妊娠中の大切な思い出づくりとして、近年日本でも人気が高まっている「ベビーシャワー」。生まれてくる赤ちゃんと妊婦さんに、シャワーのように愛情を注いでお祝いするこのパーティーは、SNS映えするおしゃれな演出やワイワイ盛り上がるゲームが魅力です。でも、いざ企画するとなると「どんなゲームをすればいいの?」「進行はどうやって組み立てるの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ベビーシャワーで盛り上がる定番&最新のゲームアイデアから、写真映えする演出、当日の進行の流れ、準備のコツまでを一気にご紹介します。主役の妊婦さんもゲストも心から楽しめる、思い出に残るパーティーをつくるためのヒントを詰め込みました。初めて企画する方でも、この1記事を読めば安心して準備を進められます。

ベビーシャワーとは?基礎知識をおさらい
ゲームや演出のアイデアに入る前に、まずはベビーシャワーがどんなイベントなのか、基本を押さえておきましょう。
開催の目的や時期を理解しておくと、企画の方向性がぐっと定まります。
幸せが降り注ぐお祝いのパーティー
ベビーシャワーはアメリカ発祥のお祝いイベントです。
ベビーシャワー(baby shower)とは、妊娠・出産への喜びと祝福を伝える安産祈願のイベントで、「shower」には、幸せが降り注ぐという意味が込められています。
授かった赤ちゃんとこれから出産を控える妊婦さんを、みんなでお祝いする温かなパーティーです。
ベビーシャワーはアメリカで誕生し、第二次世界大戦後のベビーブームの時期から始まった比較的新しい習慣ではありますが、現在は北米を中心に世界の多くの地域で開催されています。
日本でも芸能人やインフルエンサーがSNSで発信したことで認知度が高まり、近年少しずつ浸透してきました。
開催する時期とタイミング
ベビーシャワーを開くのは、妊婦さんの体調が安定している時期がベストです。
ベビーシャワーは、妊婦さんの体調が安定している妊娠7~8か月に開催するのが目安で、安定期に入り、つわりなどが落ち着いている時期を選びましょう。
妊娠9カ月以降になると、お腹がかなり大きくなって身動きが取りにくくなってしまったり、出産準備などで忙しくなったりする可能性があります。
出産予定日に近すぎる時期に企画すると、予定より早く赤ちゃんが生まれてしまうこともあります。
妊婦さんの体調を最優先に、無理のない日程を本人と相談して決めましょう。
また、昼間に開始して2〜3時間程度でお開きにするなど、妊婦さんの体に負担のかからないスケジュールを組むことが大切です。
参加者と開催場所の決め方
かつては女性だけのイベントでしたが、時代とともに変化しています。
発祥地はアメリカで、もともとベビーシャワーは女性だけで開催していたといわれていますが、現在は性別問わず参加でき、二人目以降の出産でも開催するようになりました。
最近ではパパも参加する合同ベビーシャワーも一般的になっています。
開催場所は自宅のほか、レンタルスペースやカフェ、ホテルなどさまざま。
日本ではレストランやカフェが提供するベビーシャワープランを利用したり、レンタルスペースを借りたりすることもあり、暖かいシーズンには公園や庭など屋外でお祝いするのもおすすめです。
ゲストや妊婦さんの負担を考え、駅から近くアクセスしやすい場所を選ぶと安心です。
盛り上がる定番ベビーシャワーゲーム
ベビーシャワーの醍醐味といえば、やっぱりゲーム!ここでは、初めての方でも取り入れやすい定番のゲームを厳選してご紹介します。
どれも準備が簡単で、幅広い年齢のゲストが一緒に楽しめるものばかりです。
赤ちゃんの写真当てゲーム
世代を問わず盛り上がる、鉄板の定番ゲームです。
ゲストたちに、パーティー当日に自分の赤ちゃんの頃の写真を1枚持ってきてもらい、当日それを集めて1枚ずつ封筒に入れて番号を振ります。
1番から順番に写真を見せ、誰の写真か当ててもらいましょう。
みんなでワイワイ名前を言い合うのも楽しいですし、紙に書いてもらって優勝者を決めるのも盛り上がります。
思い出話に花が咲き、初対面のゲスト同士も打ち解けやすくなるアイスブレイクにぴったりのゲームです。
「赤ちゃん」禁止ゲーム
準備がほぼ不要で、パーティー中ずっと楽しめる人気のゲームです。
洗濯バサミやおむつのピンを用意し、ゲスト全員の服につけます。
