子どもが生まれて変わった夫婦の時間の作り方

子どもが生まれて変わった夫婦の時間の作り方
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赤ちゃんが生まれて毎日が幸せでいっぱい。でも、ふと気づくと「最近パートナーとゆっくり話していないな」「二人きりの時間なんて全然ない・・・」と感じていませんか。授乳や夜泣き、おむつ替えに追われる0〜3歳の育児期は、夫婦の時間が一気に減ってしまう時期です。実際、夫婦の会話時間の減少は、すれ違いの大きな原因のひとつとして知られています。

とはいえ、難しく考える必要はありません。ちょっとした工夫と発想の転換で、忙しい育児の毎日にも「夫婦時間」は作れます。この記事では、公的な調査データや先輩夫婦のリアルな声をもとに、今日から実践できる夫婦時間の作り方を具体的にご紹介します。読み終わるころには、育児がもっと楽しく、パートナーとの毎日が少し愛おしくなっているはずです。

赤ちゃんを抱っこしながら笑顔で会話する20〜30代の夫婦、明るいリビングの雰囲気

子どもが生まれると夫婦時間が減る理由

まずは「なぜ子どもが生まれると夫婦の時間が減るのか」を理解しておきましょう。
原因がわかれば、対策も立てやすくなります。

生活がすべて子ども中心になるから

赤ちゃんが生まれると、生活リズムも食事も外出先も、すべてが子ども中心に変わります。
授乳室やおむつ替えの場所、子どもが食べられるメニューがあるかなど、外出前の下調べも増えます。
これまで自由だった時間の使い方が大きく制限され、夫婦二人だけで過ごす時間は自然と後回しになりがちです。

特に共働き家庭では、仕事帰りが遅いと夫婦で会話する時間そのものが取りにくくなります。
土日に話そうと思っても、子どものお世話や子どもが会話に入ることで、結局ゆっくり話せないまま一日が終わってしまうこともよくあります。

会話が減るとすれ違いが生まれやすい

産後は、夫婦の生活にすれ違いが生じ、コミュニケーションが減ってしまうことがあります。
夫婦の会話が減ったりコミュニケーション不足になったりすることで、お互いへの愛情を感じにくくなるケースもあるのです。
妻は伝えたいことをうまく伝えられず、悩みや不安を一人で溜め込んでしまい、夫婦の溝が深まってしまうことも少なくありません。

こうした産後数年の間に夫婦仲が急激に変化する現象は「産後クライシス」と呼ばれます。
産後クライシスとは、出産後数年の間に急激に夫婦仲が悪化する現象のことで、2012年にNHKの情報番組『あさイチ』の中で提唱され、社会的に広がった言葉です。
ただし、これは決して特別なことではなく、夫婦で協力して向き合えば乗り越えられるものでもあります。

家事・育児の負担の偏りも一因

家事や育児の負担がどちらかに偏っていると、「どうして自分ばかり」という不満がたまりやすくなります。
実際の統計を見てみましょう。
6歳未満の子どもを持つ世帯の夫は、5年前に比べ家事時間が13分増加、育児時間は16分増加しており、男女差は縮小しているものの依然として一定の差が存在するとされています。

負担が偏ったまま我慢を続けると、夫婦時間どころか会話すら億劫になってしまいます。
「言わなくてもわかってほしい」という期待は、すれ違いを大きくする落とし穴です。
気持ちは言葉にして伝えることが大切です。


夫婦時間が育児にもたらす効果

「夫婦時間なんて贅沢」と思うかもしれません。
でも、夫婦時間を持つことは、実は子どもの成長にも良い影響を与えます。

子どもは仲良し夫婦の姿を見て育つ

子どもは親の姿を見て育ちます。
ママとパパが楽しそうに話している姿を見ているだけで、子どもは幸せな気持ちになれるものです。
良い夫婦時間を持つことは、わが子のすこやかな成長にもつながります。

また、感謝の言葉も同じです。
0歳のときから日常生活で家族同士のあいさつや感謝のやりとりを見聞きできる環境を作り、大人が手本を示すことが、子どもの心を育てるとされています。
夫婦が「ありがとう」を言い合う姿は、最高の教育にもなるのです。

家族としてのチームワークが高まる

意識して夫婦時間を持つことで、出産前とは違う「家族としてのチームワーク」が育まれます。
育児は二人で取り組む共同プロジェクトのようなもの。
お互いの状況を共有し、ねぎらい合うことで、大変な時期も乗り越えやすくなります。

