新生児の白目・寄り目はなぜ?かわいい謎を解説

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すやすや眠る我が子を覗き込んだ瞬間、白目をむいてピクピクしている姿にギョッとした経験はありませんか。あるいは、抱っこしてあやしているときに「あれ、目が寄ってる?」とドキッとしたことがあるかもしれません。生まれて間もない赤ちゃんの目は、大人とは違う不思議な動きをすることが本当に多いものです。

結論からお伝えすると、新生児の白目や寄り目の多くは発達途中ゆえの自然な現象で、心配のいらないケースがほとんどです。とはいえ、知らないと不安になるのが親心。この記事では、なぜ赤ちゃんが白目になったり寄り目になったりするのか、いつ頃落ち着くのか、注意すべきサインは何か、そして「今しか見られないかわいい瞬間」をどう楽しむかまで、まるごとお伝えします。

読み終わる頃には、白目や寄り目すら愛おしく感じる、そんな育児ライフが待っているはずです。

ベビーベッドですやすや眠る新生児の顔のアップ、口元がふっと緩んで半目になっている柔らかな朝の光の中の様子

目次

新生児が白目をむく主な3つの理由

赤ちゃんが白目をむいて寝ていると、まるで具合が悪そうに見えてヒヤリとしますよね。
でも、その背景にはちゃんとした体のしくみがあります。
まずは「なぜ白目になるのか」を一緒に紐解いていきましょう。

まぶたの筋肉がまだ未発達だから

赤ちゃんは、まぶたを動かす筋肉が大人のように発達していません。
赤ちゃんはまぶたを動かす筋肉が未発達で、まぶたを常に閉じておくことができません。
そのため、寝ているのにまぶたがピタッと閉じきらず、隙間から眼球が見えてしまうのです。

赤ちゃんは目の筋肉が未発達な状態で生まれてくるので、まぶたを支えきれない時があります。
また、皮膚も弱く短いため、眼球をすべて覆うことができません。
つまり、構造的にも「半目」になりやすいのです。
これは新生児期から数か月の赤ちゃんに広く見られる、ごく自然な姿といえます。

レム睡眠中の眼球運動によるもの

人間は眠っているとき、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を繰り返しています。
特に寝入りばなは、まだ浅い眠りのレム睡眠の状態です。
レム睡眠は急速眼球運動睡眠ともいわれ、眠っていても眼球が動いています。
ですから、ちょっとした拍子にまぶたが開き、眼球が動くと白目になってしまうことがあります。

新生児は大人よりもレム睡眠の割合が多いため、白目をむく場面に遭遇しやすいのです。
実は大人も眠っているときに眼球は上を向いています
人間は眠っているとき、眼球が上転しています。
まぶたをしっかり閉じていないと白目をむいた感じに見えますが、これは異常ではありません。
試しに、ぐっすり寝ているパパのまぶたをそっと開けてみると・・・きっと同じように白目が見えるはずです。

目が大きい・遺伝による個性

赤ちゃんの中には、もともと目が大きく、まぶたで眼球を覆いきれないタイプの子もいます。
これは個性であり、心配のいらない特徴です。
実際、親子で半目で寝るクセが似ているケースも少なくありません。
生まれもった顔立ちが、白目の見えやすさに関係していることもあるのですね。


白目が見られやすいタイミングと頻度

「うちの子だけ?」と心配になる気持ち、よくわかります。
でも実は、多くの赤ちゃんが似たような姿を見せています。
具体的にどんなタイミングで白目が現れやすいのか、整理しておきましょう。

寝入りばな・うとうとしている瞬間

もっとも多いのが、眠りに落ちる直前の数分間です。
特に、眠りにつく瞬間や、眠りが浅い時に全身の力が抜けると、まぶたを閉じる筋肉も緩み、目が半開きになって白目が見えてしまうことがあります。
授乳しながら寝落ちするとき、抱っこでウトウトし始めるとき、ベビーベッドに置いた直後など、力が抜けるシーンで起こりやすい現象です。

授乳中のうっとりタイム

おっぱいやミルクを飲みながら、急に白目になる赤ちゃんも多いものです。
これは満たされて気持ちよくなり、リラックスして眠気が出てきた証拠。「美味しすぎてうっとり」している、と思うとちょっと微笑ましいですよね。

