「うちの子、最近YouTubeで歌を見せると本当に喜ぶ・・・」「1歳の子に安心して見せられる、童謡やダンスのチャンネルが知りたい!」そんなふうに感じている親御さんはとても多いものです。1歳前後はリズムに合わせて体を揺らしたり、手をパチパチたたいたりと、音楽への反応がぐんと豊かになる時期。お気に入りの一曲が見つかると、毎日の育児がぐっと楽しくなります。
この記事では、1歳のお子さんが夢中になるYouTubeで人気の童謡・うた・ダンス動画を、実際に多くの家庭で支持されている公式チャンネル中心にまとめました。手遊び歌の楽しみ方、視聴時間の目安、親子で一緒に楽しむコツまで、これ一本で「うたと育児」がぐっと豊かになる情報を網羅しています。
本記事は医療・発達の助言を目的としたものではなく、視聴時間や使い方は各ご家庭の方針・お子さまの体調に合わせてご判断ください。
1歳児がうたを好きになる理由とは
「歌が始まるとピタッと泣き止む」「リズムに合わせてお尻をふりふり」・・・1歳前後のお子さんを育てていると、そんな光景に驚かされる瞬間がありますよね。
実は、この時期の子どもは音楽からとてもたくさんの刺激を受け取っています。
音とリズムへの反応が豊かになる時期
1歳ごろは、聴覚や言語の発達が著しい時期。
繰り返しのメロディーやはっきりした音色に強く惹かれ、何度も同じ歌を聴きたがるのが特徴です。
短い動画でも飽きずに繰り返し見られるのは、こうした発達特性によるものといえます。
真似っこ遊びとしての「うた」
1歳前後は「模倣(まねっこ)」が大好きな時期。
画面の中のお姉さんや動物キャラクターが手を叩けば、自分も叩こうとします。
うたとダンスは、まさにこの「まねっこ欲」を満たす最高の遊びなのです。
親子のコミュニケーションツールに
とんとんチャンネルの運営方針にもあるように、昔ながらの手遊び歌やダンスでお子さんと一緒に遊ぶこと、ママパパとお子さんのコミュニケーションは、お子様の情操教育において、最も大切とされています。
ただ「見せる」だけでなく、一緒に歌ったり踊ったりすることで、うたの時間は親子の宝物になります。

YouTubeで人気の童謡チャンネル厳選
まずは、1歳のお子さんに安心して見せられる童謡・うた中心の人気YouTubeチャンネルをご紹介します。
どれも公式または信頼できる事業者が運営しているチャンネルなので、はじめてのYouTubeデビューにもぴったりです。
しまじろうチャンネル(こどもちゃれんじ公式)
ベネッセが運営する「こどもちゃれんじ」の公式チャンネルで、定番中の定番。
本来ならば有料の「こどもチャレンジ」に入会しなければ見られないような知育動画や歌・ダンスが、YouTube上で無料で見られるのが大きな魅力です。
年齢別に動画が整理されているので、1歳のお子さんにぴったりの内容がすぐに見つかります。
シナぷしゅ(テレビ東京公式)
テレビ東京系列で放送されている赤ちゃん向け番組の公式チャンネル。「民放初の赤ちゃん向け番組」と歌っているだけあって、0歳・1歳・2歳の幼児・お子様に安心して楽しく見せられるコンテンツになっています。
短く区切られたコーナーが多く、集中力が長く続かない1歳児にも見やすい構成です。
ボンボンアカデミー
講談社が運営する、おうたとダンス中心の教育系チャンネル。
2人のおうたおねえさん「いっちー」と「なる」が、日本の唱歌、手あそび歌、英語の歌、ダンスやたいそう動画などを歌って踊る、1歳のYouTubeデビューにぴったりのチャンネルとして知られています。「とんとんとんとんひげじいさん」は1,620万回もの再生数があり、手遊び歌の定番として親しまれています。
クマーバチャンネル
クマの「クマーバ」とリス型タブレットの「タブリス」が登場するエンタメチャンネル。
歌の動画以外にも、知育動画やオリジナルアニメ、手洗い・うがいなど生活習慣に関する学びの動画が盛り沢山で、Eテレで放送されている「おかあさんといっしょ」で人気の曲も多数配信されています。
生活習慣を歌で覚えられるのもうれしいポイントです。
ダンスが楽しい人気チャンネル
体を動かすことが大好きな1歳児にぴったりなのが、ダンスや体操の動画です。
リビングで一緒に踊れば、運動不足解消とコミュニケーションが同時にかないます。
べべフィン(Bebe Finn)
1歳の男の子「フィン」と家族の日常を描いた3Dアニメーションで、歌やダンスを通して楽しく学べる知育コンテンツが魅力のチャンネル。
