赤ちゃんの手押し車はいつから?歩く練習の効果と選び方

赤ちゃんの手押し車はいつから?歩く練習の効果と選び方
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「そろそろ歩く練習を始めたいけど、手押し車っていつから使えるの?」「歩行器とどっちがいいの?」・・・つかまり立ちを始めた我が子を見ていると、こんな疑問がわいてきますよね。カタカタと音を鳴らしながら押して歩く手押し車は、赤ちゃんの「あんよ」を応援してくれる定番の育児アイテムです。

ただ、赤ちゃんの発達には大きな個人差があるので、「うちの子はまだ早い?」「もう遅い?」と迷ってしまう親御さんも多いはず。この記事では、手押し車を使い始める時期の目安から、歩く練習に役立つ効果、歩行器との違い、そして失敗しない選び方まで、まるごと分かりやすくお伝えします。読み終わる頃には、我が子にぴったりのタイミングと1台がきっと見つかりますよ。

木製の手押し車につかまって笑顔で立っている生後10ヶ月ごろの赤ちゃんと、そばで見守る母親

手押し車はいつから使える?時期の目安

まず気になるのが「何ヶ月から使えるの?」という点ですよね。
結論からお伝えすると、明確に「◯ヶ月から」と決まっているわけではなく、赤ちゃんの発達段階に合わせて判断するのがポイントです。

つかまり立ち・伝い歩きが始まる頃が目安

一般的な目安として、つかまり立ちや伝い歩きができるようになる生後8〜11ヶ月頃が使い始めのタイミングとされています。
個人差はありますが、一般的に手押し車は、つかまり立ちを始める生後8〜11ヶ月頃から使うことができ、この時期に手押し車があると、赤ちゃんの足腰を鍛えることで歩行の準備ができます。

また別の情報では、手押し車を使用し始めるのは、伝い歩きを始める生後9ヶ月から1歳頃が目安で、子ども用のいすやおもちゃの箱などを押して歩こうとするようになってきたら、手押し車の出番とされています。
身近なものを押して歩こうとするしぐさは、手押し車デビューの分かりやすいサインです。

早い子は8ヶ月、遅い子は1歳半頃まで

発達のスピードには本当に大きな幅があります。
赤ちゃんの発達段階によって異なりますが、早い子だと8ヶ月頃から、遅い子でも1歳半頃までには使えるようになり、具体的な目安はつかまり立ちや伝い歩きができるようになる頃です。
周りの子と比べて焦る必要はまったくありません。

先輩ママ・パパの実際の声を見ても、生後8ヶ月頃〜1歳頃までに手押し車を使わせ始めた方が多く、つかまり立ちや伝い歩きが上手になってきてから使用し始めるケースが多いという傾向があります。
月齢だけにとらわれず、我が子の「立ちたい」「動きたい」という気持ちのタイミングを大切にしてあげましょう。

遊べる合図(サイン)を見逃さないで

手押し車デビューのベストタイミングを見極めるには、赤ちゃんの様子をよく観察することが一番です。
つかまり立ちをして、その場で足を動かしてステップを踏むようになったら、手押し車で遊べるサインといわれています。

大切なのは、無理強いをしないこと。
これはあくまでも目安であり、無理に使わせる必要はなく、赤ちゃんが自分から手押し車に興味を示し、つかまって立ち上がろうとしたら遊ばせてみるのがおすすめです。
赤ちゃんのペースを尊重してあげてくださいね。


手押し車が歩く練習に役立つ効果

「ただのおもちゃでしょ?」と思われがちですが、手押し車には赤ちゃんの成長を後押しするうれしい効果がたくさんあります。
ここでは代表的なものをご紹介します。

足腰の筋力とバランス感覚を育てる

手押し車を押して歩くという動作は、それ自体が全身運動になります。
手押し車を押して歩くことで筋力トレーニングに繋がるメリットがあり、寝そべっていた時とは全く違う目線に立つことで、赤ちゃんに新しい世界を見せることができます。

さらに、手押し車に掴まる際、立ったりしゃがんだりという運動をすることで下半身の筋力強化にもつながり、押して歩くことでバランス感覚が養われたり、体幹が鍛えられたりと、楽しく運動しながら体力アップできます。
遊びながら自然と体づくりができるのが、手押し車の大きな魅力です。

