赤ちゃんがいる引っ越し完全ガイド | 準備のコツ

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赤ちゃんとの暮らしのなかで訪れる引っ越し。「荷造りはいつから始めればいいの?」「役所の手続きって何が必要?」「当日、赤ちゃんはどうしていればいいの?」と、わからないことだらけで不安になっていませんか。大人だけの引っ越しと違って、赤ちゃんがいると授乳やお昼寝のリズムを守りながら準備を進める必要があり、想像以上に時間も体力も必要です。

でも大丈夫。事前にやることを整理して計画的に動けば、赤ちゃんとの引っ越しは驚くほどスムーズに進められます。この記事では、役所での手続きから荷造りのコツ、引っ越し当日の過ごし方、新生活を楽しくスタートさせるポイントまで、0〜3歳児がいるご家庭に必要な情報をまるごとまとめました。一つひとつクリアしていけば、新しいおうちでの暮らしがきっと待ち遠しくなりますよ。

段ボールに囲まれた部屋でベビーサークルの中で遊ぶ赤ちゃんと、笑顔で荷造りをする若い夫婦

赤ちゃんとの引っ越しで最初にやること

赤ちゃん連れの引っ越しで何より大切なのは、早めの計画です。
荷造りや手続き、当日のお世話など、やるべきことが多いからこそ、全体のスケジュールを把握しておくことが成功のカギになります。

引っ越しの全体スケジュールを把握する

子育て家庭の引っ越し準備は、おおまかには1〜2か月前からスタートするのがおすすめとされています。
赤ちゃんがいると、まとまった作業時間を確保しづらいため、早めに動き出すことで心にゆとりが生まれます。
まずは「引っ越し日」から逆算して、いつ何をするかを書き出してみましょう。

スケジュールを立てておけば、何が段ボールにまとまっているのか、これから何を荷造りすればよいのかが一目でわかり、慌てずに進められます。
手書きのメモでもスマホのアプリでも構わないので、自分が見やすい形で「やることリスト」を作ってみてください。

引っ越し業者選びのポイント

赤ちゃんがいる場合、業者選びは料金だけで決めないのがコツです。
荷造りから荷ほどきまで任せられる「おまかせプラン」を用意している業者を選べば、ママ・パパは赤ちゃんのお世話に集中できます。
複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と料金を比較して、ご家庭に合ったプランを選びましょう。

3月などの繁忙期は料金が高騰し、希望日が埋まりやすいため、引っ越し日が決まったらできるだけ早く見積もりを依頼しましょう。
時期をずらせる場合は、平日や閑散期を選ぶと費用を抑えられます。


引っ越し前に必要な役所手続き

赤ちゃんがいる引っ越しでは、大人だけの引っ越しに比べて役所での手続きが多くなります。
手続きを忘れると助成金が受け取れなくなったり、医療証が使えなくなったりするため、ここはしっかり押さえておきましょう。

転出届と所得課税証明書の取得

別の市区町村へ引っ越す場合は、まず旧住所の役所で転出届を提出します。
このとき忘れてはいけないのが「所得課税証明書(所得証明書)」の取得です。
これは児童手当などの申請で必要になる書類で、その年の1月1日に住んでいた自治体でしか発行できません。
遠方へ引っ越すと取り寄せに時間がかかるため、引っ越し前に必要な枚数を確認して入手しておくと安心です。

児童手当の手続き

児童手当は、引っ越しに伴う手続きを怠ると新居で受給できなくなってしまう大切な制度です。
手続きは引っ越し先が同じ市区町村か別の市区町村かで変わります。

  • 同じ市区町村内の場合:支給元が変わらないため、住所変更届を提出するだけで完了します。
  • 別の市区町村へ引っ越す場合:旧住所の役所で「受給事由消滅届」を提出し、新住所の役所で「児童手当認定請求書」を提出します。

ここで特に注意したいのが「15日特例」と呼ばれる制度です。
転入日の翌日から15日以内に申請しないと、遅れた月分の手当が受け取れなくなる場合があります。

例えば、月末に引っ越して申請が翌月にずれ込んでも、異動日の翌日から15日以内であれば申請月分から支給される仕組みです。
月末の引っ越しでも、忘れずに早めに手続きをしましょう。
なお、令和6年10月からは児童手当が拡充され、所得制限が撤廃されるとともに、対象が18歳に達する年度末までに広がりました。
制度の詳細はこども家庭庁の公式サイトで確認できます。

役所の窓口で書類を記入する母親と、ベビーカーの中で眠る赤ちゃん

子ども医療証(乳幼児医療費助成)の手続き

子ども医療費助成は、子どもが健康保険を使って診療を受けたときに、自己負担分を自治体が助成してくれる制度です。
医療証は市区町村ごとに発行されているため、別の自治体へ引っ越すと新しく発行し直す必要があります。

