北海道・小樽の祝津にあるおたる水族館は、日本海を望む海辺に建ち、イルカやトド、ペンギンに間近で会える人気の水族館です。「赤ちゃんや2〜3歳の子を連れて行って大丈夫かな」「坂が多いと聞くけれどベビーカーは使える?」と迷っているパパやママも多いはずです。
結論から言うと、0〜3歳の子連れでも、無料のベビーカー貸出と個室の授乳室があるので、準備しだいで十分楽しめます。ただし、館内は坂が多く、ショーの時間も季節で変わります。時間配分や持ち物を先に決めておくと、当日のバタバタがぐっと減ります。
この記事では、公式サイトで確認できる最新の案内と、子連れ家族の口コミをもとに、営業時間・料金・アクセスなどの基本情報から、月齢別のモデルコース、季節ごとの服装、ごはんとお昼寝の組み立て方まで1本にまとめました。「見る順番」と「休む場所」を決めておけば、子どもの笑顔を見る余裕がきっと生まれます。ぜひ最後まで読んで、親子の思い出づくりに役立ててください。

おたる水族館は0〜3歳の子連れに向いている?
赤ちゃんから楽しめる理由
おたる水族館は年間約40万人が訪れる北海道を代表する水族館で、大小70基ほどの水槽に約250種・5,000点の生きものが展示されています。
展示の数は多いものの、本館は見て回れる範囲がまとまっており、小さな子でも「見つけた!」を繰り返しながら進めます。
子連れ向けの口コミサイトでは、幼児の評価が5点満点中4.7点と高く、0歳で初めて訪れた子が大興奮したという声や、入口付近の貸出ベビーカーと授乳室が心強かったという声が見られます。
ショーの音や動きに反応して、言葉が出始めたばかりの子が「あー!」と声を上げる姿は、見ている親にとってもたまらない時間です。
特に1〜3歳は、大きな動物が目の前を泳ぐだけで大喜びします。
トドやアザラシが海のすぐそばで暮らす様子は、図鑑や動画とは違う迫力があり、「本物を見た」という体験が親子の会話を増やしてくれます。
事前に知っておきたい注意点
一方で、子連れならではの注意点もあります。
まず、館内は坂が多く、他のお客様との接触の危険もあるため、ベビーカーの形状に制限があることです。
また、口コミ記事では駐車場から水族館入口までに長い階段があり、自分のベビーカーを持ち込むと大変かもしれないという指摘もあります。
さらに、海辺の施設なので風が強い日は体感温度が下がります。
ショー会場では歓声や水しぶきもあるため、音に敏感な赤ちゃんは少し離れた席から見ると安心です。
お子さんが発熱していたり、体調がすぐれなかったりする日は無理をせず、日程を変える判断も大切です。
体調面で気になることがあれば、かかりつけ医など専門家に相談してください。
行く前に確認したい基本情報
営業期間と営業時間
営業期間は大きく「通常営業」「冬期営業」に分かれ、通常営業は3月中旬から11月23日までで、期間中は無休です。
10月16日から11月23日は9時から16時まで(最終入館15時30分)と、秋は閉館が早くなります。
注意したいのが休館期間です。
定休日は11月下旬から12月中旬と、2月下旬から3月中旬とされており、冬期営業は12月12日から2月23日、10時から16時の案内が出ています。
11月下旬から12月中旬は休館になるため、この時期に旅行日程を組む場合は必ず事前に営業日を確認してください。
ゴールデンウィークやお盆などの混雑期には、営業時間を延長する予定の案内もあります。
さらに、夏から秋にかけて夜20時まで開ける日がありますが、0〜3歳の就寝リズムを考えると、昼の時間帯に行くほうが無理がありません。
入館料と3歳の境目
通常営業の入館料は、高校生以上が1,800円、小・中学生が700円、3歳以上が350円です。
冬期営業は料金が下がり、直近の冬は大人1,300円、小中学生500円、幼児(3歳以上)300円でした。
料金表の区分が「3歳以上」から始まっている点がポイントです。
0〜2歳のお子さんの扱いは、お出かけ前に公式サイトの料金表で確認しておくと、窓口で慌てずに済みます。
料金は改定されることがあるため、最新の金額はおたる水族館の公式サイトでご確認ください。
年に何度も行く予定があるなら、公式サイトに年間パスポートの案内もあります。
口コミには、海の生きものが大好きな3歳のお子さんのために年パスを買ったという声もありました。
駐車場と電車・バスでのアクセス
車の場合、駐車場は約1,000台。
通常営業期間の小型車は1回600円で、現金の先払いです。
冬期営業の期間は駐車料金が無料とされています。
