絵本の手放し方 | 保管・寄付・買取のアイデア集

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子どもが大きくなるにつれて、本棚からあふれるほどに増えていく絵本。「もう読まなくなったけれど、思い出が詰まっていて捨てられない」「新しい絵本を置くスペースがない」・・・そんなお悩みを抱えている親御さんはとても多いです。絵本は子どもの成長そのものを見守ってきた大切な存在だからこそ、ただゴミとして処分するのはためらってしまいますよね。この記事では、絵本を気持ちよく手放すための具体的な方法を、保管のアイデアから寄付・買取・リメイクまで幅広くご紹介します。あなたの家庭にぴったりの方法を見つけて、絵本との上手な付き合い方を一緒に考えていきましょう。

木製の本棚にたくさんの色とりどりの絵本が並んでいる、あたたかみのあるリビング

目次

なぜ絵本は手放しにくいのか

絵本を手放すことに強い抵抗を感じる親御さんは少なくありません。
まずはその理由を整理してみましょう。
理由を言語化することで、自分に合った手放し方が見えてきます。

思い出との結びつきが強いから

絵本には、読み聞かせをした夜の記憶や、子どもが初めて言葉を覚えたときの喜びなど、家族の思い出がぎゅっと詰まっています。
物理的なモノ以上の価値を感じてしまうのは、育児をがんばってきた証拠でもあります。

「もったいない」という気持ち

まだ状態が良い絵本を捨てることに、罪悪感を覚える方も多いでしょう。
特に贈り物としてもらった絵本や、シリーズで集めた絵本は「誰かの役に立てたい」という気持ちが強くなりがちです。

次に使うかもしれないという期待

「下の子が生まれたら読むかもしれない」「将来孫に読ませたい」といった将来への期待も、手放せない理由のひとつです。
しかし、実際には数年後に読み返すことは少なく、収納スペースを圧迫し続けるケースも多いのが現実です。


手放す前に見極めたい絵本の分類方法

すべての絵本を一度に手放そうとすると挫折してしまいます。
まずは絵本を種類ごとに分類してみましょう。

思い出として残す絵本

子どもが特に大好きだった絵本、初めて自分で読めた絵本、記念日に贈られた絵本などは「残す絵本」として別枠で保管するのがおすすめです。
すべてを残そうとせず、家族にとって本当に大切な数冊に絞り込むことが、無理なく整理を続けるコツです。

誰かに役立ててもらいたい絵本

状態が良く、まだ現役で読める絵本は寄付や譲渡に向いています。
次の家庭や施設で新たな役割を果たしてもらいましょう。

買取・売却に向く絵本

人気シリーズや絶版・希少な絵本、状態の良いセット本などは買取に出すことで思わぬ収入になることもあります。
手放すだけでなく、次の絵本購入費用に充てられるのも魅力です。


絵本を寄付する具体的な方法

「捨てるのは忍びないけれど、売るほどでもない」という絵本は、寄付という選択肢がぴったりです。
近年は個人でも手軽に参加できる絵本の寄付サービスが増えています。

NPO法人を通じた寄付サービス

NPO法人グッドライフが運営する「にこっと」は、全国から集まった絵本を児童養護施設や海外の子どもたち、里親希望者に届ける活動を行っています。
にこっとプロジェクトは一般家庭にも寄付を行っており、寄付する絵本は送料を含めて完全無料で渡しているのが特徴です。

また「ありがとうブック」というサービスでは、読み終わった絵本を買取り、その代金を支援者に代わってNPO・NGOに届ける仕組みがあります。
買取金額がそのまま寄付につながるため、「手放しながら社会貢献したい」という方に向いています。

ダンボール箱に絵本を詰めて発送準備をする親子の手元

買取と寄付を組み合わせたプログラム

本の買取サービスの中には、寄付先を選べるプログラムを提供している会社もあります。
スマイル・エコ・プログラムでは公式サイトから買取申込みの際に、障がい者支援や途上国支援など寄付先のコースを選択できる仕組みになっています。
送料やダンボール代は無料の場合が多いですが、サービスによって条件が異なるため事前に公式サイトで確認しましょう。

