離乳食しらすの塩抜き完全ガイド | 月齢別レシピ

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「しらすって離乳食にそのまま使っていいの?」「塩抜きって本当に必要?」初めての離乳食でしらすに挑戦するとき、多くのママ・パパがふと立ち止まる疑問ですよね。骨ごと食べられて柔らかく、カルシウムもたっぷりのしらすは、赤ちゃんのお魚デビューにぴったりの優秀食材。でも、市販のしらすにはしっかり塩分が含まれているため、ひと手間が欠かせません。

この記事では、しらすの塩抜きが必要な理由から、鍋・熱湯・電子レンジを使った3つの塩抜き方法、月齢別の量と食べさせ方、忙しい毎日に役立つ冷凍保存のコツまで、まるごと網羅しました。読み終わるころには、しらすを使った離乳食作りがちょっと楽しみになっているはずです。

白い小皿に盛られた釜揚げしらすと、離乳食用の小さなすり鉢が並ぶ明るいキッチンのテーブル

しらすはいつから食べられる?

しらすはイワシなどの稚魚を塩ゆでした食材で、身がとても柔らかいのが特徴です。
しらすは離乳食初期(生後5〜6か月頃)から赤ちゃんに与えることができます。
骨や皮を取り除く必要がなく、そのまま丸ごと使えるため、忙しい家庭でも手軽に取り入れられるお魚として人気です。

お魚デビューにぴったりな理由

イワシの稚魚であるしらすは身がやわらかく、魚の中でも赤ちゃんが食べやすい部類です。
たんぱく源としても優秀で、すりつぶしたりお湯でのばしたりすればなめらかになるので、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんでも無理なく食べられます。
鯛や鮭などの切り身魚に比べて下処理の手間が少ないのも、最初のお魚に選ばれる大きな理由です。

釜揚げしらすとちりめんじゃこの違い

しらすは乾燥具合によって呼び名が変わります。
離乳食には水分が多くて柔らかい「釜揚げしらす」や「しらす干し」が向いています。
一方で、乾燥がしっかり進んだちりめんじゃこは硬く塩分も高いため、離乳食には向きません。
パッケージの表示をよく確認し、できるだけ柔らかいタイプを選びましょう。


塩抜きが必要な理由とは

しらすが離乳食に向いている食材だとわかっても、気になるのが塩分です。
なぜ塩抜きが必要なのか、その理由をきちんと理解しておくと、毎日の調理にも納得感が出てきますよ。

赤ちゃんの体への負担を減らす

市販のしらすは製造工程で塩ゆでされており、塩分を多く含むため、赤ちゃんの腎臓に負担がかからないよう丁寧な塩抜きが大切です。
赤ちゃんの内臓はまだ発達の途中で、大人と同じように塩分を処理する力が十分ではありません。
だからこそ、余分な塩分を取り除いてあげることが何より大切なのです。

薄味で育てる味覚の土台づくり

塩抜きには、赤ちゃんの味覚を育てるという大切な意味もあります。
乳幼児期に身につけた味覚はその後の食生活に影響し、塩味はすぐに慣れて濃い味を好むようになるため、薄い味に慣れることはとても大切です。
離乳食の時期は、素材そのものの味を楽しむ絶好のチャンス。
しらすの自然なうまみを活かすためにも、最初はしっかり塩を抜いてあげましょう。

どのくらいの塩分が含まれている?

具体的な数字も見てみましょう。
釜揚げしらすの塩分量は100gあたり約2.0gで、離乳食・幼児食で使うのは1食につき大さじ1程度、その塩分量は約0.1gです。
少量とはいえ、赤ちゃんにとっては決して軽視できない量。
生後5〜8か月の離乳食初期では1食あたりの塩分の目安は0.1g、生後9〜11か月の後期で0.1〜0.3g程度とされており、離乳食にはあえて味をつける必要はありません。

茶こしに入れたしらすに熱湯を回しかけている手元のクローズアップ、湯気が立っている様子


しらすの塩抜き3つの方法

塩抜きの方法は大きく分けて3つ。
それぞれにメリットがあるので、家庭の状況や使う量に合わせて使い分けるのがおすすめです。
どれも難しい手順はなく、数分でできるものばかりですよ。

熱湯をかける方法(少量向き)

