赤ちゃんの一人座りはいつから?練習法と関わり方完全ガイド

赤ちゃんの一人座りはいつから?練習法と関わり方完全ガイド
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「うちの子、まだお座りしないけど大丈夫かな?」「同じ月齢のお友だちは座れているのに・・・」そんな不安を抱えているママ・パパは本当に多いものです。赤ちゃんの成長の節目である「一人座り」は、首すわり・寝返りに続く大切なステップ。座れるようになると視界がぐっと広がり、両手でおもちゃを持って遊べるようになるなど、赤ちゃんの世界は一気に豊かになります。

この記事では、赤ちゃんの一人座りが始まる時期の目安から、発達段階、安全で楽しい練習方法、関わり方のコツまでを徹底的に解説します。発達には大きな個人差があり、目安通りでなくても焦る必要はありません。赤ちゃんのペースを尊重しながら、毎日の育児がもっと楽しくなるヒントをお届けします。

明るいリビングの柔らかいプレイマットの上で笑顔でお座りしている生後8ヶ月くらいの赤ちゃん

目次

赤ちゃんの一人座りはいつから始まる?

まずは「一人座り」が一般的にいつ頃から始まるのか、目安となる月齢を確認しましょう。
厚生労働省の調査データをもとに、信頼性の高い情報をお伝えします。

厚生労働省データに見る月齢の目安

厚生労働省の乳幼児身体発育調査によると、半数以上の赤ちゃんが生後7〜8ヶ月未満で一人座りができるようになり、生後9〜10ヶ月未満になると90%以上で完成するという結果が出ています。
つまり、おおよそ生後6ヶ月〜10ヶ月の間に一人座りができるようになる赤ちゃんが多いということです。

この場合の「一人座り」の定義は、おおむね1分以上支えなしで座っていられ、両手を床についていない状態を指します。
この場合の一人座りができることの定義は「おおむね1分以上支えなしで座っていられるもので、この時両手を床についていないもの」とされています。
手をついてバランスを取りながら座れるのも大切な発達段階ですが、医学的な「完成」には少し時間がかかるのです。

発達の流れ|首すわりからお座りまで

赤ちゃんは突然お座りできるようになるわけではありません。
次のような順序で身体が発達していきます。

  • 生後4〜5ヶ月未満:首がすわる
  • 生後6〜7ヶ月未満:寝返りができる
  • 生後9〜10ヶ月未満:お座りができる
  • 生後9〜10ヶ月未満:はいはいができる
  • 生後11〜12ヶ月未満:つかまり立ちができる

ただし中には、はいはいの前につかまり立ちを始めるなど、発達段階が前後したり飛び越える赤ちゃんもいます。
順番が前後しても、それだけで問題があるわけではありません。

個人差は大きい|焦らないことが大切

月齢はあくまで「目安」であり、当てはまらなくても過度に心配する必要はありません
赤ちゃんはそれぞれ自分のタイミングで成長していきます。
大切なのは他の子と比べることではなく、目の前のわが子の様子をていねいに観察することです。


お座りができるサイン|前兆を見逃さない

「そろそろお座りできるかも?」というサインを知っておくと、サポートのタイミングが分かりやすくなります。

身体面に現れる前兆

赤ちゃんの首がすわり、寝返りやうつ伏せの姿勢が安定すると、背中や腰の筋肉が次第に発達してきます。
うつ伏せで床についた手をぐっと伸ばし、頭を起こして背筋を鍛えるような姿は、次のステップへの準備のサインです。
重い頭を支えて上体を起こす力がついてくると、お座りの姿勢に近づいていきます。

行動に現れる前兆

寝返りやずりばいなどをすると、お座りの前兆と考えられます。
また、抱っこ中に自分から体を起こそうとしたり、うつ伏せから胸を高く持ち上げたりする様子も、筋力が育ってきた証拠です。
ずりばいをすることにより、全身を使った動きをするため、運動機能が鍛えられ、お座りができるようになります。

