離乳食の味噌汁はいつから?進め方と薄め方完全ガイド

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毎日の離乳食づくりに、少しマンネリを感じていませんか。おかゆや野菜のペーストに慣れてきたら、次のステップとして気になるのが「味噌汁デビュー」。日本の食卓に欠かせない味噌汁は、だしのうま味と具材の栄養がぎゅっと詰まった、赤ちゃんにとって理想的な汁物のひとつです。とはいえ、「いつから始めていいの?」「味噌の塩分は大丈夫?」「どのくらい薄めればいいの?」と、不安や疑問もたくさんありますよね。

この記事では、離乳食の汁物の進め方を月齢別にていねいに解説しながら、味噌汁デビューのタイミングと薄め方のコツを徹底ガイドします。読み終わるころには、安心して赤ちゃんと一緒に味噌汁を楽しめるようになっているはずです。大切なのは「焦らず、薄味で、少しずつ」という3つのポイント。一緒に見ていきましょう。

木のテーブルに並んだ赤ちゃん用の小さな器とだしの入った味噌汁、やわらかな自然光が差し込む明るいキッチン

目次

離乳食の汁物が大切な理由

離乳食における汁物は、単なる「水分補給」以上の役割を持っています。
月齢に合わせて汁物を取り入れることで、赤ちゃんの食事の幅がぐっと広がります。

水分補給とのどごしのよさ

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、固形の食べ物にまだ慣れていません。
汁物はのどごしがよく、ゴックンと飲み込む練習にぴったりです。
だしや野菜の煮汁を取り入れることで、自然に水分を補給しながら、食べる楽しさを覚えていけます。
特に空気が乾燥する季節や、暑い時期の水分補給としても役立ちます。

だしのうま味で味覚を育てる

赤ちゃんの味覚はとても敏感です。
だからこそ、塩や砂糖に頼らない「素材そのものの味」を覚える離乳期は、味覚を育てる絶好のチャンス。
かつおや昆布のだしには、グルタミン酸やイノシン酸といったうま味成分が豊富に含まれており、薄味でも満足感のある食事になります。
だしのうま味に親しんでおくと、将来的に濃い味付けを好まない、健康的な食習慣につながりやすくなります。

味噌汁が栄養補給に役立つ理由

味噌汁の主原料である味噌は、大豆を発酵させた調味料です。
大豆はそのままでは消化吸収されにくいものの、発酵させることで消化しやすくなり、赤ちゃんがごはんだけでは補いきれない栄養を手軽に取り入れられます。
さらに、野菜や豆腐など複数の具材を一度に煮込めるため、忙しい毎日でも栄養バランスを整えやすいのが味噌汁の大きな魅力です。


味噌汁はいつから始められる?

「味噌汁デビューはいつから?」というのは、多くの保護者が抱く疑問です。
結論から言うと、味噌を使った味噌汁は離乳中期以降が目安になります。

明確な決まりはなく赤ちゃんのペースで

実は、赤ちゃんが味噌汁を飲み始めるための厳密な基準はありません。
赤ちゃんが味噌汁を飲み始められる明確な基準はなく、お子様の離乳食の進み方に合わせて少しずつ取り入れていくことが大切です
一般的には生後5〜6か月ごろから離乳食が始まりますが、味噌汁を取り入れるのは離乳食に少し慣れてきた中期(7〜8か月ごろ)からがおすすめです。

味噌を使わない「具だけ」なら初期から

味噌そのものは塩分を含むため初期には使いませんが、味噌を加えない「汁物」であれば離乳食初期から楽しめます。
最初は味噌を使わず、野菜や豆腐などの具材を細かく刻んだものをお湯で煮て柔らかくして与え、繊維質のものはすりつぶすなどして調整します
これが、いわば味噌汁デビューに向けた「準備運動」になります。

すり鉢でやわらかく煮た野菜をすりつぶす保護者の手元、湯気の立つ小鍋がそばに置かれている

味噌を加えるのは「だしに慣れてから」

味噌を使い始めるタイミングの目安は、赤ちゃんがだしの味に慣れてきたころ。
味噌は塩分を含むため、無理に使う必要はありません。
赤ちゃんが調味料なしでもしっかり食べているなら、急いで使わなくても大丈夫です。

味噌は、いつもの離乳食に少し風味の変化をつけたいときの「ちょい足し」程度に考えると気が楽になりますよ。


月齢別・味噌汁の進め方

ここからは、離乳食の時期ごとに味噌汁の進め方を具体的に見ていきましょう。
赤ちゃんの発達には個人差があるので、あくまで目安として参考にしてください。

初期(5〜6か月):だしと具材に慣れる

この時期はまだ味噌を使いません。
野菜や豆腐などの消化によい具材を、やわらかく煮てなめらかにすりつぶして与えます。
最初は出汁を使わずに具材を煮て、慣れてきたらかつおだしや昆布だしで具材を煮るとよいでしょう。「飲ませる」というより「だしや煮汁の風味を体験させる」イメージで進めます。

