、適切なアプローチは異なります。
0〜3歳までの月齢別の進め方を見ていきましょう。

ベビーベッドの中で目を覚ましてニコッと笑う生後6ヶ月くらいの赤ちゃん。窓辺に朝日が差し込む明るい雰囲気

0〜5か月:環境と生活リズムを整える

この時期は本格的なネントレではなく、土台づくりに専念しましょう。
寝床の安全性は、ネントレする・しないに関わらず必要なことで、寝返りやずりばいによって転落してしまうような段差がないか、窒息のリスクとなる掛け布団・ブランケットなどは使っていないか、この2点は必ず確認するようにしてください。

米国小児科学会は「赤ちゃんにとっていちばん安全な寝床は、1歳までは親と同室で別の寝床」と伝えており、昼と夜の区別がついてきた赤ちゃん(生後3ヶ月以降が目安)は、日中も真っ暗な部屋で寝かせると良いでしょう。

6〜11か月:本格ネントレに挑戦

生後6か月を過ぎたら、本格的なネントレに挑戦できる時期です。
まずは寝る前のルーティンを作りましょう。「お風呂→パジャマに着替える→絵本を読む→おやすみの挨拶」といった流れを毎日繰り返すことで、「この後は寝る時間なんだ」と自然に理解できるようになります。

ファーバー式やフェイドアウト法など、ご家庭に合ったメソッドを選んで、一貫性を持って取り組むのがポイントです。

1〜3歳:習慣化とイヤイヤ期への対応

1歳を過ぎると、子どもは自我が芽生え始めます。
幼児で習慣的に夜の入眠時間が22時を超えている場合は、ネントレを検討するサインのひとつと言えます。

この時期は「自分で選ぶ」体験を取り入れるのが効果的
「今日のパジャマはどっちにする?」「絵本はこの2冊からどれを読む?」といった選択肢を与えることで、子ども自身が眠る時間に主体的に向き合えるようになります。


ネントレを始める前の準備

ネントレを成功させる鍵は、実は始める前の準備にあります。
下準備をしっかり行うことで、ネントレ自体がスムーズに進みます。

睡眠環境を整える

大人にもいえますが、赤ちゃんや子どもにとっても、自分で入眠するには環境が大切で、シーリングライト(天井照明)は1番暗い設定でも明るいため、スタンドライトなどを使うとよいでしょう。
授乳ライトは明るさも適度で、夜間に授乳やおむつ替えをする場合にも便利なのでおすすめです。
早朝に子どもが起きてしまう場合は、遮光カーテンを使い、隙間から日光がもれない対策をするとよいでしょう。

理想的な寝室の条件は、以下の通りです。

  • 室温:夏は26〜27度、冬は20〜22度
  • 湿度:50〜60%
  • 照度:真っ暗が理想(豆電球も避ける)
  • 音:ホワイトノイズや静かな環境

生活リズムを固定する

起床時間と就寝時間が日々バラバラになっていませんか?お子さんがぐっすり寝られているからと、朝起こすのをためらってしまったり、その日の機嫌によって寝る時間がまちまちだったりする場合は、ネントレ前に起床時間と就寝時間を決めましょう。
ネントレは、生活リズムを整えるプロセスとも言えます。

毎日決まった時間にカーテンを開け、朝日を浴びることも大切で、明るい光を浴びて朝にセロトニンが作られることで、夜にメラトニンが生成され、寝付きがよくなります。

就寝前のルーティンを作る

寝るまでにすることと、その流れを定型化してあげることは、お子さんにとって大きな安心材料になります。
習慣として定着すればするほど、その流れが始まると自然と寝ることに気持ちが向き、心身ともに眠る準備ができるようになるからです。

毎日同じ順番、同じ時間帯で20〜30分程度のルーティンを組むのが理想的です。


ネントレ成功のコツと注意点

ネントレを始めても「うまくいかない」と悩む親御さんは少なくありません。
成功率を高めるためのコツを押さえましょう。

家族で方針を統一する

ネントレで最も重要なのは「一貫性」です。
パパとママで対応が違ったり、日によって方法を変えたりすると、赤ちゃんは混乱してしまいます。
始める前に必ず家族会議を開き、方針と役割分担を決めておきましょう。