誰かが「赤ちゃん」という言葉を口にしたら、その人からピンを没収して自分の服につけます。
パーティーの最後にピンを一番多く持っている人が勝者です。
ベビーシャワーではつい「赤ちゃん」と口にしてしまいがちなので、意外と難易度が高いのがおもしろいポイント。
洗濯バサミの代わりに、長いひもにつけたおしゃぶりを使うアレンジも楽しめます。
会話に集中しながらも周りに気を配る必要があり、自然とゲスト同士の交流が生まれます。
ベビーフード当てゲーム
数あるベビーシャワーゲームの中でも定番中の定番です。
名前を隠した数種類のベビーフードをゲストが味見し、それぞれ何のベビーフードなのかを当てていきます。
味はリンゴやバナナなどのフルーツ系がおすすめで、優しい甘みで大人でも食べやすいです。
素材が2種類以上含まれる場合は当てるのが難しいので、「フルーツが2種類入っています」などヒントを出すと盛り上がります。

予定日&赤ちゃん予想ゲーム
海外でも定番の人気ゲームで、後々の記念にもなります。
予定日当てゲームはベビーシャワーの定番で、ゲームを始める前に妊婦さんに予想される予定日を教えてもらい、ゲストが赤ちゃんが生まれる日付や時間を予想します。
あわせて赤ちゃんの身長・体重・性別なども予想してもらうと、より盛り上がります。
ちょっとした豆知識として、予定日ちょうどに生まれる赤ちゃんはわずか5パーセントほどしかいないことを伝えると、みんなの予想もぐっと本気になります。
カレンダーに名前を書き込む形式にすれば、当日の思い出として残せる素敵な記念品にもなりますよ。
クイズ・言葉遊び系のゲーム
頭を使って楽しむクイズや言葉遊びのゲームは、座ったまま気軽に参加できるのが魅力。
妊婦さんの体調にも配慮しやすく、落ち着いた雰囲気のパーティーにおすすめです。
ママ・パパについてのクイズ
主役への愛情が深まる、心温まるクイズゲームです。
事前に妊婦さんやパートナー、親しい友人にインタビューしておき、主役についての質問を準備します。
ママやパパの出生時の体重や身長、早く生まれたか遅く生まれたか、目や髪の色、生まれた病院など、誕生にまつわる楽しい事実を集めてクイズにし、最も多く正解したゲストが勝ちです。
主役本人も参加して答えられるようにすると、意外な事実が飛び出して盛り上がります。
動物の赤ちゃんの名前当て
知的好奇心をくすぐる、かわいらしいマッチングゲームです。
猫と子猫、牛と子牛など、さまざまな動物とその赤ちゃんの名前をリストにして、正しく組み合わせる楽しいマッチングゲームです。
意外と知らない動物の赤ちゃんの呼び名があり、大人も童心に返って夢中になれます。
子どもも一緒に楽しめる知育要素のあるゲームとして、家族向けのパーティーにぴったりです。
赤ちゃんにちなんだ曲当てクイズ
音楽が好きなゲストが集まるなら、イントロクイズがおすすめです。
事前に子守歌や童謡、タイトルや歌詞に「baby」が入った曲でプレイリストを作り、5〜10秒ほどの曲の一部を流してゲストに曲名を書いてもらいます。
すべて流し終えたら答え合わせをして、最も正解が多かった人が勝者です。
邦楽にも「ベイビー」が入った曲は意外とたくさんあるので、世代に合わせて選曲すると盛り上がります。
単語並べ替え・名前しりとり
紙とペンだけで手軽に楽しめる言葉遊びです。
赤ちゃんに関連した単語をバラバラに並べたカードを用意し、正しく並べ替えて元の単語を当ててもらいます。
最も多く当てた人、または最も早く正解した人の勝ちです。
また、アルファベット(またはあいうえお)の各文字で始まる赤ちゃんの名前を制限時間内に書いてもらうゲームも、思考力を試せて盛り上がります。
食事の前後の待ち時間に取り入れやすいのも魅力です。
体を動かすアクティブなゲーム
ゲスト同士の距離が縮まる、体を動かすゲーム。
特にパパも参加する合同ベビーシャワーや、大人数のパーティーで盛り上がります。
ただし主役の妊婦さんは無理をせず、見て楽しむ役に回ってもらいましょう。
おむつ替え競争
これから始まる育児を疑似体験できる、実用的で楽しいゲームです。
ぬいぐるみや人形に紙おむつをどれだけ速く着けられるかを競います。
人形とおむつをテーブルに用意し、ゲストを2チームに分けて各チームの代表がタイマーのスタートとともに素早くおむつを着けます。
使用したおむつは破れないよう丁寧に扱えば、出産後に実際に使えます。