いつまで続くの?落ち着く時期の目安

多くの赤ちゃんは、生後3〜4か月頃にはまぶたの筋力が発達し、白目をむく頻度が減っていきます
長くても1歳前後までには気にならなくなることがほとんどです。
寝相と同じで、いつの間にか「そういえば最近見なくなったな」と気付くタイミングが訪れます。
「今だけの貴重な姿」と思って、こっそり写真に収めておくのもおすすめです。

授乳クッションを使いながら赤ちゃんに授乳する母親の手元、赤ちゃんがうっとりと目を半開きにしてリラックスしている柔らかな雰囲気


新生児の寄り目(偽内斜視)の正体

白目と並んでよくある不安が「寄り目」です。
スマホで赤ちゃんを撮ったときに、目が内側に寄って写っていて慌てた経験のある方も多いのではないでしょうか。
でも、その多くは「偽内斜視」と呼ばれる見かけ上のもので、本当の斜視ではないことが大半です。

そもそも偽内斜視とは何か

生後間もない赤ちゃんは、鼻の付け根が広くて低く、両目が離れており、上まぶたの内側が目にかぶさっていることがよくあります。
その結果、白目の内側の部分が見えないため、時折内斜視のように見えることがあります。
これが「偽内斜視」の正体です。

つまり、本当に目が寄っているわけではなく、顔の骨格や皮膚の構造によって寄って見えているだけなのです。
赤ちゃんらしい、ふっくらしたお顔ならではの現象といえます。

偽内斜視と本当の斜視の見分け方

家庭でできる簡単なチェック方法があります。
フラッシュをたいて写真を撮ります。
撮った写真を見てもらって、フラッシュの反射光が両目とも黒目の中心にきていれば、偽斜視の可能性が高いです。
逆にどちらかの目の反射光が黒目の中心より外側や内側にずれていれば斜視の可能性があります。

もうひとつ、目頭の皮膚を軽くつまんで鼻の付け根を高くするように引っ張ってみる方法もあります。
これで寄り目に見えなくなれば、偽内斜視の可能性が高いと考えられます。
ただし、自己判断には限界があるので、気になるときは眼科で相談しましょう。

本当の斜視のタイプを知っておこう

斜視には大きく分けて、内斜視・外斜視・上下斜視があります。
左右どちらかの視線が内側に向かっている状態です。
ペンライトで瞳孔を照らした場合、内斜視の場合は瞳孔の外側に白い点が位置します。
子どもの約2%に見られ、眼の向きにより「内斜視、外斜視、上下斜視」に分けられています。

偽内斜視は成長とともに自然に目立たなくなりますが、本当の斜視は治療が必要なこともあります。
「自然に治る」と決めつけて放置してしまうと治療のタイミングを逃すこともあるため、迷ったら専門医に相談するのが安心です。


赤ちゃんの視力発達と月齢別の見え方

白目や寄り目を理解するには、「赤ちゃんがどのくらい目が見えているのか」を知るとぐっと納得しやすくなります。
新生児の世界は、私たち大人が想像する以上にぼんやりしているのです。

生まれたての視力は0.01〜0.02

生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01〜0.02程度。
認識できる色は、黒・白・グレーのみといわれています。
ほとんどの赤ちゃんは遠視の状態で生まれてくるので、ほぼ見えていません。
明るい・暗いがぼんやりわかる程度で、はっきりとした輪郭はまだ捉えられていません。

目を開けている時は、20〜30cmの距離にあるものをぼんやりと見ています。
これはちょうど抱っこや授乳をしている時のママやパパの顔と赤ちゃんの目とのあいだの距離にあたります。
赤ちゃんが最も認識しやすいのは、この距離なのです。
授乳のときにじっと見つめてくれるのは、ちょうど一番見えやすい距離だからなのですね。

追視ができるようになる時期

生後2〜3か月頃になると、人や物を目で追いかける『追視』ができるようになり、あやすと笑うというような反応が見られるようになります。「動くおもちゃを目で追ってる!」と感動する瞬間が訪れるのは、この頃です。

両眼視・立体視の発達

生後6ヶ月〜8ヶ月頃⇒視力発達が著しい時期。
視力は0.1程度になっています。
生後8ヶ月頃から目の機能がさらに発達して立体視ができ、奥行き、上下左右、自分と物との距などもかなり正確に把握できます。
この頃になると寄り目も自然と落ち着いてくるので、不安が和らいでいくはずです。

視力が1.0になるのはいつ?

