「島根で子育てしたいけれど、どの街を選べばいいかわからない」「都会の喧騒から離れて、のびのびと子どもを育てたい」・・・そんな思いを抱えている方は多いのではないでしょうか。島根県は自然が豊かなだけでなく、医療費助成や保育料の軽減など、子育て世帯を支える制度が全国的に見ても手厚いことで知られています。
この記事では、島根県内で特に子育てしやすいと評判の街を6つ厳選し、それぞれの魅力や支援制度、移住を検討する際に知っておきたいポイントをわかりやすくまとめました。0〜3歳の小さなお子さんを育てているご家庭はもちろん、これから島根への移住を考えている方にもきっと役立つ内容です。読み終える頃には、島根での子育て生活がぐっと具体的にイメージできるはずです。
島根県が子育てしやすいと言われる理由
島根県は都市部に比べて人口が少ないぶん、待機児童問題が起こりにくく、地域全体で子どもを見守る温かい雰囲気が根付いています。
ここでは、島根が子育て世帯から支持される具体的な理由を見ていきましょう。
全国トップクラスの出生率の高さ
島根県は自然が豊かで子育て支援も充実しており、全国3位の出生率を誇ることで知られています。
島根県は自然が豊かで、子育て支援も充実しており、全国3位の出生率を誇る島根県は、移住先として人気が高まっています。
これは、単に自然環境が良いだけでなく、行政による具体的な支援策が実を結んでいる証拠だといえるでしょう。
医療費助成が高校生年代まで拡充
子育て世帯にとって医療費の負担は大きな悩みの種ですが、島根県では県と市町村が協力し、高校生相当年齢まで医療費助成の対象が拡大されています。
県と市町村が協力して、令和7年4月から県内全ての市町村で高校生相当年齢(18歳に達する日以後の最初の3月末まで)まで医療費助成の対象を拡充しています。
0〜3歳の小さなお子さんの通院はもちろん、その先の成長過程まで見据えた手厚い制度が整っている点は大きな安心材料です。

地域ぐるみで支える子育て環境
島根県では「こっころ」を合言葉に、行政・企業・NPOが連携した子育て応援の機運づくりが進められています。
子育て世帯には協賛店でサービスを受けられる「こっころパスポート」が発行されるなど、県全体で子育て家庭を応援する仕組みが整っている点も見逃せないポイントです。
松江市|都市機能と自然が同居
県庁所在地である松江市は、都市の利便性と豊かな自然が両立した街です。
子育てファミリーからの評価も年々高まっています。
交通アクセスと医療体制の充実
松江市は県東部に位置する県庁所在地で、鉄道3路線が走り、自動車道や国道なども整備され、近くに空港もある交通アクセスの良い街です。
総合病院や小児科も複数あり、いざというときの医療体制が整っているのは子育て世帯にとって心強いポイントでしょう。
実際に、街の住みここちランキングでは昨年2位から順位を上げて今年は1位に輝きましたという結果も出ており、住民満足度の高さがうかがえます。
子育て支援施設と自然体験の豊富さ
宍道湖や中海など大きな湖に囲まれた松江市は、休日に親子で自然と触れ合える環境が身近にあります。
都市機能と自然が共存するバランスの良さは、忙しい共働き家庭にとっても大きな魅力です。
買い物や通院に困らない利便性がありながら、子どもをのびのび遊ばせられる公園や施設も充実しています。
出雲市|医療と保育が充実の街
出雲大社で全国的に有名な出雲市は、子育て環境の面でも高い評価を得ているエリアです。
待機児童ゼロを実現する保育体制
出雲市の教育環境について、保育所などが58か所あり待機児童数はゼロです。
出雲市には島根県大学のキャンパスもあり、幼少期から大学まで地元で子育てできる点も魅力とされています。
小さなお子さんを預けたいときに困らない環境が整っているのは、共働き世帯にとって非常に大きな安心材料になるでしょう。
大型商業施設と高度医療機関が近い安心感
出雲市には島根大学医学部附属病院、県立中央病院など複数の総合病院や、大型ショッピングセンターがあり、医療・福祉・教育・子育て環境が充実しています。
子どもの急な体調不良にも対応しやすい医療体制と、日常の買い物に困らない商業施設の両方が揃っているのは、子育て中の親にとって大きなメリットです。
医療と生活利便性の両方を求めるファミリーには特におすすめのエリアといえます。
雲南市|程よい田舎で伸び伸び子育て
「ちょうどいい田舎」というキャッチフレーズで知られる雲南市は、自然体験と都市アクセスの両立が魅力です。
都市部への好アクセス
雲南市は松江市まで40分、出雲市まで30分、出雲空港まで20分、広島市まで2時間と都市部へのアクセスの良さが売りとなっています。
田舎暮らしをしながらも、必要なときにはすぐ都市部に出られる立地は、子育て世帯にとって大きな安心材料です。
自然体験を通じた豊かな育ち
登山や川遊び、釣りといったアウトドアアクティビティが身近にある雲南市は、複数のコンビニやスーパー、総合病院など都市的なエリアもある「ちょうどいい田舎」ですという評判の通り、生活の不便さを感じにくい環境が整っています。
自然の中でのびのびと子どもを育てたい家庭には理想的な街だといえるでしょう。

