「石川県で子育てをするなら、どの街を選べば良いのだろう」・・・そんな風に悩んでいませんか。北陸新幹線の開業以来、石川県は移住先としても注目を集めていますが、実は子育て支援の手厚さでも全国トップクラスの実力を持っています。
0歳から3歳という、赤ちゃんの成長がもっとも目まぐるしい時期。この大切な時期を安心して過ごせる街選びは、パパママにとって人生の大きな決断のひとつです。この記事では、石川県内で実際に子育て支援が充実している7つのエリアを、医療費助成・保育環境・住宅支援・地域の雰囲気まで徹底比較しました。
金沢市はもちろん、住みここちランキングで常に上位に輝く野々市市や白山市、待機児童ゼロを誇る能美市など、それぞれの街の魅力を余すことなくお伝えします。読み終える頃には、きっとあなたの家族にぴったりの街が見えてくるはずです。
石川県が子育てしやすいと言われる理由
石川県は全国的に見ても、子育て世代から高い評価を受けている県のひとつです。
まずはその理由を押さえておきましょう。
待機児童ゼロと手厚い医療費助成
石川県内の多くの市町では待機児童ゼロを達成しており、保活で疲弊するリスクが低いのが大きな魅力です。
さらに石川県は県内全19市町が18歳年度末まで医療費助成を実施しており、通院・入院の自己負担も所得制限もない完全無料の自治体が複数あります。
子どもは急な発熱や怪我がつきものですから、医療費の心配なく受診できる環境は本当にありがたいものです。
共働きしやすい環境と高い持ち家率
石川県では早くから保育所の整備や、数々の先進的な取り組みを推進しており、全国的に子育て支援の進んでいる自治体です。
充実した子育て支援がある石川県では、全国的に見ても夫婦で働く割合が高く、女性にとっても働きやすい環境となっています。
共働きでもワンオペになりにくい土壌があるのは、日々の育児において精神的な支えになるはずです。

金沢市|利便性と伝統文化が調和する街
石川県の県庁所在地であり、育児世帯の多くが最初に候補に挙げるのが金沢市です。
物価高対応の独自給付や住宅支援
金沢市は国の制度に上乗せする形で独自支援を展開しています。
実際に国の子育て応援手当2万円に、市独自で1万円を加算し、児童1人当たり3万円を支給すると発表しました。
こうした機動的な対応力は、大都市ならではの強みと言えるでしょう。
また住宅面でも、東京23区から移住をして、金沢市内に就業・テレワーク・起業等をした方が対象になる金沢移住支援金や、まちなかへの住宅取得に対する奨励金制度が用意されています。
中心部への住み替えで最大200万円規模の補助が受けられるケースもあるため、住まい探しの際にはぜひ確認してみてください。
給食費無償化など教育面での後押し
2026年度には小学校給食費が4月から無償化され、国の交付金に上乗せする形で食材費高騰分の超過分を市が公費負担する方針が示されています。
教育・生活両面でのサポートが厚く、都市機能と子育て環境のバランスが取れた街だと言えるでしょう。
兼六園や近江町市場など、休日に親子で楽しめるスポットが多いのも金沢市ならではの魅力です。
野々市市|住みここち評価が高い若い街
野々市市は石川県内で長年住みここちランキング上位の常連であり、子育て世代からの支持が非常に厚い自治体です。
人口増加率トップクラスの活気ある街
2020年の国勢調査によると、人口の増加率が石川県で第1位となり、15歳〜64歳の生産年齢人口も石川県内で第1位という結果です。
若者や子育て世代を中心に人口が増えている、活気のある元気なまちです。
県下一のコンパクトな市域に多くの公園や、児童館、商業施設、医療機関が立ち並んでいます。
金沢市に隣接するベッドタウンでありながら、独自の賑わいを持つ街として発展を続けています。
マイ保育園登録制度やファミリー・サポート
育児相談・一時預かりの無料サービスが受けられる「マイ保育園登録制度」や、0歳〜18歳までの医療費無償化、多子世帯で商業割引が受けられる「プレミアム・パスポート」など、子育て世帯向けの制度が充実しています。
さらに地域で子育てに関する援助を受けたい方と、子育て援助をおこないたい方が会員となる野々市市ファミリーサポートセンター事業も展開されており、地域ぐるみで子育てを支える体制が整っています。
コンパクトな市域に生活施設が集約されている点も、小さな子どもを連れての移動が多いパパママには嬉しいポイントです。

白山市|自然と利便性を両立するエリア
県内一の広さを誇る白山市は、日本三霊山のひとつ「白山」を有する自然豊かな街でありながら、金沢市への通勤・通学も便利な立地が魅力です。
第2子以降の保育料無償化
白山市の子育て支援担当者によれば、住宅取得補助や18歳まで医療費無料、第2子以降保育料の無償化など、移住者が安心して新生活を送るためのサポートが充実しているとのことです。
子どもが2人以上いる家庭にとっては、家計への負担軽減効果が非常に大きい制度と言えるでしょう。
大自然に触れられる子育て環境
白山連峰や高山植物、豊かな原生林、美しき雪渓に満天の星空など、大自然に触れられる環境が整っているのも白山市の大きな魅力です。
都会的な便利さだけでなく、自然の中でのびのびと子どもを育てたいと考える家庭には特におすすめのエリアです。
2024年には全天候型の屋内施設もオープンし、天候を気にせず親子で楽しめるスポットも増えています。
能美市|待機児童ゼロの手厚い保育環境
県南部に位置する能美市は、ものづくり産業が盛んな街でありながら、子育て支援の充実度でも注目を集めています。
3歳児以上は就労状況を問わず受け入れ
能美市では待機児童数がゼロを達成しており、3歳児以上は保護者が働いているかどうかにかかわらず受け入れています。
市内には15の保育園や10の児童館があり、施設の更新も順次進められています。
新しくきれいな園舎で子どもを預けられる安心感は、日々の共働き生活を支える大きな力になるはずです。
産前産後ケアから子育て応援弁当まで
能美市の子育て支援はきめ細やかで、産前・産後の子育て応援ヘルパーや産後お泊りケア、産後日中ケア、訪問型産後ケア、子育て応援弁当の配達といったサービスが用意されています。
出産直後の体力が回復しきらない時期に、食事のサポートまで受けられるのは非常に心強い制度です。
祖父母向けの「孫まご教室」など、家族全体で育児をサポートする視点も特徴的です。

