赤ちゃんの麦茶はいつから?作り方から飲ませ方まで解説

赤ちゃんの麦茶はいつから?作り方から飲ませ方まで解説
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暑い季節になると「そろそろ赤ちゃんにも麦茶をあげてもいいのかな?」と気になり始めるパパ・ママは多いのではないでしょうか。麦茶はノンカフェインで香ばしく、大人も子どもも飲みやすい定番の飲み物です。しかし赤ちゃんの体はとてもデリケートなので、いつから、どのくらいの濃さで、どのように飲ませればよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、赤ちゃんに麦茶を与え始める時期の目安から、煮出し・粉末タイプそれぞれの作り方、月齢別の量の目安、そして与える際に気をつけたいポイントまで、ひとつの記事でまるごと解説します。読み終わる頃には、安心して麦茶デビューをサポートできるようになりますよ。

麦茶は生後何ヶ月から飲める?

赤ちゃんに麦茶を与え始める目安は、離乳食がスタートする生後5〜6ヶ月頃とされています。
これは麦茶メーカーが公表している見解でも共通しており、離乳食開始前の赤ちゃんに必要な栄養源や水分は、母乳や育児用ミルクで十分足りているため、離乳食が始まる5、6ヵ月頃を目安に麦茶を飲み始めることが推奨されています。
この目安は厚生労働省の授乳・離乳に関する支援ガイドを参考にしたものです。

生後5・6ヶ月が目安とされる理由

離乳食が始まると、赤ちゃんは母乳やミルク以外の食べ物・飲み物に少しずつ触れていく時期に入ります。
離乳食が始まると固形物から栄養を摂取する機会が増え、母乳やミルクの量が減ってくるため、麦茶で水分を補ってあげるとよいとされています。
つまり麦茶は「水分補給の練習」としての役割も担っているのです。

新生児・生後1ヶ月頃は基本的に不要

市販のベビー用麦茶の中には生後1ヶ月から使えると表示されている商品もありますが、新生児期からすぐに麦茶を積極的に与える必要はありません
生まれた直後から生後28日未満にあたる新生児の時期には、赤ちゃんに母乳やミルク以外の飲み物を与える必要はないとされています。
パッケージに月齢表示があっても、あくまで「与えられる時期」であり「与えるべき時期」ではない点を押さえておきましょう。

母乳・ミルクだけで水分が足りる仕組み

離乳食開始前後の時期は、まだ母乳・ミルクで必要な水分・栄養が補われるため、水を積極的に与える必要はなく、また消化機能が未熟なため与えすぎると低ナトリウム血症(水中毒)のリスクがあります。
授乳のリズムが安定し、おしっこの量もいつも通りであれば、水分は足りているサインと考えて問題ありません。

生後6ヶ月ほどの赤ちゃんがベビーチェアに座り、透明なマグカップを興味深そうに見つめている温かみのあるリビングの様子


赤ちゃんに麦茶をあげるメリット

離乳食期に入ってから麦茶を取り入れることには、いくつかのうれしいメリットがあります。
注目したいのは、麦茶が持つ「体への優しさ」です。

ノンカフェインで体への負担が少ない

麦茶は大麦を焙煎して作られる飲み物で、緑茶やほうじ茶と違ってカフェインを含みません。
そのため、まだ内臓が未熟な赤ちゃんでも安心して取り入れやすい飲み物として選ばれています。

ミネラル補給の選択肢になる

麦茶にはカルシウムやカリウムなどのミネラル成分が含まれており、離乳食が進んで食事量が増えてくる時期の水分補給の一つとして役立ちます。
特に汗をたくさんかく季節の外出やお風呂上がりには重宝します。

コップやストローの練習にも役立つ

麦茶は香りが穏やかで赤ちゃんも比較的受け入れやすいため、コップやストローマグを使う練習の際の飲み物としてもよく選ばれています。
遊び感覚で少しずつ慣らしていくと、スムーズに卒乳・卒ミルクへの移行にもつながりやすくなります。