子どもが昼寝している横で、コーヒーを片手に向かい合って笑顔で話す夫婦

円満な夫婦は会話時間が長い

ある意識調査では、夫婦関係に不満がない「円満夫婦」と不満がある「不満夫婦」の違いのひとつとして、夫婦の会話時間が挙げられています。
円満夫婦の会話時間は、不満夫婦の約3倍長いという結果もあり、夫婦円満の秘訣は「会話」にあることがうかがえます。
短い時間でも、毎日の積み重ねが大切なのです。


毎日の中で夫婦時間を作るコツ

特別な準備がいらない、日常の中で取り入れられる夫婦時間の作り方を見ていきましょう。
0〜3歳児がいても無理なく続けられる方法ばかりです。

子どもの就寝後をゴールデンタイムに

子育て中の夫婦時間として最も多いのが、子どもが寝た後の時間です。
先輩夫婦のなかには、子どもが寝てから二人で晩酌の時間を設けているという声もあります。
一日の終わりに、温かい飲み物を片手に「今日こんなことがあったよ」と話すだけでも、立派な夫婦時間になります。

ただし、せっかく一緒にいてもお互いがスマホばかり見ていては、心の距離は縮まりません。
短い時間こそ、顔を見て話すことを意識しましょう。

朝の時間を活用する

夜は子どもと一緒に寝てしまう、という家庭には朝の時間がおすすめです。
夫の帰宅が遅い家庭では、夜の自由時間より朝の会話時間を大切にしたいと考える人もいます。
発想を転換して、家族団らんは夕食ではなく朝食で持つと考えてみるのもひとつの手です。

朝の準備をスムーズにするコツもあります。
先輩ママのなかには、保育園の連絡帳のうち当日しか書けない体温などの項目以外は前日に書いておき、朝にやることを最小限にしている人もいます。
前日の準備で生まれた数分が、夫婦の貴重な会話時間になります。

家事の効率化で時間を生み出す

夫婦時間を作るには、まず家事の時間を圧縮することも有効です。
やるべきことは効率よく済ませて夫婦の時間を作るようにしているという声や、時短家電を導入して便利なアイテムに頼るという工夫が、多くの家庭で実践されています。
食洗機やロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機などは、子育て期の強い味方です。

そして何より大切なのが、家事・育児を二人で分担すること。
協力し合って家事や育児をこなすことで、夫婦の時間がつくりやすくなるという声は非常に多く寄せられています。
どちらか一方が無理をするのではなく、分担できると理想的です。


外部サポートで二人の時間を作る

「二人きりで出かけたいけれど子どもを見てくれる人がいない」という場合は、外部のサポートを上手に活用しましょう。

祖父母や親族に頼る

最も身近なのが、実家や親族に子どもを預ける方法です。
先輩パパのなかには、夫婦だけで日帰り温泉旅行に行きたいときに親に子どもをお願いし、普段ゆっくり入れないお風呂を満喫できて感謝しているという声もあります。
短時間でも、子どものことを気にせず過ごせる時間はリフレッシュになります。

ベビーシッターや一時保育を使う

身近に頼れる人がいない場合は、ベビーシッターや一時保育、子育てサポートサービスという選択肢もあります。
「有料サービスを使ってまで夫婦の時間を作るなんてもったいない」と思っていた人が、実際に利用してみると費用以上の充実感を味わえたという体験談もあります。

自治体によっては、ベビーシッター利用を支援する制度を設けている場合もあります。
助成制度の対象地域や条件は自治体ごとに異なり、年度によって変わることもあります。
利用前に必ずお住まいの自治体の最新情報を確認してください。

お住まいの市区町村のウェブサイトや窓口で、利用できる支援がないか調べてみる価値は十分にあります。

ショッピングモールの託児を利用する

がっつり預けるのはハードルが高い、という人には、買い物ついでに使える施設内の託児サービスもおすすめです。
先輩夫婦のなかには、ショッピングモールの施設内託児所を利用して、夫婦でじっくり買い物ができたという声もあります。
まずは短時間から、気軽に試してみるのもよいでしょう。


会話と感謝で心の距離を縮める

夫婦時間は、長さよりも「質」が大切です。
短い時間でも心を通わせる工夫を取り入れましょう。

「ありがとう」を言葉にして伝える

夫婦関係を良好に保つうえで、感謝の言葉は欠かせません。
心理学の研究でも、日常のささいなことへの『ありがとう』という感謝の言葉が、夫婦関係の満足度を長期的に維持するうえで極めて重要であるとされています。

身近な人に何かをしてもらっても「当たり前」と思って言葉をかけないのは要注意です。
身近な人にこそ、きちんと「いつもありがとう」と感謝の気持ちを伝えることが大切なのです。「おむつ替えてくれてありがとう」「お仕事お疲れさま」。
そんな一言が、心に余裕を生み、その余裕が家族みんなの笑顔につながります。