数字・英語・生活習慣などを自然に学べる構成になっており、テンポの良い音楽とカラフルな映像で、子どもも夢中になりやすい内容です。
YouTubeの登録者数は世界で6,000万人以上と、世界規模で愛されています。
ココメロン(CoComelon)
世界的に大人気の英語童謡チャンネル。
文字や数字、動物の鳴き声、色などを学ぶだけでなく、綺麗でかわいらしい3Dアニメで童謡を楽しめるYouTubeチャンネルで、0歳・1歳・2歳の赤ちゃんから幼児に安心して見せられる教育的な内容になっています。
英語に触れる機会を作りたい家庭にもおすすめです。
とんとんチャンネル
家事の合間に短時間だけ見せたい、というニーズに応える幼児向けチャンネル。
Eテレで人気の歌やダンスをお届けする子ども向け動画チャンネルで、手遊び歌や童謡、ダンスやお遊戯、日用品をつかった簡単な工作など幅広いコンテンツが揃っています。

1歳が喜ぶ定番の童謡ベスト10
YouTubeで検索すると無数の童謡動画が出てきますが、特に1歳前後のお子さんが反応しやすい定番のうたをピックアップしました。
まずはここから試してみると、お気に入りが見つかりやすいですよ。
手遊び歌系の人気曲
- とんとんとんとんひげじいさん・・・指でいろんなキャラクターを作る定番中の定番
- むすんでひらいて・・・手の動きがシンプルで1歳でもまねしやすい
- 大きな栗の木の下で・・・全身を使った動きで盛り上がる
- げんこつやまのたぬきさん・・・最後の「じゃんけんぽん」が楽しい
動物や乗り物が出てくるうた
- いぬのおまわりさん・・・動物好きの子にぴったり
- ぞうさん・・・ゆったりとしたメロディーで寝かしつけにも
- バスごっこ・・・座ったまま親子で楽しめる
体を動かせる元気なうた
- アンパンマンのマーチ・・・テンポがよく踊りやすい
- パプリカ・・・幅広い年齢で大人気
- ジャンボリミッキー・・・東京ディズニーランドのシンデレラ城前で、ミッキー達が実際に踊っているジャンボリミッキーの振り付け動画として大人気
YouTubeを安全に楽しむ工夫
「便利だけど、1歳にYouTubeを見せて大丈夫?」という不安は多くの親御さんが抱えるもの。
安全に、そして上手に活用するためのポイントを押さえておきましょう。
YouTube Kidsを活用する
通常のYouTubeではなく、子ども向けに設計された「YouTube Kids」を使うのが基本。
年齢設定が4段階あるので年齢にあった動画だけが表示されるようになり、子どもの年齢に合わせて不適切な動画をブロックしてくれます。
1歳のお子さんなら、最も年齢が低い設定を選びましょう。
広告対策とエルサゲートに注意
「エルサゲート」と呼ばれる、子ども向けに見せかけた不適切な動画には特に注意が必要です。
2017年にエルサゲート問題としてニュースになって以来、YouTubeによって大量に削除されたものの、いまだに通常の動画として流れているのが現状ともいわれています。
公式チャンネルに絞って視聴する、YouTube Kidsで「保護者が許可したコンテンツ」モードを使うなど、対策を重ねるのが安心です。
視聴時間の目安を決める
1歳の子どもにYouTubeを見せるときは、刺激が強すぎない、内容がシンプルでわかりやすい、親も一緒に楽しめるという条件を満たしたチャンネルを選ぶことが大切です。
視聴時間の目安は1日30分〜1時間程度を意識し、ダラダラ見せ続けないよう注意しましょう。
親子で一緒に楽しむ工夫
YouTubeのうた動画は、見せっぱなしより親子で一緒に楽しむことで何倍も価値が高まります。
ちょっとした工夫で、画面越しの時間が「親子の遊び時間」に変わります。
歌詞を口ずさんで一緒に歌う
パパママが楽しそうに歌うと、子どもは「これは楽しいものなんだ」と感じ取ります。
完璧に覚える必要はありません。
サビだけでも一緒に口ずさむと、お子さんも声を出そうとし始めます。
振り付けをまねっこする
動画と同じ動きをパパママがやって見せると、まねっこ大好きな1歳児は大喜び。
手をパチパチ、ぐるぐる、ばんざい・・・シンプルな動きから始めれば、自然と一緒に踊れるようになります。
見た内容を日常の遊びに広げる
親も一緒に見て内容について話しかけたり、歌ったり踊ったり一緒に楽しむこと、見た内容を遊びに取り入れることが大切とされています。
動画で見た「ぞうさん」を絵本で探したり、お風呂で歌ってみたり・・・YouTubeを起点に遊びを広げていきましょう。

シーン別おすすめの使い方