もったいないので乱暴に扱わないよう、参加者に一声かけておきましょう。
育児経験のある人が有利になるので、全員に目隠しをして難易度を上げると、さらに盛り上がります。

宝探し・スカベンジャーハント
会場全体を使って楽しむ、エネルギッシュなゲームです。
ゲストを動かして参加させやすい簡単なゲームで、おむつやおしゃぶり、哺乳瓶などの赤ちゃんアイテムを会場のあちこちに隠し、見つけるアイテムのリストをゲストに渡します。
飾りと区別できるよう、隠したアイテムには色付きのシールやリボンで印をつけておくのがコツです。
チーム対抗にすると一体感が生まれ、大人数でも盛り上がります。
氷の中の赤ちゃん救出ゲーム
ちょっとユニークで、笑いが起きること間違いなしのゲームです。
パーティーの前に、製氷皿の各マスに小さなプラスチックの赤ちゃん人形を入れて水を張り凍らせておきます。
ゲスト一人ひとりに赤ちゃんが閉じ込められた氷を配り、体温だけを使って一番早く氷を溶かして赤ちゃんを救出した人が勝ちです。
手のひらで氷を包んだり、意外な場所に挟んだりと、ゲストの奮闘する姿がとにかく楽しい、記憶に残る一戦になります。
写真映えするおしゃれな演出アイデア
ベビーシャワーの魅力は、なんといっても華やかで写真映えする空間づくり。
ここでは、SNSにアップしたくなるようなおしゃれな演出のアイデアをご紹介します。
テーマカラーとバルーンで統一感を
まずはパーティー全体のテーマカラーを決めることが、おしゃれに仕上げる第一歩です。
性別がわかっているなら、男の子ならブルー、女の子ならピンクを基調に、ホワイトやイエローなどを差し色に入れると統一感のあるデコレーションになります。
性別を問わないなら、グリーンやくすみカラーのジェンダーニュートラルな配色も人気です。
装飾の主役といえばバルーン。
最近はバルーンにチュール素材を重ねた「チュールバルーン」が大流行しています。
カラフルな風船の上にふわふわのチュール素材をかぶせたもので、異なる色を重ねることでグラデーションを楽しめ、ロマンティックな雰囲気になります。
フォトブースで最高の一枚を
たくさん写真を撮ることを見越して、フォトブースを用意しておくのがおすすめです。
バルーンやガーランドでフォトブースを作っておくと、パーティーが盛り上がります。「Welcome Baby」の文字パネルや、妊婦さんの名前・日付を入れたウェルカムボードを飾ると特別感がアップ。
手に持って撮影を楽しむフォトプロップスもあると、より楽しいカメラタイムになります。
おむつケーキを主役に
ベビーシャワーならではの装飾として外せないのが、おむつケーキ(ダイパーケーキ)です。
ウェディングにウェディングケーキがあるように、ベビーシャワーではおむつでできたダイパーケーキがパーティーのメインアイテムとして空間を演出してくれます。
華やかさと実用性を兼ね備えており、パーティー後は妊婦さんへのプレゼントとしてそのまま使えるのが嬉しいポイント。
100円ショップのアイテムを活用して手作りするママも多く、温かみのある演出になります。
ジェンダーリビール演出を取り入れる
近年、海外を中心に人気を集めているのが、赤ちゃんの性別を発表するジェンダーリビールの演出です。
検診で性別が判明したら、医師に男の子か女の子かを紙に書いてもらい、企画メンバーが当日「Boy?」「Girl?」と書かれたフラッグや垂れ幕で飾り付けをして、3・2・1の掛け声とともに性別を発表します。
妊婦さん自身もその場で初めて知るサプライズにすると、感動的な瞬間を全員で共有できます。
心に残る記念アクティビティ
盛り上がるゲームだけでなく、静かに心温まる時間をつくるアクティビティもベビーシャワーには欠かせません。
パーティーの締めくくりや、記念に残る演出として取り入れてみましょう。
赤ちゃんへのメッセージカード
ワイワイ楽しむだけでなく、意味のある時間になるアクティビティです。
空白のカードを配り、それぞれが赤ちゃんへの願いや希望を書き留めます。
各ゲストが未来のパパとママのための最高のヒントを書いてきれいな瓶に入れておくと、パパママが安心したいときにいつでも取り出せる、心強い贈り物になります。
子育てのアドバイスや励ましの言葉を集めれば、出産後の大変な時期に読み返せる宝物になります。
おむつメッセージ
