「靴下やファーストシューズを買いたいけれど、うちの子の足って何センチくらいなんだろう?」そんな疑問を抱く親御さんはとても多いものです。赤ちゃんの足はとても小さく、成長のスピードもあっという間。気づいたら靴下がきつくなっていた・・・という経験をした方も少なくないでしょう。この記事では、月齢別の足サイズの目安を早見表でまとめ、自宅で簡単にできる正しい測り方や、失敗しないファーストシューズ選びのコツまで、専門家の知見を交えて徹底的に解説します。赤ちゃんの足の成長を知ることは、日々の育児をもっと楽しくするきっかけにもなりますよ。
赤ちゃんの足の成長にはどんな特徴がある?
赤ちゃんの足は、大人の足をそのまま小さくしたものではありません。
骨格や機能の面で大きく異なる特徴があるため、まずはその点を理解しておくことが靴選びの第一歩になります。
骨がやわらかく変形しやすい
赤ちゃんの足の骨はほとんどが軟骨でできており、非常にやわらかく不安定な状態にあります。
大人の足の骨が26個であるのに対し、赤ちゃんの足の骨はまだ完全に形成されておらず、成長とともに少しずつ硬い骨へと変化していきます。
この時期に合わないサイズの靴や靴下を履かせ続けると、骨や関節の発育に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
土踏まずがまだ完成していない
赤ちゃんの足の裏には、大人のような土踏まずのアーチがまだできていません。
土踏まずは歩行の練習を重ねることで少しずつ形成されていくため、この時期はやわらかく足全体を優しく包み込むような靴下や靴を選んであげることが大切です。

月齢別の赤ちゃんの足サイズ早見表
個人差はありますが、月齢ごとの平均的な足のサイズを知っておくと、靴下やファーストシューズを選ぶときの目安になります。
出産祝いのプレゼント選びにも役立つので、ぜひ参考にしてみてください。
新生児〜3ヶ月頃の足サイズ
新生児期(0ヶ月)の赤ちゃんの足の平均サイズはおよそ8〜11cmといわれています。
新生児期(0ヶ月)の赤ちゃんの足は、平均で8〜11cmほどです。
もちろん個人差が大きいので、あくまで一般的な目安として捉えてくださいね。
この時期はまだ歩くことはなく、もっぱら靴下やベビーシューズ風のカバーオールが中心になります。
生まれたばかりでも成長スピードは早く、3ヶ月頃には新生児用の靴下がきつく感じられることも珍しくありません。
4ヶ月〜11ヶ月頃の足サイズ
ハイハイやつかまり立ちが始まる4ヶ月〜11ヶ月頃になると、足のサイズは9〜12cm程度まで成長するケースが多く見られます。
この時期はまだ外靴を履くことは少ないものの、室内で足を保護する目的の「プレシューズ」を検討し始める家庭も増えてきます。
プレシューズは、つかまり立ちをはじめた生後9〜12か月頃の赤ちゃんが、室内で履く靴です。
主な目的は、靴を履いた感覚に慣れさせることと、足を保護することです。
1歳〜2歳頃の足サイズと成長ペース
1歳を過ぎてよちよち歩きが始まると、足のサイズはぐんぐん大きくなります。
目安としては1歳で11〜13cm程度、2歳になる頃には13〜15cm程度まで成長する赤ちゃんが多いようです。
成長ペースについては1歳から2歳にかけては、月に約0.2から0.3センチの成長となり、2歳以降は月に約0.1から0.2センチと、徐々に成長速度が緩やかになっていきます。
とされており、1歳前後は特にサイズアウトが早いタイミングだと意識しておくとよいでしょう。
海外製シューズとのサイズ換算の注意点
近年はヨーロッパやアメリカ製のかわいいベビーシューズも人気ですが、サイズ表記が日本のものと異なる点には注意が必要です。
ヨーロッパのサイズ表記は日本の表記と違うため、戸惑った経験がある人もいるかと思います。
また、海外製の靴はサイズ表記の単位が日本と違ったり、サイズアップの表記が変則的であったりするため注意が必要です。
靴によっては0.5㎝の表記が1/2と表記されていることがあります。
警告:海外サイズ表記だけを信じて購入すると、実際の足に合わないことがあるため、必ず試し履きをするか、詳細な足のサイズを測ってから購入しましょう。
自宅でできる足のサイズの正しい測り方