赤ちゃん用麦茶の作り方

赤ちゃんに麦茶を与える際は、大人用と同じ濃さのまま出すのはNGです。
ここでは代表的な3つの作り方を紹介します。

煮出しタイプの作り方

煮出しタイプの麦茶はお湯を使うため殺菌効果があり、衛生面で安心できるのが特徴です。
鍋で水を沸騰させてから麦茶パックを入れ、規定時間煮出したあとにパックを取り出して粗熱を取ります。
大人用の麦茶は濃いため、色を見ながら水で薄め、人肌程度(約36〜40度)まで冷ましてから与えるようにしましょう。

粉末タイプの作り方

粉末タイプは必要な分だけをその都度作れるので衛生的で扱いやすいのが魅力です。
粉末麦茶を赤ちゃんに与える場合は、通常の濃さの半分程度に薄めるとよいとされています。
ぬるま湯または常温の水に溶かし、お湯を使った場合はしっかり冷ましてから飲ませてください。

ティーバッグ・水出しタイプの活用

ティーバッグタイプは水出しでも作ることができ、まとめて作り置きしたい場合に便利です。
水の量で麦茶の濃さを調整することができるため、赤ちゃんの月齢や体質に合わせた濃さに仕上げやすいのもメリットです。
作った麦茶は冷蔵庫で保存し、なるべく当日〜翌日中に飲みきるようにしましょう。

キッチンで哺乳瓶や麦茶パックを手に取り、麦茶を作る準備をしている20代後半のママの手元のクローズアップ


麦茶の飲ませ方と量の目安

作り方と同じくらい大切なのが「どのくらいの量を、どんな温度で与えるか」という点です。

月齢別の量の目安

  • 生後5〜6ヶ月頃:スプーン数杯〜小さじ程度から少量ずつ試す
  • 生後7〜8ヶ月頃:食事の合間に少しずつコップやストローマグで慣らす
  • 1歳前後:食事や外出時の水分補給として少量を継続的に取り入れる

あくまで目安であり、麦茶は水分補給の「補助」であって、主役はいつも母乳やミルクであることを忘れないようにしましょう。

温度と濃さの調整

初めて麦茶を飲ませるときは、体温に近い人肌程度に冷ましたものを少量与えるのが基本です。
赤ちゃんの味覚への影響や消化のしやすさを考えると、はじめて飲む飲みものは人肌程度(40度くらい)に冷ました白湯や麦茶がよいとされています。
冷たい麦茶はお腹を冷やしてしまう可能性があるため、最初のうちは避けたほうが安心です。

スプーンやコップでの練習方法

最初はスプーンで少量ずつ口に運び、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。
嫌がる様子がなければ、コップやストローマグへと徐々にステップアップしていくとスムーズです。
無理強いせず、赤ちゃんのペースに合わせることが何より大切です。


麦茶を与える際の注意点

便利な麦茶ですが、与え方を誤ると赤ちゃんの体に負担をかけてしまうこともあります。
ここでは特に気をつけたいポイントを紹介します。

飲ませすぎに注意する

麦茶を飲ませすぎると、母乳やミルクの摂取量が減ってしまう可能性があります
赤ちゃんは母乳やミルクだけで十分な水分が摂れるため、麦茶を飲ませすぎるのは禁物とされています。
麦茶はあくまで補助的な位置づけとして考えましょう。

手作り麦茶の保存期限を守る

手作りの麦茶は防腐剤を使用していないため傷みやすいのが特徴です。
作り置きする場合は清潔な容器に入れて冷蔵保存し、できるだけ当日中、遅くとも翌日中には飲みきるようにしましょう。
常温放置は雑菌が繁殖しやすいため避けてください。

アレルギーや体調変化を観察する

麦茶の原料である大麦は麦アレルギーの対象となる可能性がゼロではありません。
初めて与えるときは平日の日中など、何かあってもすぐに病院を受診できるタイミングで少量から試すことをおすすめします。
口の周りの赤み、下痢、機嫌の変化などが見られた場合は、いったん中止してかかりつけの小児科医に相談しましょう。