個人・施設への直接譲渡

絵本を必要としている施設に直接届けるプログラムもあります。
絵本を必要とする施設や団体であれば申込みができ、ひとり親支援団体や保育園、読み聞かせ会、乳児院などに送料無料で絵本が届けられる取り組みも実施されています。
地域の子育て支援センターや児童館に問い合わせてみるのもひとつの方法です。


絵本を売却して次の家庭へつなぐ方法

思い出を大切にしながらも、経済的なメリットも得たいという方には買取サービスの活用がおすすめです。

宅配買取専門店を利用する

絵本や児童書を専門的に扱う買取業者も増えています。
絵本や児童書など子ども向けの書籍を専門に取り扱っている買取業者は、汚れ・シミ・折れなどがある状態の悪い絵本の買取にも対応していることがあり、状態が心配な絵本でも査定してもらえる可能性があります。
送料や査定料が無料の業者を選べば、余計な出費なく手放すことができます。

総合的な宅配買取サービスも選択肢のひとつです。
送料・査定料・返送料などの各種手数料はすべて0円で、絵本・児童書などの書籍以外にも幅広いジャンルに対応しているサービスもあり、まとめて他の不用品と一緒に処分したい場合に便利です。

フリマアプリで一冊ずつ売る

「特定の絵本だけを大切な人に届けたい」「相場より高く売りたい」という場合は、フリマアプリの活用も有効です。
出品前に売れた商品の価格を検索し、適正な相場を把握することが高く売るコツです。
メルカリで本の売値を設定するときは相場をチェックし、相場より少しだけ安い価格設定にすると売れやすいという傾向があります。
写真は明るくきれいに撮影し、状態を正直に記載することも大切なポイントです。

絵本コーディネーターがいる専門店に相談する

絵本の状態や価値を丁寧に見てもらいたい場合は、絵本コーディネーターが在籍するリサイクル絵本の専門店に相談するのもおすすめです。
単なる買取ではなく、次の子どもたちへ思い出をつなぐという視点でサービスを展開している業者もあります。


図書館や保育施設への寄贈を検討する

地域の図書館や保育施設への寄贈は、絵本を身近な形で活かせる方法です。
ただし、寄贈にはルールがあるため事前確認が欠かせません。

公立図書館の寄贈ルール

図書館はすべての寄贈本を無条件で受け入れているわけではないため、必ず事前に問い合わせましょう。
実際に寄贈の受入については資料収集基準や各館の所蔵状況等により判断が行われ、汚破損や書き込み、サインなどのある本は原則受け入れない図書館が多くあります。
一方で、予約が集中するベストセラーや話題の本、入手困難な郷土資料、絵本などの児童書は喜ばれる傾向にあるため、状態の良い絵本は歓迎されやすいといえます。

受け入れ後の扱いにも注意

寄贈した本の行方が気になる方もいるかもしれませんが、寄贈資料については図書館で所蔵するほか、市民や学校等公的な団体へ譲渡される場合もあり、寄贈受付後の取り扱いは所蔵するかどうかも含めて図書館に一任することが一般的です。
「必ず自分の子が読んだ思い出の絵本が並ぶ」とは限らない点を理解した上で申し込みましょう。

保育園・子ども食堂への相談

公立図書館以外にも、通っている保育園やこども食堂、児童館などに絵本の受け入れを相談してみるのもおすすめです。
地域とのつながりが生まれ、絵本が新しい読み手のもとで活躍する姿を想像すると、手放す寂しさも和らぎます。