手続きの流れとしては、まず旧住所の役所で医療証を返却(資格消滅手続き)し、新住所の役所で新たに発行手続きを行います。
申請には子どもの健康保険情報がわかるものや本人確認書類などが必要です。
医療証が手元に届くまでの間に受診した医療費は、後から払い戻し申請ができる自治体が多いので、領収書は必ず保管しておきましょう。
払い戻しの条件は自治体によって異なるため、新居の役所で確認してください。


母子手帳と健診・予防接種の引き継ぎ

赤ちゃんの健康に直結する母子手帳や健診、予防接種の手続きは特に重要です。
引っ越しでお世話になる病院が変わっても、赤ちゃんが必要なケアを切れ目なく受けられるよう、しっかり引き継ぎましょう。

母子手帳はそのまま使える

意外と知られていませんが、母子手帳そのものは引っ越しで住所変更や交換の手続きは不要です。
母子手帳の内容は全国共通で、お子さん一人につき一冊が発行されるものなので、別の地域へ移ってもそのまま使い続けられます。
住所欄を自分で書き換えておけば大丈夫です。

健診の受診票・予防接種の予診票を交換する

母子手帳はそのまま使えますが、母子手帳と一緒に交付された「乳児健康診査受診票」や「予防接種予診票」は、引っ越し先で使えるものに交換が必要です。
これらは各自治体が独自に発行しているため、旧住所のものは新住所では使えないことがほとんどです。

新住所の役所や保健センターで、母子手帳と未使用の受診票・予診票、本人確認書類などを持参して交換手続きを行いましょう。
乳幼児健診は一般的に「生後3〜6か月」「生後8〜10か月」「1歳6か月」「3歳」の4回行われるのが目安ですが、回数や時期は自治体によって異なります。
何回分の受診票を交換してもらえるか、転入先の窓口で確認するのがポイントです。

乳幼児健診と予防接種スケジュールの確認

転入届を出すと、健診の時期に個別の案内が届く自治体が多いです。
ただし、健診時期の直前に転入した場合は案内が間に合わないこともあるため、その場合は新住所の保健センターへ直接連絡しましょう。
各健診には受診できる期間が定められており、期間を過ぎると受けられなくなることがあるので、引っ越し後は早めに日程を確認してください。

予防接種は、定期接種のスケジュールが途中になっていることも多いものです。
引っ越し前にどのワクチンをいつ接種したかを母子手帳で整理しておき、新住所の保健センターに伝えて、今後何を接種すべきかを確認しましょう。
スムーズに引き継ぐことで、赤ちゃんを病気から守る大切な接種に空白ができるのを防げます。


保育園・幼稚園の転園手続き

お子さんを保育園や幼稚園に預けている、またはこれから預ける予定がある場合は、転園の手続きも忘れずに進めましょう。
タイミングを逃すと希望の園に入れないこともあるため、早めの行動が肝心です。

転園の流れと早めの相談

保育園を転園する場合は、まず転居先の自治体に空き状況を相談することから始まります。
希望者が定員を超えている認可保育園では、選考の点数によって優先順位が決まるため、必ずしも希望どおりに入園できるとは限りません。
引っ越しが決まったら、できるだけ早く転居先の自治体の保育課へ問い合わせましょう。

引っ越し前に申し込めるケースも

保育園の申し込みは、その自治体に住民票があることを条件としている場合がほとんどです。
しかし、自治体によっては救済措置を設けているところもあります。
賃貸契約書や売買契約書の写しを提出したり、一定期間内に住民票を移すことを条件にしたりすることで、引っ越し前でも選考で不利にならない制度です。
救済措置の有無は自治体によって異なるため、引っ越し先の自治体に問い合わせてみましょう。


赤ちゃんがいる家庭の荷造りのコツ

赤ちゃんがいると、荷造りは思うように進まないもの。
泣いたり、授乳が必要になったり、ハイハイで段ボールに近づいてきたり・・・そんな状況でも効率よく進めるコツを知っておけば、ぐっと楽になります。

リビングで赤ちゃんがお昼寝している横で、静かにダンボールへ荷物を詰める母親の手元

赤ちゃんが寝ている時間を活用する

赤ちゃんがそばにいると、梱包作業に集中できないうえ、積み重ねた段ボールが倒れたり、割れ物に手を伸ばしたりする危険もあります。
そこでおすすめなのが、赤ちゃんがお昼寝している間や、夜に寝静まってからまとめて荷造りをする方法です。
事前に「どの部屋のものをどの箱に詰めるか」という配分をざっくり決めておき、寝ている時間に一気に進めると効率的です。

頼れる家族や親戚が近くにいる場合は、子守りをお願いして身軽な状態で作業するのも一つの手です。
土日の一時預かりやベビーシッターなどのサービスを活用するのもよいでしょう。