中期(7〜8か月):上澄みからスタート

離乳中期になると、味噌汁の上澄みを少しずつ取り入れられるようになります。
ただし塩分が多いので、だしの味に慣れてきた頃から始めるのがポイントです
この時期は「味噌汁の上澄みだけ」を与え、味噌は風味づけ程度のごく薄味に仕上げることを意識しましょう。
具材は7〜8mmほどに刻み、しっかりやわらかく煮込みます。

後期(9〜11か月):具も一緒にごく薄味で

離乳後期になると、味噌汁の具も一緒に食べられるようになります。
具材を少し大きめに切って食感を楽しめるようにし、風味づけ程度の薄味に仕上げましょう
手づかみ食べが始まる時期でもあるので、やわらかく煮た野菜を具材にすると、自分で食べる練習にもなります。
後期は離乳食が1日3回に増える時期で、味噌のような調味料もごく少量なら使えるようになってきます。

完了期(1歳〜1歳半):取り分けにチャレンジ

離乳完了期になると、大人の味噌汁から取り分けられるようになります。
ただし、大人のものから取り分ける場合は、大人の2〜3倍に薄めて、具材は細かく切ることが大切です
味付けの目安としては、大人がおいしいと思う味の半分〜少し薄いくらい。
毎食ゼロから作る必要がなくなるので、ぐっとラクになりますよ。


味噌汁の正しい薄め方

味噌汁デビューでもっとも気をつけたいのが「薄め方」です。
赤ちゃんの体に負担をかけないよう、正しい薄め方を覚えておきましょう。

上澄みの薄め方の基本

市町村の離乳食ガイドでも紹介されている上澄みの薄め方は、とてもシンプルです。
中期では味噌汁の上澄み小さじ1を湯小さじ1で薄め、後期に近づくにつれて湯の割合を調整しながら、器に盛った具材に加えます
月齢が上がるにつれて少しずつ濃さを調整していくイメージです。
迷ったときは「より薄く」を選ぶのが安心です。

大人の味噌汁から取り分けるときのコツ

大人の味噌汁から取り分ける場合の鉄則は「必ず倍以上に薄める」こと。
大人の味噌汁などから取り分ける場合は、かならず倍以上に薄めた状態で与えるようにしましょう
たとえば、味噌を入れる前のだしと具材を取り分けておき、赤ちゃん用は薄めの味付けで仕上げる方法もおすすめです。
こうすれば、大人用と赤ちゃん用を一度の調理でまかなえます。

大人用の味噌汁から具材を取り分けて赤ちゃん用の小鉢に移す様子、湯で薄める計量スプーンが添えられている

薄める「目分量」を防ぐ工夫

毎回きっちり計量するのは大変ですが、最初のうちは小さじを使って量を確認するクセをつけると安心です。
慣れてきたら「だし8:味噌汁2」のように自分なりの比率を決めておくと、目分量でも大きくブレません。
「ちょっと味が薄いかな?」と大人が感じるくらいが、赤ちゃんにはちょうどよい濃さです。


塩分の目安と注意点

味噌汁を取り入れるうえで、避けて通れないのが「塩分」の話です。
赤ちゃんの体を守るために、正しい知識を身につけておきましょう。

赤ちゃんの食塩摂取量の目安

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、赤ちゃんの月齢ごとに食塩摂取量の目安が定められています。
生後6〜11か月では1日あたり1.5g未満、1〜2歳では男児3.0g未満・女児3.5g未満が基準とされています
離乳食後期ごろから1回あたりごく少量の塩分を使えるようになり、1歳ごろは1食あたり約0.5gが目安で、これは食塩を二本の指でつまむぐらいの量です

味噌に含まれる塩分を知っておく

味噌は調味料の中でも塩分が比較的多い食品です。
食品成分表によると、米みその淡色辛みそ3gあたりの食塩相当量はおよそ0.37gとされています
後期食の子を例にすると、1食あたりに使える味噌は小さじ4分の1程度が目安になります
うどんやパンなど食材自体にも塩分が含まれるため、味噌汁以外の献立とのバランスも意識することが大切です。

なぜ赤ちゃんは塩分に注意が必要なのか

赤ちゃんの塩分に気をつけたい理由は、内臓の機能がまだ発達途中だからです。
塩分が多すぎると、まだ小さく未熟な腎臓に負荷がかかり、体が水分を求めてむくみを引き起こすことがあります
大人には問題のない塩分量でも、乳幼児にとっては過剰になることがあるため、薄味を徹底することが何よりも大切です。
素材の味やだしを活かすことで、塩分に頼らないおいしさを引き出せます。


おいしいだしの取り方と味噌の選び方

薄味でもおいしい味噌汁の決め手は、なんといっても「だし」と「味噌」。
素材選びにこだわると、赤ちゃんの食いつきがぐっとよくなります。

赤ちゃん向けだしの取り方

離乳食用のだしは、昆布とかつお節を使った基本のだしがおすすめです。
水に昆布を入れて30分ほど置き、弱火で加熱して沸騰直前に取り出します。
沸騰してからかつお節を加え、2分ほど煮たら火を止めてキッチンペーパーでこします