札樽自動車道の小樽インターチェンジから約20分が目安です。
電車・バスの場合は、JR小樽駅前ターミナルから北海道中央バスで約25分です。
乗換案内では、大人の運賃は240円で、乗り換えなしの便があると示されています。
バスは「高島経由」と「赤岩経由」の2系統があり、所要時間が少し違います。
ベビーカー利用や荷物の多い子連れは、時刻表を見て余裕のある便を選びましょう。

ベビーカー貸出と授乳室の使いこなし方
無料の貸出ベビーカーを活用する
おたる水族館では、ベビーカーの無料貸出があり、対象は生後1か月から48か月までです。
貸出用はベビーカー約15台、車いす約5台、電動アシスト付き車いす2台と案内されています。
置き場所は正面玄関の入口です。
台数に限りがあるため、連休や夏休みなど混み合う日は、開館直後の早めの到着が安心です。「自分のベビーカーは軽量だから大丈夫」と思っても、坂の多さを考えると、使い慣れたものを持ち込むか貸出を使うかは、お子さんの月齢と荷物の量で決めましょう。
園内であれば自由に使える点も助かります。
持ち込めないベビーカーに注意
便利な一方で、持ち込みには決まりがあります。
ペダル付きなどお子さんが運転できるもの、ストッパーのないもの、キャリーワゴンタイプ、不安定な構造のものはお断りされています。
ワゴンタイプは坂を転がり落ちる危険があるためです。
三輪車やストライダーなど乗り物型のおもちゃも原則持ち込めません。
キャリーワゴンやストッパーのないベビーカーは入館できない場合があります。
当日困らないよう、持ち物は事前に見直しておきましょう。
日よけテントの持ち込みは可能とされていますが、地面に杭を打つことは控える必要があります。
授乳室とおむつ替えスペース
授乳室は正面玄関のきっぷ売り場の横にあり、個室が2部屋、ソファとベビーベッド、ドレッサーが備わっています。
個室の外にもソファとベビーベッドがあり、空調と給湯設備も完備しているため、ミルクの準備にも便利です。
口コミサイトでは、おむつ台の数は3台と紹介されています。
入館前に授乳室へ立ち寄り、おむつを替えて、ミルクや水分をとってから入ると、館内でのトラブルがぐっと減ります。
個室以外のスペースは男性も入れるとされているため、パパ単独のおむつ替えも安心です。
0〜3歳が喜ぶ見どころとショーの選び方
本館は「ゆっくり・低い目線」で
本館には北海道の海や川にすむ生きものが並びます。
小さな子は水槽の前で長く立ち止まるので、人気の水槽は混雑のピークを外して見ると、抱っこやベビーカーの上からでもよく見えます。
おすすめは、開館直後か昼前後の人が少なくなる時間帯です。
口コミには、秋に訪れた3歳のお子さんが、空いてきた館内でタッチプールの増えたコーナーを楽しんだという声もありました。
また、北海道の海にすむウニやヒトデ、巻き貝などに触れるタッチングエリアは、2〜3歳の「触ってみたい」に応えてくれる場所です。
強く握らず、そっと指先で触れることを一緒に練習しましょう。
イルカスタジアムは「途中退席OK」の気持ちで
イルカやオタリアのパフォーマンスは、「いるかのじかん」が約20分、海獣公園の各イベントが約30分とされています。
じっと座っているのが難しい1〜2歳には少し長めです。
スタジアムは入場が自由で、不定期のトレーニングも自由に見られるため、ショーが苦手な子には練習の時間を見る方法もあります。
初めてのショーでは、出入口に近い席を選び、「大きな音がしたら外に出よう」と夫婦で決めておくと気持ちが楽になります。
最初の数分で泣いてしまっても、落ち着いたら戻れる余裕があれば大丈夫です。
海獣公園でトドやペンギンに会う
海獣公園は、海を仕切った自然に近い環境でアザラシやトドが暮らすエリアです。
トドのショーは最大5頭が同時に飛び込むダイビングや、目の前での逆立ちが見どころです。
迫力が大きいぶん、音や水しぶきに驚く子もいます。
後方から見ると安心です。
通常営業期間は、フンボルトペンギンがおさんぽをするほか、「ペンギンの海まで遠足」のイベントも実施されます。
冬にはジェンツーペンギンの雪上さんぽがあり、最大15羽が1日4回、雪の上を歩くと案内されています。
ヨチヨチ歩きのペンギンは、歩き始めの子どもと重なって見えるのか、親子ともに大人気です。
ショーの時間は季節で変わるため、入館時にその日のショー時間表を必ず確認し、見たいショーを1〜2個に絞るのがコツです。
欲張らないことが、子連れお出かけ成功の近道です。

年齢別モデルコースと所要時間の目安