「歩く楽しさ」と好奇心を刺激する

なかなか一歩が出ない赤ちゃんにとって、手押し車は「歩くって楽しい!」と気づくきっかけになります。
自分で進む感覚が身につき、いつもと違う視点から世界を見ることで、赤ちゃんの好奇心を刺激します。

保育の現場でも、その効果は実感されているようです。
なかなか1歩が出ないお子さんに手押し車を使わせると、とてもいい笑顔で歩き始め、視界が広がり自分で動けるのが嬉しいという声があります。
自分の力で移動できる喜びは、赤ちゃんの「やってみたい」という意欲をぐんぐん育ててくれますよ。

リビングのプレイマットの上で手押し車を押しながら初めての一歩を踏み出す赤ちゃんと拍手する家族

手押し車は「きっかけ作り」と考えよう

ここで大切な視点をひとつ。
手押し車を押すことが、そのまま上手な歩行に直結するわけではない、という考え方もあります。
作業療法士など専門家の見解では、手押し車で歩くことがそのまま歩行の上達に直結するわけではないとされています。

とはいえ、それは決してマイナスではありません。
歩くことにあまり興味がなかった赤ちゃんが、手押し車を通じて歩く楽しさに気づくという大きな価値があります。
何かを押しながら歩くという経験は歩く以外の場面にも生きてくるので、楽しい遊びの一つとして取り入れるのがおすすめの向き合い方です。「歩行訓練の道具」ではなく「歩きたくなるきっかけ」として、気楽に楽しみましょう。


手押し車と歩行器の違いを比較

手押し車とよく比べられるのが「歩行器」です。
似ているようで役割が異なるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

体重の支え方と使う時期が違う

まず大きな違いは、赤ちゃんの体重の支え方です。
歩行器は赤ちゃんの体をシートで支えるため、自分でバランスを取る必要がありません。
一方、手押し車は体重がしっかりかかるため、歩行器よりも自力で歩く感覚がわかりやすいのが特徴です。

使い始める時期にも差があります。
歩行器は腰がすわる生後7〜8ヶ月頃から使えるのに対し、手押し車は歩行器と同時期の子に使われるおもちゃの一つだが、実は歩行器よりも少し成長した子に向いているおもちゃです。
つかまり立ちが始まってからが手押し車の出番、と覚えておくとよいでしょう。

発達面ではどちらがおすすめ?

発達への影響という点では、手押し車に軍配が上がるという意見が多く見られます。
歩行器と比べると、手押し車は足腰の発達を妨げる心配がない・股関節への負担がかからないなどのメリットもあります。

歩行器は長時間・長期間の使用に注意が必要とされ、本来ハイハイやつかまり立ちで身につくはずの筋肉が育ちにくくなる恐れがあると指摘されています。
実際に、長期間にわたり使い続けると、本来ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きなど自らの力で付くはずの筋肉が付かないため、体の発達に影響を与える恐れがあるといわれ、歩行器に頼った歩き方に慣れ過ぎないよう使用時間に注意する必要があります。

正しく使えばどちらも育児の味方

ただし、歩行器が絶対にダメというわけではありません。
使い方さえ守れば、忙しい育児をサポートしてくれる便利なアイテムでもあります。
歩行器のメリットとしては、赤ちゃんが機嫌よく一人遊びしてくれる間に、目の届く範囲で家事を済ませられる点が挙げられます。

「どちらを買うか」で迷ったら、発達面での安心感から手押し車を選ぶ家庭が多いのが実情です。
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、ご家庭のライフスタイルとお子さんに合ったものを選んであげてくださいね。


手押し車の失敗しない選び方

いざ選ぶとなると、種類が多くて迷ってしまいますよね。
ここでは、後悔しないためのチェックポイントを整理してお伝えします。

安全性はSTマークで確認

何よりも優先したいのが安全性です。
赤ちゃんが直接触れるものなので、しっかり確認しましょう。
手押し車は赤ちゃんが直接触れるものなので安全性が何より大切で、角には面取り加工が施されているか、指や手が挟まれない設計になっているかをチェックし、車輪にゴムが付いていると床を傷つけにくく音も静かです。

安全の目印になるのが「STマーク」です。
STマークは日本玩具協会が設けた「厳しい安全基準をクリアした玩具」の証拠で、STマークが付いた製品であれば、万が一怪我や事故が発生した場合にも補償を受けられます。
海外製の場合はASTMやCEといった安全基準マークも確認の目安になります。