YouTubeのうた動画は、シーンに合わせて使い分けると本当に頼もしい育児の味方になります。
日常の「困った!」を救ってくれる活用シーンを見ていきましょう。
家事で手が離せないとき
料理中や洗濯中など、どうしても子どもから目を離さなければならない瞬間ってありますよね。
外出先で子どもを静かにさせたい時、どうしても手が離せない家事の15分、雨の日に家の中で遊ばないといけないときなど、短時間の見守りツールとして活躍します。
外食やお出かけ先で
レストランや病院の待ち時間など、静かにしてほしい場面で短い童謡動画は強い味方。
お気に入りの一曲をオフライン保存しておくと、電波が不安定な場所でも安心です。
寝かしつけやリラックスタイム
テンポの速い動画より、ゆったりした子守唄や穏やかなメロディーを。「ぞうさん」「ゆりかごのうた」「シューベルトの子守唄」など、夜にぴったりの童謡を集めた再生リストを作っておくと便利です。
1歳のうた選びのポイント
無数にあるYouTubeのうた動画から、お子さんに合うものを選ぶにはいくつかのチェックポイントがあります。
公式チャンネルかどうか
キャラクターや番組の公式チャンネルなら、内容も画質も安心。
しまじろう、シナぷしゅ、アンパンマン、ディズニーなど、企業や放送局が運営しているチャンネルを優先的に選ぶのがおすすめです。
動画の長さと構成
1歳児の集中力は短いので、1曲が2〜3分程度にまとまっているものが扱いやすいです。
長いメドレー動画は、家事の合間にBGM的に流すのに便利。
シーンに合わせて使い分けましょう。
映像の刺激の強さ
カラフルすぎたり、場面転換が激しすぎる動画は、1歳児には刺激が強すぎる場合があります。
画面を見ているときのお子さまの表情や様子をよく観察し、興奮しすぎたり目が疲れている様子があれば早めに切り上げましょう。
うた以外も楽しめる関連コンテンツ
うたに慣れてきたら、関連する知育コンテンツにも目を向けてみましょう。「歌」を入り口に、世界がぐんと広がります。
絵本の読み聞かせ動画
童謡チャンネルの多くには、絵本の読み聞かせコーナーもあります。
ボンボンアカデミーやキッズボンボンには、手遊び歌や絵本の読み聞かせの他に英語の歌、童謡、むかしばなしのアニメ、乗り物の走行シーン集など、バラエティ豊かなコンテンツが揃っています。
知育系の短編アニメ
数字・色・動物の名前などを歌で覚えられる知育アニメは、1歳後半から特に効果的。「うたを楽しみながら自然に言葉が増える」のが理想的な使い方です。
季節の行事ソング
クリスマス、ひな祭り、こどもの日、夏祭り・・・季節の行事に合わせた歌を探すのもおすすめ。
日本の四季や文化に触れる入り口にもなります。
うた動画と他の遊びのバランス
最後にお伝えしたいのは、YouTubeはあくまで育児の「ひとつのツール」だということ。
動画ばかりに頼らず、他の遊びと組み合わせることで子どもの世界はもっと豊かになります。
絵本やおもちゃとの組み合わせ
動画で覚えた歌の絵本を一緒に読んだり、楽器のおもちゃで音遊びをしたり。
画面だけでなく実物の手触りや音にも触れる時間を意識すると、五感がバランスよく育ちます。
外遊び・体を動かす遊びも大切に
動画で踊ったあとは、お散歩や公園遊びへ。
室内で見たうたを、外で口ずさみながら歩くだけでも楽しい時間に変わります。
「見ない時間」も意識する
1歳児にとっては、何もない時間に自分で工夫して遊ぶ経験もとても大切。
1日のなかで「画面を見ない時間」を意識的につくり、おもちゃ遊びや親子の触れ合いタイムを確保しましょう。
まとめ
1歳のお子さんにとって、うたとダンスは「楽しみ」であると同時に「学び」そのもの。
YouTubeにはしまじろう、シナぷしゅ、ボンボンアカデミー、クマーバ、べべフィン、ココメロンなど、安心して見せられる素敵なチャンネルがたくさんあります。
大切なのは、「見せっぱなしにせず、親子で一緒に楽しむこと」。
歌詞を口ずさみ、振り付けをまねっこし、見た内容を日常の遊びに広げる・・・そんな小さな積み重ねが、お子さんとの絆を深め、毎日の育児を何倍も楽しくしてくれます。
YouTube Kidsの活用や視聴時間の目安など、安全に使うための工夫もぜひ取り入れてみてください。
お気に入りの一曲が見つかれば、ぐずったときの救世主にも、寝かしつけのお供にも、親子のダンスタイムにもなります。
今日からさっそく、お子さんと一緒にお気に入りの童謡を探してみませんか?きっと、笑顔があふれる時間が待っていますよ。
