「高知で子育てをしたいけれど、どの街を選べばいいかわからない」「自然の中でのびのび子育てしたいけれど、支援制度も気になる」・・・そんな悩みを抱える0〜3歳児のパパママは多いのではないでしょうか。高知県は海・山・川がコンパクトに揃い、都市部に比べてゆったりとした時間の中で子育てができる魅力的なエリアです。
この記事では、高知県の中でも特に医療費助成や保育料補助が手厚く、自然環境にも恵まれた子育てしやすい街6選を、実際の支援制度データをもとに徹底比較します。移住を検討している方はもちろん、すでに高知県内にお住まいの方にも役立つ情報を網羅していますので、ぜひ最後まで読んで、我が家にぴったりの街選びの参考にしてください。
高知が子育て世代に選ばれる理由
高知県は人口減少対策として、子育て世帯への支援に力を入れている自治体が多いことで知られています。
県全体で見ると、0〜2歳児の保育料も無償化している市町村が16に上るなど、全国的に見ても手厚い支援体制が整いつつあります。
3歳以上は全国的に無償化されていますが、県内では0~2歳児の保育料も16市町村が無償化を実施しており、他の市町村も様々な形で保育料の一部補助を行っています。
手厚い医療費助成と保育料軽減
高知県内の多くの市町村では、中学卒業や高校卒業まで子どもの医療費が無料になる制度を用意しています。
通院・入院どちらも対象となるケースが多く、急な発熱やけがの際にも経済的な負担を気にせず病院にかかれるのは、小さな子どもを育てる家庭にとって大きな安心材料です。
待機児童の少なさと豊かな自然環境
都市部と比べて保育所の入所競争が激しくない地域が多く、待機児童に悩まされにくいのも高知の特徴です。
加えて、海・山・川が身近にあるため、休日には自然の中でのびのびと親子time過ごすことができます。
コンパクトな生活圏で暮らしやすい
高知県の多くの街は、住宅地・商業施設・医療機関・保育施設が近い距離に集まっている「コンパクトシティ」の性格を持っています。
車での移動時間が短く、共働き家庭でも送り迎えや買い物の負担が少ないというメリットがあります。

子育てしやすい街を選ぶ3つの視点
実際に街を比較する前に、子育てしやすさを判断するためのチェックポイントを整理しておきましょう。
下記の3つの視点を押さえておくと、自治体ごとの支援制度を比較しやすくなります。
医療費・保育料の助成内容をチェック
対象年齢(中学卒業まで・高校卒業までなど)や、通院・入院どちらが対象かは自治体によって異なります。
所得制限の有無も事前に確認しておくと安心です。
遊び場や地域子育て支援センターの充実度
0〜3歳児にとっては、雨の日でも遊べる室内施設や、育児相談ができる地域子育て支援センターの存在が重要です。
同じ月齢の子を持つ親同士のつながりができる場所があるかどうかも確認しましょう。
移住支援金や住宅補助の有無
これから高知への移住を考えている方は、引っ越し費用や住宅取得費用の補助制度も比較材料になります。
市町村ごとに条件や金額が大きく異なるため、事前のリサーチが欠かせません。
高知市 支援拠点が充実するコンパクトシティ
高知県の県庁所在地である高知市は、全国有数のコンパクトシティで、都市機能が集約した住みやすい街づくりが大きな魅力であり、年平均気温は約16.8℃とかなり温暖で過ごしやすいことが特徴です。
買い物や通院、保育施設への送り迎えも移動距離が短く済むため、共働き家庭にとって暮らしやすい環境が整っています。
地域子育て支援センターの充実度
高知市には複数の地域子育て支援センターがあり、妊娠中の方をはじめ、就学前のお子さんとその保護者が気軽に集い、交流し、子育ての相談や情報提供ができる場を提供しています。
商業施設内にある施設も多く、例えばマルナカ高知インター店の敷地内にある施設では室内は10組ほどが遊べる広さで、ままごと、ブロック、すべり台などのおもちゃがそろっており、授乳室やおむつ交換台も完備されています。
買い物のついでに立ち寄れる気軽さは、0〜3歳児を育てる家庭にとって大きな注目ポイントです。
二段階移住の拠点としての魅力
県外からの移住を検討している方には、高知市を拠点にしながら県内各地をめぐって最終的な移住先を決める「二段階移住」という仕組みもあります。
補助金額は最大24万円で、1カ月分の家賃、初期費用(礼金・仲介手数料・家賃保証料・鍵交換料など)、引越し代、移住相談窓口を巡る際のレンタカー費用が対象となっています。
いきなり地方に飛び込むのが不安な家族には心強い制度です。
南国市 医療費無料で子育て世帯に安心
高知龍馬空港を擁する南国市は、県外へのアクセスの良さも魅力の街です。
子育て支援の面でも充実した医療費助成制度が用意されています。
18歳まで続く医療費助成制度
市内に住民登録のある0歳から18歳までのお子さんを対象に、入院・通院ともに医療費の保険診療自己負担額を助成しています。
子どもの成長とともに変わる医療ニーズに、長期にわたって寄り添ってくれる制度といえるでしょう。
ひよこルームでの育児相談
南国市保健福祉センター内にある地域子育て支援センター「ひよこルーム」では、広い室内にすべり台やトランポリン、ままごとコーナーなど子どもが喜ぶ遊具がたくさんそろっており、育児相談は毎日行われています。
保健師や栄養士、助産師とも連携しているため、離乳食や発達の悩みなど幅広い相談に対応してもらえるのも心強いポイントです。
香南市 海と自然に恵まれた子育てタウン
のいち駅を有し、高知空港からも近い香南市は、高知市まで車で20分前後、高知空港まで約8分という高いアクセス性が魅力のエリアです。
海と山の両方が近く、休日のおでかけ先にも困りません。
中学卒業まで続く医療費助成
中学校卒業までのお子さんの医療費が助成されるほか、一時預かりや放課後児童クラブ、多子世帯の保育料軽減などの支援も用意されています。
共働き世帯にとって、放課後の預け先が確保しやすい点も見逃せません。
親子で楽しめるおでかけスポットが豊富
香南市には、飛行機の離発着を眺められる公園や、子ども向けの体験型施設など、親子で気軽に遊びに行けるスポットが点在しています。
自然と触れ合いながら好奇心を育める環境が整っています。