意外と知られていませんが、視力が大人並みの1.0になるのは4〜5歳ごろです。
視力は経験を積み重ねて少しずつ育っていく感覚なので、新生児期の「目が合わない」「視線が定まらない」は、まさに発達の途中段階ということになります。

生後3か月ほどの赤ちゃんがメリーを目で追っている様子、ベビージムの上でカラフルなおもちゃに視線を向けるかわいらしいシーン


白目や寄り目で受診すべきサイン

大半は心配無用とお伝えしてきましたが、なかには専門家に相談したほうがよいケースもあります。
慌てずに、でも見逃さずに対応するためのポイントを整理しておきましょう。

白目と一緒に注意したい症状

単なる「寝ながら白目」ではなく、以下のような症状をともなう場合は早めに小児科を受診しましょう。

  • 発熱がある
  • 体が硬直したりガクガク震えたりしている
  • 意識がはっきりせず呼びかけに反応しない
  • 嘔吐をくり返している
  • 顔色が悪い、唇が紫色になっている

白目と一緒に発熱やけいれんなどの症状がみられるときは、小児科で相談することをおすすめします。
けいれんを疑う症状が見られた場合は、可能であればスマートフォンで動画を撮影しておくと、診察時に医師が判断しやすくなります。

寄り目で受診を検討すべき場合

寄り目については、月齢が進んでも改善しない、片目だけが明らかにずれている、写真でいつも同じ目が外や内にずれて写るといった場合は、眼科への相談を検討しましょう。

生後6か月以内に発症する内斜視は「先天性内斜視」と呼ばれ、治療が必要になることがあります。
早期発見・早期介入が大切なので、「いつもおかしいな」と感じたら、スマホで証拠写真を撮って眼科に持参するのがおすすめです。

受診のときに伝えたい情報

受診の際は、次の情報をまとめておくとスムーズです。

  1. いつから症状に気づいたか
  2. どんなときに起こりやすいか(寝ているとき、機嫌のいいとき、など)
  3. 持続時間はどのくらいか
  4. 左右どちらの目に多いか
  5. 家族に斜視や弱視の人はいるか

動画や写真があれば、それも大きな手がかりになります。


家庭でできる赤ちゃんの目のケア

「特別なことをしなくては」と気負う必要はありませんが、ちょっとした工夫で赤ちゃんの目の発達をやさしくサポートできます。

適切な明るさと寝室環境

赤ちゃんの目はとてもデリケート。
睡眠中の部屋の明るさにも気を配りたいところです。
常に明るい状態で寝かせると、まぶた越しの光が刺激となって、眠っているのにまぶたの筋肉が緊張してしまうことがあります。
夜は部屋を暗くし、必要なら間接照明や常夜灯のやさしい光を使うのがおすすめです。

顔を近づけて話しかける

赤ちゃんがいちばん見やすい距離は20〜30cm。
授乳やお世話のときに、意識して顔を近づけて笑顔で話しかけてあげましょう。
視力の成長に必要なのは物を両目で見て網膜から脳に刺激を加えるという経験を積むことです。
何気ない毎日の触れ合いが、視力発達の栄養になります。

追視を促す遊び

生後1〜2か月を過ぎたら、赤・黒・白のはっきりしたコントラストのあるおもちゃをゆっくり動かして見せると、追視の練習になります。
「右にゆっくり、左にゆっくり」と声をかけながら動かすと、赤ちゃんも目で追いやすくなりますよ。

スマホの見せすぎに注意

近年、乳幼児にスマホの画面を長時間見せることの影響が指摘されています。
発達途中の目に強い光や近距離の画面は負担になりやすいため、できるだけ生身のふれあいや自然な景色を見せる時間を大切にしましょう。


今しか見られないかわいい瞬間を楽しむ

ここまで「心配しなくていい理由」をたっぷりお伝えしました。
せっかくですから、新生児期ならではのかわいい瞬間をもっと楽しむヒントをご紹介します。

白目・寄り目フォトの撮り方

「白目をむいて寝てる!」「ちょっと寄り目になっててかわいい!」そんな一瞬を逃さず残すには、スマホをすぐ手の届くところに置いておくのがコツ。
シャッター音で起こしてしまわないよう、無音シャッターアプリやサイレントモードを活用すると安心です。

フラッシュは目に強い刺激になるので、新生児期は使わないようにしましょう。
自然光や、少し離れた間接照明での撮影がおすすめです。

「変顔コレクション」を作ろう

白目、寄り目、舌出し、口ぱくぱく・・・新生児はとにかく表情のレパートリーが豊富です。
アルバムアプリに「変顔フォルダ」を作って、家族で笑い合うのも育児の癒し時間。
1歳になる頃には、もう同じ表情は撮れなくなっています。
「今この瞬間しか撮れない」と思うと、不安よりも愛おしさが勝ってくるはずです。