実用性とユーモアを兼ね備えた、海外で人気のアクティビティです。
おむつを何枚か用意してマーカーを添え、ゲストにおむつへメッセージを書いてもらいます。
ジョークや励ましの言葉、育児のアドバイスなどを書き込むことで、夜中のおむつ替えの時間もクスッと笑える楽しいひとときに変わります。
実際に使うおむつだからこそ、産後の日常にそっと寄り添う心づかいが伝わります。
プレゼントを開けながらビンゴ
プレゼントタイムをより盛り上げる工夫として人気なのがビンゴです。
数字を読み上げる代わりに、主催者がプレゼントになりそうな赤ちゃんアイテムをランダムに読み上げ、ゲストは自分のカードの該当アイテムに印をつけていき、最初にビンゴになった人が勝ちです。
妊婦さんがプレゼントを開けるたびにビンゴが進むので、贈り物を開ける時間そのものがゲームになり、全員が最後まで楽しめます。
当日の進行と成功のためのコツ
ゲームや演出のアイデアが決まったら、当日の流れを組み立てましょう。
ここでは、パーティーをスムーズに、そして最高に盛り上げるための進行のコツをお伝えします。
ゲームの数と時間配分
ゲームは詰め込みすぎないことが、成功のカギです。
一般的には3〜5種類のゲームを計画し、パーティーのうち30〜45分程度をゲームの時間に充てるのが目安です。
あまり多くのゲームを予定すると慌ただしくなってしまうので、余裕を持ったプランにしましょう。
専門家も、詰め込みすぎには注意を促しています。
集まるメンバーを知ることで選ぶゲームは決まりますが、イベントを予定で埋めすぎないこと。
パーティーの長さを意識し、食事やプレゼントの時間も必ず残しておくことが大切です。
短いゲームと長めのゲームを組み合わせると、テンポよく飽きのこない流れになります。
賞品(プライズ)を用意する
ゲームに賞品を用意すると、参加意欲がぐっと高まります。
ゲーム開始前に魅力的な賞品を発表すると、ゲームがより競争的で盛り上がるものになります。
賞品は豪華である必要はなく、凝ったものでなくても構いません。
ハンドクリームや入浴剤、お菓子の詰め合わせ、ちょっとしたギフトカードなど、ゲストが気軽に喜べるものを選びましょう。
パーティーのテーマに合わせた賞品を選ぶと、統一感が出て特別感も増します。
食事とドリンクの注意点
ベビーシャワーの食事は、シンプルで取り分けやすいものがおすすめです。
ミニサンドイッチやカットフルーツ、一口サイズのスイーツなど、フィンガーフードやビュッフェ形式が喜ばれます。
主役は妊婦さんなので、アルコールやカフェイン、生ものは避けた食材を選びましょう。
全員が気兼ねなく楽しめる内容にすることが、思いやりのあるおもてなしの基本です。
赤ちゃんモチーフのアイシングクッキーやマシュマロを並べると、ベビーシャワーらしさがぐっと増します。
主役への配慮を最優先に
どんなに素敵な企画も、主役の妊婦さんが心地よく過ごせなければ意味がありません。
ベビーシャワーを開くのに決まったルールはなく、一番大切なのは未来のパパとママを中心にして、この特別な日に幸せで愛されていると感じてもらうことです。
体調の変化に気を配り、休憩できる椅子を用意したり、無理に前に立たせたりしない配慮を忘れずに。「go with the flow(流れに身を任せて)」という気持ちで、肩の力を抜いて楽しむことが、結果的に最高のパーティーにつながります。
まとめ|みんなの笑顔で赤ちゃんを迎えよう
ベビーシャワーは、新しい命の誕生をみんなで心待ちにする、かけがえのないひととき。
定番の写真当てゲームや「赤ちゃん」禁止ゲームから、動物の名前当てクイズ、おむつ替え競争、そして氷の中の赤ちゃん救出ゲームまで、参加するメンバーや雰囲気に合わせて選べば、どんな会でも盛り上がること間違いなしです。
大切なのは、ゲームや演出を詰め込みすぎず、主役である妊婦さんの体調と気持ちを何よりも優先すること。
テーマカラーで統一したおしゃれな空間、心のこもったメッセージカード、そしてゲストみんなの笑顔があれば、それだけで最高のベビーシャワーになります。
初めての企画で不安な方も、この記事のアイデアを組み合わせれば、きっと素敵な一日をつくれます。
生まれてくる赤ちゃんへの愛情がシャワーのように降り注ぐ、温かで幸せな時間を、ぜひ大切な人と一緒に過ごしてください。
準備の過程そのものも、育児の楽しさへとつながる素敵な思い出になるはずです。