安定感を左右する「重さ」に注目

意外と見落としがちなのが本体の重さです。
歩き始めたばかりの赤ちゃんは、手押し車に体重を大きく預けます。
そのため、軽すぎるものは危険なことも。

まだうまく歩けない赤ちゃんには、重めのしっかりしたタイプを選びましょう。
軽いものだと前が浮いて転んでしまう危険があります。

実際、まだうまく歩けないお子さんは体重を手押し車に預けて歩こうとするので重めのしっかりしたタイプを選び、軽いものにすると前が浮いて転んでしまうと指摘されています。
安定感は転倒防止に直結する重要なポイントです。

長く使える機能性もチェック

手押し車として遊ぶ期間は意外と短いもの。
だからこそ、成長後も活躍する多機能タイプがおすすめです。
座ったまま使える知育玩具付きや、乗るおもちゃとしても使えるタイプの手押し車であれば、歩き始める前後も含めた長い期間利用でき、デザイン性の高いおしゃれなタイプなら使わなくなった後もおもちゃ入れやインテリアとして置くことが可能です。

購入の際は、「発達状況・期間」「不要になった後の取扱い」も考慮することが大切です。
長く付き合えるかどうかを見据えて選ぶと、満足度がぐっと高まりますよ。


木製とプラスチック製どっちがいい?

手押し車は大きく分けて木製とプラスチック製の2種類があります。
それぞれに良さがあるので、目的に合わせて選びましょう。

安定感とおしゃれさなら木製

インテリアにもなじむナチュラルな見た目が人気の木製。
安定性を重視する人は木製がおすすめで、重さがあり安定しやすいうえシンプルなつくりが多いので歩行練習に向いており、滑りにくい素材なので伝い歩きをはじめた赤ちゃんの転倒リスクを抑えられるのがポイントです。

また、小さい子どもは何でも口に入れたりなめたりしてしまうため、なめてしまってもよいように無塗装の白木を素材としているものを選ぶとよく、日本製のものや無塗装無着色の天然木を使用しているもの、防腐剤や防虫剤を一切使用していない手押し車もあるので、口に入れがちな赤ちゃんにも安心です。

ナチュラルな木製手押し車とカラフルなプラスチック製手押し車を並べて比較している様子

機能性とデザインの豊富さならプラスチック製

キャラクターものや音が鳴るタイプが充実しているのがプラスチック製です。
機能やデザインの豊富さを求めるならプラスチック製がおすすめで、木製に比べて種類が多く、おもちゃ付きや乗れるものなど付属機能が多く、デザインもキャラクターものや車型など豊富で子どもの好みに合わせやすいのが魅力です。

音が出るタイプは赤ちゃんの好奇心を刺激してくれますが、選ぶときは注意点も。
音が大きいと近所迷惑になったりパパ・ママがうるさいと感じたりする可能性もあるため、OFFにできるか、もしくは音量調節できるかを確認しておくと安心です。

マンションなら床対策も忘れずに

集合住宅にお住まいの方は、音や床への配慮も大切です。
手押し車を利用する際は、床の傷防止・音の響きを抑える工夫として、カーペットやクッション材を敷くなどの工夫が必要です。
ゴム付きのタイヤを選んだり、プレイマットを敷いたりすることで、階下への騒音や床の傷を大きく減らせます。


手押し車を安全に使う注意点

楽しく遊ばせるためにも、安全面の注意点はしっかり押さえておきましょう。
ちょっとした配慮でヒヤリを防げます。

必ず大人が付き添って見守る

手押し車で遊ばせるときは、目を離さないことが鉄則です。
手押し車で遊ばせるときは赤ちゃんから目を離さないようにし、段の近くや段差のあるところでは使用を避け、必ずママ・パパが付き添うようにしましょう。
また、手押し車は歩行練習のためのものなので、長時間使わせ過ぎないことも大切です。

特につかまり立ちを始めたばかりの時期は要注意です。
手押し車はつかまり立ちのサポートにもなるが、ハンドル部分に体重をかけた場合にバランスが崩れる可能性があり、つかまり立ちができるようになったばかりの赤ちゃんが使用する時は特に注意して見守る必要があります。