パートナーや家族とシェアする

「またこんな顔してたよ!」と動画や写真をパートナーや祖父母に送ると、家族みんなで赤ちゃんの成長を共有できます。
SNSに投稿する場合は、顔出しや個人情報の取り扱いに注意し、限定公開の機能を使うと安心です。


先輩ママ・パパのリアルな体験談

同じ悩みを通り過ぎてきた先輩たちの声は、何よりも心強いものです。
実際に多くの保護者が経験している白目・寄り目エピソードをご紹介します。

寝入りばなの白目で慌てた話

ある保護者の方は「生後1ヶ月の頃、寝ている赤ちゃんが白目をむいていました。眼球が動いているのもわかり、動きを見ていましたが、そのうち左右の眼球が違う動きをしたり、まぶたを開けたり閉じたり」と語っています。
怖くなって相談窓口に問い合わせたところ、新生児にはよくあることだと教えてもらえて安心できたそうです。

1ヶ月健診で相談したケース

別の方は、生後1か月頃まで頻繁に白目を見かけ、視線も定まらず不安だったといいます。
1か月健診で相談し「問題ないですよ」と医師に言ってもらえたことで、ようやく肩の力が抜けたとのこと。
気になることはメモして、健診や予防接種のタイミングでまとめて相談するのも賢い方法です。

寄り目に気づいたときの行動

「写真を見返したら、毎回左目が内側に寄っている気がする」と気づいた保護者が、フラッシュ写真で反射光をチェックし、念のため眼科を受診したケースもあります。
結果は偽内斜視で問題なし。
早めに確認することで、安心して育児を楽しめるようになったと話していました。


新生児の目に関するよくある疑問

最後に、特に質問の多いポイントをQ&A形式でまとめました。

Q. 視線が合わないけれど大丈夫?

新生児は生まれたばかりの赤ちゃんは、視線も定まらず、視力も弱く、ごく近い人やものを短時間ぼんやりと見ることしかできません。
視線が合わないのは普通のことで、生後2〜3か月頃から徐々に目が合うようになっていきます。

Q. 左右の目が別々の方向を向いているけど・・・

生まれて間もない新生児の目は、脳からの指令をうまく筋肉に伝えられないため、左右の黒目がバラバラに動くことも珍しくありません。
生後3〜4か月までは、ある程度バラバラに動くことがあっても自然な発達の範囲内です。
それ以降も続く場合は眼科に相談を。

Q. 涙や目やにが多いのは関係ある?

新生児期は涙の通り道(鼻涙管)が未発達で、目やにや涙が出やすいことがあります。
これは白目や寄り目とは別の話で、ぬるま湯で湿らせたガーゼでやさしく拭き取ってあげましょう。
黄色や緑色の濃い目やにが大量に出る、白目が赤く充血している場合は感染症の可能性もあるので、小児科や眼科に相談してください。

Q. 片目だけずっと閉じているのは?

新生児はうつぶせ寝にはしませんが、向き癖などで一方の目を閉じがちになることがあります。
短時間で交互に開けているなら様子見でOK。
いつも同じ目だけが開かない、まぶたが下がったままという場合は眼瞼下垂などの可能性もあるので、健診で相談しましょう。


まとめ:白目も寄り目も成長の証

新生児の白目や寄り目は、多くの場合「まぶたの筋肉が未発達」「レム睡眠中の眼球運動」「鼻の付け根が低くて白目の内側が隠れる」といった、ごく自然な発達途中の現象です。
生後3〜4か月から1歳前後にかけて、ほとんどは自然に落ち着いていきます。

とはいえ、けいれんや発熱を伴う白目、月齢が進んでも改善しない寄り目、片目だけがいつもずれている場合などは、迷わず小児科や眼科に相談しましょう。
「気になったらまず動画や写真を撮る」「健診で相談する」「専門医に相談する」の3ステップを覚えておけば安心です。

そして何より、新生児期の不思議な目の動きは、今この瞬間にしか出会えないかけがえのない姿です。
心配しすぎず、でも見守るまなざしは大切に。
白目も寄り目も、すべては赤ちゃんがすくすく育っている証です。
今日もまた、愛おしい変顔をたっぷり楽しんでくださいね。

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