所要時間は、ショーを含めて最短で2時間ほどとされ、ゆっくり回ると3時間弱かかったという体験談もあります。
0〜3歳連れの場合は、休憩や授乳・おむつ替えを含めて、2時間半〜3時間半を見ておくと慌てません。
以下は、通常営業の9時開館日を想定した、時間配分のたたき台です。
お子さんの機嫌に合わせて入れ替えてください。
0〜11か月:短時間で「眺める」
- 9:00 到着。
貸出ベビーカーを確認し、授乳室でおむつ替えと授乳 - 9:30 本館を順路どおりにゆっくり。
暗い水槽の光や動きを眺める - 10:30 授乳室で休憩
- 11:00 海獣公園で外の空気を吸い、遠くから動物を眺める
- 11:45 早めに退館して昼寝タイム(車やベビーカーで)
この月齢は、ショーを見るというより、光や色、水の揺れを感じる時間です。
1時間半〜2時間で切り上げるくらいが、パパとママにも負担の少ない計画です。
抱っこひもを併用すると、階段や人混みでも動きやすくなります。
1歳:ベビーカーと歩く時間のメリハリ
- 9:00 到着、おむつ替え、トイレ
- 9:30 本館で水槽をじっくり。
歩けるなら一部は自分の足で - 10:30 イルカスタジアムで1回目のショー(途中退席OKで)
- 11:15 授乳室かレストランで早めのお昼
- 12:30 海獣公園で動物を見る。
眠くなったらベビーカーで昼寝 - 14:00 お土産を見て退館
1歳は「歩きたい」と「眠い」の波が大きい時期です。
坂道では手をつなぐか、ベビーカーに乗せるなど、安全を最優先にします。
お昼は混む前の11時台に取ると、レストランの席も確保しやすくなります。
2〜3歳:ショーを主役にして好奇心を満たす
- 9:00 到着。
入館前にトイレ - 9:20 まず本館へ。「見つけたものを教えて」とミッション形式で
- 10:30 イルカスタジアムでショー
- 11:30 レストランで早めのお昼
- 12:30 海獣公園でトドやアザラシ、ペンギンのイベントへ
- 14:00 タッチングエリアやお土産選び
- 15:00 余力があれば再入館や散策、なければ退館
この年齢は、「次は何を見る?」と本人に選ばせると、自分で決めた満足感から機嫌が持続します。
ぬいぐるみ売り場は最後にして、「見終わったら一つだけ選ぼうね」と約束しておくと、売り場前での大泣きを防げます。
季節ごとの服装と過ごし方のコツ
春と秋は「風」と「早い閉館」に注意
3月中旬の開館直後は、北海道ではまだ肌寒い日があります。
海沿いは風が強く、屋外のイベントを見る間に体が冷えます。
ベビーカー用のブランケットや、着脱しやすい上着を用意しましょう。
秋は、10月16日から閉館が16時に早まるため、ショーや食事の時間を前倒しにするとゆとりが出ます。
口コミによると、秋が深まる時期には館内が比較的空いてくるようです。
ゆっくり見せたいなら、混雑する連休を避けた平日の午前が狙い目です。
夏は暑さ対策と混雑回避
夏休みは来館者が増え、駐車場や貸出ベビーカーも混みやすくなります。
屋外は日差しが強いため、帽子、日焼け止め、水分補給を欠かさないようにしましょう。
日よけテントは持ち込みできるとされていますが、大きな荷物は動線をふさぐ原因になるので、必要最低限にします。
夏から秋にかけて、夜20時まで開ける日もあります。
夕暮れのトドのダイビングなど特別なプログラムも行われた実績がありますが、0〜3歳は夜の就寝時間と重なります。
小さな子連れの場合は、お昼の時間帯を選ぶのが現実的です。
冬期営業は「厚着」と「雪道対策」を
冬は営業時間が短く、12月12日から2月23日が冬期営業の期間です。
直近の冬は、イルカショーが1日3回(11時・13時・15時)で、所要時間は約20分でした。
冬のスケジュールは年ごとに少しずつ変わるため、お出かけ前に公式サイトで確認しましょう。
雪道は、ベビーカーの車輪が取られやすいため、抱っこひもが活躍します。
滑りにくい靴を履き、手袋や帽子、ブランケットを多めに持参してください。
冬は路面が凍ることがあり、転倒の危険があります。
抱っこで歩くときは足元に十分注意してください。
また、水族館から海を眺めると、1月から3月ごろは運がよければ野生のトドが見られる場合もあります。
ごはん・休憩・お昼寝の組み立て方
館内のレストランと食堂
園内には2つの飲食店があります。
本館2階の「ニュー三幸 おたる水族館店」ではカメをモチーフにしたオムライスなどの洋食を、海獣公園の「浜の屋食堂」では期間限定で土日祝(夏休みは平日も)にジンギスカンや海の幸を提供しています。