転倒・衝突を防ぐ環境づくり

安全に遊ぶには、遊ばせる場所の環境づくりも欠かせません。
狭いスペースや家具が多い部屋では衝突事故が起こりやすいため、広くて段差のない場所で遊ばせましょう。

手押し車は前に進むことをサポートする一方で転倒や衝突のリスクも伴い、赤ちゃんが勢いよく押すとバランスを崩して転んだり、狭いスペースや家具の多い部屋では衝突事故が起こりやすくなるため、広いスペースで使う・段差のない場所で遊ばせるといった工夫が必要です。
安心して遊べるスペースを確保してあげてくださいね。

使いすぎには気をつけて

「たくさん使えば早く歩けるようになる」というわけではありません。
むしろ頼りすぎには注意が必要です。
手押し車に頼りすぎると自力で立ち上がったり歩いたりする機会が減り、筋力が十分に発達せず歩行のバランス感覚や持久力が弱くなることがあるため、使う時間を適度に制限し、自力で歩く練習も積極的に取り入れることが大切です。

ハイハイやつかまり立ちも、赤ちゃんにとっては大切な筋力トレーニングです。
手押し車はあくまで遊びの一つとして、バランスよく取り入れるのが理想的です。


買うかレンタルか?賢い入手方法

使用期間が限られる手押し車。「買うべきか、借りるべきか」と悩む方も多いでしょう。
それぞれのメリットを見ていきます。

使用期間の短さがカギ

手押し車を歩行補助として使う期間は、実はそれほど長くありません。
手押し車はつかまり立ちを始めてから数ヶ月使うのが一般的で、比較的短い期間しか使用しないのが実情です。

卒業のタイミングについては、手押し車を卒業するタイミングは1歳3ヶ月頃が目安で、一人で上手に歩けるようになると興味を示さなくなるとされています。
乗用機能や知育機能付きなら、卒業後も長く遊べるので、コスパを重視するなら多機能タイプが狙い目です。

レンタルという選択肢も

「短期間しか使わないなら購入はもったいない」と感じる方には、レンタルも有力な選択肢です。
新品を購入すると1万円前後かかることが多いが、レンタルなら月額数千円程度で済み、赤ちゃんの好みに合わない可能性もあるため購入して使わなくなるよりレンタルして試すのがおすすめで、自宅のスペースを圧迫せずに済むというメリットがあります。

おもちゃのサブスクサービスを使えば、気に入らなければ別のものに交換できるのも魅力です。
次々と増える赤ちゃん用品の収納に困りたくない方にもぴったりですね。

お下がりや店頭での試用もおすすめ

先輩ママ・パパの体験談も参考になります。
購入場所については、赤ちゃん用品が揃う店舗などで実際に手に取って購入したというママ・パパが最も多く、次いで兄弟や親戚のお下がりをもらった方、ネット通販で購入した方の順という結果が出ています。

特に身長が小さめの赤ちゃんの場合は、実際に触って高さを確認するのがおすすめです。
ハンドルの高さが調節できるタイプなら、成長に合わせて長く使えるので、店頭でチェックしてみるとよいでしょう。


まとめ:我が子のペースで楽しもう

ここまで、赤ちゃんの手押し車について時期の目安から選び方までお伝えしてきました。
最後にポイントを振り返りましょう。

手押し車はつかまり立ちや伝い歩きが始まる生後8〜11ヶ月頃が使い始めの目安ですが、発達には大きな個人差があるので月齢はあくまで参考程度に。
赤ちゃんが自分から興味を示し、立ち上がろうとするサインを大切にしてあげてください。
歩く練習の効果としては、足腰の筋力やバランス感覚を育て、何より「歩く楽しさ」を教えてくれるのが最大の魅力です。

選ぶときはSTマークなどの安全性、転倒しにくい安定感のある重さ、長く使える機能性の3つをチェック。
歩行器と比べると発達への負担が少ない点でも安心です。
ただし使いすぎには注意し、必ず大人が付き添って、広く段差のない場所で遊ばせましょう。

手押し車を押しながら一生懸命あんよする姿は、今しか見られない愛おしい瞬間です。
上手に歩けるかどうかよりも、親子で「できた!」を喜び合う時間そのものが宝物になります。
ぜひ我が子のペースを尊重しながら、成長の一歩一歩を一緒に楽しんでくださいね。

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