泣き声への向き合い方

ネントレを始めると、多くの場合赤ちゃんは泣きます。
これは正常な反応です。
乳児にトレーニングをした経験のある親654名へのアンケートでは、42.2%の回答者が1日目のストレスが大きかったと答え、1週間後のストレスが高いと答えた5.2%を大きく上回りました。
子どもが泣いた時間は、一般的に初日の夜が最も長いと答えたのが約半数で、泣いている時間の中央値は43分。
1週間後の泣いている時間の中央値は8.54分でした。
初めてのトレーニング導入で「成功した」と答えた割合は73%で、完了までの日数の中央値と最頻値は7日でした。

つまり、最初の数日を乗り越えれば、多くの場合1週間程度で大きな改善が見られるということです。

リビングのソファでスマートフォンの育児アプリを見ながら寝かしつけのタイミングをチェックする30代の父親

うまくいかない時の対処法

ネントレを進めようとしても、ギャン泣きしたり機嫌が悪かったりで、どうしても寝てくれない日もありますが、そんなとき「育児書どおりにやっているのに寝てくれない!」とイライラしてはいけません。「うまくいかなくて当たり前」くらいの心の余裕を持って取り組みましょう。

1〜2週間続けても全く効果が見られない場合は、いったん中止して睡眠環境やスケジュールを見直しましょう。
赤ちゃんの個性によっては、別のメソッドの方が合うこともあります。


ネントレに関するよくある疑問

最後に、親御さんからよく寄せられる疑問にお答えします。

泣かせるネントレは赤ちゃんに悪影響?

「泣かせるなんて可哀想」「愛着形成に悪影響では?」と心配する声をよく聞きます。
しかしネントレは医学的にも短期的な改善が見込め、親子の心身の健康に良い影響があると確認された安全な手法です。

ただし、生後6か月未満の赤ちゃんへのネントレは効果が確認されておらず、推奨されていません。
月齢に応じた適切な方法を選ぶことが大切です。

夜間授乳との両立は可能?

生後3か月を過ぎると、夜通し眠れるようになる赤ちゃんが増えてきて、身長や体重などの発育に問題がなければ、夜間に無理やり起こして授乳する必要はありません。
しかし、夜間授乳が頻繁な場合は、夜間断乳をしてネントレをするかどうかは、医師との相談が必要です。
これは、夜間断乳によって赤ちゃんの成長に影響が出る可能性があるためです。

ネントレに失敗したらどうする?

ネントレは「成功か失敗か」の二択ではありません。
途中で中断してもまた再開できますし、お子さんの成長に伴って自然と改善することもあります。
大切なのは、家族みんなが心地よく過ごせる方法を見つけること。
無理せず、お子さんとご自身のペースで進めていきましょう。


まとめ:家族に合ったネントレで楽しい毎日を

ネントレは、赤ちゃんと親御さんの両方に良い睡眠をもたらしてくれる素敵なツールです。
種類は大きく分けて以下の4つがあります。

  • ファーバー式(タイムメソッド):シンプルで効果が早く出やすい
  • ジーナ式:スケジュール管理を重視する方法
  • フェイドアウト法:泣かせる時間が少なく親に優しい
  • 泣かせないネントレ:最も穏やかだが時間がかかる

始める時期の目安は、生後4〜6か月以降が「黄金期」、本格的に取り組むなら生後6か月以降がエビデンス的にも安心です。
それまでは生活リズムと睡眠環境の土台づくりに専念しましょう。

ネントレの成功には、寝室環境の整備、就寝前のルーティン、家族での方針統一が欠かせません。
最初の数日は赤ちゃんが泣くこともありますが、多くの場合1週間程度で大きな改善が見られます。

そして何より忘れないでほしいのは、「ネントレは絶対にやらなければいけないものではない」ということ。
抱っこや添い寝で寝かしつけることも、立派な愛情表現です。
ご家庭の状況やお子さんの個性に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。

赤ちゃんがぐっすり眠れるようになると、親御さんにも心の余裕が生まれます。
その余裕は、日中の遊びや笑顔となって、家族全体をもっと幸せにしてくれるはずです。
今夜から、できることひとつずつ始めてみませんか?

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