どちらも海を眺めながら食事できるのが魅力です。
子連れの場合は、12時前の11時台に入ると席に余裕があります。
幼児向けのメニューや取り分け用の小皿の有無は、その日の店舗で確認すると安心です。
離乳食やミルクを持参する場合は、授乳室の給湯設備を活用すれば、お湯を確保できます。
お弁当と休憩場所の考え方
お弁当の持ち込みについては、水族館内の休憩所や園地の芝生、海岸で食事ができたという体験談があります。
ただし、天候や季節、混雑状況で使える場所が変わる可能性があるため、お弁当を持参する場合は入館時にスタッフへ確認すると確実です。
離乳食が進んでいるお子さんは、普段食べ慣れたものを持っていくと食事がスムーズです。
アレルギーのあるお子さんの場合、レストランの食材やメニューの内容は、直接店舗に確認してください。
食べ物の判断は、かかりつけ医の指示に従うのが基本です。
お昼寝を味方につける
1〜2歳のお昼寝は、おでかけの成否を分けます。
午前に本館とショーを楽しみ、お昼ごはんのあとにベビーカーで昼寝、起きたら海獣公園へという流れだと、機嫌よく過ごせることが多いです。
眠くなったら無理に見せず、静かな場所で休ませるのが、親子ともにいちばんラクな方法です。
帰りの車やバスで寝てしまう子も多いので、帰宅後の予定は詰め込みすぎないほうが安心です。
夕方までに戻ってお風呂と夕食を済ませるなど、普段のリズムを大きく崩さない計画にしましょう。
持ち物チェックと子連れ旅を楽しむコツ
必ず持っていきたい持ち物
- おむつ(予定時間の1.5倍の枚数)、おしりふき、ビニール袋
- 着替え一式(水しぶきやおもらし対策)
- ミルクや水筒、飲み物、離乳食やおやつ
- 抱っこひも(階段や雪道で役立ちます)
- 母子手帳や保険証など、万一に備える書類
- ブランケット、帽子、羽織りもの
- ハンカチ、ウェットティッシュ、ごみ袋
荷物は「すぐ使うもの」を手前に入れ、貸出ベビーカーのカゴや、ママバッグの外ポケットに分けて入れると、おむつ替えや授乳のときに慌てません。
貸出ベビーカーは置き場所が決まっているため、館内で一度離れる際は他の人の物と間違えないよう、目印をつけておくのも一案です。
あると助かる便利グッズ
おもちゃやお絵描きボードなど、静かに遊べる物が1つあると、ショー待ちの時間がぐっと楽になります。
ただし、大きな音や光が出るものは動物のストレスになるため、持ち込みはお断りの対象です。
音の出ない絵本やシールブックなどを選びましょう。
水族館の生きもの図鑑や絵本を事前に読んでおくと、当日「あ、あの子だ!」と発見の喜びが倍になります。
帰宅後に写真を見ながら「トドさん大きかったね」と振り返る時間も、記憶に残る大切なひとときです。
親も楽しむための3つの心がまえ
小さな子連れのお出かけは、予定どおりにいかないのが当たり前です。
1つ目は「全部見ようとしない」こと。
見たいものを絞れば、親の気持ちにも余裕が生まれます。
2つ目は「泣いたら休憩の合図」と考えること。
授乳室やレストランで一息つけば、状況がガラッと変わります。
3つ目は「写真は撮りすぎない」こと。
スマートフォンの画面越しではなく、子どもの表情を直接見る時間を意識すると、帰ってからの満足度が違います。
最新の営業情報やイベントは公式サイトで更新されるため、出発前日と当日朝に、営業状況とショー時間を必ず確認しましょう。
まとめ
子連れでおたる水族館を楽しむコツを、最後にまとめます。
0〜3歳の親子にとって、ここは「準備しだいで安心して楽しめる水族館」です。
- ベビーカーは無料貸出あり(生後1か月〜48か月、台数に限りあり)。
正面玄関入口で借りられます - 授乳室は個室2部屋とおむつ替えスペースがあり、給湯設備も整っています
- 通常営業は無休ですが、11月下旬から12月中旬は休館。
秋は閉館が16時に早まります - 入館料は3歳以上から幼児料金。
最新の金額は公式サイトで確認を - 館内は坂が多く、持ち込めないベビーカーもあるので事前に確認を
- 所要時間は、休憩を含めて2時間半〜3時間半を目安に。
見るものは絞って - お昼ごはんは11時台に早めに取り、お昼寝の時間をしっかり確保
子どもの「はじめて」に立ち会える時間は、あっという間に過ぎていきます。
トドの大きなダイビングに目を丸くする顔、ペンギンを指さして笑う声は、きっと長く心に残ります。
完璧な計画よりも、親子の「楽しいね」を大切に、無理のない範囲でおたる水族館を満喫してください。