哺乳瓶の乳首サイズ月齢別ガイド | 交換時期の見極め方

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「哺乳瓶の乳首、いつサイズアップすればいいの?」「SSとかMとか、表記の意味がよくわからない・・・」そんな悩みを抱えている親御さんはとても多いものです。赤ちゃんは生まれてから数か月の間にぐんぐん成長し、母乳やミルクを飲む力も日々変化していきます。乳首のサイズが合っていないと、飲むのに時間がかかったり、むせやすくなったりすることもあるため、月齢に応じた見直しが大切です。この記事では、哺乳瓶の乳首サイズの基本から、月齢別の目安、交換タイミングの見極め方、メーカーごとの違いまで、育児中の毎日に役立つ情報を一次情報も交えながらわかりやすくまとめました。

哺乳瓶の乳首サイズとは?基本の仕組みを知ろう

哺乳瓶の乳首には、赤ちゃんの月齢や吸う力に合わせたサイズ展開があります。
乳首のサイズは単なる大きさの違いではなく、吸い穴の形状やシリコーンゴムの硬さまで変えられているという点が、多くの親御さんにとって意外と知られていないポイントです。

サイズ表記(SS・S・M・L・LL・3L)の意味

国内で広く使われている哺乳瓶の乳首は、SS・S・M・L・LL・3Lといったアルファベット表記でサイズが分けられていることが一般的です。
例えばピジョンの「母乳実感」シリーズでは、乳首サイズはSSからLLまでの5〜6段階に分かれており、月齢が上がるにつれてサイズも大きくしていく設計になっています。ピジョン公式サポートサイトによると、母乳実感乳首は赤ちゃんの発達に合わせたペースで授乳できるよう、吸い穴の形や大きさを変えたサイズ展開になっているとのことです。

吸い穴の形状(丸穴・Y字カット)の違い

サイズが変わると同時に、吸い穴の形も変化します。
SSサイズとSサイズは丸穴、Mサイズ以上は先端にY字の切れ込みが入ったタイプになっているのが一般的な設計です。
丸穴は自然に一定量が流れ出るのに対し、Y字カットは赤ちゃんが吸う力に応じてミルクの出る量が変わる仕組みになっているため、赤ちゃん自身が飲むペースをコントロールしやすくなるといわれています。

赤ちゃんの手のひらに乗せられた哺乳瓶の乳首SS・S・Mサイズを比較している写真

離乳食が進んでくる時期に使われるLLサイズや3Lサイズになると、吸い穴もさらに大きく設計されており、飲む量やペースの成長に寄り添った作りになっています。


月齢別に見る乳首サイズの目安一覧

ここでは、代表的な月齢の目安を紹介します。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、赤ちゃんの発達には個人差があるため、月齢だけにとらわれず飲み方の様子を観察することが大切です

新生児〜1ヶ月頃(SSサイズ)

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ授乳に慣れておらず、吸う力も強くありません。
この時期に使われるSSサイズは、ママのおっぱいに近いやわらかさと少なめの流量になるよう設計されているのが特徴です。
母乳との併用がスムーズになるよう工夫された乳首も多く、母乳育児をしている家庭でも安心して使いやすいでしょう。

1ヶ月〜3ヶ月頃(Sサイズ)

授乳や哺乳に赤ちゃんとママ・パパの双方が少しずつ慣れてくる時期です。
Sサイズは、SSサイズよりもややしっかりとしたやわらかさになり、飲む量も少しずつ増えてくる赤ちゃんに合わせた設計になっています。
首がすわり始める頃と重なることも多く、飲み方に落ち着きが出てくる時期でもあります。

3ヶ月〜6ヶ月頃(Mサイズ)

体がしっかりしてきて、赤ちゃんが自分の意思で飲む量やペースをある程度コントロールできるようになってくる時期です。
ここからは丸穴ではなくY字カットの吸い穴に切り替わることが多く、飲む力に応じてミルクの出る量が変化する仕組みにより、遊び飲みが始まった赤ちゃんにも対応しやすくなります。