赤ちゃんの足のサイズは、成長スピードが速いため、こまめに測定してあげることが大切です。
赤ちゃんの足は成長が早い!少なくとも3ヶ月に1回はサイズを測るのが重要。
ここでは、自宅で簡単にできる測定方法を紹介します。
準備するものと測定の基本
測定には、A4サイズの紙、定規、鉛筆、厚手の本などがあると便利です。
プリントしたスケール(A4サイズ)、定規(20〜30cm)、鉛筆、厚手の本などを用意しておくと、正確な測定がしやすくなります。
紙に縦の線と横の線を十字に引き、赤ちゃんのかかとを交点に合わせるのが基本の方法です。
立った状態で測ることが最重要ポイント
足のサイズを測るときは、必ず赤ちゃんが立った状態で計測することが非常に重要です。
赤ちゃんの足のサイズを測るときは、必ず赤ちゃんが垂直に立った状態で計測します。
座った状態や寝ころんだ状態だと足に体重がかかっていないため、足のサイズに若干の誤差が生じてしまいます。
体重がかかることで足のアーチや幅が広がるため、実際に靴を履いて歩くときに近い状態でサイズを把握できます。
まだ一人で立てない月齢の場合は、まだ一人では立てないお子さんの場合は、ママひとりではなく、誰かに赤ちゃんを支えてもらって、立たせて測ります。
という方法を試してみましょう。
かかとをしっかり基準点に合わせることもポイントです。
かかとがゼロの部分からずれないよう、しっかり片手で赤ちゃんの足首を押さえて、もう片方の手で赤ちゃんの指先を伸ばし、そのまま軽く指先も押さえつけてサイズを測りましょう。
足長・足囲・足幅の3つを測る
正確な靴選びのためには、足の長さだけでなく足囲・足幅も把握しておくと安心です。
赤ちゃんの足のサイズを測るときは、足長・足囲・足幅の3つのサイズを測る必要があります。
足囲はメジャーを足裏に通し、親指と小指の付け根の一番出っ張った部分を斜めに測ることで確認できます。
この3つの数値を記録しておくと、通販でベビーシューズを購入する際にもサイズ選びで失敗しにくくなります。
サイズアップのサインを見逃さないコツ
赤ちゃんは「靴がきつい」と言葉で伝えることができません。
だからこそ、親御さんが日頃からサインに気づいてあげることが大切です。
つま先の余裕(捨て寸)をチェックする
靴のサイズアップの目安としてよく使われるのが、つま先部分の余裕、いわゆる「捨て寸」です。
捨て寸(爪先余裕寸法)はデザインにもよりますが、5ミリくらいあることを確認してください。
実際の目安としてもサイズアップをする目安は、中敷の上に足を乗せてみて、つま先の余裕が5mmくらいになった頃。
もうすぐ親指と小指が靴に当たるようになるとされており、中敷きを取り出して足を乗せてみる方法は自宅でも簡単に確認できるのでおすすめです。

靴下の跡や機嫌の変化も要チェック
靴下を脱がせたときにゴムの跡がくっきり残っていたり、いつも履いている靴を嫌がって泣いたりする場合も、サイズが合わなくなっているサインかもしれません。
注意:赤ちゃんはまだ足が痛いと自分で訴えられません。
歩き方がぎこちなくなった、靴を履くと不機嫌になるといった変化も見逃さないようにしましょう。
ファーストシューズはいつから?選び方のコツ
「そろそろファーストシューズを準備しなくちゃ」と考える親御さんも多い時期です。
ここでは、履き始めのタイミングと選び方のポイントを紹介します。
ファーストシューズを履き始めるタイミング
ファーストシューズは、歩行が安定してから履かせるのが一般的です。
一般的にファーストシューズを履かせ始めるタイミングは、10歩くらい歩けるようになる8か月前後といわれています。
ただし個人差が大きく、歩き始めが早い赤ちゃんもいれば、1歳を過ぎてからしっかり歩き出す赤ちゃんもいます。
焦らず、赤ちゃん自身の発達ペースに合わせてあげることが大切です。
選ぶときに押さえておきたいポイント
ファーストシューズは、赤ちゃんの足の特性に配慮した専用設計になっています。
ファーストシューズは、ただ大人の靴を小さいサイズで作っているのではなく、「足が柔らかい」「足幅が広い」「土踏まずが未発達」といった赤ちゃんの足の特性に合わせて、赤ちゃんのためだけに作られたシューズです。