かほく市|通勤利便性と海の恵みが自慢
金沢市の北に隣接するかほく市も、子育て世帯からの人気が高い街のひとつです。
通勤時間の短さと生活コストのバランス
総務省の住宅・土地統計調査によると、かほく市は通勤時間30分未満の割合において全国10位という結果が出ています。
金沢市への通勤・通学がしやすいうえに、地価や家賃は金沢市中心部よりも抑えられる傾向にあるため、「働く場所は金沢、暮らす場所はかほく」というライフスタイルを実現しやすい街です。
日本海の幸と穏やかな暮らし
西側に日本海を望むかほく市は、飲食店やショッピングモールも充実しており、生活利便性の高さも魅力です。
海の幸に恵まれた土地柄で、子どもの食育という観点からも豊かな食体験ができる環境が整っています。
小松市|ものづくりと空の便が魅力の街
石川県南部の小松市は、小松空港を擁し県外・国内外へのアクセスが良い点も特徴です。
幸福度ランキングで上位を獲得
昨年2位から順位を上げた小松市が、街の幸福度ランキングで1位に輝いたという実績があります。
住民満足度が高いということは、実際に暮らしてみて「住みやすい」と実感している家庭が多いことの裏返しとも言えるでしょう。
ものづくり産業が根付く安定した地域経済
機械産業や電子部品、繊維など多種多様な産業が世界へと羽ばたいている小松市は、地域経済が安定しており、長く働きながら子育てをしていく環境として魅力的です。温泉地も点在しているため、家族での小旅行や息抜きがしやすいのも嬉しいポイントです。
加賀市|自然と伝統工芸に囲まれた暮らし
石川県最南端に位置する加賀市は、温泉地としても全国的に有名なエリアです。
医療費助成が全額対応の安心感
加賀市は通院・入院ともに自己負担無料、所得制限なしで18歳年度末まで医療費助成を実施しています。
医療費助成の内容は自治体によって細かな差があるため、引っ越しを検討する際は必ず最新の制度を各市町の公式サイトで確認することを強くおすすめします。
温泉と自然が育む豊かな感性
山中温泉や山代温泉など、名湯に恵まれた加賀市。
休日には家族で温泉に浸かりながらリフレッシュできる環境は、他のエリアにはない大きな魅力です。
伝統工芸である九谷焼にも触れられる文化的な土壌があり、感性豊かな子育てを実践したい家庭に向いています。
石川県での子育てエリア選びのポイント
ここまで7つの街を紹介してきましたが、実際に住む街を選ぶ際にはどのような視点を持てば良いのでしょうか。
通勤・通学のしやすさを最優先に考える
共働き世帯が多い石川県では、職場までの通勤時間と保育園・幼稚園の送迎動線を合わせて検討することが失敗しない街選びのコツです。
特に0歳から3歳の時期は、急な発熱やお迎え要請も多いため、職場と自宅・保育施設の距離感は事前にシミュレーションしておきましょう。
制度は年度ごとに変わる可能性がある
子育て支援制度や補助金の内容は年度によって見直しが行われることがあります。
この記事で紹介した情報は執筆時点のものであり、実際に申請する際は必ず各市町の公式サイトや窓口で最新の内容を確認してください。
特に所得制限の有無や助成上限額は変更されやすい項目のため注意が必要です。
移住・引っ越し前に確認したいこと
県外から石川県への移住を考えている家庭に向けて、事前に確認しておきたいポイントをまとめます。
保育園の見学と入園時期の確認
石川県は待機児童が少ない地域が多いとはいえ、人気の保育園や特定の地域では申し込みが集中することもあります。
可能であれば実際に現地を訪れ、保育園や児童館の雰囲気を見学しておくと安心です。
オンラインの情報だけでなく、実際に足を運んでみることで見えてくる街の空気感も大切にしましょう。
地域の子育てサークルやイベントを調べる
各市町では子育て支援センターや児童館を中心に、親子で参加できるイベントが定期的に開催されています。
移住前にこうした情報をチェックしておくと、引っ越し後に孤立せず、地域のママ友・パパ友とのつながりを作りやすくなります。
まとめ
石川県には、金沢市・野々市市・白山市・能美市・かほく市・小松市・加賀市と、それぞれ異なる魅力を持つ子育てしやすい街が揃っています。
医療費助成や保育環境が全国的に見ても手厚い水準にあることは、大きな安心材料と言えるでしょう。
都市機能を重視するなら金沢市、住みここちの評価を重視するなら野々市市、自然環境とのバランスを求めるなら白山市など、家族のライフスタイルに合わせて選択肢を絞り込んでいくのがおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、ご家族にぴったりの街を見つけて、笑顔あふれる子育てライフをスタートさせてください。