支え座りができるようになる段階

多くの赤ちゃんは、いきなり一人で座れるようになるのではなく、まず「支え座り」を経験します。
はじめは壁などによりかかって座る時期から始まり、体勢を崩しながらも一人で座れる時間が少しずつ長くなります。
この段階で焦って手を離さず、ゆっくりサポートを続けていきましょう。


一人座りまでの3つの発達段階

お座りには段階があります。
今わが子がどの段階にいるのかを把握すると、適切なサポートがしやすくなります。

木のおもちゃで遊びながら両手を床について座っている赤ちゃんと、後ろから優しく見守る母親

段階1:両手支え期

両手を床について5分程度座る段階です。
前のめりで両手を床につき、上体を支えながら座ります。
赤ちゃんが自分で前のめりの姿勢をとっているのであれば特に問題はありません。
むしろ、お座りを始めた頃に、背中を丸めながら前のめりの姿勢になるのは発達上自然なことです。

段階2:片手支え期

バランス感覚が育ち、片手を離して短時間座ることができるようになります。
もう片方の手で目の前のおもちゃに手を伸ばすなど、遊びの幅が広がる時期です。

段階3:両手離し期(一人座り完成)

両手を離して数秒〜数分座ることができるようになります。
ここまで来れば、「一人座り完成」と言える段階です。
両手が自由になるため、両手で物を持ったり、振ったり、口に運んだりと、赤ちゃんの遊びは飛躍的に発展します。


お座りの練習は必要?基本の考え方

「練習をした方がいいの?」というのは、多くのママ・パパが抱える疑問です。
結論から言うと、無理に練習させる必要はありません。

無理な練習は不要|自然な発達を見守る

お座りをしないこと以外に気になる点がなければ、無理に練習をさせる必要はありません。
お座りをするといわれる時期を多少過ぎていても、基本的には赤ちゃん自身のタイミングを待っても大丈夫です。
赤ちゃんの身体は、必要な筋力やバランス感覚が育てば自然と座れるようになります

「練習」ではなく「サポート」と考える

お座りでバランスをとる練習は、赤ちゃんがお座りする様子が見られた頃から始めましょう。
できないのをさせる練習ではなく、あくまでもサポートの意味合いで行うことを忘れないでください。
赤ちゃんが座りたそうにしているときに、安全に座れるよう支えてあげる──このスタンスがちょうど良いバランスです。

首すわり前の練習は絶対NG

首がすわっていない段階で無理にお座りをさせるのは絶対にやめましょう。
一人で座れないのに補助なしで座らせると、転倒や怪我の原因になります。

首がすわる前に、お座り練習をするのはやめましょう。
一人で座れないのに、補助をつけずに無理に座らせると怪我を招きます。


安全で楽しい練習方法5選

お座りの様子が見られはじめたら、遊びの中で自然にバランス感覚を育てるサポートをしてあげましょう。
ここでは家庭ですぐに実践できる方法を紹介します。

パパ・ママの脚の間で座らせる

最も安全で取り入れやすいのがこの方法です。
ママの両脚の間に、ママと赤ちゃんが同じ向きになるように座らせます。
このとき、お尻を後ろに引き、体をしっかり支えられるようサポートしてあげましょう。
まだふらふらと不安定なときは、ママの脚ではさんであげると安定します。
赤ちゃんが倒れそうになってもすぐ受け止められる距離感が最大のメリットです。

後ろから腰を支える

ママやパパの膝の上に座らせ、後ろから腰を優しく支えます。
この方法なら赤ちゃんが倒れそうになってもすぐにサポートできます。
前方におもちゃを置くことで赤ちゃんの注意を引き、自然と手を前に伸ばす動作が生まれます。
手を前に出す動きは、お座りに必要な筋肉を育てるのにとても効果的です。