手間に感じるかもしれませんが、慣れればとても簡単です。
だしのうま味は赤ちゃんにこそ味わってほしい、自然のごちそうです。

赤ちゃんに向く味噌の選び方

味噌にはさまざまな種類があります。
米みそ、麦みそ、豆みそ、甘口、辛口、赤みそ、白みそなどがあり、どれも食塩を含んでいます
赤ちゃんには、できるだけシンプルな材料で作られたものがおすすめ。
市販の味噌には酒精やアミノ酸などの添加物が含まれるものもあり、だし入り味噌はうま味が強い反面、赤ちゃんには大豆・米・食塩だけといったシンプルな原材料のものが向いています
パッケージの原材料表示をチェックする習慣をつけると安心です。

だしのまとめ作りと冷凍テク

だしは毎回取るのが大変なので、まとめて作って冷凍しておくのが賢い方法です。
だしはまとめて作り、冷めてから製氷皿の8分目程度まで流し入れ、ふたをして冷凍庫で凍らせると便利です
製氷皿1マスが小さじ数杯分になるので、必要な分だけ取り出して使えます。
忙しい朝でも、凍らせただしがあればすぐに味噌汁が作れますよ。


時短に役立つ冷凍保存と取り分け術

毎日の離乳食づくりを少しでもラクにするために、冷凍保存と取り分けのテクニックを活用しましょう。

味噌の冷凍ストックを作る

味噌を使った下ごしらえも冷凍できます。
味噌を少量のだしや水で溶かし、好きな野菜や豆腐と一緒にブレンダーでなめらかになるまで混ぜ、小分けにして冷凍保存しておくと、いつでも使えて便利です
使うときは必要な分だけ解凍し、温めてから与えましょう。
忙しい日のもう一品として重宝します。

大人の食事から取り分ける段取り

取り分けの基本は「味噌を入れる前に取り出す」こと。
だしで具材を煮たら、赤ちゃん用の分を先に取り分け、残りに大人用の味噌を溶きます。
赤ちゃん用にはごく少量の味噌を別に加えれば、一度の調理で家族みんなの味噌汁が完成します。
取り分けを習慣にすると、調理の手間も洗い物も大幅に減らせます。

具材のバリエーションを楽しむ

味噌汁は具材の組み合わせ次第で無限のバリエーションが楽しめます。
買い置きの野菜や乾物などを2〜4種類組み合わせれば、栄養も彩りも豊かな味噌汁になります
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ほうれん草、豆腐などは赤ちゃんにも食べやすい定番具材。
苦手な食材も、だしと味噌の風味でぐっと食べやすくなることがあります。
いろいろ試して、赤ちゃんのお気に入りを見つけてみてくださいね。


味噌汁デビューでよくある疑問

最後に、味噌汁デビューにまつわるよくある疑問にお答えします。
不安を解消して、楽しく進めていきましょう。

大豆アレルギーが心配なときは?

味噌は大豆から作られるため、大豆アレルギーが気になる方もいるでしょう。
初めて味噌を与えるときは、ほかの新しい食材と同様、平日の日中に少量から試すのが基本です。
万が一体調に変化があった際にすぐ受診できるよう、医療機関が開いている時間帯を選ぶと安心です。
心配な場合は、かかりつけの医師や保健センターの管理栄養士に相談しましょう。

味噌汁を嫌がるときの工夫は?

赤ちゃんが味噌汁を嫌がっても、心配しすぎる必要はありません。
味の好みには波があり、昨日食べたものを今日は嫌がることもよくあります。
具材を変えてみたり、好きな野菜を多めにしたり、とろみをつけて食べやすくするのも一つの手。
無理に食べさせず、また日を改めて試してみましょう。

市販のベビーフードは使っていい?

手作りにこだわりすぎる必要はありません。
市販のベビーフードの味噌汁や、だしパックを上手に活用するのも賢い選択です。
市販の離乳食は塩分が控えめに調整されているものが多く、外出時や忙しいときの強い味方になります。
手作りと市販を上手に組み合わせて、無理なく続けることが何より大切です。


まとめ

離乳食の味噌汁デビューは、赤ちゃんの食の世界を大きく広げてくれる、わくわくするステップです。
最後に、大切なポイントをおさらいしましょう。
味噌を使う味噌汁は離乳中期(7〜8か月ごろ)から、だしの味に慣れてきたら上澄みを少しずつ取り入れるのが基本です。
大人の味噌汁から取り分けるときは必ず倍以上に薄め、月齢に合わせて濃さを調整することを忘れないでください。

塩分の目安を意識しながら、昆布やかつおのだしのうま味を活かせば、薄味でも赤ちゃんが満足できるおいしい味噌汁が作れます。
だしや味噌をまとめて冷凍したり、大人の食事から取り分けたりする工夫で、毎日の負担もぐっと軽くなります。
完璧を目指さず、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ進めていけば大丈夫。
だしの香り立つあたたかい味噌汁を囲む食卓が、赤ちゃんにとっても家族にとっても、かけがえのない楽しい時間になりますように。

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