もっとも手軽なのが、熱湯を回しかける方法です。
茶こしやザルにしらすを入れ、熱湯を回しかけることで余分な塩分を取り除けます。
この方法では約40%の塩分を抜くことができます。
使う量が少ないときにぴったりで、洗い物も少なくて済むのが嬉しいポイントです。
耐熱ボウルにしらすを入れ、熱湯を適量注いで2分ほど置く方法も簡単で確実です。

鍋で茹でる方法(しっかり塩抜き)

より念入りに塩を抜きたいときは、鍋で茹でる方法を選びましょう。
小鍋にしらすを入れて1分ほど茹でると、しっかり塩抜きができます。
初期のうちはこの方法で柔らかく仕上げてから裏ごしすると、なめらかなペーストが作りやすくなります。
茹でこぼし(茹でた湯を捨てること)をしてから裏ごしやみじん切りにするのが基本の流れです。

電子レンジを使う時短ワザ

忙しい朝には電子レンジも頼りになります。
耐熱容器にしらすとかぶるくらいの水を入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で約1分加熱すれば塩抜きできます。
火を使わず洗い物も少ないので、ワンオペ育児の強い味方。
加熱後は熱くなっているので、必ず粗熱を取ってから赤ちゃんに与えてください。

なお、塩抜きにはうれしい副効果もあります。
お湯をかけたり茹でたりすることで、しらす特有の生臭みもやわらげることができます。
赤ちゃんが食べやすくなるので、ぜひ丁寧に行いましょう。


塩抜きはいつまで必要?

「赤ちゃんが大きくなっても、ずっと塩抜きしないといけないの?」という疑問もよく聞かれます。
結論から言うと、塩抜きが必要な期間には目安があります。

離乳食完了期までが目安

しらすの塩抜きは、生後12〜18か月の離乳食完了期までは行うのが基本です。
離乳食の期間は素材本来の味を楽しむことが大切な時期。
特に調味料をほとんど使わない初期・中期は、しらすに含まれる塩分をしっかり取り除いてあげましょう。

後期以降は調味料がわりに使う工夫も

月齢が進むと、塩抜きの考え方に少し柔軟さが出てきます。
生後9〜11か月ごろの後期以降、赤ちゃんが薄味の離乳食を食べてくれなくなった場合は、あえて塩抜きをせずにしらすの塩味を調味料がわりに利用するのもおすすめです。
完了期にはしらすの塩味を味付けととらえてもよく、その場合はほかの塩分を減らして調整します。
ただし塩味を活かす場合でも、ほかの食材で塩分を足しすぎないよう全体のバランスに必ず気を配りましょう。


月齢別の量と食べさせ方

しらすは月齢によって、与える量も切り方も変わってきます。
赤ちゃんの成長に合わせて、無理のない形で取り入れていきましょう。
なお、量の目安は厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」に準拠した魚・肉の目安量をもとにしています。

月齢別に形状の異なるしらす離乳食を並べた写真、左からペースト・みじん切り・粗みじん・そのまま

初期(5〜6か月)はなめらかペースト

離乳食初期は、とにかくなめらかに仕上げるのがポイント。
骨や皮を取り除く必要なく使えるしらすは、初期には裏ごしするかすり鉢ですり潰してから与えましょう。
はじめは5g程度の少量から始め、だし汁でのばしたりお粥に混ぜたりすると食べやすくなります。
水やお湯でゆるめてトロトロにしてあげると、ごっくんしやすくなります。

中期(7〜8か月)は粗みじんに

もぐもぐ期に入ったら、形を少し残していきます。
中期はお湯につけてしっかり塩抜きをし、そのままだと食べにくそうであれば粗く刻んで与えましょう。
豆腐や野菜のペーストと混ぜると、なめらかさが加わって食べやすくなります。
舌でつぶせる柔らかさを意識して調理するのがコツです。

後期(9〜11か月)はそのままでもOK

かみかみ期になると、しらすの扱いはぐっとラクになります。
後期は茶こしなどに入れてお湯をかけて塩抜きをし、やわらかければそのままでも構いません。
ごはんにのせたり、野菜と一緒におやきにしたりと、レパートリーも広がります。
手づかみ食べの練習にもぴったりの時期です。