すぐ使うベビーグッズは最後に詰める

引っ越し当日や新居に着いてすぐに必要になる赤ちゃんグッズは、ほかの荷物と分けておくのが鉄則です。
おむつ、おしりふき、着替え、哺乳瓶、ミルク、お気に入りのおもちゃ、タオルなどは、すぐ取り出せるよう一つの箱やバッグにまとめましょう。
これらは引っ越し前夜に荷造りし、当日は一番最後にトラックへ積んでもらうように段取りすると、新居でもさっと取り出せて安心です。

不用品の処分は引っ越しのチャンス

引っ越しは、増えがちなベビー用品やおもちゃ、衣類を見直す絶好の機会です。
サイズアウトした子ども服やブランドのベビー用品は中古でも一定の需要があるため、フリマアプリへの出品やリサイクルショップの活用がおすすめです。
時間に余裕をもって仕分けすれば、新居に持っていく荷物を減らせて、荷ほどきもぐっと楽になりますよ。


引っ越し当日の過ごし方と注意点

いよいよ引っ越し当日。
バタバタしがちな一日ですが、赤ちゃんの安全と機嫌を最優先に、事前に準備しておけば落ち着いて乗り切れます。

赤ちゃんの預け先を検討する

引っ越し作業中は、人の出入りが多く、重い荷物の運搬で危険も増えます。
祖父母や兄弟など、赤ちゃんの面倒を見てもらえる人がいる場合は、当日は親族に赤ちゃんを預けることを検討すると、作業に集中できて安全です。
預け先がない場合は、簡易サークルやベビーサークルを使い、赤ちゃんが安全に過ごせるスペースを確保しましょう。

ぐずり対策グッズを用意する

移動中や作業中も、ママ・パパは赤ちゃんのお世話を続ける必要があります。
赤ちゃんがぐずったときにすぐ対応できるよう、お気に入りのおもちゃやおやつ、動画など、気を引けるアイテムをいくつか用意しておきましょう。
月齢によっては、注ぐだけで飲める液体ミルクや、温めずに食べられるレトルトの離乳食を準備しておくと、ライフラインが整う前でも安心です。

ご近所への挨拶は赤ちゃんのことも一言添えて

新居のご近所のなかには、赤ちゃんの泣き声や物音を気にする方もいるかもしれません。
挨拶回りの際に小さな赤ちゃんがいることを一言伝えておくと、お互いに気持ちよく過ごせます。
簡単な手土産を用意し、直接会えなかった方にはメッセージをポストに入れておくと、好印象を持ってもらいやすくなります。


新生活を楽しくスタートするコツ

引っ越しは大変ですが、新しい環境は赤ちゃんとの暮らしをもっと豊かにするチャンスでもあります。
最後に、新生活を笑顔でスタートするためのヒントをお伝えします。

赤ちゃんが安心できる環境づくり

新居に着いたら、まず赤ちゃんが安心して過ごせるスペースを真っ先に整えましょう。
使い慣れたおもちゃやブランケット、いつものお布団を用意してあげると、環境が変わった赤ちゃんも落ち着きやすくなります。
荷ほどきは、ママとパパで「片方が作業、片方が赤ちゃんと過ごす」というように役割を分担すると、赤ちゃんを退屈させずスムーズに進められます。

かかりつけ医と相談先を見つけておく

新しい土地での子育てで心強いのが、近くのかかりつけの小児科です。
赤ちゃんは環境の変化で急に発熱することもあるため、引っ越し後はできるだけ早めに近隣の小児科を調べておきましょう。
また、ちょっとした育児の悩みは、保健センターの保健師さんに相談できます。
新しい地域の保健師さんとつながっておくと、いざというときの安心材料になります。

地域の子育て支援を活用する

引っ越し先には、子育て支援センターや児童館、地域の親子サークルなど、赤ちゃんと参加できる場所がたくさんあります。
こうした場に足を運ぶことで、新しいママ友・パパ友と出会えたり、地域の子育て情報を得られたりします。
最初は不安でも、一歩踏み出せば新しいおうちでの暮らしがぐっと楽しくなりますよ。


まとめ

赤ちゃんがいる引っ越しは、役所での手続きから荷造り、当日のお世話まで、やることがたくさんあって大変に感じるかもしれません。
でも、ポイントを押さえて計画的に進めれば、決して乗り越えられないものではありません。

特に大切なのは、児童手当や子ども医療証、健診・予防接種の引き継ぎといった手続きを期限内に済ませること。
これらは赤ちゃんの健康と家計に直結する大切なものです。
所得課税証明書のように引っ越し前にしか取得できない書類もあるので、早めの準備を心がけましょう。
手続きの詳細は自治体によって異なるため、新居の役所や保健センターに確認するのが確実です。

荷造りは赤ちゃんの寝ている時間を上手に使い、すぐ使うグッズは最後に詰める。
当日は預け先やぐずり対策を準備しておく。
そして新居では赤ちゃんが安心できる環境を真っ先に整え、かかりつけ医や地域の支援を見つけておく。
一つひとつ着実に進めていけば、きっとスムーズに新生活をスタートできます。
新しいおうちでの、赤ちゃんとの毎日が笑顔あふれるものになりますように。

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