おもちゃで前傾姿勢を促す

おもちゃ、本などを赤ちゃんの前におき、手をのばすように誘導することで、お座りに近い形が作れます。
片足を立たせることで、腰の支えだけではなく、足も使い体を支えることができるようになっていくので、安定感が徐々に増していきます。
お気に入りのおもちゃで「楽しい!」と感じられる時間にすることが、何より長続きする秘訣です。

うつ伏せ遊び(タミータイム)を取り入れる

意外と見落とされがちなのが、うつ伏せ遊び。
お座りに大切な背中の筋肉を鍛えるには、寝返りやずりばいも有効です。
少し離れた場所から、赤ちゃんを呼んでずりばいを促すなど、毎日の遊びの中に取り入れながら、筋肉を発達させましょう。
背筋・腹筋・首の筋肉がバランス良く育ちます。

向かい合って手をつなぐ遊び

赤ちゃんを向かい合わせに座らせ、手をつないだ状態で「いっぽんばし こちょこちょ」などのふれあい遊びをしてみましょう。
ママやパパの真似をするうちに、お座りの練習ができて、一人でも座れるようになることもあります。
視線が合い、笑顔のやりとりが生まれることで、赤ちゃんは「座ると楽しい!」と感じるようになります。


お座り期に必須の安全対策

お座りができるようになると、赤ちゃんの世界は一気に広がります。
同時に、これまでとは違う事故のリスクも出てきます。

フローリングにジョイントマットを敷き、家具の角にコーナーガードを付けた赤ちゃんに安全な室内

転倒に備えた環境づくり

赤ちゃんの近くにテレビボードやテーブル、角のあるものや固いおもちゃなど、頭や顔をぶつけると危険なものはないか確認し、ママが近くにいれるときは赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
床に柔らかいマットを敷き、家具の角にはコーナーガードを取り付けるのが基本です。
家具のない広い場所で練習し、床にクッションを敷きます。
高さがあるソファーやベッドの上は転落の危険があるため避けましょう。

誤飲・転落事故の防止

お座りができるようになると、手の届く範囲が一気に広がります。
ボタン電池、薬、硬貨、小さなパーツなどの誤飲事故が急増する時期です。
床から60cm程度の高さに危険物を置かないよう徹底しましょう。

お座りができるようになると、赤ちゃんは手を伸ばして周りのものを掴もうとします。
そのため、小さなパーツや危険な物を赤ちゃんの手の届く場所に置かないよう注意が必要です。
特に、ボタン電池や薬品、尖った物など、誤飲や怪我につながる恐れのあるものは、しっかりと管理しましょう。

家具の固定とベビーベッドの調整

お座りを始める頃には、ベビーベッドの高さを調整し、赤ちゃんが乗り越えられないようにしましょう。
テレビや本棚などの大型家具は壁にしっかりと固定し、倒れてくる危険性がないように対策しておきましょう。
お座りの次はつかまり立ちが控えているので、早めの対策が安心です。


お座りに関するよくある不安と対処法

育児中によく聞かれる悩みについて、ひとつずつお答えしていきます。

お座りが遅い・しない場合は?

9〜10ヶ月を過ぎても全くお座りの様子が見られない場合は、一度かかりつけ医や地域の保健師に相談してみるのが安心です
目安となる時期を大幅に過ぎているなど、どうしても気になるときはかかりつけの医師や地域の保健師さんに相談してください。
ただし、遅いからといって発達に問題があるとは限らず、慎重派の赤ちゃんもたくさんいます。

前のめりに倒れてしまうのは大丈夫?