完了期(12〜18か月)は手づかみメニューに

完了期はしらすの塩味を味付けととらえてもよく、混ぜごはんなどにぴったりです。
おにぎりやおやき、チャーハン風メニューなど、家族の食事に近い形で取り入れられるようになります。
それ以外の場合はお湯をかけて軽く塩抜きをしてから使いましょう。


しらすの栄養と注意点

塩抜きの手間をかけてでも食べさせたい、しらすの魅力。
それは何といっても豊富な栄養にあります。
一方で、与えるうえで知っておきたい注意点もあります。

カルシウムとビタミンDが豊富

カタクチイワシの稚魚であるしらすには、100gあたり牛乳約2本分のカルシウムが含まれています。
さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富に含まれており、骨や歯の成長が著しい赤ちゃんにとって理想的な組み合わせです。
特に母乳の赤ちゃんはビタミンD不足が国際的にも課題となっているため、しらすから補給できるのは大きなメリットです。
たんぱく質も多く、まさに栄養の宝庫といえます。

鉄分は不足しがちなので組み合わせを

栄養満点のしらすですが、万能ではありません。
しらすには鉄分がほとんど含まれないため、鉄分不足を防ぐには赤身肉やほうれん草など別の食材で上手に補うのが安心です。
しらすだけに頼らず、いろいろな食材と組み合わせてあげることが、バランスの良い離乳食につながります。

アレルギーは少量・午前中から

初めての食材には、いつも慎重さが必要です。
魚類に対するアレルギーの可能性があるため、初めて与えるときは少量から、午前中に与えるのが安心です。
また、しらすはエビやカニをエサとしているため、甲殻類アレルギーがある場合には注意が必要です。
食べた後に発疹や体調の変化が見られた場合は、すぐに与えるのをやめて医療機関に相談してください。


冷凍保存で離乳食をラクに

毎回少量のしらすを塩抜きするのは大変ですよね。
そんなときの強い味方が冷凍保存です。
まとめて下処理して冷凍しておけば、忙しい日もサッと使えて時短になります。

冷凍保存の手順

塩抜きしたしらすは、1食分ずつ小分けにして冷凍するのが基本です。
初期のペーストは粗熱がとれたら数等分し、製氷皿に入れてふたをして冷凍すれば1週間程度保存できます。
ふた付きの製氷皿がない場合は製氷皿にラップをして冷凍し、凍ったら中身だけ冷凍用保存袋に移すと、ニオイ移りや酸化を防げます。
使う分だけ取り出せるので、ムダがありません。

解凍はしっかり加熱が鉄則

冷凍したしらすを使うときは、加熱をしっかり行いましょう。
解凍は電子レンジや湯せんでしっかり加熱するのが安心です。
一度解凍したものを再冷凍するのは衛生面でおすすめできないので避けてください。
食べさせる前には必ず温度を確認し、熱すぎないよう冷ましてから与えましょう。

保存期間の目安

冷凍とはいえ、保存期間には限りがあります。
離乳食用に小分けした塩抜きしらすは、おおむね1週間以内に使い切るのが目安です。
塩抜きしたしらすは通常の釜揚げしらすよりも消費期限が短くなる点にも注意しましょう。
保存袋に日付を書いておくと、使い忘れを防げて便利ですよ。


まとめ

しらすは離乳食初期から使える、カルシウムやビタミンD、たんぱく質たっぷりの頼れる食材です。
市販のしらすには塩分が含まれているため、赤ちゃんの体の負担を減らし、薄味の味覚を育てるためにも塩抜きが欠かせません。
塩抜きは、熱湯をかける・鍋で茹でる・電子レンジを使うの3つの方法から、量や状況に合わせて選べばOK。
完了期までを目安に行い、後期以降は塩味を活かす工夫も取り入れられます。

月齢に合わせてペースト→粗みじん→そのままへと形を変え、鉄分の多い食材と組み合わせれば、栄養バランスもばっちり。
まとめて塩抜きして冷凍しておけば、忙しい毎日もぐっとラクになります。
ひと手間を惜しまず、赤ちゃんの「おいしい!」の笑顔を引き出しながら、しらすを使った離乳食作りを楽しんでくださいね。
なお、アレルギーや体調に不安があるときは、自己判断せず必ずかかりつけの医師や専門家に相談しましょう。

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