共感を意識して話を聞く

会話のときに意識したいのが「共感」です。
ある調査によると、育児ストレスを感じたときに最も求めているのはパートナーに『共感してもらう』ことで、7割近くのママが自分の気持ちに寄り添ってほしいと感じているとされています。

一方で、男性は悩みを打ち明けられると、つい解決策やアドバイスを返してしまいがちです。
でも、まずは「大変だったね」「わかるよ」と気持ちに寄り添うことが、相手を安心させます。
アドバイスより先に、まず共感。
これを覚えておくだけで、会話の雰囲気がぐっと良くなります。

夜、子どもが寝た後にソファで寄り添って温かい飲み物を飲む夫婦のシルエット

手紙やメッセージで気持ちを伝える

面と向かって言うのが照れくさいときは、手紙やメッセージという手段もあります。
手紙には、受け取る側にじっくり考える時間を与え、強い印象を残すという、LINEやメールとは異なる役割があります。
記念日や誕生日に、ふだん言えない感謝の気持ちを短い手紙にして渡してみると、特別な夫婦時間になるかもしれません。


おうちでできる夫婦時間アイデア集

子どもが小さいうちは外出が難しいことも多いもの。
そんなときは、おうちで楽しめる夫婦時間を工夫してみましょう。

夕食後の映画やドラマを共有する

動画配信サービスが充実した今、おうちで映画やドラマを一緒に観るのは手軽で人気の過ごし方です。
夕食後の空き時間や子どもの就寝後に、同じ作品を観て感想を語り合うだけでも、二人の共通の話題が増えます。
子どもが起きないよう、イヤホンを片方ずつ分け合うのも良いでしょう。

「二人だけの質問ノート」を作る

会話のきっかけがほしいときは、お互いに質問を出し合うノートを作るのもおすすめです。「宝くじで10万円当たったら何に使う?」「最近うれしかったことは?」など、ちょっとした質問に答え合うなかで、付き合っていたころには知らなかった新しい一面が見えてくることもあります。
育児の話題から少し離れて、お互い個人として向き合う時間を持つことが、マンネリ防止になります。

「ながらデート」で日常を楽しむ

わざわざ予定を立てなくても、日常のなかに小さなデート気分を取り入れることはできます。
子どもが昼寝している間にベランダで一緒にコーヒーを飲む、寝かしつけ後にお取り寄せスイーツを二人で味わう。
そんな「特別な予定がなくても、二人でゆっくりしているだけで居心地がいい」と思える関係こそが、長続きする夫婦の理想形です。


無理なく続けるための心構え

最後に、夫婦時間を長く続けていくために大切な考え方をお伝えします。

「完璧」を目指さない

育児中は、誰もが時間にも気持ちにも余裕がありません。
だからこそ、完璧を目指すのではなく『7割できれば上出来』という考え方を持つことが、精神的な余裕を生み出すとされています。
夫婦時間も同じです。「毎日30分話さなきゃ」と義務にすると、かえって負担になります。
できる日にできる分だけ、を合言葉にしましょう。

事前に期待をすり合わせておく

すれ違いを防ぐには、お互いの期待を言葉にしておくことが効果的です。
家事・育児で得意なこと・苦手なこと、仕事の繁忙期、一人になりたいときのサインなどを事前に共有しておくと、多忙な時期の感情的な対立を防ぎやすくなるとされています。「ここは手伝ってほしい」「この時間は一人になりたい」を伝え合えるだけで、関係はぐっと楽になります。

大変な時期は「期間限定」と考える

0〜3歳の手のかかる時期は、ずっと続くわけではありません。
子育てに時間や手間がかかるのは限られた期間です。
20年後、30年後には、子どもは巣立ち、再び夫婦二人の時間が訪れます。
今の大変さも、いつか「あんな時期もあったね」と笑って振り返れる日が来ます。
だからこそ、今この瞬間の家族の時間を大切にしながら、夫婦の絆も少しずつ育てていきたいですね。


まとめ

子どもが生まれると、夫婦の時間はどうしても減ってしまいます。
でも、それは多くの家庭が通る道であり、決して特別な悩みではありません。
大切なのは、時間の長さではなく、お互いを思いやる気持ちと、それを言葉や行動で伝えることです。

子どもの就寝後や朝のひととき、家事の効率化、外部サポートの活用、そして「ありがとう」の一言。
どれも今日から始められる小さな工夫です。
夫婦が笑顔で過ごす姿は、子どもにとっても何よりの安心材料になります。
無理なく、できることから少しずつ。
あなたの家庭らしい夫婦時間を見つけて、育児の毎日をもっと楽しいものにしていってください。

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