診察室で小児科医が母親と赤ちゃんに優しく説明している安心感のあるシーン


市販ベビー麦茶の選び方

忙しい毎日の中では、市販のベビー麦茶を活用するのも賢い選択です。
選ぶ際にチェックしたいポイントをまとめました。

乳児用規格適用食品とは

子ども向けの食品では一般的な食品に比べて特に厳しい放射性物質の基準値が定められており、厚生労働省が定めるこの基準値をクリアしたものを乳児用規格適用食品と呼びます。
パッケージにこの表示があるかどうかを、商品選びの一つの目安にするとよいでしょう。

商品タイプ別の特徴

市販の麦茶には主にペットボトルタイプ、粉末タイプ、ティーバッグタイプがあります。
粉末タイプは濃さの調整がしやすく必要な分だけ作れるため、はじめての麦茶デビューにも向いています。
外出先で手軽に使いたい場合はペットボトルタイプ、自宅でじっくり作りたい場合はティーバッグタイプというように、シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。

外出時に便利な麦茶の活用法

お出かけ先で急に水分補給が必要になったときのために、常温保存できる小分けタイプの粉末麦茶をマザーズバッグに常備しておくと安心です。
ストローマグに少量の粉末と水を入れて振るだけで、その場で手軽に作れる商品も増えています。


麦茶を飲んでくれないときの工夫

せっかく用意しても、赤ちゃんが麦茶をなかなか飲んでくれないこともあります。
焦らず試したい工夫を紹介します。

温度や濃さを変えてみる

熱すぎたり薄すぎたりすると赤ちゃんが違和感を覚えることがあります。
人肌程度の温度に整え直したり、香りが感じられる程度にほんの少しだけ濃さを調整したりして、赤ちゃんの反応を見ながら微調整してみましょう。

食事の後や機嫌の良いタイミングで試す

眠かったり機嫌が悪かったりするときは、新しい飲み物を嫌がりやすいものです。
離乳食を食べ終えた後や、お風呂上がりの機嫌が良いタイミングで少量から試すと、すんなり受け入れてくれることがあります。

無理に飲ませようとしない

麦茶を嫌がる場合は、無理に飲ませる必要はありません。
母乳やミルク、白湯だけでも水分補給としては十分なケースがほとんどです。
数日〜数週間空けてから改めて試すなど、気長に付き合ってあげましょう。


赤ちゃんの麦茶に関するQ&A

Q. 大人と同じ市販の麦茶をそのまま薄めて与えてもいいですか?
A. 濃さを大幅に薄め、人肌程度の温度に調整すれば活用できます。
ただし添加物や塩分が含まれていないか、原材料表示は事前に確認しておくと安心です。

Q. 麦茶は冷蔵庫でどのくらい保存できますか?
A. 手作りの麦茶は雑菌が繁殖しやすいため、当日〜翌日中を目安に飲みきるようにしましょう。

Q. 麦茶を飲ませたら便がゆるくなりました。
大丈夫ですか?

A. 与える量が多すぎたり、初めての飲み物で消化器官が驚いたりした可能性があります。
量を減らして様子を見て、症状が続く場合はかかりつけの小児科医に相談してください。


まとめ

赤ちゃんへの麦茶デビューは、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃を目安に、少量からゆっくり進めていくのが基本です。
煮出しタイプでも粉末タイプでも、大人用より薄めに作り、人肌程度に冷ましてから与えることを心がけましょう。

麦茶はあくまで母乳やミルクの「補助」であり、飲ませすぎには注意が必要です。
市販のベビー麦茶を活用する際は乳児用規格適用食品かどうかもチェックしながら、赤ちゃんのペースに合わせて無理のない水分補給習慣を作っていってくださいね。
焦らず少しずつ、親子で新しい飲み物との出会いを楽しんでいきましょう。

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