保育園の絵本コーナーで子どもたちが楽しそうに絵本を選んでいる様子


思い出を残したまま手放す保管アイデア

「全部は手放せないけれど、収納スペースは限られている」という方には、思い出を圧縮して残す工夫がおすすめです。

表紙だけを写真に残す方法

すべての絵本を保管するのではなく、表紙や思い出のページだけをスマートフォンで撮影し、デジタルアルバムとして残す方法は多くの家庭で実践されています。
撮影後は寄付や買取に出すことで、罪悪感なく手放すことができます。

子どもと一緒に「卒業式」をする

手放す絵本を子ども自身に選んでもらい、「ありがとう」を伝える時間を作る家庭も増えています。
子どもにとっても、モノを大切にする気持ちや整理整頓の習慣を学ぶきっかけになります。
親子で一緒に手放すプロセスを楽しむことで、絵本の整理自体が育児の思い出のひとつになります。

数冊だけを厳選して収納する

思い出ボックスを一つ用意し、「ここに入る分だけ残す」というルールを決める方法も効果的です。
容量を限定することで、本当に大切な絵本だけが自然と選ばれていきます。


手放す絵本の状態チェックとお手入れ方法

寄付や買取に出す前には、絵本の状態を整えておくことで受け入れ先に喜ばれやすくなります。

破損・汚れの確認

ページの折れや破れ、シールの跡、落書きなどがないか確認しましょう。
名前や日付が書き込まれている絵本は、寄贈先や買取店によって扱いが異なるため、事前に確認しておくと安心です。

簡単なお手入れ方法

乾いた布で表紙のほこりを拭き取ったり、消しゴムで軽い汚れを落としたりするだけでも印象は大きく変わります。
ただし水拭きは紙を傷める原因になるため避けましょう。

まとめて発送する際の梱包のコツ

宅配買取や寄付サービスを利用する場合は、絵本同士がこすれないよう新聞紙や緩衝材で包み、箱の中で動かないようにしっかり詰めることが大切です。
雨に濡れないよう防水対策をしておくと、輸送中のトラブルを防げます。


手放すタイミングを見極めるコツ

絵本を手放す最適なタイミングは家庭によって異なりますが、いくつかの目安があります。

子どもの成長の節目

入園・入学、進級などの節目は、絵本を見直す絶好のタイミングです。
生活環境が変わることで、自然と「卒業」の気持ちが芽生えやすくなります。

収納スペースが限界を迎えたとき

本棚に入りきらなくなったり、床に積み上げるようになったりしたら、整理のサインです。
「増える前に手放す」意識を持つことで、常に心地よい収納状態を保てます。

読まれなくなってから数ヶ月経過したとき

直近3ヶ月〜半年ほど手に取られていない絵本は、今後も読まれる可能性が低いと考えられます。
定期的に本棚を見直す習慣をつけると、無理なく整理を続けられます。


よくある質問

名前や落書きがある絵本は手放せない?

買取店やフリマアプリでは、記名や書き込みがあっても買取対象になる場合があります。
一方で図書館への寄贈では断られやすいため、寄付先によって使い分けるのがおすすめです。

絶版になった絵本はどうすればいい?

絶版本や希少な絵本は、思わぬ高値がつくこともあります。
専門の買取店やフリマアプリで需要を確認してから手放し方を決めましょう。

寄付した絵本はどこに届くの?

サービスによって届け先は異なり、児童養護施設や海外の子どもたち、里親家庭などさまざまです。
気になる場合は、寄付実績を公開しているサービスを選ぶと安心です。


まとめ

絵本の手放し方には、寄付・買取・図書館への寄贈・写真での思い出保存など、さまざまな選択肢があります。
大切なのは「全部残す」か「全部捨てる」かの二択ではなく、思い出として残すもの、次の誰かに託すものを自分なりに見極めていくことです。
絵本を手放すプロセスは、子どもの成長を振り返る貴重な時間にもなります。
今回ご紹介した方法を参考に、無理なく心地よい形で絵本と向き合ってみてください。
手放した先で、新しい子どもたちが同じ絵本を笑顔で読んでいる・・・そんな未来を想像すると、整理の作業もきっと楽しいものに変わるはずです。

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