6ヶ月以降(L・LL・3Lサイズ)

離乳食が始まり、飲む量やペースがさらに安定してくる時期です。
LサイズやLLサイズは吸い穴も大きくなり、短時間でしっかり飲めるように設計されています。
3Lサイズは離乳食がある程度進んだ月齢のお子さん向けに用意されており、必要に応じて活用するとよいでしょう。


乳首のサイズアップが必要な理由

「同じ乳首を使い続けてはいけないの?」と疑問に思う親御さんもいるかもしれません。
赤ちゃんの飲む力や口の発達は月齢とともに大きく変化するため、サイズが合っていないと十分な量を飲めなかったり、逆に飲みすぎてむせてしまったりすることがあります。
ピジョンで哺乳に関する研究を行う担当者への取材記事では、赤ちゃんは発達や成長によって飲み方に大きな違いが生まれると説明されています。
赤ちゃん用品のお店に行くと、さまざまなサイズの哺乳びん用乳首が並んでいるのを見かけますが、これは月齢ごとの飲む力の違いに対応するためなのです。

また、赤ちゃんの「飲む」動作は、大人が飲み物を飲むときよりも複雑な運動だとされています。
赤ちゃんの飲み方は成長するに応じて変わります。
赤ちゃんに飲んでもらうと、ママのおっぱいが少しずつ変化するように、乳首もその時の飲み方に応じて替えてあげることが必要なのですという考え方は、哺乳瓶メーカー各社に共通する基本的な視点といえるでしょう。


サイズアップ・交換のタイミングを見極めるサイン

月齢の目安だけでなく、赤ちゃんの様子からもサイズアップのタイミングを判断することができます。

飲むのに時間がかかる・機嫌が悪くなる

ピジョンの公式サポート情報では、時間がかかって飲み切れない、時間がかかって機嫌が悪くなる様子が見られたら、出る量が少ない可能性があります。
このような時には、乳首のサイズを取り替えるタイミングとなりますと説明されています。
授乳のたびに時間がかかりすぎている、途中で泣き出してしまうといった様子が続く場合は、サイズが合っていないサインかもしれません。

むせる・咳き込む・ミルクがあふれる

反対に、飲むペースに対して流量が多すぎる場合は、むせたり咳き込んだりすることがあります。
頻繁にむせる様子が続く場合は、乳首のサイズだけでなく授乳姿勢や体調面の影響も考えられるため、心配なときは早めにかかりつけの小児科医や助産師に相談しましょう

歯が生え始めた

歯の生え始めも、サイズや素材を見直すよいきっかけになります。
ピジョンの公式情報でも歯が生えてきたときもサイズアップを考える良いタイミングとなります。
噛みちぎられない、より丈夫なやわらかさの乳首サイズに取り替えてみてくださいと案内されています。
歯が生えてくると乳首を噛んでしまうことがあるため、耐久性のあるタイプへの切り替えも検討するとよいでしょう。

生後6ヶ月ごろの赤ちゃんが歯を見せて笑いながら哺乳瓶を持っている様子


乳首はどれくらいの頻度で交換すべき?

サイズアップとは別に、乳首そのものは消耗品であり、定期的な交換が必要です。
素材によって劣化のスピードは異なりますが、シリコーンゴム製の乳首については、ピジョンの公式情報で約2ヵ月に1回替えるのがよいでしょうと案内されています。
コンビの乳首については、2個を交互に使用した場合で、約1ヵ月ですという目安が示されており、西松屋のオリジナルブランドでも約1ヶ月を目安に新しい乳首に交換してくださいとされています。

メーカーによって推奨される交換頻度に多少の差があるため、使用している乳首のパッケージや公式サイトに記載された交換目安を必ず確認することをおすすめします。
見た目に破れや亀裂がなくても、内部でゴムが劣化していることがあるため、期間を目安に定期的な交換を心がけましょう。