お座りを始めた頃に前のめりになるのは、ごく自然なこと。
体幹のバランスがまだ付いていないので、前後に倒れるのはよくあることです。
赤ちゃんの倒れそうな範囲に、クッションや布団を置いてカバーしましょう。
倒れる経験を通じてバランス感覚が育っていくので、安全を確保したうえで見守ってあげてください。

お座りを嫌がる赤ちゃんへの関わり方

お座りをさせようとすると嫌がって座ってくれない場合は、お座りと楽しい行動を結びつけてあげましょう。
おすわりをすると、ボールが投げられる・ママの顔が正面から見られる・座ると机の上にいつも食べ物やおもちゃがあるなど、座った時の楽しみも必要です。「座る=楽しい」というポジティブな経験を積み重ねていくのがコツです。

早すぎるお座りは問題?

生後4〜5ヶ月頃から自分でお座りの姿勢を取ろうとする赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが自発的に座っている分には心配いりませんが、大人が無理に座らせるのは避けるべきです。
早くお座りをさせたい一心で、赤ちゃんに無理をさせないように注意しましょう。
大人と同様に赤ちゃんも疲労を溜め込むと筋肉に痛みが出てきます。
そのため、練習を行う際は、短時間に留めることが重要です。


お座り期を楽しむ関わり方のコツ

お座りができるようになるこの時期は、親子の関わりがさらに豊かになる特別な時間。
育児を楽しむためのヒントをお届けします。

視線が合う遊びを増やす

お座りができると赤ちゃんと目線の高さが近くなり、コミュニケーションの密度がぐっと上がります。
絵本の読み聞かせ、手遊び、いないいないばあなど、向かい合って楽しめる遊びを取り入れてみましょう。
「できた!」を一緒に喜ぶ瞬間が、赤ちゃんの自己肯定感と親子の絆を育てます

両手を使う遊びを取り入れる

お座りができると両手が自由に使えるようになるため、指先を育てる遊びの幅が広がります。
柔らかい積み木、布絵本、つみき、音の出るおもちゃなど、両手で扱えるおもちゃが特におすすめです。
指先の発達は脳の発達と密接に関わっているため、遊びを通して自然と力が育っていきます。

離乳食タイムをもっと楽しく

腰がすわってベビーチェアに座れるようになると、家族と同じ食卓を囲めるようになります。
ベビーチェアは、赤ちゃんの腰がすわり、1人で座れるようになってから利用することが基本です。
外出先でベビーチェアを使用する際は、必ずベルトの確認と正しい装着を行いましょう。
椅子に破損がないか、ガタつきがないかも事前にチェックします。
家族みんなで「いただきます」をする時間は、赤ちゃんにとって何よりの学びの場です。

「できた!」の瞬間を記録に残す

支え座りができた日、片手を離せた日、一人で座れた日──成長の節目は、写真や動画、育児日記に残しておくと一生の宝物になります。
後から振り返ると「こんなに小さかったんだ」と感動できる瞬間ばかり。
SNS投稿の際は、位置情報や個人が特定できる情報の取り扱いに十分注意しましょう。


まとめ|赤ちゃんのペースを大切に

赤ちゃんの一人座りは、多くの場合生後6〜10ヶ月頃にかけて段階的に習得していきます。
厚生労働省のデータでは、生後7〜8ヶ月未満で半数以上、9〜10ヶ月未満で90%以上の赤ちゃんが一人座りを完成させるとされていますが、これはあくまで目安。
発達の順序や速度には大きな個人差があります。

大切なのは、他の子と比べて焦るのではなく、わが子のペースを尊重してあげること。「練習」ではなく「サポート」の姿勢で、赤ちゃんが座りたいときに安全に座れる環境を整えてあげましょう。
お座りができるようになると赤ちゃんの世界は一気に広がり、両手を使った遊びや家族とのコミュニケーションがぐんと豊かになります。

同時に、誤飲や転倒など新たな事故のリスクも出てくる時期。
安全対策をしっかり整えながら、赤ちゃんの「できた!」の瞬間をたくさん一緒に喜んであげてください
育児はうまくいかないこともたくさんあるけれど、赤ちゃんの小さな成長は何ものにも代えがたい喜び。
今日もそんな宝物のような時間を、どうぞめいっぱい楽しんでくださいね。

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