邑南町|日本一の子育て村
「日本一の子育て村」を掲げる邑南町は、全国の自治体関係者が視察に訪れるほど先進的な子育て支援で知られています。
医療費・保育料の手厚い支援策
邑南町では第2子以降の保育料完全無料化の取組み、中学卒業までの医療費無料化、常勤の公立病院の産婦人科・小児科専門医による24時間365日の救急受け付け、3世代家族の近居のための住宅建築費の助成等を実施しています。
2人目のお子さんから保育料が無料になる制度は全国的にも珍しく、複数の子どもを育てたい家庭にとって非常に心強い支援といえます。
安心の医療体制と人口回復の実績
子育て支援を軸にした施策の効果は数字にも表れています。
2005年にはマイナス85人だった人口動態が2013年にはプラス20人の社会増を実現したという実績があり、子育て世帯からの支持の高さがうかがえます。
夜間や休日に子どもの急な体調不良が心配な家庭にとって、24時間体制の救急対応がある点は大きな安心材料でしょう。
美郷町|手厚い子育て支援が魅力
「思いっきり泣ける町」というメッセージを掲げる美郷町は、子育て世帯への経済的支援が特に手厚い自治体です。
保育料無料化と給食費支援
美郷町は子育て・教育施策に力を入れています。
子育て世代が負担なく生活できるように、保育料は1人目から給食費含め無料など、数多くの制度を備えています。
多くの自治体では第2子や第3子から保育料が軽減される仕組みが一般的ですが、1人目の子どもから保育料と給食費が無料になる制度は非常に手厚いと言えるでしょう。
専属保健師による相談体制
美郷町では役場職員である保健師が地区ごとに割り振られており、世代を問わずどんなことでも馴染みの職員に相談できる体制を整えています。
0〜3歳児は特に体調の変化が多く、ちょっとした不安を気軽に相談できる窓口があることは、初めての子育てをする親にとって大きな支えになります。
大田市|医療費無料で安心の街
世界遺産・石見銀山で知られる大田市は、医療費助成の拡充が進んだことで子育て世帯からの注目度が高まっているエリアです。
18歳まで医療費が無料化
大田市では18歳までの全ての子どもの医療費を無料化します(保険診療の自己負担額(3割)のみ)という制度が導入されています。
0歳から高校生年代まで切れ目なく医療費負担が軽減されるのは、長期的な視点で子育てを考える家庭にとって大きな安心材料です。
豊かな自然と子育て支援施設の整備
大田市は大田市駅前における都市整備が進んでおり、幼保連携型認定こども園などを含めた子育て支援複合施設の建設も計画中で、今後さらに子育て環境が充実していく見込みです。
石見銀山をはじめとする歴史的な景観と日本海の豊かな自然に囲まれながら、都市機能の整備も着実に進んでいる街だといえます。
島根移住で活用できる支援制度
島根への移住を検討する際は、経済的なサポートを上手に活用することが大切です。
ここでは代表的な支援制度を紹介します。
移住支援金は最大100万円
条件を満たせば移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
まとまった引っ越し費用や新生活の準備資金として活用できるため、移住のハードルを下げる大きな助けになるでしょう。
公式相談窓口を活用しよう
移住支援制度は自治体ごとに内容や条件が異なり、年度によって変更されることもあるため、必ず最新情報を公式窓口で確認することが重要です。
島根県では「ふるさと回帰支援センター」などの相談窓口が用意されており、仕事の探し方や子育て環境について直接相談することができます。
詳しくはふるさと回帰支援センター島根県窓口で確認してみてください。

島根移住・子育てで気をつけたいポイント
魅力の多い島根県ですが、移住や子育てを始める前に知っておくべき注意点もあります。
地域による支援内容の違いを確認する
医療費助成や保育料の減免制度は市町村ごとに対象年齢や所得制限が異なるため、必ず移住先の自治体に直接問い合わせて最新情報を確認しましょう。
本記事で紹介した内容は制度改正により変更される可能性があるため、実際に申請する際は各市町村の公式窓口での確認が欠かせません。
車社会であることを前提に生活設計を
島根県内の多くのエリアは公共交通機関の本数が限られており、日常生活には自家用車が欠かせない地域が多いという特徴があります。
移住前には保育園や病院までの移動手段、雪道での運転環境なども含めて、あらかじめ生活動線をシミュレーションしておくと安心です。
まとめ
島根県は、松江市や出雲市のような都市機能が充実したエリアから、邑南町や美郷町のように手厚い経済的支援が際立つ町まで、子育て世帯のライフスタイルに合わせて多様な選択肢がある県です。
高校生年代までの医療費助成拡充や、地域ぐるみで子育てを応援する仕組みは、これから子どもを育てる家庭にとって大きな支えとなるでしょう。
移住を検討する際は、それぞれの街の特色や支援制度をしっかり比較し、公式窓口に相談しながら進めることが成功への近道です。
この記事が、島根での新しい子育て生活を考えるきっかけになれば幸いです。
自然の豊かさと手厚い支援制度に囲まれた島根で、親子ともに笑顔あふれる毎日を過ごしていただければと思います。