メーカー別に見る乳首サイズの違いと互換性

哺乳瓶の乳首はメーカーによってサイズ表記や対象月齢の目安が異なります。
ここでは代表的なメーカーの特徴を紹介します。

ピジョン(母乳実感)の乳首サイズ

国内シェアの高い「母乳実感」シリーズは、SS・S・M・L・LL・3Lの6サイズ展開となっており、母乳実感乳首の吸い穴は、丸穴(SS・S)、Y字形(M・L・LL・3L)があります。
サイズが大きくなるほど吸い穴も大きくなる設計です。
スリムタイプの乳首は別ラインアップとしてS・M・Y・Lのサイズ展開が用意されています。

コンビ(テテオ)の乳首サイズ

コンビの「テテオ」シリーズにもSSサイズやSサイズなど月齢に応じた展開があります。
テテオのSサイズについては、SSサイズになれてきたら使うタイプです。
生まれてすぐでも使えますと案内されており、赤ちゃんの飲む力の変化に応じてサイズを見直せる仕組みになっています。

西松屋やその他ブランドの乳首サイズ

西松屋のオリジナルブランド「SmartAngel」なども、SSサイズから展開されるシリーズを取り扱っています。
メーカーが異なると哺乳瓶本体との互換性がない場合があるため、乳首だけを買い替える際は、対応する哺乳瓶の型番やメーカーを必ず確認しましょう。

複数メーカーの哺乳瓶と乳首が並べられたベビー用品売り場の棚


乳首を交換する際に気をつけたいポイント

サイズアップや定期交換をするときには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

同じサイズを2〜3個用意しておく

赤ちゃんはひとつの乳首に慣れてしまうと、新しい乳首を嫌がることがあります。
ピジョンの公式情報でもシリコーンゴム製の乳首などは、同じサイズの乳首を2個以上用意し、交互に使うのがおすすめですと紹介されています。
予備を用意しておくことで、劣化した乳首をすぐに交換でき、赤ちゃんの負担も減らせます。

サイズアップ直後は嫌がることもある

新しいサイズに切り替えた直後は、赤ちゃんが違和感から飲むのを嫌がることがあります。
無理に新しい乳首だけを使わせようとせず、しばらくは今まで使っていた乳首と交互に使いながら慣らしていくとスムーズに移行しやすくなります。


よくある質問

Q. 月齢の目安より早くサイズアップしてもいい?
月齢はあくまで目安のため、赤ちゃんの飲む様子を見ながら判断して問題ないとされています。
飲むのに時間がかかりすぎている、飲む量が足りていないと感じる場合は、月齢の目安より早めのサイズアップを検討してもよいでしょう。

Q. 乳首のサイズが合っていないと歯並びに影響する?
授乳時の吸い方は口周りの発達に関わるとされていますが、乳首のサイズだけで歯並びが決まるわけではありません。
気になる場合は、自己判断せずにかかりつけの歯科医や小児科医に相談することをおすすめします。

Q. サイズ違いの乳首を混ぜて使ってもいい?
外出用と自宅用でサイズを変えるなど、状況に応じて使い分けている家庭もあります。
ただし、赤ちゃんが混乱しないよう、基本的には同じサイズを軸にしながら少しずつ移行していくのがおすすめです。


まとめ

哺乳瓶の乳首サイズは、赤ちゃんの成長とともに見直していくことが大切なポイントです。
SSからLLまでのサイズ表記や吸い穴の形状は、月齢ごとの飲む力に合わせて設計されており、「飲むのに時間がかかる」「むせやすい」「歯が生えてきた」といったサインを見逃さずにサイズアップを検討することで、赤ちゃんの授乳がぐっと楽になることがあります。
また、乳首は消耗品であるため、メーカーごとの交換目安を参考にしながら定期的に新しいものへ替えていきましょう。
育児は毎日が試行錯誤の連続ですが、赤ちゃんに合った乳首を見つけられたときの「ごくごく飲んでくれる」瞬間は、きっと親御さんにとってもうれしい時間になるはずです。
焦らず、赤ちゃんのペースに寄り添いながら、ぴったりの乳首を見つけてあげてくださいね。

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