香美市 アンパンマンの故郷で温かい子育て
やなせたかし記念館アンパンマンミュージアムで知られる香美市は、転入者への手厚い経済的支援が用意されているのが大きな特徴です。
転入・結婚・出産で受け取れる地域マネー
高知県外から香美市に転入した満34歳以下の方には2万円相当のkamicaマネーが、結婚・誕生された方には1人につき5万円相当のkamicaマネーがプレゼントされます。
地域内の店舗で使える電子マネーのため、日々の買い物や外食にも活用できるのが嬉しいポイントです。
子どもと楽しめる文化施設が身近にある
アンパンマンミュージアムをはじめ、子どもの成長に合わせて長く楽しめる文化施設が身近にあることも、香美市ならではの魅力です。
地元愛を育みながら子育てができる環境といえるでしょう。
芸西村 住宅支援も手厚い自然豊かな村
県東部に位置する芸西村は、人口規模は小さいながらも住宅取得費用への手厚い助成制度を持つ村です。
住宅取得費用に最大100万円の助成
34歳以下の夫婦又は中学生以下の子育て世帯を対象に、住宅取得費用の1/10以内、上限100万円を助成する制度があり、Uターンでは上限100万円、Iターンでは上限200万円の移住加算も用意されています。
マイホームを持ちながら子育てしたい家庭にとって、大きな後押しとなる制度です。
のどかな環境でゆったり子育て
芸西村は海沿いの穏やかな自然環境が広がる村で、都市部の喧騒から離れてゆったりとした時間の中で子育てをしたい家庭に向いています。
ただし商業施設や医療機関へのアクセスは車が前提となるため、生活スタイルを事前にシミュレーションしておくことが大切です。
土佐市 妊娠期から伴走支援が受けられる街
高知市の西隣に位置する土佐市は、妊娠期からの切れ目ない支援体制に力を入れている街です。
妊娠届出時からの伴走型相談支援
妊娠届出時から妊婦や特に0歳から2歳までの子育て家庭に寄り添い、出産・育児等の見通しを立てるための面談や継続的な情報発信等を行う「伴走型相談支援」を実施しており、初めての妊娠・出産で不安を抱えやすい時期にも、専門職に相談できる体制が整っています。
0〜2歳児家庭への継続フォロー
出産後も定期的な面談やサービス利用の案内を通じて、関係機関へスムーズにつなげてもらえるのが土佐市の特徴です。
初めての育児で「これで合っているのかな」と不安になったとき、気軽に相談できる窓口があることは、想像以上に心の支えになります。

高知県全体で使える子育て支援制度
ここまで紹介した6つの街に加えて、高知県では県全体で利用できる支援制度も充実しています。
移住や子育てを検討する際は、市町村独自の制度と合わせてチェックしておきましょう。
移住支援金は最大100万円
東京圏からの移住者を対象にした地方創生移住支援事業では、2人以上の世帯で移住した場合は最大100万円、単身で移住した場合は最大60万円が支給され、18歳未満の世帯員を帯同して移住した場合は市町村ごとの子育て世帯加算額が上乗せされます。
注意点として、移住支援金の申請日から一定期間内に対象市町村から転出すると、全額または半額の返還が必要になる場合があります。
移住を決める前に、長く住み続けられる街かどうかをじっくり検討することが大切です。
民間サービスを支える県の補助金制度
高知県では、子育て家庭の負担軽減や子育てしやすい社会の構築に向けて、民間企業等が実施する子育て家庭に優しい環境整備や、新たに子育て支援サービスや商品を開発する取り組みに対して助成を行う補助金制度も設けています。
これにより、飲食店やスーパーなど地域の店舗でも子育て家庭向けのサービスが年々広がっています。
詳細は高知県の公式サイトで確認できます。
高知県子育て支援課(公式サイト)では、各種制度の最新情報が随時更新されています。
引っ越し前には必ず最新の情報を確認しておきましょう。
まとめ 家族に合った街で高知暮らしを
高知県内の子育てしやすい街は、それぞれに異なる魅力を持っています。
コンパクトな暮らしやすさを求めるなら高知市、手厚い医療費助成を重視するなら南国市、住宅取得支援を活用したいなら芸西村など、家庭のライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
大切なのは、支援制度の内容は年度ごとに変更される可能性があるという点です。
移住や引っ越しを具体的に検討する際は、必ず各市町村の窓口や公式サイトで最新情報を確認してください。
自然豊かな環境と手厚い子育て支援が両立する高知で、家族みんなが笑顔になれる子育て生活を始めてみませんか。