選ぶときは、通気性の良い素材であるかも重要なチェックポイントです。
ファーストシューズは、通気性が良い素材のものがおすすめ。
赤ちゃんは新陳代謝がよく、汗っかきなので、通気性が良い素材の方が衛生的ですよ。
またファーストシューズが履ける期間は平均して2〜3ヶ月程度と短いため、購入時期の見極めも大切なポイントになります。
プレシューズとの違いを知っておく
ファーストシューズとプレシューズは目的が異なります。
ファーストシューズは10歩くらい歩けるようになった赤ちゃんのための外履き用の靴です。
歩き始めの赤ちゃんは、まだ足首が不安定な状態のため、ファーストシューズは足首周りをサポートするような作りになっています。
一方でプレシューズは室内用で靴に慣れることが目的のため、この違いを理解して段階的に準備すると安心です。
日本人の赤ちゃんに多い足の特徴
実は、日本人特有の足の骨格の傾向も、赤ちゃんの靴選びに関係しています。
甲高・幅広の傾向がある
日本人の足には、欧米人と比べて特徴的な違いがあると指摘されています。
日本人は親指の反りが強く、小指は下向き、甲が高く、土踏まずのアーチも高い、足長に対する足囲や足幅の割合が大きいという傾向が専門家によって報告されています。
この特徴は赤ちゃんの足にも表れやすいため、海外製のシューズを選ぶ際は特に足幅にも注目してみましょう。
幅広・甲高の子への靴選びの工夫
足囲や足幅にゆとりのあるモデルを展開しているメーカーも多くあります。
靴を選ぶ際は、単に足長だけでなく足囲表記(E、2E、3Eなど)も確認すると、より快適な履き心地を見つけやすくなります。
店舗の足型計測機を活用するのもおすすめの方法です。
ムーンスター独自の足型計測機“フッ撮る”という機械が設置されていて、シューズの購入を検討している子供であれば、だれでも無料で足のサイズを測定していただけます。

サイズが合わない靴が引き起こすリスク
「まだ小さいから」「すぐ大きくなるから」と大きめの靴を選びがちですが、これにはリスクが伴います。
歩き方や姿勢への影響
サイズが合わない靴を履き続けることは、赤ちゃんの発達段階において好ましくありません。
子供の足よりも1cm以上余裕があると、大人が1.5〜2cm大きめのシューズを履いているような状態になってしまいます。
大きすぎる靴は靴の中で足が滑ってしまい、正しい歩行フォームが身につきにくくなる可能性があります。
将来の足のトラブルにつながる可能性
子どもの足の骨はまだ発達途中であり、この時期の靴選びがその後の足の健康に大きく影響すると考えられています。
子どもの足の構造はどのようになっているかを知ることが重要!子どもの足は、骨が成長途中なのでまだまだ柔らかく不安定です。
だからこそ、見た目やデザインだけでなく、実際にフィットするかどうかを重視して選んであげたいものです。
専門家に相談できる場所を知っておこう
自宅での測定に不安がある場合は、専門知識を持つスタッフに相談するのも一つの方法です。
全国には子どもの足のプロである「シューフィッター」が在籍する店舗があり、「一般社団法人 足と靴健康協議会」のホームページから全国のシューフィッターを検索できます。
また、専門機関による解説書も発行されており、日本フットケア・足病医学会発行『小児靴の手引き書2023』は専門家が監修した本で、子供の足の特徴から靴の履き方までわかる資料として参考になります。
迷ったときは、こうした専門家や専門資料を頼るのも安心につながる選択肢です。
まとめ
赤ちゃんの足は、新生児期のわずか8〜11cmから、わずか数年で大きく成長していきます。
月齢別のサイズ早見表を目安にしながらも、個人差があることを忘れず、3ヶ月に一度は自宅で足のサイズを測定する習慣をつけることが、赤ちゃんの足の健やかな成長を支える第一歩になります。
立った状態で正しく測ること、つま先の余裕をこまめにチェックすること、そして日本人特有の足の特徴も踏まえて靴を選ぶこと・・・これらを意識するだけで、靴選びの失敗はぐっと減らせるはずです。
小さな足がどんどん大きくなっていく姿は、育児の中でもかけがえのない喜びのひとつ。
ぜひこの記事を参考に、赤ちゃんにぴったりの靴下や靴を見つけて、楽しい育児時間を過ごしてくださいね。
